アイスホッケー

ソチ五輪出場者壮行会

ソチオリンピック出場者壮行会
2014年1月16日(木)
法政大学市ヶ谷キャンパス

1月16日法政大学市ヶ谷キャンパスにて、ソチオリンピックに出場する女子アイスホッケー代表の鈴木世奈(スポ4)、床亜矢可(スポ1)の壮行会が行われた。女子アイスホッケー代表は昨年12月に五輪最終メンバーが決定し、見事メンバー入りを果たした2人。両選手の壮行会には大勢の学生が集まった。

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法大から世界へ挑む

いざソチへ!目指すは「メダル獲得」

 オリンピック開幕をおよそ3週間後に控えた中で行われた壮行会。主要テレビ局・スポーツ紙各社など多くの報道陣も駆けつけ、女子アイスホッケーへの注目度の高さをうかがわせた。
 両選手の経歴の紹介がなされた後、祝辞で増田壽男総長は、法大から2人の女性アスリートが世界へ挑戦することについて「名誉だと思う」と述べた上で、2人の力で「世界の難敵を倒してほしい」とエールを送った。法友体育会会長・五明公男氏は現役の学生が活躍することがOBの願いであるとし、OBに加え「(法大総学生数)7,000人の力で応援する」と力強く2人を後押しした。
 挨拶の中で鈴木は家族や友人たちへの感謝を表し、「今まで支えてきてくれた方々、今日ここに応援に来て下さった方々の声援を力に変えて、一試合一試合全力でプレーしたい」と語り、床は「良い結果でまた皆さんに報告ができるように頑張ります」と、チームで目標に掲げたメダル獲得を学生たちの前で誓った。

 女子アイスホッケー代表は今月25日からのチェコでの事前合宿を経たのち、来月1日に現地入りする。初戦は日本時間9日のスウェーデン戦。鈴木は「良いスタートを切ることであとの試合につながってくる」と初戦を確実に勝利し、その後の戦いへつなげたいと強調した。
 16年ぶりに女子アイスホッケー代表が出場する今回のオリンピック。アメリカ、カナダの次はどの国が来るか分からないと鈴木は述べる。メダル獲得という大きな目標に向かって「最高の準備」をしているスマイルジャパン。再び法大生の前で目的達成の報告を聞くことができる日を心待ちにしたい。(熊谷優)

■卒業生もソチへ!
 ソチオリンピックでは鈴木、床以外にも3名の卒業生が出場する。スキーの新種目・スキーハーフパイプにスキー部OGの三星マナミ氏(2006年社会学部卒)が選出された。また、法政大学兼任講師でフィギュアスケートナショナルコーチを務める竹内洋輔氏(2003年文学部卒)、スピードスケートでスターターを務める北沢欣浩氏(1985年社会学部卒)も裏方としてソチへ臨む。現役学生だけでなく、OB・OGの活躍にも注目だ。

壮行会でのコメント

鈴木世奈

「今日はこのような場を設けていただき、本当にありがとうございます。女子アイスホッケーは長野オリンピック以来16年ぶりに出場を決めました。私がオリンピックに出場できるようになったのも、法政大学を始め家族や友達、今まで支えてきてくれた方のおかげだと思っています。ソチオリンピックでは今まで支えてきてくれた方々、今日ここに応援に来て下さった方々の声援を力に変えて、一試合一試合全力でプレーして、ソチオリンピックという大きな場面でチャレンジしていきたいと思います」

床亜矢可

「今日は寒い中沢山の方に集まっていただき、またこのような会を開いていただき本当にありがとうございます。私はチームでオリンピック出場を決めてから法政大学に入学するという形になり、その時はまだオリンピック選手になれるということが決まっていなかったので、すごくプレッシャーもありましたが法政大学の友達であったり教授の方や家族であったり、本当に沢山の方々に支えられてここまでこれた思うので、オリンピックの本番では自分の力を最大限に出して、良い結果でまた皆さんに報告ができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

竹内洋輔氏

「本日は突然ながらこのような場をいただき誠にありがとうございます。私は3大会前、12年前に選手としてこの壮行会に出席しておりました。12年経って今ここにまた、壮行会で壮行されることをすごく誇りに思います。今回私はフィギュア(スケート)のオリンピックチームのナショナルコーチとして現場のサポート、指導にあたっていくことになります。それと共にアイスホッケーの鈴木さん、床さんのサポートも裏でしていければと思います。日本選手団が最大限のパフォーマンスを発揮できるように一生懸命サポートをしていきたいと思っております」

囲み取材でのコメント

総長表敬訪問時

―今のお気持ちは
鈴木:このような壮行会を開いてもらい、オリンピックが近づいているという実感が湧きますし、沢山の方々に応援していただいているという嬉しい気持ちと、その気持ちをオリンピックにぶつけたいと思っています。
床:このような会を開いていただいて、オリンピックが近づいているという実感も湧いてきますし、日本を代表するのはもちろん、こうして大学を表敬訪問させていただくことで、法政大学を代表していることも改めて実感します。大学で応援してくれる人たちのためにももっともっと頑張らなければいけないなと思います。

―オリンピックまで3週間ほどになりましたが、オリンピックの舞台ではどのようなプレーをしたいですか
鈴木:オリンピックでは今までやってきたことを全部出し切って、自分たちのホッケーをするというところに焦点を当てて、日本のホッケーを60分間することが結果につながると思うので、自分たちのホッケーをすることに全力を尽くしてやっていきたいです。
床:オリンピックで対戦する相手はどのチームも格上ですが、日本らしいスピードやシステム力などを生かして、最大限のプレーがオリンピックでできたらいいなと思います。

―個人としてはどのようなプレーを見せたいですか
鈴木:自分はディフェンスで守備が大事になってくる試合が多くあると思うので、守備からの攻撃につなげられるような良い守りをして日本の流れを作って、勝ちにつなげていきたいと思います。
床:私はディフェンスの中でも背が小さい方ですが、アグレッシブに動いて体格が大きい相手に対してもしつこく1対1をして、そこからフォワードとかに良いパスを出して、スコアにつなげられるようなプレーをしていきたいです。

―オリンピックでの目標は
鈴木:みんなで決めたメダルを獲得するということが目標ですが、そのためには自分たちのホッケーを全試合やるということが大事だと思うので、自分たちのホッケーをしてメダルを持って、またこのような場で報告できるように頑張っていきたいと思います。
床:メダル獲得という目標に向かって、自分もしっかり守って攻め出しができるように、プレーしていきたいです。

―(床選手に対して)「アグレッシブに動きたい」ということですが、プレーの中で一番意識していることは
床:守りの部分ではゴールにいくまではシュートを打たせないということを考えていますが、シュートを打たせる場合でも必ず外から、角度のないところから打たせるというように相手を追い込んでいきたいということで、アグレッシブにいきたい。と。(守備面では)インサイドをキープして相手をなるべく不利な位置にいかせるということを意識しています。

―攻撃面では、練習試合などでミドルシュートを打つことが多いですが
床:オリンピックではシュートのチャンスというのが今までの試合とは違って少なくなると思いますが、その少ないチャンスでしっかり打って、ストレートに決まるというのもいいですが、フォワードに良いリバウンドを決めてもらえたらいいと思います。(シュートについての指示は)ディフェンスのコーチが「ミドルシュートに自信もってどんどんチャレンジして良いんだよ」と言ってくれるので、高いシュートばかり打ってしまっていつも怒られるんですが、自信を持って打っていいよと言ってくれるので、いつも自信を持って打つように心がけています。

―打つところは狙っているのですか
床:空いているところを見るんですが、とりあえず敵に(パックを)当てないように、ゴールへ届けるというのを意識しています。

―鈴木選手から見て、床選手のプレー面でのすごいところというのは
鈴木:今言ったようなシュート力がすごくある選手で、クイックで打てるというのが彼女のすごいところで、スコアにもつながるシュートを打てるのが彼女の良いところだと思っています。

―(鈴木選手に対して)先日チーム(SEIBUプリンセスラビッツ)の壮行会がありましたが、あの場で気持ちが引き締まったと仰っていましたが、チームメイトや法政大学の人など支えてくれる方の思いはご自身にとってどのようなものですか
鈴木:この前チームで壮行会があって苦しい練習をいつもやっている仲間たちに激励されて、オリンピックに「頑張っていっておいで」と言われたことに関してはすごくうれしいというか、この選手たちの分も力に変えてやっていこうと思いました。法政大学の方々には本当に4年間お世話になっていて、勉学とアイスホッケーを両立できてオリンピックという目標に迎えたのも大学の方々たちのおかげだと思っているので、自分の中ではすごく大きな力、良い力になっているのでオリンピックの舞台でその力を借りて、やっていきたいと思っています。

―(床選手に対して)最後代表選考ではそれぞれの道となった妹さん(SEIBUプリンセスラビッツ所属・床泰留可選手)への思いは
床:代表選考でどんどんメンバーが絞られていく中で、色々なプレッシャーを妹と"半分こ"してこれたというのもありますし、一つ一つ選ばれていく中で嬉しさも2倍で、良いことばかりでした。本当は自分が妹を支えなければいけない存在でしたが、妹に支えられていた部分も大きかったということを改めて感じて、今回妹は(オリンピックに)行くことができないですが、自分は妹の思いというか、家族代表としてソチオリンピックに出るということになったので、そういう意味では自分の力を全て出し切らないといけないと思います。(壮行会での妹さんからのメッセージについて)あまり妹が自分に対して何かを言ってくるということがなかったので、すごく感極まってしまって。妹は悔しい思いをしている中でも自分に対してそのような目を見せないというか、自分の方が(落選の)ショックを受けていたのに、妹は「お姉ちゃん頑張ってね」という感じだったので、自分もソチに向けて前向きになれて、そういう意味では誇らしいですし、妹の分も頑張らないといけないと思います。

壮行会終了後

―壮行会を終えた今のお気持ちは
鈴木:4年間お世話になっている法政大学にこのような形で応援してもらい、後輩や生徒の方々も沢山来てくれて素直に嬉しい気持ちと、法政大学の学生としてオリンピックに出場できるということに誇りを感じて、今日応援して下さった方々の声援をオリンピックの舞台で全力でやっていきたいと改めて感じました。
床:自分は日本がオリンピックに出場するというのを決めてから法政大学に入学して、本当に毎月合宿があったりして学校に来れない期間もありましたが、本当に学校の友達だったり教授の方たちに支えてもらった1年で。その支えがあって今の自分があると本当に思っているので、このような形で寒いのに沢山の人が駆け付けて下さって嬉しかったですし、また今度法政大学の代表としての自覚と責任を持ってオリンピックでは戦っていきたいと思います。

―大学での4年間を振り返って
鈴木:アイスホッケーで合宿が結構あって(大学に)来れない時期もありましたが、先生たちや友達に助けてもらって自分の学びたいことを選択して学べましたし、教職の授業を取っていてその時も結構合宿との兼ね合いで難しい時もありましたが、支えがあったからこそ自分のやりたいものができたというか、アイスホッケーに打ち込める環境も整えていただきましたし学業でも整えていただいたと感じているので、本当に感謝しています。

―改めて目標について
鈴木:みんなで決めたメダルという目標があって、そのためには自分たちのホッケーをするということが一番大切なことで、オリンピックまでまだ期間があるのでそこで最高の準備をして、オリンピックの舞台で全て出し切ってきたいと思います。
床:やっぱり目標はメダルで、そのためにも自分はディフェンスなので1対1をアグレッシブに戦って、また、シュートを打つ機会があったらしっかりゴールに届けてスコアにつなげられるように、全力を尽くして頑張っていきたいと思います。

―どのような気持ちでオリンピックに臨みたいですか
床:格上のチームが相手となるので、挑戦をどんどんしていきたいと思います。自分は戦ったことのない相手なので正直分からないことも多いですが、自分のできることを最大限やって、それを勝ちにつなげられたら良いと思います。
鈴木:初めてのオリンピックですがやることはいつものホッケーと変わらないので、自分のプレーをして大きな舞台で戦いたいです。また、16年ぶり長野五輪以来の出場となりますが、今まで予選で負けて悔しい思いをしてきた選手も沢山いて、その先輩がいるから私たちがソチオリンピックに出られるという気持ちがすごくあるので、今まで携わってきてくれた方々の思いを胸にプレーをしていきたいです。
床:一番には感謝の気持ちを持って臨みたいと思います。ここまで来るのに沢山心配だったり迷惑をかけたと思うので、そのような方たちにはこの舞台で一生懸命プレーをすることで少しは恩返しができると思うので、感謝の気持ちをもって戦いたいと思います。

ソチオリンピックTV(地上波)放送予定

2月9日(日)     スウェーデン戦  17:00~19:30    NHK系列
2月11日(火)   ロシア戦           0:00~2:30        フジテレビ系列 
2月13日(木)   ドイツ戦           17:00~19:30    テレビ朝日系列
※全て予選。時間は日本時間

フォトギャラリー

  • sochi1法大から世界へ挑む
  • sochi2取材に応じる鈴木(左)と床(右)
  • sochi3笑顔も見せながらの会見となった
  • sochi4総長への表敬訪問
  • sochi5壮行会で紹介を受ける2人
  • sochi6フィギュアスケートのコーチを務めるOBの竹内洋輔氏
  • sochi7最後に全員でスクラム校歌
  • sochi8壮行会には大勢の学生が駆け付けた

 

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