硬式野球
 
 

15安打12得点の猛攻!投打に力の差を見せつけ東大に圧勝!!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週
VS 東大 第1回戦
10月23日(土)
会場:神宮球場

今季リーグ戦最終カードとなる東大戦。今日行われた第1回戦は、法大が圧倒的な攻撃力を見せつけ快勝した。

法大の先発マウンドを任されたのは、不動のエース・加賀美。一方の東大はチームを率いる主将、前田が登板する。

試合が動いたのは2回。1死から6番・廣本が内野安打で出塁すると、7番・建部の右翼線への二塁打で1死2、3塁とし、8番・今村の適時内野安打で1点を先制する。続く9番・加賀美の左前安打で1死満塁。1番・河合の右前適時打でさらに1点を追加すると、2番・難波の犠牲フライで3点目を加える。法大打線が再び火を噴いたのは5回。3番・長谷川、5番・成田がそれぞれ四球を選び、6番・廣本の進塁打で2死2、3塁とすると、7番・建部の中前適時打で2点を追加。さらに6回、この回マウンドに上がった和田から9番・加賀美が左前安打を放つと、1番・河合の神宮では自身初となる1号2ランが飛び出し、2点を加える。続く2番・難波は死球、3番・長谷川は四球でそれぞれ出塁し、5番・成田の進塁打で2死2、3塁とする。ここで今日猛打賞の6番・廣本が左翼線に二塁打を放ち、さらに2点を追加。この回一挙4点を挙げ、東大を大きく引き離す。

201010241
リーグトップタイの5勝目を挙げた先発・加賀美

試合結果

トータル試合結果

 123456789R
東大 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
法大 0 3 0 0 2 4 0 3 X 12

(東)●前田、和田、福井、野添、安原―田中淳
(法)○加賀美(5勝3敗)、山本翔―廣本
【本】(法)河合1号(6回2ラン=和田)

7回は得点圏にランナーを進めるものの、得点には至らない。しかし法大打線が攻撃の手を緩めることはない。8回、さらに追い討ちをかけるように5番代打・川又が四球で出塁すると、捕逸の間に2塁に進む。6番・廣本は左飛に倒れるも、7番・建部は四球を選び、この回から登板していた野添をマウンドから引きずりおろす。代わった安原から9番代打・宮垣が四球を選び2死満塁とすると、1番・河合の三遊間後方に飛んだフライに相手守備がもたついている間に、一挙3点を追加。法大は本塁打を含む8回15安打の猛攻で、大量12得点を挙げた。

先発した加賀美は6回、先頭の8番・田中淳に右中間を破る二塁打で出塁を許すと、続く9番代打・宮田、1番・堀口を連続三振に打ち取りながらも、2番・鬼原に右越適時二塁打を放たれ、1点を失う。しかし許した得点はこの1点のみで、奪三振7、被安打4、与えた四死球は0という、完璧なピッチングを披露した。絶対的なエースとしてチームを支えてきた加賀美が、「法大のエース」として神宮のマウンドに立つのは、おそらく今日の試合が最後になるだろう。法大の星として輝き続けた加賀美が、次に神宮のマウンドに帰ってくるとき、きっとその輝きは一層増しているに違いない。

明日の試合は、4年生にとって大学生活最後の試合となる可能性が高い。下級生中心のメンバーが、4年生の花道を有終の美で飾ることができるのだろうか。今シーズンを良い形で締めくくり、来シーズンにつなげるためにも、明日は勝って終わりたい。

(新實 舞奈)

選手・監督の試合後のコメント

加賀美投手(先発投手・8回1失点で今季5勝目)

―今日を振り返って
先制点を入れられたくなかったので序盤0点でいけたのは良かったと思います。

―今日が大学最後の先発となりそうですが
平日の練習の時は最後だな、という感じがあったんですが、試合が始まったらそういうことは考えられなくなりました。相手打者だけを考えて投げました。

―東大打線の印象は
中軸がいいバッターが揃っていたので、ランナーを溜めないようにしました。

―注意したバッターは
高山選手と岩崎選手です。

―今日の調子は
特別良いわけではなかったんですが、試合を作れたので良かったです。

―気温が低かったですが、ピッチングに影響は
回の合間(肩を)冷やさないように、ジャンパーだとか着たり体動かしたりしました。

―打っても2安打でしたが
まあ、良かったです。

―今日のチームの雰囲気は
いい雰囲気で臨めたと思います。

―山本翔也投手とのリレーで試合を作りましたが
4年間一緒に頑張ってきた選手だったので、最後のカードでそういうリレーができたのは僕にとってはすごい嬉しかったですね。

―川又選手と宮垣選手も出場しましたが
4年間一緒に頑張った仲間が試合に出て、ベンチの雰囲気もすごい盛り上がりますし、すごく良かったです。

―明日に向けて
明日はどういうふうに(試合展開が)いくか分からないので、しっかり準備していきたいなと思います。

河合選手(6回にリーグ戦初本塁打となる2ランHR、4安打6打点)

―今日の試合を振り返って
4年生とできる試合の最後なんで、力になれて良かったです。

―神宮初アーチでしたが
なんとか入ってくれたらいいなと思ってました。(球種は)インコースの真っ直ぐです。(打った感触は)ライトは越えるかなと思ったんですけど、まさかホームランになるとは思ってなかったんで良かったです。

―今日は4安打6打点の大活躍でしたね
4安打って言ってもポテンヒットとかもあったんで、運が良かったなぁと思います。

―今日の試合にはどんな気持ちで臨みましたか
最後なんで4年生の力になれればと思ってました。

―今日のチームの雰囲気は
悪くはなかったです。むしろいい雰囲気でした。

―東大投手陣の印象は
簡単には打たしてもらえなかったんで、大学のピッチャーは簡単には打てない良いピッチャーだなぁと思いました。

―バッティング好調の秘訣を教えてください
いろんな先輩や同級生がバッティングピッチャー引き受けてくれて、そのおかげだと思います。

―明日に向けて意気込みをお願いします
勝てば最後、負ければもう一試合あるんですけど、2連勝して4年生がいい引退ができるように協力したいです。

廣本選手(スタメンマスク・6回に2点適時二塁打、3安打2打点)

―今日を振り返って
打って、抑えて、チーム的に良かったです。

―最終戦に向けてどういう準備をしてきましたか
いい形で終われるよう意識してしっかりやってきました。

―今日は3安打でしたが、今日のバッティングについてどうでしたか
最近良くなってきたので、結果が出てよかったです。

―加賀美投手の出来はどうでしたか
あまり良くなかったですけど、しっかり抑えていた。さすがエースですね。

―明日は最終戦になるかもしれませんが一言お願いします
みんなしっかりいい形で終われるよう、4年生を中心に気持ちよく勝って終わりたいです。

今村選手(2回に先制タイムリー、1安打1打点)

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
最後だったので4年生も結構入っていて。先に点入れば楽かなというところで入ったので良かったです。

―今日の東大戦、どういう気持ちで臨みましたか
優勝はなくなってしまったんですけど、法政の野球をしようと。

―前田投手の印象はいかがでしたか
コントロール良くて、緩急もあってすごい良かったです。

―大量得点を挙げての勝利でしたが、チームの雰囲気はいかがでしたか
チームの雰囲気は良かったですね。いつも出てない4年生も出てたので。

―2回、3回とチャンスの場面で回ってきましたが、その時のお気持ちは
序盤だったので、すぐ点が入るようにすればいいと。打てた時も打てなかった時もありましたが、還してやろうという気持ちでした。

―今日は1安打1打点でしたが、調子はいかがですか
普通です。

―明日の試合に向けて意気込みをお願いします
4年生にとっても、今年も最後のリーグ戦なので、すっきり勝って締めくくりたいです。

難波選手(2回に3点目の犠牲フライ、3四死球1打点)

―今日の試合を振り返って
勝ててよかったです。

―2回に打点を決められましたね
どうしても点が欲しかったので、打てて良かったです。

―1死満塁の場面でしたが、打席に入るとき何か意識されていましたか
内野が前に出てきていたので、後ろに打とうと思いました。

―相手投手の印象はいかがでしたか
あまりコントロールが良くなかったです。

―チームの雰囲気はいかがでしたか
声がよく出ていて、良かったです。

―明日の試合で4年生は引退となるかもしれませんが、特別な思いはありますか
4年生にはめっちゃよくしてもらったんで、いい試合で送り出せたらいいです。

―明日の試合に向けて、意気込みをお願いします
いい形で今シーズンが終われるように、頑張りたいです。

金光監督

―まず今日の試合については
最近は加賀美が安定しているので、前半に2点3点入れられればと思っていましたが、2回に運良く3点入れられて、うちの流れでできました。

―今日は12得点と打線が良かったですね
まあ中盤から後半は流れでとったようなものなので、もう一度基本に戻って明日の試合を戦います。それは選手たちにも言いました。

―加賀美投手の今日のピッチングについては
今シーズンのリーグ戦からすると7~8割の出来だったと思いますが、そういう状態でも抑えるところが成長したと思います。

―今日おそらく加賀美投手はラスト登板でしたが、加賀美投手を4年間見てきて思うところはありますか
故障あったりして…2年のとき一番良くて、3年の日本一の輪には故障で加われず、秋はインフルエンザでリタイアしてしまい…苦い経験を味わいながら4年生になっていい投手になったと思います。持っているものからすればのびしろはまだあると思うので大きな期待をしています。

―廣本選手の打順をいつもより上げましたが
バッティングが良かったので5~6番にしようと思いました。状態が良かったですね。

―山本翔投手の投球について
山本は良かったですね。ブルペンでもいいという情報は聞いていたので…4年生になるまで頑張ってきたと思うので4年間やってきたことを出せたと思います。

―明日は鈴木投手が予想されますが
鈴木くんは低めに集めるピッチャーなので明日集中し直してやりたいです。

―明日最後の試合ですが、どんなゲームにしたいですか
法政の締めくくりにふさわしい、法政の野球をしたいと思います。

東大2回戦展望

東大との初戦を15安打12得点の大勝で飾った法大。2回戦でも勝利を収めて最終カードを連勝で締めくくり、最高の形で4年生を送り出したい。

今日の試合で東大は、予想に反して前田を登板させてきた。となると、明日は今季東大の新星・鈴木が先発に立つだろう。鈴木は2カード目の明大戦から初戦を任され、早大1回戦で斎藤に投げ勝つなど全試合でゲームを作る投球を見せている。球は速くないが、低めへの制球力を武器に凡打の山を築き抑えていく鈴木。東大の投手では2002年春の松家(現北海道日本ハム)以来の3点を切る防御率を残しており、打ち崩すのはそう容易なことではない。球は速くないだけに、今日1番に座り4安打の河合、同じく今日2安打の建部らが塁に出て、足を使った攻撃でかき回していきたい。また、最後のカードということもあって、今日の試合では代打で4年生が起用された。明日もラストに懸ける4年生がスタメンや代打で活躍する姿が見られるだろう。

法大の先発は三上朋と三嶋の両方が考えられる。前カードの明大戦で2回戦に先発した三上朋だが、5回途中5失点と乱調。一方の三嶋はその三上朋の後を受けると無失点で最後まで投げきった。これらを踏まえると、明日はおそらく三嶋が先発すると思われる。今季は先発やロングリリーフでしっかりと結果を残している三嶋。直球に対して積極的に振ってくる東大打線を、今日の加賀美同様緩急をつけた投球で打ち取っていきたい。その東大打線だが、今日こそ加賀美から1点をもぎ取ったものの、立大2回戦まで3戦連続で零封されるなど下降気味である。それでも、加賀美から右中間を破る強烈な二塁打を放った田中淳、今日も1安打で打率.294の高山といった好打者が控えており、決して油断をしてはならない。

明日勝てば今年のリーグ戦も終了し、同時に4年生の大学野球生活も幕を下ろす。チームのため、応援してくれる人たちのため、自分自身のため―。明日の試合では、今年の法大野球部、そして4年生たちの集大成を見せてほしい。

(小川 和也)

フォトギャラリー

  • 201010241リーグトップタイの5勝目を挙げた先発・加賀美
  • 201010242リーグ戦初本塁打を放ちベンチに戻ってくる河合
 

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