関東大学リーグ戦 対中大 1勝4敗で一巡目終了
平成23年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対中央大学
2011年10月8日(土)
新横浜スケートセンター
ここまでリーグ戦1勝3敗と自分たちの持ち味がほとんど発揮できていない法大。このカードはリーグ戦の前半戦を締めくくり、後半戦を占う大事な一戦。さらに対戦相手は9月のサマーカップの準決勝で惜敗した宿敵・中大。優勝へ、絶対に負けられない両雄が新横浜の氷上で熱い戦いを繰り広げた。
試合結果
トータル試合結果
1 (43) | 0(14) | 1P | 0(16) | 4 (43) |
---|---|---|---|---|
0(15) | 2P | 2(19) | ||
法政大学 | 1(14) | 3P | 2(8) | 中央大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/KP |
---|---|---|---|---|---|---|
中大 | 2 | 04:12 | 15 江原裕太 | 21 鈴木雄大 | 10 西里佑貴 | ― |
中大 | 2 | 09:12 | 10 西里佑貴 | ― | ― | ― |
中大 | 3 | 12:59 | 29 越後智哉 | 28 室谷徹 | ― | ― |
法大 | 3 | 13:14 | 30 小原日向 | 10 多田真章 | ― | ― |
中大 | 3 | 19:06 | 61 重野駿佑 | ― | ― | ― |
※PPは法大のパワープレー、KPは法大のキルプレーを表示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | A 81 武井淳貴 | 23 村上亮 | 21 篠田一輝 | 5 高橋峻 | 57 山田康太 |
2 | 30 小原日向 | 18 山田淳哉 | 16 岩槻翔悟 | 20 酒井大之 | 15 北村航也 |
3 | C 17 松崎覚 | 12 山内翔平 | 10 多田真章 | 88 石橋智輝 | A 71 牧口大樹 |
4 | 22 有澄遼 | 11 吉田厳介 | 19 磯田祥平 | 7 今井慶和 | 52 中本圭亮 |
※GKは#39 岩槻拓郎が出場(ベンチ入りは#70 黒川達志) Cはキャプテン、Aはアシスタントキャプテン
戦評
対戦相手の中大は怪我で戦線を離脱していたFW重野が復帰し、万全の状態。一方法大はキャプテンで攻撃の要であるFW宇正を体調不良で欠き、フルメンバーでない状態で試合に臨んだ。
第一ピリオド前半はペナルティもなく、お互いディフェンスを固め拮抗した展開に。しかし次第に中大にゴール前でパスを回され、攻められる時間が長くなるも、GK岩槻拓を中心に得点だけは許さない。途中FW多田がディフェンスを抜け出し相手ゴーリーと1対1の絶好機をつくるも、ゴールネットは揺らせず。その後お互いパワープレーのチャンスを迎えるも活かしきれず、中大が2度目のペナルティを犯したところで第一ピリオドを終える。
第二ピリオドは法大のパワープレーから始まる。シュートを放ち相手のゴールを脅かすも、得点は奪えず、ここもチャンスを活かすことができない。すると4分、中大がゴール裏までパックを運び、左サイドに待っていたDF江原にパス。そこから放たれたシュートはポスト右にあたり、ゴールに吸い込まれた。先制点を与えてしまった法大はすぐにでも取り返したいところだったが9分、ゴール前の混戦から、ゴール左隅にパックを押し込まれてしまう。2点ビハインドとなり攻めるしかなくなった法大。FW小原が右サイドから抜け出し1対1の場面を演出するも相手ゴーリーの左足に阻まれ、決定的なチャンスを逃す。第2ピリオド終了間際にもFW山田淳がゴーリーとの1対1、多田のゴール真正面からのシュートなどの決定的な場面が見られたが、結局1点も奪えずに第二ピリオド終了。
第三ピリオド前半は、再び拮抗した攻防が続いたがFW岩槻翔がゴーリーとの1対1をまたしても決め切れず、嫌な空気が漂い始める。次第にコンタクトが激しくなり、乱闘が起こる場面も見られるほど試合はヒートアップ。しかし10分からのパワープレーもあと一歩のところでゴールを奪えず、徐々に追い詰められていく。すると13分、中大のFW室谷がゴール前に詰めてきたFW越後にゴール裏からパスしゴーリーと1対1。ここで3点目のゴールが決まってしまう。その直後、多田のパスに反応した小原がシュートを決め1点を返すも反撃はここまで。残り2分からの6人攻撃でも攻めあぐねた法大は、パックを奪われて無人のゴールに押し込まれ、試合終了。1-4でまたしても中大に完敗した。
リーグ前半戦を終えて1勝4敗となった法大。やはりDiviⅠ-Aは甘くはなく、なかなか法大のやりたいホッケーはやらせてもらえなかった。しかし初戦から大きく変わったのはそのシュート数だ。第1戦、第2戦は相手の半分にも満たないシュート数で、完全に相手に攻撃させてもらえてないことがわかる。しかし今回の試合は負けはしたが、相手を上回るシュートを打っている。攻撃のかたちは作れているということだ。さらにこの試合ではキルプレーでの失点もなく、守備面でも安定感を増してきた。ではなぜ勝てなかったのか。やはり再三のチャンスを活かしきれなかった決定力にあると思われる。1対1を確実に決め、パワープレーをものにできれば、おのずと勝利は近づいてくるはずだ。徐々に見られるようになってきた法大らしい動き。来週から始まる後半戦では攻撃的な法大ホッケーで前半戦のリベンジに期待大だ。
選手のコメント
小原日向
―今日の試合を振り返って
今日はやっぱり決めるとこでしっかり決めてれば勝てたと思います。
―今日法政唯一の得点を決めましたが
あれはパスが良かったのであとは決めるだけだったんで。パスが良かったんで、良かったです。
―サマーでも中大に敗れましたが、その時と比べて法政の戦い方は
その時よりは、このリーグ戦で初めてシュート数も勝ってるんで、その時よりは良かったと思います。
―今日でリーグ戦一巡目が終わりましたが、これまでを振り返って
今日以外はほとんどあんまりいい動きできなかったんで、次早稲田戦から法政らしい今日みたいなホッケーで2回目は全勝したいです。
―ご自身の最近の調子は
今日はあんまりいいとは言えなかったんですけど、これから今日もゴール決めれたんで、良くなっていけばいいと思います。
―早大戦に向けての意気込み
次の早稲田戦はチームが勝てるようにみんなで頑張って、自分もゴール狙っていきます。