アイスホッケー

関東大学リーグ戦 対日体大 4年生の最後の雄姿!満足と悔しさ入り混じる4位

平成24年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div.Ⅰ-A 日体大学
2012年11月25日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

長かったリーグ戦もついに最終節となった。前節で中大が敗れたため、4位が確定していた法大だが、最後の対戦相手は今季最下位で入れ替え戦が決まっている日体大。前回対戦はFW山田淳のゴールラッシュやFW石橋の初ゴールなどで大量得点を記録し、10-1の快勝を収めた。今回の対戦は4年生が最後のリーグ戦ということもあり、4年生主体のチーム編成。加えて山田淳のゴール、アシスト、ポイントランキング3冠がかかっているため、前回同様の活躍が期待された。そして、チームの中ではある一つの目的があった。
 

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オレンジシールズ大集合!

試合結果

トータル試合結果


(55)
1(14) 1P 0(3) 0
(26)
3(22) 2P 0(9)
法政大学 2(19) 3P 0(14) 日本体育大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表示しています。

ゴールデータ

チームピリ時間ゴールアシストアシストPP/KP
法大 1 01:51 89 吉村紀耶 17 村上亮 4 佐々木祐希
法大 2 21:46 89 吉村紀耶 21 篠田一輝
法大 2 23:37 11 吉田厳介 18 山田淳哉 4 佐々木祐希
法大 2 38:42 17 村上亮 21 篠田一輝 57 山田康太
法大 3 51:37 4 佐々木祐希 17 村上亮 18 山田淳哉 PP
法大 3 59:53 9 今野大輔 52 中本圭亮 22 有澄遼

※P.Pは法大のパワープレー、K.Pは法大のキルプレーを表示しています。

メンバー

SETFWFWFWDFDF
1 14 藤本渓太 18 山田淳哉 30 小原日向 57 山田康太 81 横山恭也
2 A 16 岩槻翔悟 17 村上亮 89 吉村紀耶 4 佐々木祐希 6 松本勝利
3 61 大山翼 C 10 多田真章 21 篠田一輝 5 高橋峻 11 吉田厳介
4 19 磯田祥平 A 22 有澄遼 23 末廣直樹 52 中本圭亮 9 今野大輔

※GKは#35 藤田拓丸が先発、第3ピリオドから#55富田哲平が出場

 戦評

 立ち上がり、法大は出場機会に恵まれなかった選手を次々とリンクに送り出す。1分51秒、FW吉村の公式戦初ゴールで先制するも、パスが繋がらず、ミスが目立ち、ばたばたとした出足となってしまう、中盤からは徐々に落ち着きを取り戻し、パスにもつながりが出始め、6分後半、FW村上のフェイスオフからFW篠田がゴール裏を回り込んでシュートを放つも、惜しくもゴールにはならず。その後も法大オフェンスは猛攻を仕掛けるが、日体大の執念すら感じさせる必死のディフェンスとGK福島の好セーブにより追加点は奪えなかった。結局試合は膠着し、第1ピリオドを1-0で終える。

 第2ピリオド、開始早々1分46秒、吉村の2点目が飛び出し、リードを2点に広げると、試合は段々と地力の差が出始め、法大の攻撃の時間が長くなる。3分半にはFW岩槻のパスに反応したFW吉田がリンクを疾走、最後はパックを浮かせ技ありのループシュートを放ち3点目。普段はなかなか出場機会に恵まれない選手達が躍動した。、法大はその後PPのチャンスを得てあわやゴールのシーンもあったが、得点には結びつかず。選手達も思わず上げた両手を降ろすしかなかった。その後DF佐々木のラッフィングによるペナルティなどでKPとなるが、攻撃の芽を早めに摘み、日体大の反撃を許さない。するとFW篠田からFW村上へとパックが渡ると、ドリブルで中央を切り裂くとシュート。ゴール右上隅へと突き刺し、鮮やかに4点目をもぎ取る。これまでチームを支えてきた選手にも得点がつき始める。しかし法大自慢のPPでのスペシャルセットで得点をあげられず、山田淳にアシストがつかない。トップの選手とは2つの差があるだけに早いうちに1つめを記録したかったが、第2ピリオド終了のブザーが鳴り響いた。

 そして迎えた最終ピリオド。ここでこれまでゴールを守ってきたGK藤田に代わり、ルーキーのGK富田がリーグ戦初出場を果たす。序盤こそ相次ぐ法大ディフェンスのペナルティによりピンチを迎えるも、富田もリーグ戦の舞台に物怖じすることなく自分の能力を発揮。好セーブを見せKPを乗り切った。すると相手のペナルティからPPのチャンスを得ると、山田淳、村上の素早いパス回しからゴール前でパックを受け取った佐々木が押し込み5点目をあげると大きなガッツポーズを見せた。山田淳のアシストもつき、あと一つに迫る。試合も終盤に差し掛かるが、山田淳のアシストは未だ増えない。それと同時にもう一つの目的もまだ果たせずにいた。それはDF今野のゴール。4年生最後の試合にしてまだリーグ戦の得点はなかった。DF中本も前節の慶応戦まではノーゴールだったが、初得点を記録し、4年生で唯一、ゴールを決めていない選手となっていた。この試合、5人しかいない4年生でセットを組み、なんとか今野に得点を、と奮闘するも、日体大のディフェンスに阻まれていた。
18分後半の山田淳のラストパスがオフサイドとなったところで、日体大は6人攻撃のためのタイムアウトを取る。法大は山田淳のタイトルよりも今野のゴールを優先した。タイムアウト中、どうやってゴールまで持って行くか、必死に考える。4年生だけでなく、3年生の中心的人物のFW岩槻、さらには山田淳も自分の意見を積極的に主張し、チームが一つとなって得点プランを練っていた。「なんとか今野にゴールを」その思いでチームが一つにまとまった。タイムアウト終了のブザーが鳴り、選手が散る前、最後に4年生みんなで手を合わせた。
試合が再開されると、日体大がパックを奪い守備からのスタート。一刻も早く反撃に転じたい法大だったが、19分33秒にDF山田康がペナルティを犯しKPとなってしまう。誰もが万事休すかと思われた瞬間だった。しかし最後は劇的なドラマが待っていた。相手のミスからパックを奪うとFW有澄、DF中本がパックを繋ぎ、最後は今野の元へ。誰もいないゴールへパックを押し込むと、法大ベンチの盛り上がりは最高潮に達した。まるでドラマの様な筋書きにリンク上の選手もベンチも、観客までも興奮を抑えることはできなかった。こうして試合は終了し、法大のリーグ戦は幕を閉じた。

 後半戦は4強に1勝3敗と負け越し、優勝戦線から脱落するも、最後は3連勝で4強の間に割って入った法大。最後の試合も最高の形でリーグ戦を締めくくることができた。山田淳はアシストランキングは早大のFW高橋に一つ及ばなかったものの、ゴールとポイントランキングでの2冠を達成、圧倒的な才能を見せつけた。そしてなんといっても今季のチームを支えたのはチームの雰囲気の良さ。4年生が中心となって笑いを取り、チームには笑顔が絶えなかった。リーグ戦が終了し、残るはインカレのみになりこのチームで試合をするのも残りわずかとなった。インカレではリーグ戦で対戦し、敗れた相手とも対戦するだろう。高い壁だと言うことは分かっている。しかしこのチームでプレーする時間を少しでも長くするために、そして最高の結果で締めくくるために法大は一丸となってインカレに挑む。

試合後の選手のコメント

多田真章主将(文4)

―今日の試合を振り返って
今日はチーム全体で勝てたなと思いました。

―最後のゴールは4年生で掴んだゴールでしたが
はい、もうほんとに感動しました。(タイムアウト時に)今野がまだゴール決めてなかったのでみんなで作戦を練ってました。

―4年生の雰囲気も良かったように思えますが
そうですね、4年生は団結力なんで。今日は一体になれたかなと思います。

―リーグ戦を振り返って
前半戦は調子よかったんですけど、生活の乱れから調子が悪くなってしまって…ただインカレは一発勝負なんで自信はあります。

―キャプテンとして心がけていたことは
やっぱりチームの雰囲気かな、大事にしていったら得点がとれるようになって。4年生は雰囲気とムード。心がけていました。

―下級生の選手も4年生が雰囲気を作ってくれたとおっしゃっていましたが
そうですね、チームワークだけはあるんで。ただそれがなれ合いになってたって言うのが秋の後半調子が悪くなった原因かもしれないですね。

―インカレまで1ヶ月ありますがリーグ戦で得た課題などはありますか
ディフェンスですね。キーパーは頑張ってくれるんですけど、ディフェンスがちょっとダメなんで残りインカレまで鍛えたいと思います。

―インカレに向けての意気込みを
やっぱり最後は優勝したいです。

今野大輔(法4)

 ―今日の試合を振り返って
今日試合出てなかった選手もみんな出て、いつもより雰囲気良くできましたね。

―念願のゴールを決めましたね
4年の山田と僕がまだ初ゴールしてなくて、先に山田が慶應戦で入れたんでちょっと焦っていたんですけど、最後みんなが僕のためにいろいろやってくれてなんとか決めれてよかったです。

―学生最後のリーグ戦となりましたが
4年間あっという間だったんですけど、やっぱりこの試合の最後で4年生全員でセット組んでできたし、いい思い出というか最高でした。

―4年生セットの直前のタイムアウトで何か話はされたんですか
自分がゴールするのにみんな色々作戦を考えてくれて、自分のために時間を使ってくれたんで、うれしかったです。

―最終的にリーグ戦4位という結果になりましたが
最近は5位ばかりでなかなか4位に入ることさえ厳しかったんですけど、今年は中央にも勝ったり、去年に比べたら成長できたというか、インカレに繋がるんじゃないかなと思ってます。

―インカレまでの1か月はどういったことに取り組んでいきたいですか
得点はとれるようになったんですけど、守りの面で点をとられるようになってしまったので、守りの面からしっかりして、あとは基礎体力をつけて走れるようにしていきたいですね。

―インカレにむけて意気込みを
最後なんでとにかくやるしかないんで、挑戦者として1試合1試合全力で戦っていきたいです。

山田淳哉(営3)

―今日の試合を振り返って
今日は普段試合に出れない人たちが試合にでていたので極力反則を少なくして出ていない選手を均等に出れるように意識したんですけど結局反則が多くなってしまったんであまりそういう面ではうまくできなかったんじゃないかなと思います。

―個人成績で2冠達成しましたが今のお気持ちは
リーグ最終戦を終えて、このリーグは自分の中でもかなり納得するような内容だったんですけど、早稲田が優勝する瞬間を見たときに個人タイトルというよりも優勝を全員で喜びを分かち合えている方が嬉しいと思うんで、虚しさというか、すごい悔しいです。

―4位という結果についてはどう思われていますか
最近は4位にも入れない結果だったんで、今年のチームは雰囲気も良く例年より上の順位を目指していたんで、最低でも4位だったんで自分の中では達成できました。

―このリーグ戦を振り返って
上位のチームとも接戦を繰り広げたりしていたんですけどやっぱり結果的には負けってことが多く、納得のいく試合が少なかった様に思えるんですけど、上位のチームとも対等にやれているってことなんでもっとインカレに向けてチームを成長させて来年は優勝したいです。

―今日の試合中に山田淳選手が4年生に得点させるように指示を出したという話を聞きましたがそれは本当ですか
4年生がとてもいい先輩達だったんで、あまり出場機会も少なかったんですけど、東京でやる最後の試合くらいは4年生だけのセットを作ってあげて欲しい、という話はしましたね。

―その結果今野選手が初ゴールを決めましたがそのときの心境は
そうですね、リーグ戦が始まる前から今野選手の初ゴールを気にかけてやってきたんで最後、エンプティだったんですけど本人もとても満足していましたし、自分たちもとても嬉しかったです。

―2冠でも4位だったということにはどう思われていますか
個人タイトルを取りましたが4位と言うことで自分のゴールやポイントがなかなか勝利に結びついていないからこうなってしまったんで、来年からはポイントを取るのはもちろんなんですけど、いかに大事な場面で決められるかということを意識してやっていきたいです。

―インカレに向けて意気込みを
最初に強いところに当たるとすれば明治だと思うんですけど、リーグ戦でも勝てていない相手でなかなか難しい相手ですけど自分たちの力を信じてこれからもっと成長していって、明治に勝って勢いに乗ってそのまま優勝したいと思います。

吉村紀耶(国1)

―今日の試合を振り返って
2点決めれたので、良かったです。
 
―その2得点を振り返って
先輩からの良いパスがちょうど来たので、ゴールに流し込むだけでした。
 
―ゴール後にチームメイトから祝福されていましたが
とても嬉しかったです。少し痛かったです(笑)
 
―リーグ戦を振り返って
シーズン終盤の最後の2試合くらいにしかまともに出れなかったんですけど、最終的にいい形で終われて良かったです。
 
―初めてのリーグ戦でしたが、収穫や課題は見つかりましたか
まだパワー不足なので、ウエイトトレーニングしなくてはいけないと思います。
 
―インカレに向けて一言
この調子で今日みたいにチームのために活躍できるように、頑張っていきます。

 

フォトギャラリー

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  • nittai2 3キャプテン多田
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  • nittai2 72得点の吉村

 

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