関東大学リーグ戦 対東洋大 互角の戦い見せるも...
平成24年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 対東洋大
2012年11月10日(土)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前節で今季3敗目を喫し優勝の可能性が消滅してしまった法大は、前半戦大敗を喫した東洋大と対戦。さらに直前の練習で正GKの黒川が足を痛めたため、上位校相手としては初めて藤田が出場となる。強力な東洋大のOF陣にどこまで藤田が踏ん張れるか、そして前対戦からどれほど成長したのか、注目のカードだ。
トータル試合結果
2 (36) |
1(7) | 1P | 1(8) | 3 (29) |
---|---|---|---|---|
1(20) | 2P | 1(13) | ||
法政大学 | 0(9) | 3P | 1(8) | 東洋大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/KP |
---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 1 | 01:19 | 30 小原日向 | 91 中口郁弥 | 18 山田淳哉 | ― |
東洋大 | 1 | 10:21 | 19 澤崎翔 | 27 梅野宏愛 | 37 堀内暢 | ― |
東洋大 | 2 | 25:37 | 1 今村健太郎 | 23 今野充彬 | ― | ― |
法大 | 2 | 38:24 | 17 村上亮 | 18 山田淳哉 | 16 岩槻翔悟 | PP |
東洋大 | 3 | 42:49 | 36 高見翼人 | 14 佐藤大翔 | 4 柴田北斗 | ― |
※P.Pは法大のパワープレー、K.Pは法大のキルプレーを表示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | C 10 多田真章 | 18 山田淳哉 | 88 石橋智輝 | 52 中本圭亮 | 81 横山恭也 |
2 | 23 末廣直樹 | 17 村上亮 | 30 小原日向 | 4 佐々木祐希 | 6 松本勝利 |
3 | 32 間山慎也 | A 16 岩槻翔悟 | 21 篠田一輝 | 44 清水省吾 | 57 山田康太 |
4 | 11 吉田厳介 | A 22 有澄遼 | 91 中口郁弥 | 7 今井慶和 | ― |
※GKは#35 藤田拓丸が出場
戦評
前対戦時には大敗を喫したものの、幸先良く先制したのは法大。開始1分で#91中口からのパスを#30小原が丁寧にトラップし、最後は左サイドからネットを揺らした。その後めまぐるしく攻守が変わる中、8分過ぎに#32間山がボーディングのペナルティを犯しKPとなると、相手のDゾーンでのパス回しにDFを翻弄され、10分に右サイドから#19澤崎による同点ゴールを許してしまう。その後#35藤田の安定したキープもありお互いチャンスを作るも得点は生まれなかった。
第2ピリオド序盤は法大がAゾーンでパスを回しテンポよく攻める。5分にはゴール前で押し込み、赤ランプを灯らせるが、これは#10多田のハンドゴールとみなされノーゴールとなる。するとその直後、相手の素早い攻めでパックを持ち込まれると、ゴールビハインドから出されたパスを#1今村が強烈なノータイムシュート、逆転を許してしまう。その後#18山田淳が相手GKと1on1のチャンスを迎えるが活かせず。このままこのピリオドを終えるかに思えた18分。PPのチャンスを得ると、山田淳からのパスを#17村上がゴール前で押し込み再び同点とし、勝負は第3ピリオドに委ねられた。
ピリオド開始早々#4佐々木のトリッピングで早くもKPのピンチを迎えるが、冷静なDF陣が相手にチャンスを作らせず。しかしKPが明けた2分、左サイドからのパスをゴール前で押し込まれ、またもや相手にリードを許す。その後Aゾーンでパスを回し相手ゴールに襲いかかるもたび重なるペナルティで流れをつかみ切れず。結局、得点が奪えないまま時間が過ぎ、東洋大相手に今季2敗目を喫した。
試合後の選手のコメント
村上亮(営3)
―今日の試合を振り返って
今日は走れてたしシュートも打ててたんですけど、やっぱり反則がこないだの試合みたいに響いて、それが一番の敗因という感じですかね。
―ペナルティは、前の試合よりは減ってきているように思えるのですが
そうですね、前の試合よりは少なかったですけど、KPになっちゃうと決まった選手が出ることになるので、その選手が疲れちゃうので、その次にスピードに乗ったいい攻撃ができなくなるので。もう少し精神的に鍛える必要があるのかなと思います。
―自身のシュートに関しては
あのシュートは見ていて失敗したなって感じだったと思うんですけど(笑)まあ波言ってくれてラッキーな感じでした。
―PPでのチャンスも多かったように思えましたが
最初はPPもうまくつなげてたんですけど、向こうも修正してきて、シュートが打てなくて、パスミスって形で全部チャンスを逃したので、またあと3試合は残ってるんで。そこで修正して、まあインカレが最後なんで、それまでにうまくつなげられたらいいと思います。
―PPの際、フィニッシュまでどのようなアプローチを考えていましたか
僕が真ん中に入ってタイミングをずらすって形なんですけど、僕から山田(淳哉)につなげてっていうシンプルな形なんですけど、やっぱりそこは研究されてるので、なかなか出すことが出来なくて、今日は苦しいPPが多かったと思います。
―東洋大とは前半戦よりも競った展開となりましたが
こないだの6-1は、本当に走れてなかったし、あたれてもいなかったし、シュートも少なかったですし。今日はそこを前回とは違うようにしようとみんなで事前に話し合っていたので。それなりに今日はその目標に近づけたと思うんですけど、結果的にゴールという形ではできなかったので、そこが課題ですね。
―上位に残るためには次からの3連戦が重要となってきますが
そうですね、失礼な言い方かもしれないですけど、あとは強豪ではないので、インカレに向けて残り3戦はしっかり勝ち切って、インカレにつながるようにしたいです。
―次の日大戦に向けて
日大とは結構荒れるという展開が多いので、今日も反則が多かったですし。そこは抑えて、PPにつなげて、良い形で得点していきたいと思います。
藤田拓丸(法2)
―今日の試合を振り返って
前回大差で負けているということだったので、点差をつけないように、選手も勝ちたいという気持ちがあったので前回の試合通りにはならないとは思っていたんですけど、選手も体が動いていましたし、良い展開もできたんですけど、結果的に負けてしまいましたけど、チームとしては良い結果としてとらえています。
―今日は先発出場ということで心境は
やっぱり前回大差で負けているということだったので、自分の気持ちの中では楽な部分もありましたけど、良い結果を少しでも求められる様に気持ちとしてはしっかり準備できていました。
―どんなことに気をつけてプレーしていましたか
やっぱり東洋は個人的にレベルの高い選手が多いので、1本目を止めるっていうことを意識してやってました。
―結果的にそれはできましたか
今日は…1本目っていうか自分の意識した1本目っていうのは止めることはできたので個人的には納得する部分もありました。
―3ピリの時はどんな気持ちでしたか
同点だったので、選手みんなで勝ちを意識してて、自分も勝てるように良いプレーをしようと意識してたんですけど…まあ周りの選手がすごい声をかけてくれて力になって。そういうこともあったのでいくらか軽い気持ちで、軽いっていったらあれですけど、楽な気持ちで臨めました。
―残り3戦残っていますがどんな気持ちで臨みたいですか
何戦かは任せてもらえるチャンスがあると思うので、今回の試合の反省を生かしながら少しでも結果ということ、勝ちっていうことと無失点ということ、まだリーグ戦で無失点がこのチームはまだないので、それを意識してやっていきたいです。
―次に向けての意気込みを
次は今日と比べたら力も落ちるところなので、チームとしては相手を舐めないように、全力で最初から最後まで、ってことと、個人としては無失点と、少しでも周りのプレーヤーを楽にできるようにプレーしていきたいです。