アイスホッケー

関東大学リーグ戦 対東洋大 劇的!残り9秒での勝ち越し弾で前半戦2位折り返し!

関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対東洋大
2013年10月13日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

前半戦最後の試合がやってきた。相手はここ4年勝ち星がない東洋大。今季は元気がない東洋大に勝ち、全勝で首位を走る中大に追いすがることはできるのか。注目の一戦のブザーが鳴る。

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前半戦最終戦で最高の結末!後半戦へ大きな弾み!

試合結果

トータル試合結果

5
(35)
2(14) 1P 0(6) 4
(35)
1(12) 2P 2(11)
法政大学 2(9) 3P 2(18) 東洋大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシスト

PP/PK

法大 1 01:42 91 中口郁弥 18 山田淳哉 22 小原日向
法大 1 17:18 18 山田淳哉 81 横山恭也 90 木戸啓太
法大 2 00:25 17 村上亮 90 木戸啓太 16 岩槻翔悟
東洋大 2 14:22 22 秋本デニス 36 高見翼人 21 川口尚耶 PK
東洋大 2 17:27 49 田中健太郎 48 人里茂樹 12 ビレヘルト PK
法大 3 01:01 20 酒井大之 18 山田淳哉 PP
東洋大 3 07:36 21 川口尚耶 20 武尾秀康 19 澤崎翔
東洋大 3 13:09 36 高見翼人 PP
法大 3 19:51 18 山田淳哉 81 横山恭也 22 小原日向

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 C 16 岩槻翔悟 A 17 村上亮 90 木戸啓太 4 佐々木祐希 6 松本勝利
2 22 小原日向 A 18 山田淳哉 91 中口郁弥 81 横山恭也 20 酒井大之
3 10 間山慎也 88 石橋智輝 23 末廣直樹 7 今井慶和 5 高橋峻
4 92 大野峻丈郞 11 吉田厳介 13 松本力也 27 奥田陽久 2 今将駿

※GKは#35藤田拓丸が出場。

戦評

 試合は立ち上がりから動いた。開始早々にFW岩槻がファーストシュートを放つなど、積極的に攻勢に出た法大。すると1分42秒、カウンターからFW山田の絶妙なアシストを受けたFW中口がシュートを決め、電光石火の先制点を奪った。その後も試合の主導権を握り、山田やDF佐々木が決定機を迎えるなど、次々と相手ゴールに迫る。また第1ピリオドでは反則を侵さず、数少ない相手のチャンスもGKの藤田が好守で防ぎ、相手に流れを渡さない。ピリオド終盤の17分18秒には、攻め上がったDF横山のパスを受けた山田が、冷静にシュートを決め待望の追加点。最高の形で第1ピリオドを終えた。

 続く第2ピリオドも、開始25秒に相手陣内でのインターセプトからゴール前のFW村上がパックを押し込み、早々に点差を3点に広げる。その後2度反則を犯しながら、逆にカウンターからビッグチャンスを作るなど相手ゴールを脅かし、終始相手陣内で試合を進め、流れを完全に握っていた法大。だが、課題の反則から流れが変わる。14分46秒にDF酒井がフッキングにより退場すると、その12秒後に東洋大のDFデニスにミドルシュートを決められた。さらに16分40秒にFW木戸がトリッピングで退場し、そのPK中にゴール前にこぼれたパックを押し込まれ、1点差に。試合を優位に進めていた法大にとって、痛恨となる2失点だった。

 しかし、第3ピリオドの開始早々にPPのチャンスを得ると、山田のパスを受けたDF酒井がダイレクトのミドルシュートを放つ。これが鮮やかに決まり、リードを再び2点に広げる大きな1点が生まれた。このまま勝利を収めたい法大だったが、ここから常勝軍団・東洋大が牙をむく。7分36秒にカウンターから相手のFW川口にフリーでシュートを許しゴールを奪われると、法大のPP中の12分9秒には、FW高見の個人技によって法大DF2人がかわされ、藤田もシュートを防ぐことが出来ず。ついに同点に追いつかれてしまう。完全に流れは東洋大に傾き、法大陣内でのターンオーバーから次々と決定機を作られる苦しい展開に陥った。

 このまま引き分けで試合終了と思われた終了間際、ドラマが生まれる。FW山田がドリブルで相手陣内に侵入すると、ここから相手ゴール前でパックを繋ぐ。そして相手のディフェンスに一瞬の隙が生まれた瞬間、酒井の折り返しをゴールに叩きこんだのは、エースの山田だった。残り時間9秒での劇的な勝ち越しゴールに、大いに沸き返るベンチと観客席。そのまま試合は終了し、強豪校から貴重な白星をもぎ取ってみせた。

 一時3点差をつけながら同点に追いつかれるなど、試合運びには課題も見せた法大。だが、「4強」の一角である東洋大を相手に互角以上の試合を繰り広げ、そして勝ち切ったことは非常に大きいだろう。前半戦を終え、法大は5勝2敗で2位につけている。後半戦の初戦は、ここまで全勝で首位ターンの中大だ。劇的な勝利により勢いに乗るオレンジシールズが、中大の独走に”待った”をかける。(田中宏樹)

試合後の選手のコメント

FW岩槻翔悟主将

―劇的な試合でしたが、今のお気持ちは
やっぱりPKで点を入れられてしまったので、まずそこは反省点ですね。3対0から2点PKで(点を)取られて、一番嫌な形で3点入って。4点目を取っていけるかなと思ったんですけど、まだまだそこが弱いところです。

―今日もそうでしたが、今季はPKで点を決められている印象が強いですが
結構練習はしていますが、まだまだ確率が低いので、まだこれから練習ですね。

―第1ピリオドは反則もなく、非常に集中しているように思えました
シュート数はウチが14本で、向こう(東洋)が6本。完全にウチのゲームだったのでそのまま2ピリに入りたかったですが、向こうがチェンジの入りが速かったりして、3ピリにかけてきているなと思ったら、3ピリは負けてしまったので。最終的には勝ちましたが、点数を決められているので。もっと楽々勝てる試合だったかなと思います。

―第3ピリオドはターンオーバーをされる場面や、Dゾーンで試合をする展開が目立ちましたが
結構Dゾーンが長かったので。こっち(法大)は足が動いていないというのがまず印象的で、向こうは(足が)動いていたということで。ウチのチェンジのタイミングだったり、細かいことの一回一回の積み重ねで、3ピリは足が動かなくなったのではないかと思います。東洋はすごく良いタイミングでチェンジをしていたので、見倣うところは見習いたいです。

―東洋大とは春に対戦機会がありませんでしたが
今年初対戦だったので、どんなチームかなと思いましたが、最初にウチが得点できたので、焦らずできたのではと思います。

―今日の試合にあたって対策は
ターンオーバーをしないということで、ウチが対策するというのは特にないですね。攻撃には絶対的に自信を持っているので、ウチが攻撃をすれば、どこにも負ける試合というのはないので。やっぱりウチは攻撃がメインとなるので、入れられた分入れ返せば良い訳ですし。対策という対策はないですけど、細かい自分たちのミスーPK、反則だったりターンオーバーだったり。そのような自分たちのミスを少なくすれば負けることはないと思います。

―先週は格下相手に苦戦しましたが、そこから調整したことは
(先週は)少ないシュート数で攻められていたので……それを今日は生かしてできたゲームではないかと思います。先週も結局はPKで。ワイドから打たれたシュートだったら仕方ないと言えば仕方ないですけど。ウチはウチのホッケーをやって、どんどん奥にパックをやって、走ってチェックしてパックを取って(ゴールを)決めるという流れなので、まずそこを崩さなければ、今日のように勝てるのではと思います。

―リーグ戦前半を振り返って
2敗してしまったので……。でも次の中央戦にウチが勝てば向こう(中大)は1敗、こっちは2敗。そしてまだ向こうは(法大戦後に)6試合残るので、そこでどこかが中央を倒せばウチとタイゲームになるので、ウチは全勝を目指して後半戦はやっていきたいと思います。

―攻撃がメインだと仰いましたが、今季はなかなかPPで点が決まらない場面も多いように思えます
外で(パスを)回しすぎかなというのはあります。もっとシュートを打てば(点が)入るのではないかと思いますけど……難しいところですね。

―次の試合に向けて
次は中央戦なので、インカレ決勝だと思ってやることが一番大事だと思います。絶対勝てるように頑張ります。

FW山田淳哉

―東洋大に勝利した今のお気持ちは
そうですね、この試合に負けても引き分けても結構優勝争いから脱落するかなと言う試合だったので、9秒前に決定的な1点を決めることが出来てとても嬉しいです。

―東洋大とは久しぶりの対戦でしたが対策は
東洋は毎年は走ってきて、しっかりチェックしてくるチームっていうのはわかっていたので、相手に気持ち良くチェックさせないような早い球出しと、いつも通り反則しないようにすれば勝てるんじゃないかなという話をして試合に臨みました。

―第1ピリオドは内容でも圧倒していましたが、どの点が良かったのでしょうか
1ピリは東洋よりうちのほうが足のほうが足も動いて走っていたっていうのが1番だと思うんですけど、その結果が反則ゼロと言う形に繋がっていてことで、それもまたプラスになったのかなと思います。

―今日は序盤から2セットで回すシーンも多く見られましたが
毎試合そうなんですけど、PPやPKになると2セットで回すっていう試合が続いてますね。

―第1ピリオドに先制のアシストとゴールを決められましたが、ご自身のプレーについては
アシストに得点っていうのが自分がチームに求められている事だと思うので、そういう意味では自分でも良いプレーが出来たと思います。

―第2ピリオド終盤にPKから立て続けに失点してしまった場面がありましたが
相手がどういうPPをして来るかっていうのがわからない中でPKをしてたんですけど、とても難しい状況で失点をしてしまったんですけど、3ピリはその点に関しては修正出来てたんじゃないかなと思います。

―第3ピリオドではPP中に同点に追いつかれてしまいましたが
自分たちがPPの中で失点するっていうのはどういう時間帯とか点差であれとてもいらない失点と言うかもったいないと思うので、それがたまたま同点ゴールだったということで、入れられてしまったのは仕方ないっていう風に割り切って、その次のプレーから集中出来ていたと思います。

―決勝ゴールは山田選手のドリブルが起点になりましたが、あのシーンについては
とても勝ちっていうのが重要な中で、誰も最後まで得点を諦めないで、自分1人ではなくてチーム全体がそういう気持ちでいたから生まれた1点だったと思うので、あのシーンに関してはチームの1点だったと思います。

―決勝ゴールを決めた時のお気持ちは
今年は春からそうなんですけど、チームの苦しい時とかチームが1点欲しい場面で1点取るっていうのを常に意識して取り組んできたので、今日の勝ち越しゴールっていうのは自分にとって凄く大きな1点でした。

―前半戦が終了しましたが、ここまでのリーグ戦を振り返って
前半戦2敗してるんでうけど、その2敗とも勝てない相手ではないなっていうのがわかったんで、後半戦もっと細かい所をみんなで意識して、気持ちを一つにしてやっていきたいです。

―次戦は首位の中大と直接対決ですが、意気込みを
中央は今全勝で、秋リーグ1位なんですけど、勝てない相手ではないと思いますし、自分たちが優勝を狙う上で絶対倒さないといけない相手だと思うので、強い気持ちを持って自分たちは試合に臨みたいと思います。

DF横山恭也

―今日の試合を振り返って
序盤の方はリードしていたんですけど、段々追いつかれてきて、相手のペースになったのがちょっとダメでしたね。1ピリはどんどんシュート打ったり体に当ててリバウンド打って流れを渡さないって事ができたと思います。

―2ピリ3ピリはなぜ押し込まれたとお考えですか
段々足が止まってきて自分たちのホッケーができなかったのがダメですね。2セット回しの影響もあると思いますし、体力的に足りなかった部分もあると思います。

―最後のゴールシーンを振り返ってみて
自分はゴールしていないんですけど、もう時間もなかったんで負けたらここで優勝もなくなってしまうと思ったんで、攻めて必ず点を取ろうと思ってやっていました。

―今日勝ったことで優勝の望みも残っています
後半戦も負けられないんでしっかりこれからもやっていきたいです。

―前半戦を振り返ってみて
前半戦は勝てた試合が多かったので(負けた試合は)そこを修正して全勝できるように頑張りたいです。

―前半戦で心に残っている試合とかはありますか
明治戦の1点差で負けた試合は悔しかったですね。あそこで流れを掴みきれなかったかなと。それ以降は日大とか専修に苦戦したり、自分たちのホッケーができていないなと感じていました。

―PKでの失点が重なっていますが
今日もそうだったんですけど、チームでも練習したりしているんですけど、これから考えて練習して失点を少なくしていきたいと思っています。

―他にチームで話している課題は
どんどんシュートを打ってリバウンドを取ってとりあえず自分たちの流れにすることですね。

―これからの後半戦をやるにあたって気をつけたい点はありますか
とりあえず勝つだけっすね。もう負けられないんで。絶対勝って優勝したいです。

フォトギャラリー

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  • toyo1 5決勝ゴールをアシストした横山
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