アイスホッケー

第85回日本学生氷上競技選手権大会 準々決勝 対明大 負けられない戦い!8強の壁を壊せ!

第85回日本学生氷上競技選手権大会 準々決勝 対明大
2013年1月7日(月)
日光市細尾ドームリンク

前半戦では勝てた試合を落とし、後半戦では接戦の末敗れ引導を渡されたリーグ戦の相手、それが明大。その相手と再びインカレでぶつかる。2校ともこの試合が本日2試合目で満身創痍なのはお互い分かっている。それでも負けられない。最後の大会、気力と気力の戦いが今、始まった。

3 1
この悔しさは必ず来年晴らす

試合結果

トータル試合結果

3
(29)
1(15) 1P 1(9) 6
(45)
1(5) 2P 2(20)
法政大学 1(9) 3P 3(16) 明治大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/KP
法大 1 15:00 18 山田淳哉
明大 1 18:24 11 大津晃介 19 牛来拓都 40 上野滉太
明大 2 05:06 22 小原卓朗 87 金悠司 54 山田亮太
法大 2 10:10 18 山田淳哉 30 小原日向 91 中口郁弥
明大 2 13:04 11 大津晃介 40 上野滉太 76 本間貴大
明大 3 05:42 88 梶原聡人 87 金悠司 KP
明大 3 18:01 10 本野亮介 EN
法大 3 18:28 16 岩槻翔悟 4 佐々木祐希
明大 3 18:53 11 大津晃介 38 大椋舞人 19 牛来拓都 EN

※P.Pは法大のパワープレー、K.Pは法大のキルプレーを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 17 村上亮 21 篠田一輝 89 吉村紀耶 4 佐々木祐希 6 松本勝利
2 91 中口郁弥 18 山田淳哉 30 小原日向 81 横山恭也 20 酒井大之
3 A 16 岩槻翔悟 32 間山慎也 88 石橋智輝 5 高橋峻 57 山田康太
4 C 10 多田真章 A 22 有澄遼 23 末廣直樹 52 中本圭亮 44 清水省吾

※GKは#70 黒川達志が出場

戦評

 第1ピリオド序盤、これまでの相手とは違う、明大の素早いパスに翻弄されパックを奪えず、押される展開が続く。4分辺りから徐々に相手のペースに慣れ始め、5分35秒、ついにPPのチャンスを得る。序盤戦を有利に進めるためにはなんとしてもこのチャンスを生かしたい法大だったが、明大の的確なディフェンスにより時間だけが過ぎていく。結局このチャンスをつぶしてしまい、試合は膠着したまま中盤へ。両チームとも反則も少なく、集中力あるプレーを随所に見せ、めまぐるしく攻守が入れ替わる。先に先制したのは法大だった。15分、リーグ戦でも2冠を達成したFW山田淳がゴール裏を回りそのままシュート。GKのミスで戻りが遅くなったこともあり、パックはそのままゴールへ。待望の先制点が法大に入る。第1ピリオドも終盤に差し掛かり、このままリードしたまま終わりたい法大だったが明大の猛攻に遭い、DF陣がなんとかそれを食い止めるも最後は完全に崩され中央からシュートを放たれ失点。終了間際に同点にされ第1ピリオドを終えた。

 長い製氷のあと開始された第2ピリオドも展開は変わらない。時計が止まらず、早い展開からの攻守の切り替え。集中し、反則も少ない。これまでにないいい状態で試合に臨めていた。しかし徐々に明大の攻撃の時間が長くなっていく。ブレイクアウェイの場面を迎えるもGK黒川の好セーブで凌ぐ。なんとか1-1をキープし、反撃のチャンスを伺いたいところだったが、5分6秒に押し込まれ勝ち越しを許す。早めに追いつきたい法大は10分から反撃、明大ゴールに迫る。そして10秒、FW中口、FW小原と渡り、最後は山田淳が左隅に決め同点に追いつく。追いすがる法大を再び明大が引き離す。明大FW大津のスピードのあるドリブルで法大DF陣を次々とかわし、そのままゴール。再び追う立場になったが、それでも集中し、反則だけは取られずに締まったゲームが続いていた。しかし14分、ついにFW間山がマッチペナルティを犯し退場。相手のチームのペナルティもあり、3分間のKPを強いられる。しかし、ここを黒川を中心としたディフェンスで乗り切る。そのまま点差は変わらず2-3のまま、勝負は最終セットにもつれ込んだ。

 勝負を決める最終ピリオド。序盤から何度も法大ゴールが脅かされるも、守護神黒川が好セーブを連発し、ゴールは割らせない。試合がふたたび動くのは5分42秒。相手選手が放ったシュートを黒川が止めるも、相手選手が押し込みにやってくる。黒川は倒れ込み笛が鳴る。しかし結果はゴールの判定。疑惑が残る判定だったが、追加点を奪われた法大は焦りからかなかなかシュートまで持って行けない苦しい展開が続く。両チームの攻防は激しさを増し、最終盤を迎える。17分44秒、相手選手がペナルティを犯したところでタイムアウト。ここで法大が下した決断はGKを下げての6人攻撃だった。賭けに出た法大。アタッキングゾーンでパックを回すも、明大DF本野にクリアされる。そのパックは吸い込まれるように無人の法大ゴールへ。エンプティゴールが決まってしまいさらに点差が離れてしまう。意地を見せる法大はその後も果敢に6人攻撃を仕掛け18分28秒、FW岩槻がゴールを押し込み、3-5とするも、その25秒後に再びエンプティゴールを決められると緊張の糸が切れた。一時は乱闘寸前の出来事が起こるもキャプテンであるFW多田が「しっかり最後までやろう」と声を上げ試合をやりきった。

 結果は負け。昨年と同じベスト8。またもその大きな壁に跳ね返された。それでも今日の試合の経験は来年に生きるだろう。4年生は試合に出場しないメンバーも最後までチームのために声を出し、チームのために貢献し、その結果チームを見事に引っ張った。その4年生もこれが最後。しかし残した物は後輩達に引き継がれるだろう。来年こそは頂点へ―。先輩達が果たせなかった思いは後輩が叶えてみせる。

試合後の選手のコメント

多田真章主将(文4)

―4年間の最後の試合が終わってしまいましたが
ゲームに負けてしまったので、悔しいだけです。

 
―この一年キャプテンを務めてきましたが
やっぱりキャプテンとして一番楽しんでた部分があったので、少し厳しさが足りなかったのかなと思いましたけど、でも自分はこの仕事に向き合ったので、思った以上の、最高の一年でした。
 
―ホッケー部に入って成長したことは
キャプテンとして、初めてキャプテンやらせてもらったんですけど、自己中で、周りのこと考えてなくて。でも自分なりに良いチームを作れたかなと思いますけど、周りがみんないいやつばっかりだったので、みんなで成長して、みんなで良いチーム作りが出来たかなと思います。
 
―4年間で印象に残っていることは
毎日が楽しかったですね、本当に。
 
―同期の4年生への気持ちを聞かせてください
本当に最高の5人でした。これで終わりなのは寂しいです。
 
―これからもホッケーは続けられますか
いや、もう終わりですね。
 
―後輩たちへメッセージをお願いします。
最後負けちゃいましたけど、来年は4年生が中心のチームになるので、絶対に優勝してほしいですね。

有澄遼副将(法4)

―インカレを終えてみて気持ちの方はいかがですか

結果的に負けちゃったんですけど、悔しい気持ちはいっぱいあるんですけど、後輩たちが次につなげてくれるので僕は社会人になっていい大人になろうと思います。
 
―ベンチからチームを盛り上げてたと思うんですけど、何を意識していましたか
出れない分、アシスタントキャプテンとして、プレーできないんでみんなのモチベーションあけだりするのを徹してそれが上手くできたんでよかったです。
 
―4年間法大ホッケー部としてやってきて振り返っていかがですか
やっぱリ一番は仲間が出来たこと、本当に4年間楽しかったです。
 
―今年一年間はアシスタントキャプテンとしても寮長としても苦労する部分が多かったと思いますが
苦労することはそんなになかったです、後輩たちがしっかりついてきてくれたんで、4年になっても楽しい一年でした。
 
―4年生の同期の方たちはどのような方たちでしたか
本当にこう、みんな心が暖かくて、良い奴ばっかりで、本当に家族みたいな存在になりました。
 
―後輩たちに向けて何か思いなどは
後輩たちには、これから明治だけには絶対に負けてほしくないです。
 
―これから社会人になってホッケーやめられると仰られていたんですけども、何かホッケー以外で目標は
僕は今モデル活動をやってるのでそっちの方で日本一、世界一になって法政の代表として頑張ります。
 

中本圭亮(法4)

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
まぁ、結果的に最後の試合になってしまってやはり悔いの残る試合でした。

―4年間で思い入れのあるゲームは
やはり年の最後の試合は印象にあります。

―4年間法大のホッケー部で何か成長した面等はありますか
大学入ってから寮生活ということもあり、チームスポーツというかファミリー感が芽生えて自分達が率先して下の代をまとめることができました。

―4年生最終学年として後輩たちに意識したことは
基本は自由に、ダメなことはダメ。親みたいなもんです。

―後輩たちに伝えたいことは
毎年言ってるのかもしれないですけど。今年ダメだったので来年こそは。

―関係者ファンに一言
4年間法大ホッケー部に所属できて光栄でした。ここまでこれたのも今までお世話になった方々のおかげです。本当にありがどうございました。

山田康太(人4)

―最後の試合を終えて

正直悔いは残ったんですけど、いいチームで楽しくできたので良かったです。
 
―法大ホッケー部の4年間で成長できたところは
いやー、なんですかね。「コミュニケーション能力」とかですかね。
 
―一番印象に残っている試合は
やっぱり秋リーグですかね。明治と最初にやった時に、残り何秒か前まで勝ってたんですけど、そこから同点に追い付かれたというのがやっぱり印象に残っています。
 
―4年生は皆で意識して声を掛け合っていたというのを聞いていました。山田選手は先程仰っていたコミュニケーション能力の面でそのようなところはやはり意識されていましたか
そうですね、常に明るくしていようと思っていたので。
 
ーディフェンスなどでもそのようなところは気を付けていましたか
そういうところは自分で精一杯みたいなところもあったので、あまり変えてやれない場面もあったんですけど、(声を)掛けようと意識していました。
 
ーホッケーを今後続けられる予定は
社会人で続けようかなと思っています。
 
ー後輩と4年生の同期について一言お願いします
3年生以下、そして後輩には今日の試合、こんな感じですごく悔しい形で終わってしまったので、この悔しさをバネに来年はもっと上を目指してほしいなと思います。
同期は……今後も何かしらで繋がっていたいなと思います。
 
ー山田選手にとってホッケーとは
やっぱり生活の一部みたいな感じでした。

今野大輔選手(法4)

―最後の試合が終わってしまいましたが今のお気持ちは
やっぱり優勝したかったんですけど、最後まで頑張ってこの結果だったんで、このチームでやる試合も最後になってしまいましたがチームとしては日本一だったんではないかと思います。

―4年生がみんなを鼓舞している姿が印象的でしたが心がけていたことでしたか
そうですね、4年生が5人で少ないところだったんで、5人まとまってやろうとは話していて、4年生5人でチームを引っ張ってました。

―エンプティゴールを決められたときは4年生が悔しかったと思いますが
自分たちがしっかりやって引っ張っていかないと後輩もついてこないと思うんで、辛いときでも声を出して引っ張って、っていう感じですね。

―今一番心に残っているゲームは
個人的なことになるんですけど、秋リーグの最後の試合、自分がまだゴール決めてなくて最後みんな協力してくれて1点決めさせてくれたところですかね。

―今野選手にとってホッケーとはどんなものですか
そうですね…もうずっとホッケー…ホッケーホッケーでやってきていたんでホッケーなしの人生は考えられないですねやっぱり。

―これからはホッケーはどうなされるおつもりですか
これからは社会人チームでやっていきたいですね。

―後輩にメッセージがあればお願いします
後輩には4年生が主力ではなかったですけど最後は4年生に勝たせてあげたいという気持ちでやってくれて、来年は是非優勝してほしいですね。

―同期へのメッセージもお願いします
同期へは4年間一緒に辛い仕事やってきて大学は4年間っていう短い間だったんですけどこれからもずっとたぶん死ぬまでずっと長いつきあいだと思うんですけど、何かの縁だと思って大事にしていきたいですね、4年間ありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。

岩槻翔悟副将(法3)

―今日の試合を振り返って

出だしは良かったんですけど、やっぱり2ピリチェンジミスであったり、そういうものが失点につながってしまって、そこからは明治の思うようなホッケーをさせてしまったという感じで、法政のやりたいホッケーが出来ず明治のパスホッケーをさせてしまったことが負けに繋がったと思います。
 
―一年間が終わってしまいましたが、どんな一年でしたか
一年間はあっという間で、最後4年生に勝たせてあげたくて、一年間今日のためにやってきたと思って試合に臨んだんですけど、まだまだボロが出てしまったんで、新しい一年しっかり練習して、最後は笑って終われるようにやっていきたいです。
 
―今年一年はアシスタントキャプテンも務めましたが
チーム状況は全部4年生が作っていたので、ホッケーの面でサポート出来る部分があればサポートしていたという形で、同じ学年でもチームを締めてくれる人もいるし、ゲームで悪いところがあれば言ってくれる人もいるし、僕一人のアシスタントキャプテンじゃなくて僕ら学年でサポートしていたので、最後本当に4年生には申し訳ないです。
 
―4年生がこの試合で引退されてしまいますが
4年生は笑いのあるチームを作ってくれて、凄いムードも良くて、新一年生や下級生が過ごしやすい環境を作ってくれたので、4年生は出てない人もいたんですけど、そういったところで恩返ししたかったんですけど、最後負けてしまったんで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。卒業してからもまだまだ付き合いは長いので、先輩達とはこれからも交流していきたいです。
 
―来年は最上級生になりますが
チームの作り方とかは具体的に考えてないんですけど、三年生もがらが濃いというか、そういうところがあるので、一人一人の個性を生かしながらチーム作りをしていきたいと思っています。

フォトギャラリー

  • 3 1この悔しさは必ず来年晴らす
  • 3 2指示をする山田康
  • 3 3一時は同点に追いつき集中力を見せた
  • 3 4好セーブを連発した黒川
  • 3 54年生はベンチからもチームを引っ張った
  • 3 6来年の中心的存在岩槻
  • 3 7キャプテン多田は最後までチームを引っ張った

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