アイスホッケー

第83回日本学生氷上競技選手権大会 準々決勝 対中大 中大相手にまたも惜敗...ベスト8止まり

第83回日本学生氷上競技選手権大会 準々決勝 対中央大学
2012年1月8日(土)
十條アイススケートセンター

今季を締めくくる最後の大会であるインカレ。昨季と同じくベスト8を突破するには、宿敵・中大を倒さなければならなかった。インカレも強豪が名を連ねるようになってきた準々決勝、中大との一戦。過去に何度も対戦したことのある相手であり、法大は最近では勝ち星を得ることができていない。昨季のインカレでも同じ準々決勝で中大に敗北を喫したが、この試合その分まで悔しさを晴らすことはできるのか。

先制点は奪う!

試合結果

トータル試合結果

2       (28) 1(8) 1P 0(15) 4       (48)
1(10) 2P 2(17)
法政大学 0(10) 3P 2(15) 中央大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/KP
法大 1 4:20 17松崎覚 73土屋洋輔 18山田淳哉 PP
中大 2 1:14 18水内直人 5庄野貴大 KP
中大 2 12:40 61重野駿佑 87西里祐貴 31村本公平 KP
法大 2 14:12 16岩槻翔悟 23村上亮
中大 3 2:21 19穂積潤光 2野村龍志
中大 3 10:42 61重野駿佑 21鈴木雄大 31村本公平

※P.Pは法大のパワープレー、K.Pは法大のキルプレーを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 21篠田一輝 27宇正慧士 81武井淳貴 57山田康太 91関谷尚
2 73土屋洋輔 18山田淳哉 17松崎覚 71牧口大樹 20酒井大之
3 12山内翔平 23村上亮 16岩槻翔悟 15北村航也 5高橋峻
4 13西東秀明 22有澄遼 10多田真章 11川口皓 52中本圭亮

※GKは#39岩槻拓郎が出場

戦評

 1ピリ、初めに攻撃を仕掛けたのは中大。シュートまで持ち込まれるが、法大ゴールを預かるGK岩槻拓の鉄壁の守りで、相手を封じた。その後は両者ともに相手の出方をうかがう試合運びとなるが、均衡を破ったのは法大だった。中大のファールでパワープレー中、FW山田が起点となり右サイドから攻撃を仕掛け、ゴール正面にいたFW土屋にパス。土屋からFW松崎がゴールに押し込み、理想的な展開で先制点をもぎ取った。その後も法大は積極的な攻撃を仕掛け、流れを味方につけプレーを支配した。しかし、キルプレー中の相次ぐファールで人員を欠きリズムを崩す。法大が1人少ない中、中大はゴールに迫る。シュートまで持ち込まれたが、パックはゴールの左枠にはじかれ、幸運にも同点ゴールは免れた。法大はGKを下げ6人で攻撃に臨むなど攻めの姿勢を見せる。流れが一変したのはパワープレーから一転、法大のファールでキルプレーに変わった時だった。中大の猛攻に合い、およそ2分もの間法大ゴールは中大FWに脅かされた。しかし、FW宇正のクリアから安定感を取り戻し、1ピリを1点のリードで終えた。
 
 2ピリ、最初のキルプレーで中大FWの水内に同点ゴールを鮮やかに決められてしまう。早い段階で試合をふりだしに戻され、法大は次のゴールを自分たちの追加点にしたいところ。果敢にゴールに迫るが、どうしてもほしい1点が遠い。キルプレー中も、山田が相手GKと2対1のチャンスをつかむが阻まれた。攻めあぐねる中、法大はゴールに迫られ岩槻拓の好セーブによって難をしのいでいた。中大に攻められ続け、12分40秒にはついに大型FW重野のシュートで逆転を許してしまった。すぐにでも同点にしなければというところで、FW村上のパスを受けたFW岩槻翔が中大GKの少しの隙に右から押し込み、気迫で追いつき2-2で2ピリを終えた。
 
 3ピリでは、両者互いに譲らずゴール付近でせめぎあいを見せた。しかし、中大の勢いが加速度を増した2分21秒、追加点を奪われてしまう。法大もそれに追いつきたいところだったが、なかなかパックをゴールまで運ぶことができない。そして、中大にさらに追加点を決められ4-2。残り時間も少ない中、絶対に勝ちたい相手だけにさらに選手たちを焦らせる。しかし、2点のビハインドは大きく残り30秒でのタイムアウトもむなしく、2点差のまま試合終了のブザーが鳴った。
 
 ベスト8という大きな壁は打ち破れないまま、法大アイスホッケー部のインカレが終わった。最強の一年は昇格というステージを用意し、優勝という目標を来季に残していくこととなった。

選手と監督のコメント

松田監督

―今日の試合を振り返って 
残念です。でも選手はよくやったと思います。流れで攻められたね。リズムつかめないまま流れちゃったからね。

―今日の対策はあったか 
対策は中央の秋のプレーオフのビデオ見せてずーっとやりましたが、結果的に負けたらね。

―4年生はどんな学年だったか 
1年しか(監督を)やってないから選手との付き合いは短いんだけど、ずっと春から一生懸命やってきていて、後輩に気も配って、そういう4年生でした。

―どんな新チームを作っていくか 
今の選手は力持ってるから、100%出せるように体力と気持ちを充実させていきたい。DivⅠ-Aで試合重ねて経験を積ませてあげたい。DivⅠ-Bでやってきてゲームの経験離れしてるっていうのは感じる。これからもっと良くなるでしょう。

大北コーチ

―今日の試合を振り返って 
ゲームの流れとしてロースコアということは予想していて、展開的には1ピリ2ピリとうちが予定していたゲームの流れだったので、3ピリで決めれるかなっていう思いは全員が持っていたと思うんだけど、予想以上に反則が多くなってしまったことが敗因の一つかなとは思います。

―中大に勝利するために足りないものは 
60分間通しての細かいミスがあること。前回の大会ではスペシャルプレーで3失点して負けたり、反則の部分であったり、相手の攻撃に踏ん張りきれないということだと思います。

―結果について 
このチームは1年間悔しい思いをして、リーグ戦を勝ち抜いて、インカレに標準を合わしてきたので、結果に関してはやっぱり悔しいし、もう一度終わってから考えないといけないなと思います。

―今季を振り返って 
選手は一生懸命自分たちが目標にしたものに対して取り組んでくれたと思うので、それに関しては感謝しているし、リーグ戦もBでやってすごく悔しい思いしながら入れ替え戦を勝ち抜いて、一つ目標を達成して、この大会に向けてみんなが一つになるように頑張ってくれていたので、どうしても勝たしてあげたいっていう気持ちは強かったですね。

―今季のチームについて 
4年生を中心にみんなで明るく何事にも取り組んでくれていたチームだと思うので、団結の強いチームだったと思います。

―4年生にメッセージ 
インカレも全部ベスト8で、優勝もできなかったし、悔しい思いをたくさんしたと思う。その中で人間としてもすごい成長してくれました。またラストシーズンで自分たちが先頭に立って後輩たちを引っ張ってくれていたので、本当にその取り組む姿勢に感謝してるし、良い4年生だったと思います。

―来季のチームについて 
来季は3年生以下が残るし、試合出ている選手も多いので、しっかり競争して、今年以上に。4年生が残したことを次のステップに生かしたいと思います。

―修正すべきことは 
それに関しては監督と話しをして、もう一度チームの方針とかも含めて話をして決めていきたいと思います。

―今季一番の収穫は 
やっぱり団結力だと思います。4年生がしっかり残してくれたと思うので、それをまた良いものにつなげていきたいです。

―来季の目標 
最近優勝から離れているんだけど、三冠を目標に。今年のチームでAに復帰して三冠を狙う資格はあるし、それが最大の目標だと思うので、そのためにまず一勝から始めて結果として三冠につながるようにチーム作りをしていきたいと思います。

宇正慧士

―試合をふりかえって
立ち上がりは事前にミーティングしていた通りに自分たちのホッケーができていたんですけど、自分たちの反則からリズムを崩してしまって後半思うようにいかなかったなと。

―組み立てていた試合展開 
うちの強みっていうのはやっぱり運動量。スケーティング、スタミナという部分なので、全体を通してFWが固まって相手DFを動かしていこうという展開だったんですよ。でも、反則でそういう足を使ったプレーができなかったなと思います。

―ベスト8という結果について 
ここ2・3年でずっとベスト8でそれ以上に行けていないというのがあるので、ベスト8突破が一つの目標でした。目標という目標ではないですが、意識していた場所でもあったのでそれ以上に行けなかったっていうのは自分たちのホッケーが足りなかったんだなって。

―中大に苦手意識は 
特に意識はしてなかったですけど、1勝もしていなかったし得点も2得点しかあげられていなかったので、(他の相手よりも特に中大戦では)ゴールにこだわっていこうというのはありました。

―予想していたスコア 
事前にミーティングしていたんですけど、中大は守りが安定していて失点の少ないチームだったので、点取り合戦というよりはロースコア、我慢くらべの戦いになるんではないかなと。

―この試合で得た課題 
要所要所では自分たちのホッケーが機能していたんですけど、1試合を通してだとかキルプレーなど我慢しなければいけないときにし切れないところがある。1試合を通してどんなときでも自分たちのホッケーができるようにしたいです。

―4年生とは最後のインカレになりましたが 
今年は5人という少ない人数で、1年間いつも先頭に立って引っ張ってくれました。このインカレ前にも4年生の鈴木亜さん、川口さんがけがをしてしまって最後のインカレなのに出れなくて悔しい部分も実際あったと思います。その分も僕たちが背負って少しでも上に行って、少しでも長くやりたかったんですけど、4年生にそういういい思いを最後にさせてあげることができなかったのは悔いが残りますね。

―来季、最上級生として目指すことは 
リンクの上で自分の姿を見て、感じてもらいたい。言葉ではなく、ホッケーに対する姿勢だったり、パックに対する姿勢を実際に見てもらって、4年生全員がそれを示すことでついてきてもらいたいです。

―来季のチームづくりについて 
今年の4年生が秋リーグ(divⅠーAに)上げてくれたので、環境としては最高の環境でプレーできる。その環境に甘えることなく、自分たちのできることを一つずつやって確実にチーム力を上げていきたいです。

―来季の目標 
法政はしばらく優勝から遠ざかっているので、もうそろそろ優勝という形で結果を残してもいいと思います。それだけの実力もついてきていると思うので。あとはそれを行動で、結果で残すだけです。

川口皓

―今日の試合をふりかえって 
みんな頑張ってたから勝ってほしかったんですけど、勝ち負けがつくのは当然なので負けたのは仕方がないと思います。

―4年間をふりかえって 
楽しいことがいっぱいあってそれを共にできたんで。最後の結果は残念だったんですけど、悔いはないです。

―ベスト8という結果について 
ベスト8以上は4年間で行ってないんですけど、みんな頑張っていたので。

―4年間で学んだこと 
大学に来て、ホッケーだけじゃなくて寮生活という環境のなかで社会人にむけての準備ができたと思います。

―試合にむけて心がけていたこと 
試合に出る出ない関係なしにしてもコンディションを整えるために、食生活をきちんと管理していました。

―チームに絆を感るか 
そうですね。勝ったときはもちろんそうなんですけど、リンク以外の寮や外でもずっと一緒にやってきた。苦楽を共にしてきた仲間なんで。

―今年のチームはどんなチームだったか 
在籍していた4年間で一番強いチームだったんじゃないかなと思います。いい一年生がいたんでみんないい経験ができたんじゃないかなと。これからもっと強くなってほしいですね。

―川口さんにとってのアイスホッケー、アイスホッケー部とは 
小学生のときからやってきてるんですけど、アイスホッケーをやっていなかったら法政に来ることもなかったと思うので、なきゃだめなものですね。

―試合中に声をかけたこと 
試合中に選手個人に声をかけることはあまりないんですけど、みんなに

―チームのなかでの自分の役割 
ポジションが変わって大変だったということもあったんですけど、セットのバランスを考えて色々とやりました。自分のノリがそういうプレーなので、気を配ってやっていました。

―後輩にむけてメッセージ 
一年生には、決勝に連れていくことができなかったんですけど、このまま落ちるようなチームではない。また一部に上がって強いチームともできるんで、どんどん吸収してこのインカレで僕たちができなかった優勝をしてほしいですね。

フォトギャラリー

  • hockey-20110108-01-thumb-160x160-65先制点は奪う!
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  • hockey-20110108-03-thumb-160x160-67ゴールを懸命に守るDF陣と岩槻拓
  • hockey-20110108-04-thumb-160x160-68試合終了後、肩を落とす関谷主将

 

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