硬式野球

加賀美がシーズン最多4勝目!投手戦を制し、慶大に先勝!! 東京六大学野球秋季リーグ戦 第4週

東京六大学野球秋季リーグ戦 第4週
VS 慶大 第1回戦
10月2日(土)
会場:神宮球場

優勝に向けて1試合も負けられない法大。迎えるのは春の王者・慶大だ。慶大は29日まで立大と死闘を演じ、疲れが残るだろうが、油断は禁物だ。

法大の先発投手は、もちろんエース加賀美。一方、慶大は左のエース・竹内大をマウンドに送る。

1回裏、加賀美は2番・湯本、3番・山口に連続安打を放たれ、1死1、2塁とされる。しかし4番・伊藤、5番・山崎錬を連続三振にしとめ、ピンチをしのいだ。

その後3回表、8番・加賀美が右前安打で出塁すると、9番・建部が倒れた後、1番・長谷川が打席に立つ。打った打球は左方向に伸びていき、レフトスタンドへ。貴重な先制点を挙げる。

20101002-01
完投した加賀美

試合結果

トータル試合結果

 123456789R
法大 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
慶大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

(法)○加賀美(4勝1敗)―廣本
(慶)●竹内大―長崎
【本】(法)長谷川2号(3回2ラン=竹内大)

加賀美は2回から8回まで2塁を踏ませない、エースらしいピッチング。完封も見えてきた。だが、春の王者に勝つのはそんなに甘くはなかった。9回裏、先頭の4番・伊藤、続く5番・山崎錬の連続安打で、無死1、2塁。6番・高尾康を投ゴロ打ち取るも、7番・長崎に四球を許し、1死満塁としてしまう。ここで8番代打・伊場を投ゴロにしとめ、加賀美が本塁で刺す。しかし廣本が一塁に悪送球し、2塁走者が生還。1点差に詰め寄られたうえ、2死1、3塁と、サヨナラ負けのピンチを招いてしまう。だが、ここで抑えるのがエース。9番・辰巳から三振を奪い、試合終了。加賀美は早くも4勝目を挙げた。

慶大との初戦をものにした法大。ミスが出たのあともしっかり抑えた加賀美はさすがエースだ。だが、加賀美が投げる初戦で勝つのは毎回のこと。2回戦は三上や三嶋がしっかりゲームをつくり、今季初の2連勝が見たい。

(菊池 優香)

選手・監督の試合後のコメント

加賀美投手(先発・完投、今季4勝目)

―今日を振り返ってどうでしたか??
先制点をやらないように心がけて投げました。勝てて良かったです。

―相手打線の印象は??
いいバッターが多いので気合いを入れて投げました。

―注意したバッターは誰ですか??
伊藤選手と渕上選手に注意しました。

―9回のピンチについてはどうですか?
自分が招いたピンチだったのでなんとか抑えたかったです。

―監督がマウンドに来ましたが何を言われたんですか??
この試合は任せると言われました。

―自身最多となる4勝目ですが…
シーズン中なのでこれからも増やしたいです。

―今日は2安打でしたが…
打つ方ですか?たまたまです。

―プロ志望届けについてお願いします。
出しました。出来るなら挑戦したいと思って出しました。

―今後に向けてお願いします。
負けられないので明日の明治戦も勝って次につなげたいです。

長谷川選手(試合を決める本塁打を放つ)

―今日の試合を振り返って
もう負けられないので、絶対勝とうという気持ちで試合に臨みました。

―2ランホームランについて
先制点が欲しかったのでどんどん初球から振っていこうと思っていました。(球種は)まっすぐ。(打った感触は)完璧で、普通にいくと思いました。

―5回にもヒットを打ちましたが
立教戦でも1番スタメンで出ていましたが結果を残せなかったので、試合前1番に決まった時から「今日は絶対やってやる」と思っていました。2本打てたので良かったです。

―竹内投手の印象は
春もやっているのですが、低めに落ちる変化球が良くて、でもそれはボールなんで、見極めました。その通り打てたので良かったです。

―早稲田戦でもホームランを打ちましたが、バッティングの調子は
好調ではなかったですけど、2日間くらい良かったので今日打てて良かったです。

―今日は最初はサードで途中からショートでしたが守備の方はいかがですか
サードもショートも練習しているんで、どっちでも大丈夫です。

―明日に向けての意気込みをお願いします
負けられないので。勝つしかないので、明日も勝ちたいです。

廣本選手(スタメンマスク)

―今日の試合を振り返ってどうでしたか?
加賀美がよく投げてくれました。打線が打てればもう少し楽な試合になったと思います。

―空き週は具体的に何をしてましたか?
慶応を想定して対左投手の練習をしてました。それ以外は特にいつもとかわらずやりました。

―加賀美さんの調子はどうでしたか?
最初は球が高めに浮いて危ないとおもったがだんだんよくなってきました。ランナーが出ても抑えてくれたのが良かったです。

―慶大打線の印象はどうですか?
上位にいい打者が多いので下位を抑えて上位を迎えるのを意識しました。

―バッティングの調子はどうですか?
今日はダメでしたが自分のなかでは良かったです。次に出たときは打ちたいです。

―ピンチではどうやって打ち取ろうと考えていましたか?
自分のミスでピンチを作ってしまいましたが抑えてくれました。ピンチのことは意識せずにやりました。

―明日に向けて一言お願いします。
春には1勝した後連敗してしまったので、慶大に明日勝って借りを返したいです。

大八木主将

―今日の試合を振り返っていかがでしたか?
ピッチャーの加賀美がしっかり投げてくれたので。あとは長谷川のホームランが嬉しいです。

―今日の試合、どういう気持ちで迎えられましたか?
今週、来週とその次もなんですけど、負けられない大事なゲームだとみんな分かっているので、その中でいかに自分の力が出せるか。変な力を入れずにリラックスしていこうという感じでした。

―春の優勝校である慶大が相手ということで、特に注意した点などありますか?
向こうはバッティングがいいので、加賀美がよく投げてくれました。ピッチャーもすごく良くて、注意というか食らい付いていった感じですね。

―慶大の竹内投手は打ちにくかったですか?
いいっすね。いいピッチャーです。

―最終回はピンチを迎えましたがいかがでしたか?
大丈夫だと信じてました。

―明日の試合に向けて意気込みをお願いします。
勝ちます!

金光監督

―今日を振り返って
加賀美が最後までいいピッチングをしてくれて、うちのゲーム展開の流れでずっとできました。

―今日本塁打を放った長谷川選手は来年は打線を引っ張っていく感じですか
もちろん、あの子はいいものを持っているんでね。いままでちょっと荒削りのところがあったんだけど、今年の秋になって少しずつそういうコンスタントに打っていく感じのところもでてきてるんで。この秋はどっかでチャンスがあるということを本人にも言ってありました。

―そのあと(先制後)は打線は沈黙しましたが
相手のピッチャーもエースですから、やっぱりそう簡単には打たせてはもらえないんでね。少ないチャンスを点に結びつけていくという、そういう形を明日以降もしていきたいですね。

―4番の多木選手は最近当たりがでませんが
去年が良すぎたという面もあるでしょうし、こういう形で大きくなっていくんでね。

―慶応の印象
春のチャンピオンですから、投打ともに強いですね。

―竹内大投手の対策で、スタメンに右打者が多かったのか
センター方向というのを意識させました。右バッターも少しいれました。そういう意味では長谷川が特にストレートをうまくとらえてホームラン打ってくれたと思いますね。

―加賀美投手のピッチングについて
非常に初戦あたりから精神的に強い部分がでてきて、それがピッチングにも表れてきて、特にストレートを中心にバッターを攻めるというような感じがでてきてるんでね、非常に期待が持てるような感じになってきましたね。

―9回にピンチがありましたが、それでも替えなかったこと
もうエースが登板してるので、同点、もしくは逆転されるまでは(登板)させるつもりでいましたから。ミスが出たあともしっかりときっちり締めるところが、エースということだと思いますね。

―明日の先発について
まだ帰ってブルペンの状態を確認して、望みたいと思っています。。

―明日にむけて
勝ち点1つ落としたんで、選手にはトーナメントというように言ってますんで、明日のゲームはトーナメントの2回戦という負けたら終わりという形でやりたいと思います。

慶応2回戦目展望

法大、慶大ともに安打は出るものの得点は法大・長谷川の本塁打の2点のみと、両エースの粘りによりあと1本が出ない展開となった1回戦。9回に1点を返されるが、加賀美の力投も光り勝利を手にした。

法大の先発には早大戦で登板した三上、あるいは立大戦で登板した三嶋が考えられる。両者ともに1回戦を勝利し、迎えた2回戦の先発で勝ちきれていない。しかし、三嶋は投手戦となった立大戦において8回1失点の好投を見せている。2連勝で勝ち点を奪取するには先発投手の奮闘が不可欠だ。対する慶大は福谷が予想される。優勝を果たした春ではエース竹内に続いて結果を残している。試合には勝利したが、最後まで追加点を奪えなかっただけにどう攻めていくかが鍵となってくるだろう。

慶大投手陣を打ち崩したい法大打線は、今日の左投げ対策であろう右打者を並べた布陣とは、また違った打順で明日は臨むことになるはずだ。2安打を放ち、試合を決める今季2本目の本塁打を打った長谷川や全試合出場している主将・大八木を軸に粘り強い打撃で得点を重ねたい。4番に座りながらなかなか調子が上がってこない多木、そして、思うように結果を残せていない4年生の活躍はこの先勝ち進んでいく上で必要になる場面もあると思われるだけに奮起を期待したい。慶大打線では、日本代表でも4番を打った伊藤、2安打を放った山崎など良い打者が揃っており、注意が必要だ。今日のような序盤での得点で攻守ともにリズムを掴みたいところ。

早大が東大に敗れたことにより、さらなる混戦が予想される秋季リーグ戦。法大は今日の勢いそのままに第二戦も勝利し勝ち星を積み重ねていくしかない。

(宮崎 克信)

 
 

フォトギャラリー

  • 20101002-01完投した加賀美
  • 20101002-02本塁打を放った長谷川
 

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