アイスホッケー

関東大学リーグ戦 対慶大 痛恨の4敗目...逆転負けで6位転落

平成26年度関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅰ-A 対慶大
2014年10月11日(土)
新横浜スケートセンター

早くも1次リーグ最終節を迎えた。良い形で締めくくりたい法大だったが、序盤から試合運びに苦戦する。リードを奪ったものの第2ピリオドに逆転を許すと、その後も失点を重ねてまさかの敗戦。下位チーム相手に痛恨の4敗目を喫し、リーグ戦を3勝4敗勝点9の6位で折り返すこととなった。

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予想外の惨敗…

試合結果

トータル試合結果

5
(45)
2(11) 1P 1(14) 6
(39)
0(17) 2P 2(15)
法政大学 3(17) 3P 3(10) 慶應義塾大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/PK
法大 1 04:11 18 西口開羅 13 松本力也
法大 1 04:44  88 石橋智輝 89 吉村紀耶 3 髙橋魁人
慶大 1 14:14 24 安藤直哉
慶大 2 13:17 11 鈴木啓介 24 安藤直哉 12 東内陽佑
慶大 2 14:51 18 山本統哉 10 江口大輔 16 大久保健介
慶大 3 01:35 11 鈴木啓介 23 下村悠介 PK
法大 3 09:12 21 木戸啓太 4 佐々木祐希
慶大 3 09:18 19 金村知紀
慶大 3 15:06 11 鈴木啓介 12 東内陽佑 24 安藤直哉 PK
法大 3 16:43 4 佐々木祐希 81 横山恭也
法大 3 17:00 4 佐々木祐希 21 木戸啓太

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 21 木戸啓太  23 末廣直樹 A 22 小原日向 C 4 佐々木祐希 8 川上朝日
2 13 松本力也 18 西口開羅 91 中口郁弥 81 横山恭也 6 松本勝利
3 11 吉田厳介 10 間山慎也 89 吉村紀耶 3 髙橋魁人  A 88 石橋智輝
4 92 大野峻丈朗 19 磯田祥平 61 大山翼 2 今将駿 16 畑中大季

※GKは#35藤田拓丸が出場。控えに#55富田哲平

戦評

 立ち上がりから攻守が入れ替わり、落ち着かない展開となる。その中で先制したのは法大。4分にFW西口開羅(法1)がアタッキングゾーンに侵入すると、左サイドから余裕をもってシュート。約30秒後には、DF石橋智輝(法4)がブルーライン付近から今季初ゴールを決め、序盤に2点のリードを奪う。だが「(立て続けに2点入って)余裕をもってしまった」と石橋。パスをカットされる場面が多くなり、シュートも決まらない。すると自陣のブルーラインでパックを奪われ、カウンターから失点。嫌な形で1点を返されると、ここから試合の雰囲気が変わり始める。第1ピリオドはこの1点で終えたものの、ミスから攻められるパターンが相次いだ。

 オフェンス、守り共にいかに修正するかが鍵となった第2ピリオド。シュートは放つも、得点に結び付かない。守りではリバウンドの処理が甘く、危ない場面が何度も訪れる。そして14分、自陣でのフェイスオフ直後に左サイドからシュートを放たれ同点。さらに、続けてまたも左サイドからの一撃で勝ち越しを許してしまう。終盤にも決定機が訪れるがシュートは枠を外れ、追いつくことができないまま第2ピリオドを終える。

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オフェンスは決定力を欠いた

 早いところ同点に追い付きたい第3ピリオドだが、開始40秒でキルプレーとなる。相手のミスに助けられしのいでいたものの、右サイドからのやや緩いシュートがゴールに入り、4点目を失った。2点を追いかける展開となった法大は9分、ディフェンディングゾーンでパックを奪ったFW木戸啓太(営2)が左から攻め上がる。コーナーまでパックを運ぶと、2試合連続となるゴールを決めた。だがそのわずか6秒後にDFのミスから失点し、流れをつかむことができない。この直後のパワープレーでも、シュートを集めながらも逆に慶大にゴール前まで攻め込まれる場面もあり、無得点で終了。すると12分、FW小原日向(営4)がスラッシングで退場となると、一悶着があるなど荒れた展開に。さらにペナルティを課され、3on5の圧倒的な数的不利に追い込まれる。これ以上の失点を避けたいところだが、小原が出場し4対5となったすぐ後、左サイドからのパスに合わせて突っ込んできた鈴木(慶大)にハットトリックを決められ、ダメ押しとなる6点目を奪われた。

 残り時間は5分を切った。ここで法大は6人攻撃を選択し、全てを懸ける。そして16分、DF佐々木祐希(営4)がゴール前の混戦から決め、1点を返す。その17秒後、またも佐々木が遠目から放った力強い一撃がネットを揺らし、主将の意地を見せつける連続ゴール。最大3点あった差は、一気に1点まで縮まった。さらにその直後、またもパワープレーの好機が訪れる。しかし、ここもこの試合を象徴するかのように、ゴール正面からのシュートが外れてしまう。そして残り1分強となったところでまたも反則を課され、万事休す。終盤の攻撃で追い上げムードが漂ったものの、6失点はあまりにも重かった。慶大相手に2009年の入れ替え戦以来となる敗北を喫した。

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後半戦へ向けもう一度奮起したい

 序盤から相次いだ守りのミスやパスのつながりの悪さ、フィニッシュの精度を最後まで修正できず、手痛い逆転負け。シュートもシンプルに決められ、今季際立つDFの弱さを露呈した。どのセットでも最後の1本がことごとく決まらず「(ゴール前の決定機で)決めきれないのが今の法政の実力」と佐々木。決定力を高めることも課題だ。
 思わぬ形で1次リーグを終えることになった法大。次節からは再び上位校との対戦が続く。1週間でどこまで立て直すことができるか―。チームの真価が問われている。(熊谷優)

 

選手のコメント

DF 佐々木祐希主将

―今日の敗因はどこにあると考えていますか
一言で言えば準備不足だと思います。全員が慶応のことをなめずに、決勝戦のような気持ちで1週間準備できていたかというと、そうではないと思います。そういうところの甘さが出たと感じています。

―1Pから目立ったミスを最後まで修正できなかった印象がありますが
ミスをした方がどうしても苦しくなるスポーツですし、6点も取られてしまうとなかなか難しいです。6失点というのは本当に多いですね。DFが抜かれてしまうという場面もあったと思うんですが、1発目のシュートが入ったりと、簡単に失点してしまったという表現が正しいと思います。

―試合の中で立て直していこうとした部分は
あらかじめ自分たちがこういうふうにしていこうという(プレーの)型はあるんですが、一人一人が意識してできたのか、できていたら防げた失点の形というのはたくさんあったので、そういうところも含めての準備不足だと僕は表現します。言ったらきりがないですが、失点6点もしたら勝てないですし、本当に一人一人が持っている力を全て出せたのか、相手をなめないで一週間戦う準備ができていたのかというところに疑問を感じています。

―試合を通じてゴール前の決定機を逃す場面が多く見られましたが
それを決めきれないというのが今の法政の実力だと思うので、練習するしかないと思います。一人の人が決めなくていと僕は思っています。一人の人がずっと決めていたら相手チームが「そいつをマークしよう」となりますが、強いチームはどこからでも誰でも点が取れるチームだと思うんです。だから一人一人が「決める」という強い気持ちを持ってシュートを打つことが大事だと思います。

―中大戦後のチームの状況についてどう考えていますか
個人的な意見ですが、中央には僕たちの実力で勝ったと思ってはいません。あのゲームは中央が自滅してくれたと思っています。ただあそこからよくなった点を挙げるとすれば、勝ち癖がついたかな、というくらいで。勝った相手というのも下位ですけど、勝ち癖がついていたのはプラスの面だなと感じていましたが、今日負けてしまったのでとても残念です。

―前回から内容的にはあまり良くない試合が続いていますが
内容が良くない中でチームでもセットでもミーティングをするという姿勢は今のチームにないですし、本当に準備不足だと思っています。イメージで言えば、夏までは間違いなくチームとしても個人としても進化していました。ただ、秋に入って昨年のチームに戻っていますね。技術とメンタルというのは連動している部分だと思うので、どちらかがだめならどっちもだめだと思います。僕は技術よりメンタルの方が大事だと思います。技術はあるのに良い準備ができていなかったら今日のような結果になります。

―次の試合に向けて
一週間後で時間はあまりないですし、いかに良い準備をするかが大切だと思います。勝つために僕も最善を尽くしたいです。常に全力でやるというのは当たり前のことだと思っているので、全力だけでなくて考えないとだめだと思っています。

 

DF 石橋智輝副将

―今日の試合を振り返って
正直、全くと言っていいほど、良いところを出せずに終わったと思います。慶応が一生懸命やってくるのに対して、僕らは変な余裕を持ってやってしまっていたのかなと思います。そういう気持ちの部分で、慶応の方が僕らより優っていたのかなと考えています。

―法政はミスが目立ちました
みんなどこか気の抜けたプレーで、散漫なプレーが多かったです。

―先制しましたが、2Pに同点と勝ち越しを許しました
同点に追いつかれた後から、余裕を持っていたところが焦りが出始めて、それでボロボロいってしまいました。今日に関しては、良い試合運びは全然できていなかったと思います。同点になってからというか、1Pの最初にポンポンと2点入ってしまったので、そこからちょっと余裕を持ってしまったのがいけなかったと思います。

―3Pは6人攻撃もあり追い上げましたが
追いつくというよりも逆転できる、逆転するぞという感じでベンチも盛り上がっていたので、あの時のベンチの雰囲気はとても良かったのではなかったかと思います。佐々木の2得点は4年生、キャプテンとしての意地が見られた、良い得点だったと思います。

―試合を通して、ゴール前で多くのチャンスをつくりましたが、なかなか得点ができませんでした
もっと決めるところを決める、ただシュートを打つだけでは勝てないことがこの試合で明確に分かりました。練習からしっかりと決めるという意図を持って、一つ一つのシュートを打っていかなければいけないと思います。

―今回からセットを変更したことに関して
コーチが決めていて僕らはそれに従うだけなので、技術的な問題はそれほどなかったと思います。

―今季初ゴールとなった得点について
僕は決めることができたのですが、僕のセットで1失点してしまったので、決めたからといって、嬉しくはなかったです。逆に得点を許したのが悔しかったです。

―中大戦以降のチームの雰囲気は
悪くはないですが、良くもないと思います。上級生として、チームワーク向上に働きかけていかないといけないと思います。東洋戦に向けて、チームワークを深めないと勝てないと思うので、チームのことを第一に考えて盛り上げていかないといけないなと思います。

―改めて、中大戦後の日体大、日大戦の試合内容を振り返っていかがですか
中央に勝ったことで、自分たちに初めて勝ちがつきました。それ以降、そこで変な余裕というか「このチームには勝てるだろう」という余裕をみんな心のどこかに持っていたと思うので、そういう部分の気持ちの隙があることが多かったと思っています。

―次からの上位校との対戦に向けての意気込みをお願いします
今日良かったこと悪かったことをすべて各々で反省して、今後の練習で改善し、次の東洋大戦に良い準備をして臨めるように、最大限に取り組んでいきたいです。
 

順位表(第7節終了時点)

1位 早大   5勝1分1敗 勝点16
2位 中大   5勝0分2敗 勝点15

3位 東洋大  5勝0分2敗 勝点15
4位 明大   5勝0分2敗 勝点15
5位 慶大   3勝0分4敗 勝点9
6位 法大   3勝0分4敗 勝点9
7位 日体大  1勝1分5敗 勝点4
8位 日大   0勝0分7敗 勝点0

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