アイスホッケー

【アイスホッケー】平成27年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対慶大1回戦 起死回生の松本力の同点弾も一歩及ばず、引き分けで前半戦を終える

平成27年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div I-A
2015年10月17日(土)
DyDoドリンコアイスアリーナ

 前節の日体大戦を逆転負けで落とした法大。リーグ前半戦最後の試合を良いかたちで終えたかったが、第2ピリオドまで得点を奪えない苦しい展開へ。それでも第3ピリオドに一挙4点を奪い、なんとか引き分けに持ち込んだ。

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第3P残り4分、松本力の劇的ゴールで同点へ

試合結果

トータル試合結果

4
 (32)
0(10) 1P 0(6) 4
 (31)
0(8) 2P 2(13)
法政大学 4(14) 3P 2(12) 慶應義塾大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
慶大 2 03:07 11 鈴木啓介 33 史習成リック 10 江口大輔 PK
慶大 2 05:20 21 滝智弥 24 安藤直哉
法大 3 02:39 13 松本力也  6 松本勝利
法大 3 03:41 13 松本力也 PS
慶大 3 04:38 24 安藤直哉 9 小池玲央 19 金村知紀 PK
慶大 3 10:37 21 滝智弥 24 安藤直哉 14 永田雅宗
法大 3 13:22 50 沼田翔 29 石田和哉 92 大野峻丈朗
法大 3 15:37 13 松本力也 22 中口郁弥

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 13 松本力也 18 西口開羅 A 22 中口郁弥 16 畑中大季 C 81 横山恭也
2 10 鈴木翔弥 50 沼田翔 23 末廣直樹 2 今将駿 3 高橋魁人
3 8 川上朝日 6 松本勝利 29 石田和哉 A 88 吉村紀耶 61 大山翼
4 14 藤本渓太 9 工藤将一郎 92 大野峻丈朗 47 佐藤佑亮 7 上村光輝

※#47 佐藤はFW。GKは#33 伊藤崇之が出場。

 

戦評

 2度のビハインドに追いつく高い攻撃力を見せたが、勝ち越し点を奪えず、痛い引き分けとなった。

 第1ピリオド、序盤から競り合う展開に。お互いにパックをアタッキングゾーンまで運ぶも、そこから停滞し、得点を奪いことができない。両者無得点のままこのピリオドは終了する。

 だが第2ピリオド開始3分、ペナルティで相手に数的有利な状況を与えると、右サイドから守備を崩され、相手に先制点を与えてしまう。反撃をしたい法大は6分にパワープレー(PP)のチャンスを得るも、慶大の堅いディフェンスの前にゴールラインを割ることができない。その後もFW西口開羅(法2)やFW石田和哉(営1)らの個人技で打開を図るも、ゴールが遠い。第1ピリオドに比べ、圧倒的にディフェンディングゾーンでプレーする時間が長くなり、相手の理想の展開に。すると15分に追加点を奪われ2点差をつけられる。悪い流れのまま、勝負は最終ピリオドに託される。

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 厳しい表情を浮かべる中口(手前)と横山

 負けられない法大は第2ピリオドから一転、序盤から次々とシュートを放ち、相手を攻め立てる。そして2分40秒、DF松本勝利(人4)からパスを受けたFW松本力也(人3)が得点を奪い、1点差に詰め寄る。そしてその直後、センターライン付近でパックを奪った松本力がドリブルでゴールで向かうと、後ろから倒されペナルティショットを獲得。このチャンスを本人が落ち着いて決め、2ー2。試合を振り出しに戻す。

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ペナルティショットを放つ松本力

 このままの流れで勝ち越しを狙いたい法政であったが、わずか1分後、ペナルティキリング(PK)の間に失点。そして10分にも得点を許し、またも2点のリードを奪われてしまう。再び主導権は慶大に。だがここから法大は底力を見せる。13分、右サイドでパスを受けたFW沼田翔(法1)がGKの動きを見極めシュートを打ち、得点。沼田の大学初ゴールで1点差とする。

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公式戦初得点し、ガッツポーズをする沼田

 そしてその2分後には、松本力がこの試合3本目となるゴールを奪い、残り4分で再び同点に戻す。勝ち点3を奪いたい法大は、その後も得点力のある第1セットを中心に攻める。だが何度もチャンスはつくるものの、結局最後までゴールランプを灯すことができずに試合終了。4ー4の引き分けとなった。

 2度2点差をつけられたが、最終的に追いつきドローまで持ち込むことができた。第3ピリオドだけで4得点し、追い込まれた際の攻撃力は目を見張るものがあった。だがこれまでのリーグ戦と同様、またも得点後すぐに失点を繰り返すことは修正されていない。加えて、第1ピリオドの立ち上がりの悪さも慶大との対戦で見受けられ、改めて課題も浮き彫りとなった。この試合でリーグ戦の1巡目が終了。2勝4敗1分と決して満足のいく成績ではないだろう。前半戦で明確になった課題を克服し、2回り目の上位校との対戦まで備えたいところだ。(荒木翔太)

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 試合終盤の得点機をものにできず、悔しさをにじませる松本力(右)

選手コメント

松本力也

―今日の試合を振り返って
前の日体大戦で負けて、チームとして変わっていかなければならない中で、慶応っていうチームで絶対勝たなきゃいけなかったんですけど、引き分けで終わってしまってすごい悔しい気持ちではあるんですが、一人一人の意識が足らなかったなって実感してます

―今日はハットトリックの活躍ですが
たまたま入ったゴールもあるんですけど、自分が決めなきゃっていう自覚や責任は常に持っています。結果として3点入ったのは良かったんですが、引き分けで終わってしまったので、3点決められたなら4点決めたり、5点決めたりしていかないとチームが勝てないと思います。3点決めたのは満足いくんですが、チームは引き分けだったのでそこは悔いが残ります。

―試合終了間際の最後のシュートで、ものすごく悔しがっていましたが
これは来たなって思ったんですけど、これ絶対決めてやるって思って逆に力みすぎてシュートがへなちょこというかペラペラって感じになってしまったので、力みすぎたかなって思ってます。

―PSの場面ではすごく落ち着かれていたと思いますが
あれは練習通りですね。あそこからの角度からのシュートとか結構やっているので、キーパーが上に弱いってこと分かってたんで、練習通り決まって良かったです。

―これまでの試合からはセットを組み替えてきました
負けも引き分けも許されない中で勝ちに行くためのシフトにしたんだと思います

―第2Pまで無得点に終わりましたが
正直、情けないなって言うのもあります。もっとゴールできる場面あったんですけど、実力不足って言うのが正しいんじゃないかなって思います。

―第2Pと第3Pの間では何が
その時0-2で負けてて、負けたくないって言う気持ちが強くて、絶対決めたいっていう気持ちが2Pと3Pの間では強く思ってました。

―第3Pだけで4得点ですが
それは1P、2Pでやらなきゃいけないプレーだと思いますね。3Pでできるって言うことは1P、2Pでもそれができるってことなので、ちょっと出だしとかが悪かったかなって思います。

―同点にした直後に失点をしたことについて
あの場面PKで決められて、あそこを守り切れなかったっていうのがあります。それはもう法政のせいですね。入れた後に入れられるとか、入れた後の失点っていうのがここ何試合がすごいあるので、そこは修正できてないと思うんですけど、もっとPKの質を高めていかないといけないのかなって思いました。

―前節の日体大戦でも同じようなシーンが目立ち、敗れてしまいましたが
入れて押せ押せムードの中で失点っていうのがずっとあって、気を落ちつかせられず、我慢できずに突っ込んでしまう。そこを直していかないと、強いチームとやっていくときに負けゲームになってしまうので、勝てる試合も勝てなくなってしまうと思います。一人一人がやっていかないとチーム全体に浸透していかないと思うので、もっと率先して声を出したりしていかないと、また同じミスでそうやってなってしまうので改善点の一つだと思いますね。

―4ー3にした直後のPPで西口選手と何か会話をしていたように見えたのですが
相手の位置とか守り方は大体把握できたので、キーマンがいてゴール横にいるFWを自分と西口でやってるんですけど、その二人がスイッチしてぐるぐる回って相手を混乱させるプレーをやろうっていうのを話していました。

―今日の試合を含めてPPで点が取れないことが多いですが
練習不足ですね。PPとかは回数重ねていかないと質が上がっていかないと思うんで練習不足ではありますね。あと自分のキーマンがちょっと下手っていうのもあります。自分と西口どっちかがキーマンの位置やるんで、もっと相手がどっち行っていいかわからないくらいのプレーをしないとキーマンは意味ないんで、もっと練習で質を高めていきたいですね。

―第1セットでのゴールが多くなっていますが
自分たちのセットは点取っていかないといけないのは当たり前で、点を取らないといけないセットだというのを自分も自覚してるので、そこに関してはいいのかなと思ってます。でも、やっぱりほかの2セット、3セットが1試合に1点でも2点でも入れてくれることによってチームの士気も上がりますし、楽に勝てる試合がもっと多くなると思うんです。1セットだよりみたいなところが今あるんで、2セット、3セットがゴールしてやるっていう気持ちを持っていかないと、強いチームとやっていく上で「1セットを抑えれば法政は余裕だ」と言われるのも悔しいですし、だから2セット、3セットが泥臭くてもいいんでゴールに向かって点を稼いでほしいなって思いますね。

―7試合連続でポイントを獲得していますが
特にそこまで意識はしてないですね。意識してはいないですけど、しっかり結果がついてきてるんで、そこはラインメイトにも感謝していかないと思ってますし、もっと自分が決めてやるって意識してるんで、それがゴールにもつながっていて、いいのかなって思ってます。

―前半戦が終わりましたが、前半戦で良かったところは
個人的に良かったところは特にないですね。全然足りないなっていうのもありますし、もっとできるっていうのもあります。個人的にはポイントとしては付いてますけど満足はしてないですね。チームとしても2勝4敗1分けで前半戦終わって負け越しているんで、満足できる結果ではないんで、日体に負けて、慶応に引き分けて優勝争いから離れてしまっているので、後が無くて、負け越しているっていうのが、悔しいというかチームとしても満足はできてないです。

―悪かった点は
同じミスで点を取られるところであったり、PPになってもこっちのファールで4対4になってしまうこともあって、入れた後で入れられる部分も含めて修正できてないというか、同じミスで点を取られるシーンが前半戦多かったので、そこが悪かった点ですね。あとは気持ちですね。みんなの勝ちたいって気持ちが伝わってこないです。みんなできるんで気持ちとか意識変えれば、もっといいプレーできると思ういます。なので、そこは悪かった点というか直していかないといけない点だと思います。技術じゃないじゃないですか、気持ちっていうのは、自分次第でその日にも変えられるじゃないですか。そういうところを改善していかないとまた後半戦負け越して、すごい満足いかないゲームになってしまうんで、そこをみんなにこれから次の試合までの2週間で自分が率先して伝えていきたいと思います。

―勝ちたいという気持ちが出ないというのはどういう場面で出てくるものですか
常に試合始まる前からこの試合絶対勝ってやるっていう気持ちってプレーしててわかるんですよね。注意して怒られたら落ち込んでショボンとしてるだけとか、本当にこの試合勝ちたいのかっていう。引き分けでいいや見たいのが自分は見てて感じるんで、みんな多分心では思ってるんですけど、勝ちたいって。勝たなきゃいけないって。でもそれが自分には見えてこないなって思いますね。

―それは以前監督がベンチで声が出ていないと言われたのにも関係してきますか
声出してくれている人もいますし、その人の人間性もあるとは思うんですけど、もっとこの試合は落とさないで勝ってやる、っていうのがないのかなって思います。自分含めて。自分は常に勝ちたいって気持ち持ってやってます。ホッケーっていうスポーツやっている以上、負けるのは悔しいんで、どんな相手でも気持ち的には絶対に勝ちたいって思ってやってます。

―後半戦に向けて
個人的にもそうですし、チームでも絶対負けたくないんで残り7試合全部やるくらいの気持ちでこの2週間しっかりと練習を重ねて行きたいなって思ってます。個人的にもポイント数ランキングに食い込めていけたらなって思います。気を緩めずに頑張っていきたいなと思います。

沼田翔

ー今日は負けに等しい引き分けでしたが
うちとしてはもう負けられないゲームだったのですが...。最悪の連敗だけは避けたかったので、負けなかったことは次につながると思います。

ー前回の日体大戦を踏まえてどのような思いで試合に臨みましたか
チームとしても試合前にミーティングをしたり、チームメイト同士で「今日は絶対に落とさないぞ」と話をして臨みました。プレー面では日体大戦で守り守りに入ってしまっていて、得点力がなかったのでとにかくシュートを増やして、貪欲にゴールを狙いにいこうと話をしていました。

ー1P、2Pは相手の硬い守備の前に得点を奪えませんでした
チャンスはあったのですが、そこで決めきれない決定力の弱さが出てしまいました。3Pにようやく修正できたかなという感じです。

ーリーグ序盤に比べて、PPで得点が取れなくなってきているのかなと思いますが
PPがないわけではないですが、PPをもらった時に基本的にシュートが少ないので、もっとシュートを打てる時にどんどん打たないとゴールにならないので、打ってゴールにつなげようと思います。

ーこの試合で各セットのメンバーを入れ替えていたようでしたが
1P、2Pの流れが悪かったので、どんどんフレッシュな選手を出して、流れを変えようとしていました。うちのチームは1、2年でベンチしている選手が多いので、3年生より1年生をどんどん出して自分みたいに足を使ってプレーしろということでした。

ー今季は得点後にすぐに失点することが目立っていますが
得点直後の守備の意識が低いので、そこは改善しようと毎回話し合っているのですが、どうしてもそこの弱さが出てしまうので、2巡目まで時間があるので修正できたらなと思います。絶対そこは直さないといけない課題だと思っているので。具体的にはフェイスオフでパックを取られるシーンが多いので、まずフェイスオフを取って、自分たちに流れを持ってきてどんどんアタッキングゾーンでプレーしようと話をしているのですが、それができてないですね。どうしても守りの意識に入ってしまっているので、守りの意識から攻めの意識に変えていきたいです。

ー一時2ー4となりましたが、自身のゴールも含めて同点に追いつきました。大学初ゴールを振り返ってみていかがですか
パスをもらってキーパーの動きを見てシュートを打ちました。秋リーグはずっとフル出場してて、周りから「まだ決めないのか」みたいに言われていたので、いい場面とは言えないですが、チームに貢献できて良かったと思います。

ー沼田選手のプレーは、足を動かして泥臭くプレーするのが持ち味だと見ているのですが
上位チームと試合をする時はバンバン走るというイメージなのですが、こういう慶大や日体大、日大などの下位チームには足を使いながらも、ゴールに貪欲に向かうプレーを意識してやっています。

ー監督からは
監督からはとにかく足を使って、チームに勢いをもたらすプレーを求められています。

ー次からは2巡目です。これからどう戦っていきたいですか
1巡目はどちらかというと消極的なプレーが多かったのですが、2巡目まで少し時間があるので、そこで練習から貪欲にゴールを狙っていきたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • guts第3P残り4分、松本力の劇的ゴールで同点へ
  • hug同点弾の松本力(手前)と抱き合う中口
  • egaoゴール後、笑顔の沼田
  • psPSを決め、チームメイトとハイタッチする松本力
  • goalチームは痛い失点を繰り返した
  • isiガッツあるプレーを見せる石田
  • matus1アシストの松本勝
  • timeout試合終了間際にタイムアウトを取るも、勝ち越しはならなかった
 

 

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