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【スキー・特集】ソチ五輪スキー女子ハーフパイプ代表三星マナミ選手インタビュー

2014年 2月10日
法政大学市ヶ谷キャンパス

ソチ五輪から正式種目として採用されたフリースタイルスキー:ハーフパイプ。そして、今大会には日本代表として法大スキー部OGである三星マナミ選手(06年卒)が出場する。

2月10日、五輪代表選出にあたって増田総長への表敬訪問が行われた。スキー部元監督である鈴木氏等を交え、会談は終始和やかなムードで進み、最後は集合写真を撮影し終了した。

今回スポホウでは、ソチ入り前の三星選手へインタビュー。ソチ五輪にかける想いや、自身の学生時代について語っていただきました。(本インタビューは2月10日に行われたものです)

記念撮影に応じる三星選手

―法政大学時代を振り返って、ご自身はどのような学生でしたか
私は体育会スキー部でずっとアルペン競技をやっていたのですが、女子部員は私が初めてでした。はじめは3部からのスタートだったので、大学在学中はそれを1部に昇格させることだけを考えて活動していて、勉強ももちろん頑張りましたが、どちらかといえばスキーに力を入れていた学生時代でした。あと、単位を取ることに頭がいっぱいでしたね(笑)。他の大学の体育会部活の人たちと話をしていても、(法政大学は)スポーツが優れているからといってその面を優遇してくれる学校ではないんですね。なので、テストのときはテストを受けないといけないし、点数を取らなければ卒業もできないということもあって、スキーが中心でありつつも勉強の方も気を抜けないというプレッシャーがありましたね(笑)。それと、今でも連絡を取り合う友達はいるのですが、今思えばもう少し一般の学生さんとも絡む機会を作っておけばよかったなと思います。

―なぜ法政大学を選ばれたのですか
兄が2学年上で法政の体育会スキー部だったんです。その流れというか、恩恵を受けてスキー部に入れてもらったという経緯があります。

―法政大学初の女性選手としての苦労などはありましたか
初めてだから辛かったということは全くありませんでした。男子の諸先輩方の中には兄もいて、兄を含め先輩方からかわいがって頂いていたので、特に苦労はありませんでした。ですが、学年を追うごとに後輩の女子部員がどんどん増えていくなかで、単独で女子部員としてやってきたものをチームにしなければいけないという部分は難しかったですね。チームが一丸となってインカレに向かわなければ1部昇格は絶対に果たせないですから。そういった意味では、チームをまとめてインカレに戦う気持ちに持っていくという指揮というか、組織づくりは苦労しましたし、一方ですごく勉強になりました。

今やっているフリースタイルスキーのように、レールのないところを切り開いていかなければいけないというところがありました。そういった部分では不安もあるし、自分でその方向づけみたいのを作っていく楽しさもありました。自分がチョイスした選択に対してついてきてくれる子たちに対する責任感みたいなものもありましたね。「大丈夫かな、いや大丈夫だろう」みたいな。大丈夫だということを信じてついてきてくれ、という感じの組織づくりでしたね(笑)。

―スキーハーフパイプの魅力とは
大学卒業後にハーフパイプに転向しました。高校生の時にスランプがあって、何かに対して努力することの大切さを知ったんですね。それまでの自分は、結果でスキーの良し悪しを決めていました。ですが、努力することで結果よりも先に達成感を得られるということを知ってからは、結果ではなくてそのプロセスをすごく大切にするようになったんです。一方で、アルペンは1秒差を争う競技で、例え1/100秒でもゴールするのが遅ければ負けだし、速ければ勝ちっていうほんとに白黒はっきりする競技です。勝ち負けという結果にこだわらなければいけない競技なのにも関わらず、そこにこだわらなくなってしまったんですね。そんな勝ち負けにこだわらなくなってしまった自分に疑問というか、すごくもやっとした気分を抱き、仲間たちに申し訳なさを感じ始めていた時期に出逢ったのがスキーハーフパイプでした。

長野オリンピックの時にスノーボードハーフパイプをテレビで見たんです。その時はアルペンをやっていたし、やりたいとも思わなかったのですが「すごいな、カッコいいな」という興味自体はありました。その後、たまたま法政スキー部の遠征合宿で使っていたスキー場にハーフパイプがあったので、合宿が終わった後にアルペンをやりながらフリースタイルスキーもやっていた同期を誘って行ってみたんです。その子が滑る姿を見て「すごくカッコいいなあ、私にも出来るだろう」と思いいざ滑ってみると、壁も登れなければスピードコントロールさえも出来なかったんです。でも、自分がそう感じたように、見ている人に「カッコいい」とか「やってみたい」という感情を与えたいと思ったんです。そう思った時に自分の輝くべき場所はアルペンではなくてこの世界なんだなと感じました。

―競技について注目してほしいところは
ソチ五輪からの新種目なのでそのスキーハーフパイプという種目自体を知って欲しいです。

―メダルを取って注目度を上げたいという思いもあるのでしょうか
もちろんメダルを取ること、一番になることを目標に頑張っています。その目的が普及活動なので、いかにいろんな人に知ってもらえる機会を作れるかは非常に重要だと思っています。メダルを取ることでメディアの注目度は変わると思うので、自分がやることでスキーハーフパイプが多くの人の目に触れ、普及につながればいいなと思います。

―競技日(2/20)が近づいていますが緊張などはありますか
全くないです。五輪に入るまでに出来ることは全てやりつくしたと思うので、ほんとに楽しみでしかないです。

―最後にソチ五輪での目標と意気込みを教えてください
後悔のない、自分のベストを尽くした滑りが出来るように頑張りたいと思います。きっとそれが出来ればメダルも難しいものではないと思うので、自分が満足出来る滑りを目指して最善を尽くしたいと思います。

スキー女子ハーフパイプは以下の日程で行われます。
また、日本からは三星選手のほかに小野塚彩那選手(専大卒)が出場します。
法大生・卒業生のみならず、日本全体で二人を応援しましょう!

2月20日
【日本時間 23:30~】スキーフリースタイル 女子ハーフパイプ 予選
【日本時間 翌02:30~】 スキーフリースタイル 女子ハーフパイプ 決勝

放送は予選がフジテレビ、決勝がフジテレビとNHKBS1にて生中継されます(NHKBS1は予選を1:30より録画放送)。
詳しくは各社のHPをご覧ください。

 

フォトギャラリー

  • 1d記念撮影に応じる三星選手
  • 2e増田総長との撮影
  • 3j表敬訪問中の様子
  • 4g表敬訪問後の集合写真
  • 5h取材に応じる三星選手
 

 

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