空手
 

【特集・空手道】第23回東京六大学空手道大会(個人戦・形演武)

第23回東京六大学空手道大会
2013年4月14日
立教大学新座体育館

立教大学新座キャンパスで第23回東京六大学空手道大会が行われた。午前は団体戦、昼休みを使って形演武が披露され、午後には個人戦が行われた。

一年生ながら個人戦優勝を果たした花車

戦評

 花車勇武(国1)のための個人戦だったのか、そう思わせる程圧倒的な試合だった。
初戦、相手に有効打を与えない完璧な試合運びであっさり勝利すると、続く第二戦では突きによる「有効」と倒し技による「技あり」で相手を追い込み、最後は中段蹴りが決まり勝負あり。格の違いを見せつけた。第三戦目は互いに技を見せながら牽制し合う試合になる。なかなかポイントが入らず我慢の時間が続くが「有効」で奪った虎の子の一点を守りきり勝利。難しい試合に勝ち切る勝負強さも見せた。
 一度休憩を挟み、先輩達から「ここまで来たからには優勝しろ」と声をかけられ、絶対優勝すると意気込んだ花車が決勝でも実力を発揮する。試合開始早々に上段突きで「有効」を奪い精神的に優位に立つと、そのまま相手を圧倒。時折ポイントを奪われるものの動じる事なく相手を攻め立て大差で勝利。
 見事大学デビュー戦でとなる大会で大金星を挙げた法大空手部の超新星に今後も目が離せない。

 一方で、昼に行われた形演武には法政から竹迫翔平(理3)が出場。「練習不足」と話したが、キレのある「ソーチン」を披露し拍手喝采を浴びた。(安藤 岳)

選手のコメント

花車勇武(期待のルーキー)

―今日の団体戦を振り返って
団体戦は自分先鋒で出たんですけど、先鋒の役割がなかなか団体では果たせなくて。ちょっと落ち込んだ状態で昼休憩に入って午後は切り替えて思いっきり自分の持てるものを出し切りたいなって、切り替えてたんで。それで個人では結構いい動きができたんでそれがいい結果につながったんだと思います。

―先鋒で出る時は、やれることを出し来るとい心構えだったんでしょうか
それを気負いすぎて逆に固くなってしまったというか。先輩方の足を引っ張っらないようにと思ってしまって逆にひっぱってしまいました。

―団体戦で納得のいかない試合があったと思うんですけど、そういう時に先輩にどのような声をかけられましたか
自分1年なんで「1年は負けて当たり前だ、俺らが勝つから」って。自分も気が楽になる言葉かけて頂いてそういう言葉から個人戦切り替えられたかなって思います。

―団体戦では、試合をしている先輩たちをどのように見ていましたか
自分先鋒なので一番最初に試合が終わるじゃないですか。その後に先輩方の試合を見るんで、やっぱ自分の試合と比較したら全然余裕があるなって思いました。ホント安心して見られるというか。自分が負けても勝ってくれる信頼というかそういうのがあったんで、自分が負けても先輩たちがいるっていうデカい存在で。(自分も)目指してます

―個人戦決勝の場面ではどのようなことを考えていましたか
もう先輩方からも「ここまで来たからには優勝しろ」って言われたので、絶対優勝してやるとそれだけです。

―先輩方にある余裕がどこから来ると思いますか
1年生は初試合だったので。経験してきた試合の数だと思います。

―大学に入って練習環境も変わったと思うんですけど、大学と高校の違いっていうのは
自分の高校は結構厳しい高校だったので。先生からやらされてるじゃないけど、決まった時間の中で決ったことをするっていう感じが高校でした。でも、大学では生徒というかキャプテンが中心になって、自分たちでメニューを考えるような感じなので、自分の修正点とかも先輩達に言えばそういう練習もさせてくれます。凄いためになる練習が短い時間の中でできていると思います。

―練習時間が物足りなと思うことはありますか
取れている時間の中で結構いい練習ができてるかなあって思うんでそこまで足りないなと思わないんですけど。練習は深く濃ゆくしていきたいなと思います。

―法大を選んだ理由は
法政を選んだ理由は、去年の六大で優勝してたのも知ってましたし、就職面を考えると進学校に行きたかったんで結構上の大学を目指しました。それで法政にスポーツ推薦があるって知って、スポーツ推薦で受かったらなあって感じで監督に相談したらスポーツ推薦で取っていただきました。

―試合の時に考えていることは
今日はもうあまり無駄なことは考えずに無心でやろうと。下手に何も考えて無いです。

―それでは試合でこうやって相手に勝とうという戦略的なものは考えますか
構えて相手と向き合った瞬間に考えるようにしています。相手が詰めてくるなら自分でそれをどう対応するかっていう、相手によって考えないとなかなか難しいです

―今大会をふまえて次はどのように戦って行きたいですか
次は個人戦で優勝できたっていう余裕がちょっと持てると思います。その自信を団体戦にぶつけられたらいいなって思います

―個人としての目標は
全日本学生選手権で、団体も個人でも出来れば優勝狙っていきたいんで頑張りたいと思います。

―全日本で戦う六大学よりも上の強豪校と呼ばれる大学へのイメージは
結構高校からの知りあいとか多いんで。高校のレベルからどれくらい上がっているかなっていうのが自分は一番気になるとこです。

―となると対戦するのが楽しみですか
そうっすね、(相手の)レベルが高いほど自分燃えるタイプなので。

竹迫翔平(ソーチンを披露)

―今日の形演武の出来は
あまり良くありませんでした。組手の練習もあって、形演武の方は練習不足でした。

―形演武とはどういった種目でしょうか
形の正確さ、綺麗さ、キレ、完成度などを総合的に評価して競う種目です。

―今日演じた選手の中で一番上手だったのはどの選手ですか
最後に出た慶應の中嶋選手です。キレや完成度のレベルが違いましたね。高校の時から見ていますが、世界の大会にも出ていて凄い選手です。

―今年の意気込みをお願いします
組手と同じくらい形演武にも力を入れていきたいですね。頑張ります。

 

フォトギャラリー

  • 1d一年生ながら個人戦優勝を果たした花車
  • 2h攻めの姿勢を貫く
  • 3b四年生相手に突き放す
  • 4h形演武ソーチンを演じた竹迫
  • 5j力強い演武を行った
  • 6b理系空手家・酒井
  • 7j山崎は2年連続の優勝を逃した