アイスホッケー

関東大学リーグ戦 対明大 7年ぶりの勝利で弾み付け最終戦へ

平成25年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対明大
2013年11月17日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

試合前の早大対東洋大の結果でリーグ戦2位以上で出場権獲得となる、全日本選手権大会への出場の望みが完全に消滅した法大。インカレも見据えつつ、リーグ開幕戦で惜しくも敗戦した強豪・明治相手に勝ち点を取りたい試合は意外な展開を見せた。

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3点目をあげ喜ぶ山田

試合結果

トータル試合結果

4
(35)
2(13) 1P 0(19) 2
(52)
1(8) 2P 1(19)
法政大学 1(14) 3P 1(14) 明治大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
法大 1 13:45 16 岩槻翔悟 18 山田淳哉 90 木戸啓太 PP
法大 1 18:39 22 小原日向 18 山田淳哉 91 中口郁弥
明大 2 07:46 10 高橋佑輔 11 大津晃介
法大 2 13:09 18 山田淳哉 22 小原日向 91 中口郁弥 PP
明大 3 00:37 10 高橋佑輔 22 大椋舞人 11 大津晃介 PK
法大 3 19:51 22 小原日向

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 C 16 岩槻翔悟 A 17 村上亮 90 木戸啓太 4 佐々木祐希 6 松本勝利
2 22 小原日向 A 18 山田淳哉 91 中口郁弥 81 横山恭也 27 奥田陽久
3 10 間山慎也 88 石橋智輝 13 松本力也 7 今井慶和 5 高橋俊
4 23 末廣直樹 11 吉田厳介 19 磯田祥平 61 大山翼 2 今将駿

※GKは#35藤田拓丸が出場。

戦評

 第1ピリオドは開始から法大、明大共にチャンスを作るものの、決めきれずに時間が過ぎていく。反則は少なく、段々と法大のチャンスが増えていくと13分45秒、FW木戸とFW山田の左サイドからのパス回しに右サイドにいたFW岩槻が反応し、合わせてゴール。先制点を奪う。明大は反撃を試みるも、最後の最後でパックが合うことはなく、GK藤田の好セーブもあり、流れを渡さない。すると18分39秒、相手ゴール前の混戦からFW小原がパックを押し込み、2点目を加える。第1ピリオドはここで終了。打たれたシュートは19に対してこちらは13と少ないものの少ないチャンスをものにして2点のリードを奪う。

 続く第2ピリオドは7分46秒、明大のスコアラーFW大津が俊足飛ばして法大ゾーンへ持ち込むと、それにFW高橋が合わせられ、1点差に詰め寄られる。しかし、12分56秒、明大の反則でPPのチャンスを得ると13分9秒、フェイスオフ後、パスを回しつつ、シュートゾーンを探していた山田が右サイドからふらふらと中へ入り込み、一閃。シュートはGKの右肩口ここしかないというところへ突き刺さり、再び点差を2点とした。その後は両チームともPPのチャンスが1回ずつあったが得点ならず。法大は18分50秒に犯した反則で、ペナルティタイムを50秒時間を残したまま、奇しくも前回の早大戦と同じような展開で、第3ピリオドを迎えた。

 悪夢は再び起こるのか。開始37秒で明大が反撃する。ミドルシュートをGK藤田が前にはじいたところを再び高橋に打ち込まれそのまま失点。今回もこのままずるずるいってしまうのか。誰もが前節の早大戦を思い出した。しかし今回の法大は違った。明治に傾いた流れを引き戻すかのように、GK藤田を中心としたディフェンスで相手に得点を与えない。相手のミスも重なり、時間は刻々と過ぎていった。試合時間も残り1分。プレーが止まると明治がタイムアウトを取って、6人攻撃を仕掛ける。守りを意識した法大は最後まで集中を切らさずにプレー。明大の攻撃を振り切ると残り9秒、明治のミスからリンク中央でパックを奪うと、そのまま小原が無人のゴールに持ち込み、シュート。法大がダメ押しの4点目を決め、試合終了。明大から実に公式戦7年ぶりの勝ち点を挙げた。

 この試合はFW小原の2得点の活躍に加え、総シュート数35本と、決して多くはないチャンスをしっかりとものにし、明大の総シュート52本に耐え、守り切った法政の勝利と言える。今季リーグ最終戦の相手は法大の後ろに順位をつける東洋大。4年生にとって東京でできる大学最後の試合となる。このままの勢いで、勝ち点をとって悔いなく今シーズンを終えることを期待せずにはいられない。(荒木翔太)

試合後の監督・選手のコメント

松田幹郎監督

―今日の試合を振り返って
気持ちいいですね(笑)明治にずっと勝ってないんでね。サマーで前に勝ったけどそれ除くと、もっと勝ってないんじゃない。たぶん6年ぐらい勝ってないんじゃない(7年ぶりの勝利)

―今日の勝因は
やはり守りを考えて、常に一人はバックチェックしてたんで1対2とかが少なかった。今日は人数が合ってたでしょ。そういう守る意識が良かったから、シュート数が少なくても勝てたんじゃないですか。

―4-2という結果に関しては
もっと取れたとかそういうのはありますけどキーパーも良く止めてたし、それによってリズムもできてたし、良かったなと。

―今日の明大の印象は
今日はあんまり上手くいってなかった。なんかこう…ちぐはぐしている。っていうのはやはりプレッシャーが早かったから。

―オフェンス面ではどうでしたか
オフェンスでいえばもっと決めるとこ決めれば楽なんでしょうけど、まあそうもいかない。でも攻撃的にも悪くはない。パワープレーも良かったですし。今は目標っていうのはインカレを見据えてやるしかない、って事ですね。

―インカレに向けての選手起用はあるんですか
インカレに向けての選手変更はないです。ただ誰かが怪我したときにそれを補えるようなことはしている。(今はDF酒井選手が怪我でいないが)その代わりをDF奥田がやっている。その前はDF今で。だから若い奴にチャンスは与えてるんです。ただ、それをものにするかしないかっていうのはそれは本人。やっぱり成長してもらいたい。みんないいものを持っているんだけどこういう大事なときに力が発揮できないのはね。

―最近積極的に声をかけていますが
私は命令系統ではなく理解者として、選手にやってもらう。そうすることによって気持ちよくホッケーができる。だからそのひとつのコミュニケーションですね。どっちかっていうと上から目線の形は取りたくない。それはちょっと色んなやりかたがあるんだろうけど、私は選手とおんなじ目線でやる、と。言葉もこういう風にやろうよ、なぜやるのかっていったら、こうだからやるんだよ。そういう話です。

―タイムアウトの時は何を話していたのですか
まずはゆっくり休めと。まずはそれが一番大切だから。そしてパックを取られないように。ゴールに向かうように。それだけ。あとはもう選手にやっぱり状況判断に(任せて)勝ちたいという気持ちがあるかないか。もうスキルの問題じゃないんですよ。ここまで来たら向こうもその気できますし。勝ちたいって気持ちが今日は強かった。

―今日は本当に勝ちたい気持ちが伝わってきました
それはやっぱり見ている人たちが一番分かるんじゃないですか。やってる本人達も一生懸命やってるけど、見ている人たちが一番感じるんですよ。訴えてくるんですよ(笑)これがホッケーなんですよね。まあホッケーだけじゃなくサッカーも野球もそうでしょうけど。それがいままで足りなかった。もっともっと強くなれる要素を持ってるんですよ。その自覚。なかなか難しいんですけど。私は自制というのを重んじているんですよ。やりたいことだけやる、言われたことだけやる…楽なんですよ。そこから自分で考える。なんでもチャレンジしていかないと。

―最後の東洋大戦はどんなことを意識していきますか
やっぱり、法政のプライド、選手のプライドがあるはずですから、思い切って楽しくやって欲しいです。悔いのないようにやって欲しいです。
 

FW岩槻翔悟主将

―今日の試合を振り返って
今日はゲームプラン通りというか、完璧に近いゲームで、まあ所々悪い面はあったんですけど、完璧に近いゲームないようだと思います。最初は明治の足が止まっていたんで、こっちが足動かせば点は取れると思っていたんで、そこは皆に話して、こっちは走って、ディフェンスが向こうはそんなに足早くないんで、しっかりダンプしてそれを取れば2-1、3-2(の数的有利)を取れるんじゃいないかって話をして、それが良かったのかなって思います。

―ゲームプランというのは
2点取って、3ピリに3-1の状態で入るのが一番おっかないんで日大戦にしても同点になったし、そこを勝ちきれるか勝ちきれないか、そこでチーム力を試されるところだと思ったんで、1点は取られましたけど守り切れたのは大きな収穫であって成果だと思います。

―今日の試合はどんな想定で臨まれましたか
ほとんど2位がない状況でとりあえず勝ち点をあげなきゃトップ3には入れないんで、また4強に入れないとかそういうことを言われないように。明治には僕が4年間、秋リーグやって一回も勝ってないんで、サマーの3位決定戦で勝ったぐらいで、そのほかは1勝もしてないんで、なんとしても勝たなきゃっていうのは、コーチからも前回の練習の時にあったので、7年間勝ててないらしいので、勝てて良かったです。

―明治に勝ったというのはチームとして大きな1勝ではないですか
そうですね、チームとしても大きいですし、相手が法政嫌だなって思うことも重要だと思うんで、今日勝ったことで向こうも油断出来ないなって思ったと思うんで、心理的なことで良かったんじゃないかなと思います。

―今日の明治の印象は
うちが足動いてないときはパスホッケーで、いいホッケーをしてくるっていう印象があるんでうちが足止めれば負けていただろうし、今日はうちが足動いていたんでシュート数は明治の方が多かったですけどキーパーの(藤田)拓丸も頑張ってリバウンドコントロールもしていたし、フォワードのバックチェックもすごい効いていたんで、勝てたんじゃないかなと思います。向こうのアタッキングゾーンではプレッシャー行けば取れたんで。明治は隙がないホッケーをするので自分のホッケーをしていこうって事でした。

―先週の早大戦は嫌な負け方をしましたがこの1週間で話した点はありましたか
前回もシュートを1本1本決められていたんで、今日は1本目まずキーパー止めてくれ、そのリバウンドをディフェンスがゴール前に流れないように、流れるパックもあると思うんで、そこはブレーキしてしっかりアウトサイドに出しましょうって事だったんで。リバウンドで決められたのはPKぐらいだったと思うんで、そういう所はディフェンスもよく頑張っていたと思うし、良かった点かなと思います。

―タイムアウトの時はどんな事を話されましたか
あとちょっとだったんで、勝ちきれるか勝ちきれないかはチームによるので、チームチームって事を話したんですけど、まあ奥に奥に、アイシングはダメで、多くにやりましょうって事でもう一回残り20秒くらいでタイムアウト取ろうとしたんですけど、監督には僕がいらないって事で反抗しちゃったんですけど(笑)あそこでとっていたら作戦会議で向こうも休めていただろうし、うちは自信持って守れたんで良かったです。

―あと1戦東洋大戦ですが
早稲田には負けたんですけど今日のうちはいいテンポでいいリズムだったんで次もゲームプラン通り行けばインカレもその通りいけると思うんで、まずはこの長期間秋リーグやっていたんで、集中力…最後持つか持たないかがキーになると思うんで、そこはミーティングでもう最後だから頑張ろうって事で4年生も最後なんで、まずは勝ちたいと思います。

―1次リーグの東洋大戦はうちが勝ちましたが
そうですね、うちがいい状況で来て向こうがもっといい状況で来ると思うんでスタッフ含め夏や前回よりはチーム状況としてはいいと思うんでそれをうちが受け身じゃなくてチャレンジャー精神持って臨んでいきたいです。
 

GK藤田拓丸

―今日の試合を振り返って
明治には前半戦負けたのと、インカレの決勝で当たる可能性があって、インカレに向けて弾みをつける大事な試合だったので、しっかり勝ちにいきました。

―明大に久しぶりの勝利
今のコーチが2年生のときに勝った以来と聞いていたので、それも意識しました。結果として勝てたので良かったです。

―2失点という結果について
できることなら無失点に抑えたかったですが、リーグ戦通しての失点から考えると少ない失点で抑えられたので、良かったと思います。

―今日はDFの頑張りも大きかったと思いますが
ウチは「守りが悪い」と多方面から言われているので、守りを盛り上げることができて良かったと思います。

―明大の印象
決してベスト(の状態)ではなかったと思いますけど、敵の状態がどうであれ、明治に勝ったというのは事実であるので、しっかり次につなげていきたいです。

―3ピリは2ピリの続きでPKから始まりましたが、入る前に話し合ったことは
それまでPKでは1点もやられていなかったですけど、しっかり守りからやろうといえことで、勝っている状況でも守りを中心にやっていこうと話しました。

―先週早大に負けてから切り替えるために、どのようなことをされましたか
(1週間という)短い間でしたが、2位がなくなったというところでも、一人ひとりの意識をとりあえず1勝、そして残りのリーグ戦をしっかり勝っていこうということで、みんなの意識が一つに集まった結果が、今日の結果だったと思います。早稲田に負けたというのは悪い結果ですけど、逆に(負けたことが)良かったかもしれないです。明治の方が力のあるチームだと私は思っているので、それで早稲田戦が終わってからしっかり気持ちを切り替えられたのが一番の(勝てた)要因だと思います。

―今季出場機会が増えていますが
今年3年目なので悔いを残したくありませんし、来年も自分がメインで出れるように来年につなげられるよう、少しでも出場機会を増やして、このチームを引っ張っていけたらと思います。自分は中心となってチームを盛り上げていくことは結構していると思いますし、単純なことですけど明治に勝ったことはチームとして大切なので、来年につながるいい試合だったと思います。

―最終戦に向けて
東洋戦は前回も出場させていただいて、 まだ来週の出場は決まっていませんが、前回のような追い上げられる展開ではなくて、少しでも守りを中心として、私たちの目指している法政のホッケーをしっかりやって、勝利したいです。

FW小原日向

―今日の試合を振り返って
リーグ戦残り少ない中で今日勝てたことは良かったと思います。次の東洋戦も勝って、インカレに繋げたいと思います。

―今日はかなり気持ちが入ったプレーが見られたように見えましたが
先週早稲田に負けて、リーグ戦はもう負けられないので、練習の時から意識を高く持って試合に臨んだので、今日勝てて良かったです。

―今日は守備も良く機能していましたが、ご自身の守備については
バックチェックをしっかりして、フリーで打たせないようにしました。

―今日の明大の印象は
明治はもっと力のあるチームだと思うし、インカレでも決勝まで行けばあたるので、次は今日の試合とはだいぶ変わってくると思うので、その辺はまた切り替えてやりたいです。

―タイムアウト中に心掛けたことは
とりあえず点を取ることより、失点しないことのほうがあの場面では重要だったので、守る意識を高くして、結果エンプティゴールを決められて良かったです。

―明大に勝つのは久々でしたが、その点については
明治に勝てたのは久々なので嬉しいですけど、まだあと1試合東洋戦が残っているので、気を引き締めて、来週も勝てれば良いと思います。

―小原選手がプレーしている2セット目全体で、攻撃力をあげるために意識しているところは
パックを持った時に1人になってしまって、パスが出さない時があるので、早めにサポートに入って、パスラインを増やして行ければ良いと思います。

―リーグ戦最後の東洋戦にむけて意気込みを
リーグ戦最後なので、東洋にしっかり勝って、インカレに繋がるプレーをしていきたいです。

フォトギャラリー

  • meiji2 13点目をあげ喜ぶ山田
  • meiji2 2先取点をチームで喜ぶ
  • meiji2 3膝をつきつつシュートを放つ小原
  • aihori-gu2-4小原のゴールでチームが勢いづいた
  • meiji2 4狙い澄ましたかのようなシュートを放つ山田
  • meiji2 5ゴールした選手達を迎えるベンチ
  • meiji2 6いよいよ最終戦。チーム一丸で勝利を!
 

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