関東大学リーグ戦 対専大 下位セットの奮起!チームの力を見せつけ快勝
平成25年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対専大
2013年11月4日(月)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前節の慶大戦前のミーティングが奏功した法大。勢いそのままに専大に勝利して次節からの4強対決に弾みをつけておきたい。そんな対戦となった専大戦は前回大苦戦した反省を活かして序盤から猛攻を見せた。
試合結果
トータル試合結果
9 (50) |
3(16) | 1P | 1(12) | 2 (21) |
---|---|---|---|---|
3(17) | 2P | 0(6) | ||
法政大学 | 3(17) | 3P | 1(3) | 専修大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 1 | 02:28 | 10 間山慎也 | 4 佐々木祐希 | ― | ― |
専大 | 1 | 08:42 | 75 鹿野将吾 | 17 佐藤僚介 | ― | ― |
法大 | 1 | 10:53 | 88 石橋智輝 | 81 横山恭也 | 18 山田淳哉 | PP |
法大 | 1 | 11:24 | 10 間山慎也 | 11 吉田厳介 | 13 松本力也 | ― |
法大 | 2 | 05:54 | 10 間山慎也 | 6 松本勝利 | 5 高橋峻 | ― |
法大 | 2 | 07:58 | 90 木戸啓太 | 6 松本勝利 | 16 岩槻翔悟 | PP |
法大 | 2 | 14:34 | 88 石橋智輝 | 81 横山恭也 | 22 小原日向 | PP |
法大 | 3 | 07:51 | 17 村上亮 | 16 岩槻翔悟 | 81 横山恭也 | PP |
法大 | 3 | 11:07 | 22 小原日向 | 91 中口郁弥 | 5 高橋峻 | ― |
専大 | 3 | 17:24 | 22 佐久間幹 | 64 札裕平 | 11 東山哲士 | ― |
法大 | 3 | 19:26 | 11 吉田厳介 | 92 大野峻太郞 | ― | ― |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを表示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | C 16 岩槻翔悟 | A 17 村上亮 | 90 木戸啓太 | 6 松本力也 | 5 高橋峻 |
2 | 22 小原日向 | A 18 山田淳哉 | 91 中口郁弥 | 81 横山恭也 | 2 今将駿 |
3 | 10 間山慎也 | 88 石橋智輝 | 13 松本力也 | 3 高橋魁人 | 27 奥田陽久 |
4 | 23 末廣直樹 | 11 吉田厳介 | 92 大野峻太郞 | 77 岡野頌平 | 4 佐々木祐希 |
※GKは#35藤田拓丸が先発、2ピリ途中から#55富田哲平が出場。
戦評
第1ピリオド開始早々、試合が動く。2分28秒、ディフェンディングゾーンで専大からパックを奪うと、FW間山が果敢にドリブルで敵陣へ攻め込み、ゴール右からシュート。チームに勢いをもたらす先制点が入る。4分すぎにPKを迎えるが、後半戦PKでの無失点が続く法大は、このピンチも切り抜ける。その後は互いにディフェンディンゾーンとアタッキングゾーンを行き来し、ゴールをうかがう展開に。ところが8分後半、ゴール左サイドからパスを受け、専大のFW鹿野がゴール正面からシュート。ゴール右のポストにパックが当たると、そのままパックがゴールに入り、同点に追いつかれてしまう。しかしこの日の法大はここから一気に相手を突き放す。失点直後の9分過ぎにPPのチャンスを迎えると、法大はすかさずゴールを狙う。ディフェンディングゾーンに一度パックをクリアされるが、それにFW山田が追いつくと、アタッキングゾーンのDF横山へロングパス。それをFW石橋に回し10分53秒、左から強烈なシュート。勝ち越しに成功する。11分24秒にもアタッキングゾーンでのフェイスオフ直後、間山がゴール左脇から角度をつけない技ありの一撃を放ち、3点目。小刻みに加点し、第1ピリオドを2点リードで終える。
第2ピリオドでも法大は優位に試合を進めていく。5分54秒、ゴール右から間山が狙いすましたかのようなシュートを放つと、パックはキーパーの股下をくぐりそのままネットへ。このゴールで早くも間山はハットトリックを達成する。8分ごろには4対3のPPとなり、法大はアタッキングゾーンでパスを回して形を作り、ゴールを狙う。ブルーゾーンの中央付近にポジショニングをしていたDF松本勝から右サイドのFW岩槻、ゴール左にいたFW木戸へとパックをつなぎ、木戸がシュート。パスの連携が決まり、完璧なゴールとなる。その後は相手をディフェンディングゾーンにすらいかせず、法大がパックを支配。13分過ぎのPPでは、ゴール右側でパスを受けた横山が足でパックの角度を変え、それを受けた石橋がシュートし5点目を決める。15分、17分に立て続けに反則者を出すもしっかりこのPKも切り抜け、第2ピリオドは無失点で終えた。
5点リードで迎えた第3ピリオド。法大はロングパスをつないでシュート放ち、積極的に追加点を狙っていく。7分51秒にはゴール右からパスを受けたFW村上が素早く反転し、パックをゴールへ押し込み7点目、8分53秒にもFW小原が8点目を叩きだし専大を突き放す。17分中盤には課題のターンオーバーからの失点を許すが、残り34秒でFW吉田がエンプティゴールを決め、試合終了。前回の対戦では苦戦した格下相手にしっかり力の差を見せつけ、圧勝を収めた。
ミーティングをした慶大戦から、チームの雰囲気は確実に良くなっている。負傷したDF酒井の代わりに出場している1年のDF今に対し、セットを組む横山を中心に積極的に声をかけ、経験の少ない1年生を盛り立てている。この日は終始足が動き、間山を中心とした下位セットが大活躍。DF陣も堅い守りを見せるなど、第2、3ピリオドは相手のシュートを封じ、50対24と圧倒的にシュート数の差をつけた。リーグ戦も残すところ3試合。中大を除くの4強との対戦が残されている。2位、そしてインカレ優勝のためにはいずれも倒さなければいけない相手だ。2試合連続大量得点を奪い、勢いづいたオレンジシールズ。終盤の快進撃に期待だ。(熊谷優)
試合後の選手のコメント
FW石橋智輝
―今日の試合を振り返って
2得点することが出来たんですけど、反則を2つ取られてしまったので、そこは冷静にプレーできなかった自分に反省してますね。
―今日は第3セットでの出場でしたが、心掛けた点は
僕らのセットはシンプルにリズム良く攻めて、チェックして相手からパックを奪うことが出来るかをテーマに掲げてやっているので、いつもそれを心掛けてやってますね。
―同じセットの間山選手と合わせて5得点の活躍でしたが
僕と間山はいつも得点とかが少なかったので、素直に5得点も取れてうれしいです。
―今日はFWでの出場でしたが、FWでプレーしたい気持ちなどは
僕としてはどちらでも大丈夫なので、与えれたポジションを全力でこなすだけですね。
―より上位のセットでのプレーをしてみたい気持ちはありますか
セットごとに役割があるので、上位のセットに入ったからと言って良いとは思ってないので、僕らはずっと3セット目でずっと固定されてやっているので、3セット目は3セット目のやるべきことをしっかり出来れば良いかなと思います。
―ポジション争いの中で、ご自身が売りにしている点は
DFとFWどちらでも出来ることもそうですし、FWでも守りを結構売りにしてやっているので、自陣での守りを売りにして、素早い球出しと低いリスクでプレーしてチームに勢いをつけるっていうことを自分のアピールポイントとしてやっています。
―反則はご自身の課題ですか
そうですね、心掛けてはいるんですけど…ついつい熱くなってしまったり気持ちが前に行きすぎてしまって反則になってしまったりということがあったので、もっと冷静にプレー出来ればいいかなと思います。
―次の試合に向けての意気込みを
やっぱりやるべきことは変わらないと思うので、今日やおとといの試合とは全然違うものになってくると思うので、もっと心を引き締めて、やるべきことをやって、チームが勝てるように貢献していきたいです。
FW間山慎也
―今日の試合を振り返って
この秋リーグ全然決められていなくてやっと専修戦で3点取れて良かったです。素直に嬉しいです。
―この試合リーグ戦これまでを振り返ってどうでしょうか
ポイントに全然絡めていなくて、今日絡めてこれからもあと3試合あるのでしっかりポイントに絡んでチームに貢献していきたいです。
―前々回まで嫌な流れの試合が多かったですが自分の中でどうお考えでしたか
チームとしても点も取れていなくて雰囲気も悪かったんですけど、今は雰囲気も段々いい感じになってきて、今後に向けていい練習ができると思います。
―去年と比べると出場回数も増えていますが今はどんなプレーを心がけていますか
3つめでやっている以上、まずは走って当たってリズムを作っていっていい流れでやっていってもらえるようにしています。
―調子はいかがですか
前回はすごく調子悪くて監督にもちょっといろいろ言われていたんですけど、なんで今日はやってやろうと思っていました(笑)
―チームが積極的に声をかけているのが目につきますが何か決めたこととかはありましたか
やっぱりチームの雰囲気を良くするためにまずは声を出してどんどんチームを盛り上げようって皆で決めたんでそれが出て今雰囲気も良くて失点も減っているんで今後も声を出して盛り上げていきたいと思います。
―ミーティングの話を以前聞いたのですが3年生側の意見というのはどういうものだったのですか
上級生として1,2年生を3,4年生が引っ張っていく事なんで、まずは上級生が同じ方向を向いていなきゃダメなんでその方向を決めて改善するところはどこどこを改善しようって話し合いをして、いいところはどんどん伸ばしていこう、っていうミーティングでした。
―早稲田への意気込みを
今本当にチームはいい状態なんで、あと残り3戦ですけど次もう絶対落とせないんでポイントに絡んで活躍して勝ちたいと思います。