アイスホッケー 

第61回関東大学選手権 対慶大 力の差見せつけ5位に

第61回秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権大会 対慶大
2013年4月29日(月)
ダイドードリンコアイスアリーナ

春の選手権もついに最終戦を迎えた。準々決勝で中大に敗戦はしたが、この試合をきっちりといい形で勝利し、次につなげる事が今後に生きてくるだろう。前回少し改善が見られた反則の多さはどうなったのか、最終戦のブザーが今鳴った―。

4 1
ハットトリックの小原

試合結果

トータル試合結果

7
(35)
1(11) 1P 0(8) 1
(29)
3(13) 2P 0(11)
法政大学 3(11) 3P 1(10) 慶応大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
法大 1 12:00 22 小原日向 90 木戸啓太 18 山田淳哉
法大 2 03:02 16 岩槻翔悟 13 松本力也 6 松本勝利
法大 2 14:11 22 小原日向 91 中口郁弥
法大 2 14:43 4 佐々木祐希 6 松本勝利
慶大 3 06:02 10 真鍋翔太 PP
法大 3 12:03 22 小原日向 18 山田淳哉 90 木戸啓太 PP
法大 3 13:59 91 中口郁弥 17 村上亮 16 岩槻翔悟 PP
法大 3 15:25 90 木戸啓太 88 石橋智輝

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 21 篠田一輝 C 16 岩槻翔悟 90 木戸啓太 4 佐々木祐希 5 高橋峻
2 A 17 村上亮 A 18 山田淳哉 23 末廣直樹 3 高橋魁人 6 松本勝利
3 22 小原日向 11 吉田厳介 44 清水省吾 81 横山恭也 20 酒井大之
4 10 間山慎也 13 松本力也 91 中口郁弥 27 奥田陽久 88 石橋智輝

※GKは#70 黒川達志が先発、第3ピリオドから#35藤田拓丸が出場。

戦評

 昨年と同じ組み合わせとなったこの5位決定戦は法大のペースで進んでいく。しかし、攻撃の時間は長いものの、パスが間延びし、細かいミスが目立つ。シュートで終わることも少なく、なんとなく攻めきれない感じが残ったまま、時間だけが過ぎる。均衡を破ったのはFW小原だった。12分1秒、FW木戸からパスを受けるとDFの間を無理矢理かいくぐりパックを叩くと、ゴールへ吸い込まれていった。先制こそしたものの、流れそのものが良くなったわけではなかった。その後ふたつ続けて反則を犯し、一時は3対5となるも、DF酒井、DF横山、FW岩槻、FW村上らでセットを回しこのピンチを切り抜けた。結局、このピリオドは効果的な攻めが見られないまま終わってしまう。

 迎えた第2ピリオドは3分2秒、岩槻がゴール右から思い切りミドルシュートを放つと、DFの間を一閃、2-0とする。それでもフリースケーティングが多く慶大の素早く激しいチェックに手を焼き、なかなかパスが繋がらない。すると14分に慶大の攻撃を受け、一時は防戦に回る。しかし、DFゾーンでパックを奪うと、カウンターを仕掛け、FW中口、小原と繋ぎ、ゴール右隅に決め、3-0と突き放す。その約30秒後にも同じような形でパックを奪うと今度はDF佐々木がカウンターを仕掛け、自分の足にパックを当て軌道を変えDFをかわしてゴールを決めた。大きなガッツポーズを見せ、チームを盛り上げると、徐々にパスもつながり始める。法大の時間ができあがりつつあったが、ブザーが鳴り第2ピリオド終了。

 最終ピリオドからGK藤田が出場し、DF陣もより集中しつつあったが、33秒に反則を犯し、第2ピリオドからの反則も含め、またしても3対5のPKを強いられる。ここを乗り切るもすぐさま反則を犯し再び3対5となる。何度も何度もDFゾーンから掻き出し魔の4分間を乗り切ると4分21秒に相手の反則でPPのチャンスを得る。今大会はPPのスペシャルセットをFW山田、小原、木戸、横山、佐々木のセット、岩槻、村上、中口、佐々木、DF松本勝の二つ作っていた。しかしこのPPのチャンスがこの大会では機能せず、PPでの得点はほとんどなかった。この場面でもカウンターを仕掛けられ、逆にGKとの1対1となり失点。4-1とされる。しかしその後はいつもの法大だった。12分、14分、15分25秒と、立て続けに小原、中口、木戸がそれぞれゴールを決め、慶大を突き放し、勝利した。

 この勝利で今大会5位が確定したが、この結果は決して満足できるものではない。選手達が口々に発する言葉は「今年は優勝する」との強い決意。4年生は黄金世代と言われながらも入学してから1回もタイトルを取ったことがない。残る大きな大会はリーグ戦とインカレ。二つのチャンスをものにするためには今ある課題をつぶしていかなくてはいけない。一つは反則の多さ。結局最後まで反則が減ることはなかった。ある程度は仕方ないとはいえ、法大は他大に比べ、1試合当たり2倍近くの反則を犯している。5人そろったときの攻撃力は中大戦第3ピリオドでの攻撃が示したとおり大学屈指であるため、少しでもその時間を増やしたい。もう一つはPPでの決定力の低さ。去年は山田、岩槻、村上、小原、横山、佐々木らで一つのセットを組みPPをしていたが、今度のPPに早い段階で慣れていかなくてはならない。夏に行われるアイスホッケー交流戦苫小牧大会等で実戦経験を積み、今の形の精度を上げ、リーグ戦に臨みたい。次の大会までにトレーニングを積み、夏には一回り成長した法大の姿がそこにはあるはずだ。(一戸亮佑)

試合後の選手のコメント

FW村上亮

―今日は最終戦でしたが
そうですね、中央に負けてやっぱり士気も下がってたんですけど、5位という結果を残すの大事だったんで、そこはみんなで気持ち切らさないで5位を取ろうっていう話をしました。

―1ピリは攻めあぐねていた印象がありますが
向こうの形で守って来たんで、なかなか崩せないではいました。

―今大会5位と言う結果に終わりましたが、どのように評価していますか
うちの課題はやっぱり反則の多さだと思うんで、反則がなくなれば中央戦も勝てた試合だったんじゃないかなと思いますし、そこは次に向けて修正していかなくてはいけない部分ですし、個人手金は今大会ノーゴールっていう悔しい結果だったんで、そこもまた練習でしっかり意識して、夏もありますけど、秋のリーグに向けてやっていきたいと思います。

―今年からアシスタントキャプテンに就任しましたが
アシスタントキャプテンとして声を掛けるっていうのもそうなんですけど、自分的にも反則しないっていうのを意識して、自分キルプレーはほとんど出るんで、自分が抜けたらチームの負担になると思うんで、心掛けてました。

―今日も多くの1年生が試合に出ていましたが、注目している選手は
やっぱり木戸に関してはもっともっと結果を残してもらいたいです。才能はあるんですけど、まだ心が高校生上がりで、余裕ないと思うんですけど、これから慣れてくると思うんで、大丈夫です。

―これから夏まで公式戦がありませんが
これからオフに入るんですけど、このオフにいかに練習できるかだと思うんで、自分もラストシーズンなんで、気持ち切らさないでやっていきたいと思います。

FW小原日向

―今日の試合を振り返って
今日は最初はあんまり動けてなかったんですけど1点入ってから足も動けるようになって結果3点取れたのが良かったと思います。

―ハットトリックについてお気持ちは
最後のゴールは触ってないんですけど(笑)ゴールになったんで良かったです。

―今大会を振り返って
やっぱり反則が多くて法政の流れが崩れてしまって中央に負けたりしていたんで夏とかはその反省を活かして優勝目指して頑張っていきたいです。

―5位という結果については
今年は面子がそろっているんで、勝たないといけないんですけど…今回の5位という結果は悔しいですけど次の夏、リーグ、インカレで優勝できるように頑張っていきたいです。

―反則が多くなる要因は
相手のチェックにいらっとしてやり返している事があるのでそこだと思います。けどそれだと強いチームには勝てないので。それを減らせば勝てると思います。

―スペシャルセットの不調については
やっぱりゴールに向かっていくシュートが少ないので、シュートを増やしていきたいです。

―パスが繋がらなかった原因は
たぶん意識の問題なんで。しっかり意識していればできていたんで改善しないといけないです。

―夏までの課題としては
反則はしないで、あとは一人一人が法政らしいホッケーを目指して練習していけば今年は勝てると思います。

―1年生の注目選手は
90番の木戸啓太です。あと13番の松本力也です。

―夏への意気込みを
夏までに体を鍛えて、チェックとかに負けないようにして優勝したいです。

DF佐々木祐希

―今日の試合を振り返って
勝てて良かったです。

―個人的に今日のプレーに満足はされていますか
最後にちょっとミスしたぐらいですかね。結構良かったかなと思います。

―自分がゴールしたときにガッツポーズされていましたが
やっぱり自分がゴールしたときぐらい派手にガッツポーズして目立たないといけないなって。

―今大会を振り返って
いやーもう中央に負けちゃったんで。いっつも中央に負けてるんで、そこだけっすね、悔しいです。

―反則が多いことに関して
反則が多い多いって言っても反則の数は変わらないんで、ちょっと諦めてます(笑)っていうか取られちゃったものはしょうがないなって。レフェリーもいるんで。

―スペシャルセットについて
去年とPPのセットが全然違うんで、作り直しですね。まあ決めてるの監督なんですけど…(笑)僕がゴール前にいればもう点取れちゃうんですけど(笑)

―佐々木選手としても攻撃参加をあまりしなくなりましたが
そうですね、僕が守らないと誰も守るのいなくなっちゃうんで。一応守るようにはしてますね、今日は攻めてましたけど。

―夏までの課題は
僕が体力つけてもっと長いシフト出られれば点も取られないしもっと点取れるんで。そこですね、僕が体力つけることがたぶん勝つために必要なところだと思います。

―夏への意気込みを
練習もあんまりないですけど、自主練頑張ります。

フォトギャラリー

  • 4 1ハットトリックの小原
  • 4 2キャプテンの岩槻はプレーでチームを引っ張った
  • 4 3破天荒な佐々木。派手なガッツポーズ!
  • 4 4無得点ながらチームを支えた村上
  • 4 5アシストこそ多かったものの、ゴールが増えなかった山田

 

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