硬式野球
 
 

「春季リーグ戦開幕直前特集~黄金時代再来へ」 第1回 金光興二監督

「春季リーグ開幕直前特集~黄金時代の再来へ」
取材:3月13日

昨季7季ぶりのリーグ優勝を果たし、連覇へ挑む今季。監督、選手たちが今季に掛ける思いを聞きました。第1回は金光監督です。打線の構想や投手陣の起用、今季への意気込みを語っていただきました。

今季への思いを語った金光監督

4年生に期待!

―ここまでのオープン戦を振り返っていかがですか
まだまだね、オープン戦序盤で、リーグ戦まで一か月後なんですけど最終的にリーグ戦の開幕日に合わせてチームを作りあげている段階なので。いろんな選手を試しながらやっている最中なので、そのなかで大事なのが基本に忠実なプレーを積み重ねていくこととリーグ戦のここ一番の場面で力が発揮できるようなメンタル面の強化を重点的にやっている最中ですね。

―昨年の秋は4年生が中心となってリーグ優勝を果たしましたが、今年の4年生はご覧になっていかがですか
今年もやっぱり4年生が中心になっていくほうが安定感もあるし、投手で言えば船本、野手で言えば河合、西浦直、このあたりがチームを引っ張っていかなければなかなかいい感じにならないのかなと思いますけどね。

―(今挙げられた選手の)なかでも主将でもあり、打線の中心でもある河合選手に期待することは
河合は今年、主将になりまして、本人に期するところも大きいと思うんですよね。非常に意欲的ですしね、3年生までけがをすることが多くてプレーでも思うようにいかなかったシーズンが続いたと思うんですが、今年1年、主将としてのリーダーシップとプレーヤーとしても、セカンドのポジションでの守備、打線の核としてやってくれることを非常に期待していますね。やはり中心になるでしょうね。

―昨年出場機会が少なかった高木選手が好調を維持しているように思えますが、高木選手についてはいかがですか
(昨季までは)体を生かしたかたちのバッティングというのがなかなか見受けられなくてね、試合に出場する機会も少なかったのですが、この一冬ね、本人も瞬発力とか体のキレとかね、体を生かせるようなトレーニングを重点的に積んで、この春臨んでいますのでね、ここまでのところではこの一冬のトレーニングの成果が出てきているのかなと。彼の場合は練習に取り組む姿勢も非常に良くて、より真面目ですし、より努力するので、なんとかその努力した結果がね、リーグ戦に表れてくれたら。4年生ですので非常に期待しているんですけどね。

―左打者の多い法大打線で、対左のときに右打者がキーになるかと思いますが、期待している選手はいますか
やはり西浦直でしょうね。あとは木下。それと今日(3月13日:対立命館大)、3番を打たせた齋藤秀という3年生ですけど、彼もこのオープン戦ではコンスタントに打っていますので。今日も2本打ちまして、一昨日(3月11日:対国学院大)の試合、先日(3月9日:対東京ガス)の試合でもホームランを打ったりと、バッティングに非常に安定感が出てきているので。彼がレギュラーのポジションを確実に取るというところまでは来ていませんが、去年とは違って非常に期待感を持たせる体もありますし、この子も取り組む姿勢が非常にいいので、ちょっと期待している一人ですね。

盤石な投手陣に

―昨年は主に三嶋一輝投手(横浜DeNAベイスターズ)、船本投手、石田投手が先発として投げていましたが、三嶋投手が抜けた今年、先発投手として期待している投手は
船本、石田という経験者が投手陣を引っ張っていかなくてはいけないのですが、船本、石田の二人におんぶにだっこではなくて、投手陣全体で三嶋の抜けた穴を埋めるようなかたちになればいいなと思います。そういう意味では、4年生であれば納富、六信であるとか、3年生であれば鈴木貴、2年生であれば浅野、青木。こういったところが今、非常に力をつけていますので、今の船本、石田にどう絡んでくるのか。全体的に底上げできれば右、左、サイドと非常にバラエティに富んだ投手力になると思うので、試合数も多いので経験を積ませながら、リーグ戦開幕までには盤石な投手陣を。それはやはり各大学の投手陣もいい投手が揃っていますから、なかなか点を取るのが容易ではないと見ていますから、うちもバッテリーを含めた投手力でロースコアのゲームになんとか持ち込めるようなチーム作りになっていくでしょうし、そういう意味では投手陣には頑張ってもらえたらと思っていますね。

―ここまでの試合は安本選手や中園選手が捕手として出場していますが、正捕手についてはいかがですか
木下が正捕手であることは間違えないのですが、ちょっと木下は腱鞘炎(けんしょうえん)で出遅れていて、やっとバッティングをし始めたばっかなので、来週以降の試合のどこかで復帰になると思うんですけど。リーグ戦には十分間に合う状況になっていますから、最終的には木下が中心にはなると思います。

―新入部員で期待している選手はいますか
まだ慣らさせている状況なのでね。ただ1年生に頼らないといけないようなチーム状況ですとね、逆に苦しいと思うんですけどね。ただ1年生の新しい芽というのはチームに非常に勢いをもたらしますので、今日1、2年生に練習させていたように、これからオープン戦が終わった後にも1、2年生の練習もしっかりやらせて、チームに勢いをもたらすと思える選手が出ればね。そういう意味では金子(日大三)や右打者でいえば杉本(鳴門)など、そういったところに注目していきたいなと思っています。

法政の野球をやりきる

―警戒しているチームや選手は
チームは全部なんですよ。正直、ここ数年、六大学は混戦のリーグ戦になっているでしょ。今年もね、力の差はほとんどない、均衡したチーム力だと思っているんですね。そういった意味では、毎試合毎試合、毎カード毎カード息の抜けない試合が続くと思うんです。このカード、このチームというのではなしに、うちのゲームプランで運んでいけるような。だからライバルという意味では、むしろ自分のところのチームがライバルというくらいに捉えて、脅威になる相手は五チームすべて。東大さんも投手陣が安定していますのでね、うちはいつも苦しめられるので、五チームすべて脅威のチームと捉えています。

―春季リーグ戦への意気込みを
やはり求められているのは優勝であり、天皇杯であり、日本一でありますから。昨年秋のリーグ戦を制しましたけど、神宮大会決勝戦で負けましたのでね、やっぱり選手たちは勝った喜びと負けた悔しさを両方を味わいましたので、その両方を胸にこの冬やってきましたから、この春のリーグ戦で天皇杯を取って、もう一度(日本一への)挑戦権をしっかり勝ち取って、全日本大学野球選手権大会で日本一に向けてやっていきたいと思っていますから。選手もそのつもりでやっていますので、あくまでも天皇杯、日本一。この目標で法政の野球をやりきるという意気込みでやっていきたいと思います。

プロフィール

金光興二(かねみつ・こうじ)
1955年9月15日生まれ
広島県出身・広島商業高校→法政大学→三菱重工広島
2003年就任以降、法大をリーグ優勝4回、日本選手権優勝1回に導く。

連載予定

「春季リーグ戦開幕直前特集~黄金時代再来へ」第2回以降では選手へのインタビューはもちろん、チームを支えるあの人たちへのインタビューもアップしていく予定です。
連載予定選手:河合、木下、西浦直、大城戸、高木、船本、宮崎、鈴木翔、的場、石田、岡崎、鈴木貴、畔上、若林、金子

フォトギャラリー

  • 今季への思いを語った金光監督
  • 主将として期待がかかる河合
  • 今季も4番に座る主砲・西浦直
  • 投手陣の柱として期待がかかる船本
  • 正捕手として期待される木下
  • 先発として期待される石田
  • 打撃が開花した高木
 
 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み