アイスホッケー

関東大学リーグ戦 対東洋大 今季最終戦!相手の気迫に押され白星で飾れず...

平成25年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対東洋大
2013年11月24日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

長いようで短かった今季も最終戦を迎えた。相手は4位を争う東洋大。東洋大は4年生がインカレに出場しないため、この試合が引退試合となる。その気迫に負けない気合を氷上で表現した法大だったが一歩及ばず。チームは敗退し、リーグ戦を5位で終えた。

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東京でのラストゲームの行方は…!

試合結果

トータル試合結果

1
(30)
0(11) 1P 0(10) 2
(34)
0(10) 2P 1(14)
法政大学 1(9) 3P 1(10) 東洋大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
東洋大 2 16:24 21 川口尚耶 37 堀内暢 PK
東洋大 3 07:53 22 秋本デニス 36 高見翼人 21 川口尚耶 PK
法大 3 08:16 18 山田淳哉 22 小原日向 91 中口郁弥

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 C 16 岩槻翔悟 A 17 村上亮 90 木戸啓太 4 佐々木祐希 6 松本勝利
2 22 小原日向 A 18 山田淳哉 91 中口郁弥 81 横山恭也 5 高橋峻
3 13 松本力也 88 石橋智輝 10 間山慎也 7 今井慶和 27 奥田陽久
4 23 末廣直樹 11 吉田厳介 61 大山翼 19 磯田祥平 3 高橋魁人

※GKは#35藤田拓丸が出場。

戦評

 勝負の第1ピリオド。序盤の1分12秒でPPのチャンスを得るが厚みのある攻撃を見せるものの、得点には至らず。その後5~7分はひたすら東洋大がシュートを放つ。フェイスオフでパックを奪われると、DFゾーンで耐える時間が続く。それでもGK藤田拓丸が好セーブを連発すると、それに呼応するようにDFも奮起。1点も許さず、我慢の時間帯を切り抜ける。すると1ピリ終了間際、連続して東洋大の反則が重なり、5-3と絶好の好機がやってくる。得点はないものの5-3の時間を1分近く残したまま2ピリを迎える。

 2ピリ開始直後のチャンスは法大が何度も東洋大のゴールを脅かすが、得点には繋がらない。5-3のチャンスが終わった後もFW山田淳哉、FW小原日向の連続シュートで攻め立てるも、ネットを揺らすことは出来ない。逆にターンオーバーから1対3の絶体絶命のピンチを迎えるが、GK藤田のナイスセーブで切り抜ける。東洋大のDF秋本デニスを中心とした堅い守りを崩せずにいた法大は、守備時、相手のシュートがDFのスティックに当たってしまい、軌道が変わり浮いたパックがそのままゴールへ。藤田も呆然とするしかない何とも不運な形で先制点を奪われる。法大はFW松本力也やFW石橋智輝が裏へ抜け出し、絶好のチャンスを何度か作るも、シュートが浮いてしまいゴールならず。1点ビハインドのまま、勝負は最終ピリオドへ。

 早めに追いつきたい最終ピリオドは序盤から東洋大が反則を犯し、チャンスを何度も作るも、逆に7分53秒に左サイドから追加点を奪われ、集中力が途切れそうな勢い。しかし直後の8分16秒、山田のシュートで再び1点差とし、ぎりぎりで踏ん張る。13分25秒、DF佐々木祐希が倒されると「しゃあ!」と大きな声を出して、反則を取れたことを喜ぶ。勝つ気迫は見せていた。18分54秒、タイムアウトをとり六人攻撃を仕掛ける。それでも点は取れない。無情にも時間は過ぎ、タイムアップ。1-2で敗れ、リーグ最終戦を白で飾ることは出来なかった。(一戸亮佑)

試合後の監督、選手のコメント

松田幹郎監督

―今日の試合を振り返って
やっぱり決めるとこで決めなければこういう試合になっちゃう。それと5-3があったでしょ。あそこでうちが点数を取ってリズムを作んなきゃいけない。それで取れないから焦る、反則する、そしてリズムがどんどん狂ってくる。そういうパターンだったんですね。

―守りの点は前節に引き続きよかった点もありました
そうですね、だんだん守りの意識が良くなってきました。けど、チャンスもあったんだけど、決めなければこういうことになるということですね。

―このリーグ戦を振り返って
3ヶ月という長いリーグ、ちゃんとコンディションを作っていく、非常に難しいなか、選手も授業受けたり練習したり、そういう3ヶ月を個人のコンディション作りが難しかったんじゃないかなと思います。今度はインカレ、集中して出来ますからね。そういう意味では何とかしたいなと思います。

―去年のリーグ戦と比べるといかがでしょうか
収穫は、チームとして全員で勝とうとする闘志が出てきた、ただそれが空回りしてるときがある。でも昨年よりも今年の方がいいと思いますよ。課題はやはり守りの意識を高めて欲しい。それとホッケーというものを難しくやる必要はないということです。だからもっとシンプルにやるっていう意識を植え付けてあげないと。

―リーグ戦を通して成長した、変わった選手がいたら教えてください
やっぱり成長したのはGKの藤田ですね。あとは佐々木。佐々木もすごく冷静なプレーをするようになった。反則も少なくなった、っていうのはやはり大人になった、素晴らしいんじゃないかなと思います。その2人は来年も中心になってやっていく選手なのでね。

―インカレにむけてどのように調整していきたいですか
そうですね、PPもまた修正しなきゃいけない、それとキルプレーにしても修正しなきゃいけない。要するに相手が早稲田になる可能性がある。ていうことはディフェンスが強い。そういう相手に対してどういう風にやっていくかを考えています。相手に対してどのように守るか、攻めるか。早稲田はDF2人に対して嫌なホッケーをしなきゃいけない、気持ちよくさせるとダメだから。じゃあそのためにどうする勝って事を考えてます。

―最近はベスト8の壁がありますが
ですから最近はそのことしか考えていないんですよ。それを突破出来れば関西はいけると思っているから。夏は負けているけど。早稲田の方が伝統もあるし、守れる。ちょっと気になるような存在。まあ早稲田とも1勝1敗で、どっちに転ぶかわかんないから、考え方ですね。それを選手にやってもらおうかなと思っています。
 

FW岩槻翔悟主将

―今日の試合を振り返って
キーパー対決みたいなところがありましたね。1ピリはウチが反則しないで向こう(が反則)しましたが、そこを決めきれなくて。チャンスもあったと思いますが、決めきれなくて向こうにPPのチャンスを決められたという形で、それが敗因です。逆にインカレまでキーパー崩しという課題が残ったので、それをやっていきたいです。

―リーグ戦を振り返って
昨年に比べて集中力もありますし、反則も少なくなって、PK・PP率も上がったと思うので、そこはよかったと思いますが、勝ちきれる部分を勝ちきれなかったり、勝ちに対する執着心が少ないので、インカレは短期決戦ですし、しっかり勝ちきりたいと思います。

―反則が減ったことが集中力アップにつながったということですか
反則しないためにも足を動かさないと駄目ですし、秋リーグはそこでみんな足を動かせたと思います。そのような部分では成長したのかなと思いますね。

―勝ちに対する執着心というのは、下級生に望むことでしょうか
はい、そうですね。下級生はまだリーグとかがあると思うので、そこでコンディションやメンタル状況の試合に対する向け方が難しいと思いますが、4年生からしたら最後なので。そこを4年生がいかに良いチーム作りをしていくか、いかに方向性を示していくか、この短期間でインカレに向けてやっていかないといけないと思います。

―リーグ戦のターニングポイントとなった試合は
前回の東洋戦も残り9秒で(試合を)決めたり、すごく良い試合をしていたので、そこが個人的には一番チームに良い流れが来たと思います。

―リーグ戦の収穫は
細かいことですが反則であったり、PP・PK率が上がったことが一番良かったのではと思います。

―監督は佐々木・藤田両選手が成長したと仰っていました
佐々木は反則が多かったですが今回はすごく我慢しているし、藤田はキーパーの仕事である1本目を止めるということですごく活躍したと思うので、そこは良かったですね。

―インカレに向けてどのような調整をしていきたいですか
ユニバーシアードやU20で、(一部の選手が)チームを抜けることもありますが、コンディションを崩さないことを第一に考えて。あとは代表組の良いシステムや練習をチームにバックアップしてくれたら、もっと自分たちはやり易い環境になると思うので、ユニバ組とU20組(横山、松本力、木戸)にはそのようなところを学んでもらいたいです。僕自身もユニバに行くので、良いメニューなどがあれば持ってきたいと思いますし、チームに良い意味で良いものを持ってこれるようにしたいです。

FW山田淳哉

―今日の試合を振り返って
東洋は残念なことに(4年生の)引退試合ということで、自分たちが全力で戦うことで相手も気持ちよく引退できるのではという考えもあって、自分たちも全力で、どんなことがあっても最後まで戦おうという気持ちで臨みました。(相手GKにシュートを阻まれる場面も多かった)もともと良いキーパーというのは知っているので、打って入らなくても何回もゴールに向かおうという話をして、試合はやっていました。

―リーグ戦を振り返って
勝たなければいけない試合で勝てなかったり、そのような試合で自分がポイントできなかったり、そのようなことがまだあったので。チームが苦しいときや大事な試合で点を取れたり、ポイントに絡める選手を目指してやってきているので、その結果については少し残念だと思います。

―勝負所で勝ちきれなかった要因は
前半戦は2位でしたが、チームの気持ちというのが一つにまとまらないまま2位という結果で。良い状態ではないですが結果がよく出ていたので、そのままいけばいいかなと選手が思っていたときに後半戦を迎えて、 連敗してしまったり、日大に引き分けてしまったり、内容のある試合を多くしていけたらと思いました。

―その中でもリーグ戦の収穫は
昨年に比べて反則がすごく減ったと思うので、その点に関してはとても評価できたり、プラスになる部分だと思います。精神面が大きいと思いますが、試合前や試合中に必ずチーム全体で「反則は絶対やめよう」と声をかけながらやっているので、みんなとても意識してやっていて少なくなったのではと思います。(声かけは)自分たち(キャプテン)中心ではありますが、1年生だから言っては駄目だとかはないので、インカレに向けてそのような風に言い合えるようなチームを目指していきたいです。

―最後のリーグ戦でしたが、印象に残っている試合は
前半戦の東洋との試合も劇的な試合で印象に残っていますが、今日の試合も両チームとも気持ちが入っていて、そのような意味では今日の試合がベストゲームだったと思います。

―インカレに向けて
秋リーグ始まる前に、特に失点を意識してやってきたのに失点が結構多かったので、もう一回失点を少なくするような守り方などを詰めていけたらと思います。

DF佐々木祐希

―今日の試合を振り返って
今年は接戦で一回も勝ててないんでまた今日も勝てなかったなという感じです。今日に関しては勝ちたい気持ちが勝つと思っていたんで、そこですかね。勝ちたい気持ちが足りなかったと思います。

―勝ちたい気持ちはどのようにこの1週間で作っていったんですか
僕は仲間に積極的に声かけて一緒にトレーニングしたり、学校とかでいない人もいたんですけど寮にいるときとかはなるべくみんなを誘ってトレーニングしたりホッケーの話したりしてミーティングを多くしたりして過ごしました。

―リーグ戦を振り返ってみて
自分自身は波があったんで。調子いいときと悪い時の。それはやっぱり日頃の練習で100%で練習してないからだと思うんで、毎日100%で練習するというのと、チームはもっと本音で悪いところいいところ話し合ってどんどんぶつかってお互い高めていけたらいいと思います。

―リーグ戦途中のミーティングで本音で話し合うとかの話が出たらしいですが
そうですね、でも実際本音でしゃべるなんて、ミーティングやったからといってすぐに変わるわけじゃないし、4年生もいれば1年生もいるんで、学年とかはやっぱり…僕が3年生っていうのはどっちの立場からも聞けるんで僕らがもっと動いていい環境を、本音が言える環境を作れたらなと思います。

―来年は最上級生ですがその環境を作るためにどんな事をしていきたいですか
なんだろうな…コミュニケーションっすね。何に関しても。遊ぶにしても何するにも遊んでもっと話す回数を増やすとか。上級生が下に本音で話さないと下もついてこないと思うんで、だからまず僕らが本音で下級生に話してどう思う?って事ですかね。

―監督がこのリーグ戦で成長した選手に佐々木選手をあげていましたが
いや、僕は全然まだまだこんなもんじゃないんで。こんなもんじゃないっす。もっと成長出来ます(笑)去年までは自分の結果とかポイントを気にしてたんですよ。去年はチームの中でチームで2番目に点取ってたんですよ。でも今年は上級生でチームで勝ちたいって事もあって、反則減らすってのもそうですけど、今年は自分の結果より勝ちにこだわってました。その分反則が減ったような。

―今日も佐々木選手が反則取って声だしてましたね
ああいう接戦の試合だとミスした方が負けると思ってるんで。こっちの方がPP少なかったですし、PPはチャンスなんであの時間帯でチャンスを得られたことに関しては体張れてすごく良かったです。

―インカレに向けての練習をどのようにやっていきたいですか
まずは一回リフレッシュしてそれからこれから地元帰っちゃう選手もいるんですけど、またもう一回集まったときに、自分たちの方向性っていうのを共有出来るようにミーティングして一回一回の練習を全力でやりたいです。悔いの残らないように。

GK藤田拓丸

―今日の試合を振り返って
相手のモチベーションとしてはやはり(東洋大の4年生は)インカレがないので、モチベーションの面では相手の方が上って事はミーティングではっきりしていたんですけど、試合見ていただいたとおり、相手がすごい気合いの入ったプレーをしてきて、うちも最初は相手にやられていましたけど、段々といいプレーも出てきて、ゲーム内容としては悪い内容ではなかったと思います。

―1点目について、どのように入れられたのでしょうか
味方のスティックに当たってしまってちょっと軌道が変わってしまって…

―今日の守備に関してどう思われていますか
東洋はスキルが高い選手が多いので、どこからでもシュートを打ってきて狙ってくるっていうのは分かっていたので、自分としては前にでて1本目を抑えるって事を意識してやってました。

―声も出ていたのでこちらも気合いが入っているのが伝わってきましたが
こちらとしても4年生が東京でやる最後の試合だったので勝たせてあげたかったですし、4年生の代わりとして出ている自分としても、しっかりやるのが一つの礼儀だと思ってやっていたので気合いも入りました。

―リーグ戦を振り返って
長かったようで短かったリーグ戦でしたけどいろいろあって、序盤戦は去年と同じで上位で折り返すことが出来たんですけど、最後は結局このような順位で終わってしまったので、来年このような時に3回も同じ事を繰り返さないようにしっかり学んでやっていきたいと思います。

―藤田選手としても出場回数が増えたリーグ戦でした
去年より出場回数が増えたことで関東のリーグの強さを身にしみて感じることが出来ましたし、そのことで自分のスキルと足りないところを自分で感じていくことが出来たので、来年に向けてのいいステップだったと思います。

―その足りない点とは
どのチームにもいい選手がそろっていて1本目のシュートを正確なシュートを放ってくる選手が多い中、それで2年生の時にやられていることが多かったので今年はそれを意識しながらやっていたんですけど、試合が経過していく中で自分でもレベルアップしていってる感覚があったので良かったと思います。

―監督が成長した選手に藤田選手をあげていました
監督の口から自分の名前が挙がるっていうのは見てくれてるって事なので感謝したいですし、心から嬉しいですが自分としてはまだまだだと思うのでその言葉に甘えず、しっかり結果を残していきたいと思います。

―来年の中心選手になることが望まれていますが気をつけていきたい点はありますか
今年もですけど、うちのチームは個性が強いのでその個性をつぶさず、伸ばしていければいいかなと思います。けどその中で自分の自我が強いのでそれを上手く抑えながらもしっかりコントロールしていきたいと思います。

―インカレがありますがこれからの練習にどのように取り組んでいきたいですか
短期決戦なのでプレーヤーはこれから体力的なものが重要になってくるので走り込みだったりとか、自分たちのやるべき事をしっかりやっていけば結果は自ずとついてくるんじゃないかなと思います。

―コミュニケーションはどのように取っていきたいですか
オフは1週間なんですけど、その1週間はこのリーグ戦の疲れを癒やして、しっかり休まないとモチベーション的にも上手くいかないと思うので、リフレッシュするところはリフレッシュして次に集まったときに全力で練習やら試合やらしてくれれば文句はないんで各自おのおの頑張ってくれればと思います。

―インカレに向けての意気込みを
4年生の最後に花を添えたいですし、3年生という上級生としてチームを引っ張って1戦1戦を大切にかみしめながら戦っていきたいと思います。

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