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【自転車】全日本トラック・レース 2日目 荒井が学連選抜で3位!

第84回 全日本自転車競技大会トラック・レース 兼 JCF強化指定選手選考大会

2015 日本パラサイクリング選手権・トラック大会
2015年4月12日(日)
伊豆ベロドローム

全日本大会は最終日二日目を迎えた。法大勢が結果に苦しむ中、荒井がいつもの橙色のジャージを白色に変え活躍を見せた。

IMG 4717
学連選抜で3位入賞した荒井(前から2人目)

試合結果

予選結果

 種目順位名前   タイム備考 
 チームパーシュート 3位 学連選抜 荒井佑太(営2)・ 眞砂(明大)・吉川(順天大)・小林(明大) 4'21"373   3-4位決定戦進出

決勝戦結果

 種目順位 名前(学部・学年) 
 ポイントレース DNF  新村穣( 法4)
DNF 渡部将太(人1)

 

 種目順位 名前(学部・学年)
スクラッチ   6位 青野将大(法3)
10位 高橋綜一郎(営1)

 

 種目 順位 名前
チームパーシュート 3-4位決定戦  3位  学連選抜 荒井・眞砂・吉川・小林

戦評

 2日目はまず荒井が学連選抜としてチームパーシュートに出場。それぞれ別の大学から選び抜かれた先鋭として戦う。メンバーは荒井の他に眞砂(明大)、吉川(順天大)、小林(明大)。第一走であったが、終始安定した走りを見せ、予選にて堂々の3位。その後の3-4位決定戦で中央チームと相見えることとなる。昨年のインカレで同種目1位を経験した選手のいる相手だ。しかし、予選時の好調そのまま追い抜き勝ちで快勝し見事3位に輝いた。
 ポイントレースにはマディソン優勝者新村と同種目3位の渡部が出場。レースは、約30周が過ぎた時点で橋本(鹿屋体育大)、窪木(和歌山県教育庁)らがけん引する逃げができる。渡部も必死に集団のペースに追いつこうとするが、第4回目のポイント周回を通過した後、レースから降ろされてしまった。一方、第一回目のポイント周回では1位で通過した新村だったが前日の疲れが響いたのか、中盤から失速。逃げとの差を縮めたい一心であったが、レースの流れを握られ、20数周を残して降りてしまい前日とはうって変わる悔しい結果となった。
 スクラッチには、青野と法大生としての初めてのレースである高橋が出場した。序盤から青野、高橋を始めとする各選手が逃げを試みるも、集団に即座に吸収されてしまう展開に。その後も変わらぬ状況のままかと思われたが、レース半分を過ぎ、3人の逃げができてしまう。追走する集団に入ることができた青野だったが、逃げのハイスピードを超えることができない。最終的には、逃げが集団まで追いつき、勝敗はスプリントへ持ち込まれた。終わってみれば、青野は6位、高橋が10位。戦う相手に大学生が多かっただけに一層悔いの残るレースとなった。
 細かいレース内容まで見ていけば課題がのこる部分もあったが、社会人も含めたレベルの非常に高い今大会で、優勝し日本一に輝いたということは大きな意味を成すに違いない。また、法大勢として両日表彰台に上がることができたということも、今の自転車競技部の実力を表しているだろう。トラックは、今後月に約一回の頻度で大きな大会が続く。このままチームとしてのさらなる飛躍に期待がかかる。(宮下尚子)

選手たちのコメント

新村穣

―4km個人パーシュートについて、理想の走りはできましたか
今回の全日本選手権は4kmの自己ベストを出すつもりで、それに合わせるトレーニングをしてきたので、自己ベストを大幅に更新できたので。あまりスタート前も緊張することなく自分らしい走りが出来たのかなと思います。
 
―自己ベストを更新したのは予選時ですか
はい。
 
―マディソンについて、自信はありましたか
自信は半分くらいしかなかったですけど、去年も2位で2人とも悔しい思いをして。今年きっと2人で走るマディソンはあと二回しかないなと思ったので。種目も個人追い抜き(以下4km個人パーシュート)を二回走ったりタイトなスケジュールの中で、コンディションは厳しかったですけど、寺崎くんの気持ちが伝わってきたので、最後まで頑張れました。
 
―敵となるチームを挙げるとすれば
終始、岡山チームには去年の優勝者もいたので、お互いに意識しながら走っていたと思いますし、スタート前はマトリックスチームも走る予定だったんですけど、けがで出走できなくなったこともあって、スタートラインに並ぶまで何があるか分からない、ゴールするまで優勝できる自信とか実感はなかったです。
 
―緊張はしていましたか
適度に緊張してて。でも、意識しすぎないで、使命感みたいなものがあったので。結果というかたちに結び付けられたのは本当に大きいことだと思います。
 
―出場種目はどのようにして決めたのですか
ナショナルチームのほうから、ポイントレースと個人追い抜きには出なければいけなかったので、他にも個人種目は出られないのであとマディソンとチームパーシュートだったんですけど話し合った結果、今回はエントリーを辞退してマディソンを狙っていくつもりで決めました。
 
―ポイントレースはどうでしたか
自分の思った通りの展開に、得意な展開をイメージすることがあまりできなくて、もちろん他の強化の選手も強い中で展開が遅れてしまったなあと。その中で感じたことは、昨日の優勝もラッキーだったから勝てたのかなという気持ちです。
 
―寺崎選手が、新村選手のコンディションを考えて楽をさせるようにしていたとおっしゃっていました、当時疲れはありましたか
正直、結構疲れていたところはあって。向こうも、寺崎くんも気遣って走ってくれたっていうのはだいぶ分かっていたんですけど、中盤から逆に寺崎くんが頑張ってくれた分厳しくなってしまった部分があったので、そこからは自分がシフトして代わりに積極的にレースをつくるように走りました。
 
―今日のコンディション
85点です。でも、やるべきことはやってきたので、足りなかった部分はまだまだ自分の弱さを認識できたと思います。
 
―TRSについて、なぜ1kmタイムトライアルに出場したのですか
この全日本選手権に向けてトレーニングのつもりで、1kmにエントリーしたんですけど、トレーニングの調整の一環で、この種目に出たって感じです(笑)。
 
―今大会、TRSを通しての一年生の走りはどうでしょうか
厳しいことを言うと、まだまだ大学生の日本のジュニアじゃなくてエリートレベルで戦えるような能力は持ってないと思うんですけど、それでも大学生は4年間しか競技活動ができないので、自分たちも来年はいなくなってしまうので少しでも成長させてあげられるようにこれからもサポートや指導や応援をしていきたいと思いました。
 
―雰囲気はどうでしょうか
やる気をもってトラックに取り組んでくれる選手が多いので先輩が抜けて後輩が入ったので少しチームの雰囲気も変わったかなと思うんですけど、それでもシーズンの始めから法政大学っていうのを周りにもアピールできていると思うので、インカレでも全日本学生(選手権)でも良い結果を残したいと思います。
 
―今日見つかった課題
レースの状況判断とインターバルの弱さが課題だと思いました。
 
―今大会と学生大会との違い
学生の大会だと、もちろん大学生しかいないと思うんですけど、今までも高校から競技をしてきた人は高校生の中で順位が決められた試合ばかりだと思うんですけど、こうして社会人の方たちと走っているといろんな環境の中でみなさん努力していると思うので、自分たちのおかれた環境に甘えずにもっと努力をして、もちろん世界で戦っている選手も世界にいる選手もいろんな環境で自転車競技をしていると思うので、満足しないで上を目指していかないといけないと思います。
 
―オーストラリア遠征について、去年との違いは
去年は何も知らなかったので、全てがチャレンジだったんですけど、今年は明確に目標をもって遠征に行って、周りの様子とか自分の取り入れたいことや知りたいことを中心に現地で過ごすことができたと思います。もちろん、レースで結果を出すことも大事なのでコンディションづくりとかレースが続く中でどういう行動をしていけばいいか実践ができたと思います。
 
―鈴木選手と一緒に行ったことで何か変化は
鈴木選手が、今でもジュニアの日本記録を持っているんですけど、他の大学生や同年代のオーストラリアの選手とかと比べてどういう立ち位置なのかなっていうのを分かるきっかけになりましたし(笑)、向こうでの生活も他の大学の選手とコミュニケーションとりながらできたのはすごくいろんな話ができたので良い経験だったと思います。
 
―日本でも、同世代に鹿屋体育大の橋本英也選手のような世界レベルの選手がいることは刺激になりますか
そうですね、やっぱり日本で勝とうと思っていたら世界では勝てないので、橋本選手もいつも強くいつづけることは可能ではないと思うので、日本でオリンピックに出るためには日本全体が強くなければいけないと思いますし、そういう存在が近くにいていつでも話せるような環境にいてくれることはとても嬉しいことだと思います。
 
―東日本トラック選手権は出場しますか
エントリーはしましたが、前日まで合宿があるのであまり結果は期待しないでください(笑)。
 
―出場する種目は
東日本選手権でも、個人追い抜きと、団体追い抜き、チームパーシュートにエントリーしました。
 
―意気込みを
インカレも今年は長野県の屋外のトラックになると思うので、屋外の力量を測るにはとても良い機会になると思います。他の大学との力の差っていうのをはっきり理解して自分の課題を見つけてまだトレーニングにつなげられるような大会にしたいと思います。
 

荒井佑太

―4km個人パーシュートについて、理想の走りはできましたか
今まで4kmでは(4分)52秒しか出ていなかったので、前半は抑えて後半ペースが落ちないようなペース配分をしました。なので、理想通りの走りができました。

―チームパーシュートは
元々チームメイトではなくて、各大学からの寄せ集めというかたちでチームを組んだんですが、短い準備期間の中で予選は3位という結果を残せたというのも、みんなの意識が高かったからできたのかなと思います。

―3-4位決定戦の追い抜き勝ちは作戦ですか
いえ、作戦ではなくて。みんなが3位になりたいという気持ちがああいう走りにつながったんだと思います。

―TRSについて、なぜ1kmタイムトライアルに出場したのですか
そうですね、高校のときから秒数を更新していなかったので、そろそろ測ってみて自分がどれくらいの実力なのかというのが、1km走ると分かるので。そういう意味でも1km走ってみようかなと思いました。

―学連選抜として走ってみて
チームはバラバラだったんですけど、(チームパーシュートに出場した)どのチームの中でも走行ラインだったりチームワークは一番良かったと思うので、学連選抜でいろいろ刺激を受けたので、法政のチームでも団抜き(チームパーシュート)のメンバーにインカレで入れるように頑張っていきたいと思います。

―今大会と学生大会との違い
日本代表の方々だったり、普段世界で活躍している方々の走りを間近で見ることで刺激を受けましたし、自分がそこに行かなければいけないという新たな目標もできたので、とてもいい経験になりました。

―久しぶりのトラックの大会ですがこの大会に向けてどのような練習をしてきたのですか
朝練習があるので、冬にロードでつけた力をそのトラックでも発揮することを目標に、練習してきたので、その力をTRSだったり全日本にぶつけようと思って練習してきました。

―今日見つかった課題
学連選抜で走ったんですが、やはり法政で団抜きを走って、日本一になるという目標があるので、法政の団抜きメンバーに入ることは今の目標ですね。―東日本トラック選手権は出場しますか
はい。

―出場する種目は
ポイントレースに出場します。

―意気込みを
去年はケイリンに出場したんですが、今年はポイントレースということもあって自分の得意種目でもあるので東日本でチャンピオンになってそのままインカレも良い流れでいければいいなと思います。

青野将大

―今日の試合について、予想していた展開
ベロド(ローム)なので、やっぱり距離短いのでラップは絶対あるなと思ってて。そんなに集団がバラバラになるとは思っていなかったんですけど、あんな感じで。2、3人でラップするところに僕も入ってラップできたらなとは思っていたんですけど、今回一回飛び出したんですが、中途半端な逃げになって。半周くらいですかね、差がついたのが。それですぐ追いつかれちゃったんで、無駄な足つかって…微妙でしたね(笑)。
 
―敵となる選手を挙げるとすれば
何位になったのか分からないですけど、(逃げの)3人の中の朝日の浦田選手と中央の原井選手は、いつもの試合でも上位に入っていて強いなとは思っていたんですけど、その2人が入った逃げについていけなかったっていうのが相当反省点です。
 
―去年この大会で、荒井選手とマディソンを組んでいましたが
今回は荒井が学連の団抜き(チームパーシュート)に出ていて、そっちに集中しないといけないというのもあったんで、個抜き(4km個人パーシュート)出て、マディソン出て、だと荒井も厳しそうだったので今回はマディソンなしということになりました。
 
―今大会と学生大会との違い
そうですね、今回のスクラッチは強い選手も大学生ばかりで。でも結構(社会人選手が)出たりするポイントレースとかはやっぱり社会人の方とか実業団の方とかが入ったら相当レベル違ってくるなと思いましたね。
 
―今日のコンディション
まだシーズン始まって最初のレースで、まだちょっと上がりきっていないっていうのと、レース感みたいなものもオフシーズンのうちに失っているところはあると思うので、ちょっとずつですけど取り戻して。やっぱりインカレが一番の目標なので、そこで活躍できるように。
 
―オフシーズンの過ごし方
オフシーズンは、去年までは自転車に乗らないでサーキットトレーニングだったりをやってたんですけど、今年は今の4年生の先輩のやり方で、オフシーズンも結構自転車に乗っていこうと。寒い日とかは出てくるんですけど、去年、一昨年とかに比べて自転車には乗ってましたね。
 
―今日見つかった課題
体力はやっぱりオフシーズンで落ちてるかなと思いますね。もっと練習しないといけないなって感じですね。
 
―今年の目標
一番はインカレなんですけど、やっぱり他にも個人戦、全日本学生が7月にあるのでインカレ前なんですけど、調子は上げていって頑張りたいです。でもやっぱりインカレですね(笑)。去年足けがして出れなかったんで。だいぶ悔しい思いしてるので、インカレで法政に貢献できるように頑張ります。
 
―東日本トラック選手権には出場しますか
出ます。ポイントレースに出ます。
 
―意気込みを
後一か月くらいなので、やっと一か月前くらいに合宿でシーズンインしたばかりなので、まだ調子は上がってないですけど東日本までには上げられるようにします。
 

渡部将太

―マディソンについて、理想の走りはできましたか
そうですね、初めてだったので、大学の全国の大会が。自分がどれだけ通用するのかなと思っていたんですけど、思ったよりかはいける気がしました。
 
―新村選手、寺崎選手の走りはどうでしたか
早かったです。大学生のレベルは違うなと思いました。
 
―予想していた展開は
ペアの原田さん(鹿屋体育大)が作戦を練ってくれて、その通りに走りました。
 
―ポイントレースはどうでしたか
悔しいです。いける気がしたんですけど、やっぱり大学生のレベルは高いなと。
 
―敵となる選手は
みんな上の選手は強いと思っているので、誰がどうとか考えず、とりあえず食らいついていこうと思っていました。
 
―出場する種目はどのようにして決めたのですか
出場資格が、ポイントレースはあったんですけどこんな経験めったにないので、出れるものは全部出ようと思って。
 
―中長距離のレースは得意ですか
高校時代、同じ種目をやっていたので。
 
―ポイントレースですか
そうです。大学生になったら距離がのびるので持久力が足りないなと感じました。スプリントも全然違うので。
 
―改めて、法政の先輩選手について
すごいですね。とても強いです。
 
―今日のコンディション
あまり調整したりできなくて、限られた時間の中でできることはやりました。
 
―2日間連続の試合で疲れは
結構昨日、マディソンで疲れたんですけど、疲れていても勝てるような選手になりたいなと思いました。
 
―TRSについて、なぜ1kmタイムトライアルで出場したのですか
高校のときの正式な記録がなくて、大学で測っておかないと今後支障が出てしまうので(笑)。あと、今どのくらいの、1kmが強さの基準なので、今どれくらい走れるのかなという感じでエントリーしました。
 
―寮生活には慣れましたか
そうですね、慣れました。でもまだ少し暮らしにくい部分もあります。
 
―ベロドロームのバンクは走りやすいですか
今まででそんなに走った回数ないのでなんとも言えないですけど、走りにくいなというのは感じないですね。
 
―法政大学の選手としての大会と今までの大会との違い
スピードの速さが違って。ずっと展開があって、足が休めるときがないので、そこですね。
 
―今日見つかった課題
スピードと持久力の強化がまだまだ足りないなということですね。
 
―今年の目標
自分、中長距離でいきたいんですけど、インカレに出れるか分からないので、インカレに出場して結果残したいです。入賞を目標に。
 
―次の大会は東日本トラック選手権ですか
はい。出場します。ポイント(レース)で。
 
―意気込みを
法政の先輩方も出るので、負けないように先輩たちよりも上の順位を目指して頑張りたいです。

フォトギャラリー

  • IMG 4746力強い走りを見せた荒井(上段右から三人目)
  • IMG 4218渡部は法大生として初めてのレースとなった
  • IMG 4314思い通りの展開にならなかった新村
  • IMG 4474悔しさの残るレースとなった青野
  • IMG 4167橋本(鹿屋体大)と話す新村
  • IMG 4602大学初のレースで健闘した高橋
  • IMG 4717学連選抜で3位入賞を果たした荒井(前から2人目)
 

 

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