ボクシング

【ボクシング】第68回関東大学ボクシングリーグ戦 対日大 昨年度リーグ王者に完敗

第68回関東大学ボクシングリーグ戦
2015年5月9日(土)
後楽園ホール

昨年度2部優勝を果たし、1部に復帰した法大。復帰初戦の相手は昨年度1部優勝の日大。厳しい戦いが予想された1戦。試合はライト級に出場した黒田虎之介(キャ1)が判定勝利をあげるも、他選手が勝利をあげられず完敗。

DSC 3147
唯一の勝利をあげた黒田

試合結果

トータル試合結果

法政大学

日本大学

対戦成績

 階級勝敗選手名スコア対戦相手
LF 齋藤優雅  0-3(27-30,27-30,27-30)  坪井智也
F 竹原毅 0-3(27-30,27-29,28-29)  村田昂 
B1  中嶋健太 0-3(26-30,27-30,27-30)  小林将也 
B2  ●  田中風雅 TKO(1R)  佐々木康太 
L1  ●  鎌田稔生  1-2(27-30,27-30,29-28)  木本盛宝 
L2  ○  黒田虎之介   3-0(28-28,28-27,28-28) 丹澤航 
LW  ●  中原隆太郎 0-3(27-30,26-30,27-29)  李健太 
●  加藤直  0-3(27-30,27-30,27-30)  鈴木稔弘 
●  森脇唯人  0-3(28-28,28-28,27-29)  高倉久生 
 

戦評

  昨年度2部優勝を果たし、2年ぶりに1部復帰をした法大。そんな法大の初戦の相手は昨年度全勝で1部優勝を成し遂げた日大。初戦から厳しい戦いが予想された。
  まず初めに登場したのはライトフライ級の齋藤優雅(法3)。1R前半コーナーに攻められる場面もあったが、徐々にストレートがあたりはじめ、まずまずのスタート。2R、3Rと連打をうけるもダウンすることなく戦いきるも手数で劣り判定負け。
 続くフライ級には竹原毅(文2)が登場。序盤からスピード感のある試合が展開される。1Rではダウンを奪われてしまうも、2Rでは徐々にパンチがあたりはじめ、3Rでもフックが相手の顔面をとらえる場面も見受けられた。しかし、判定は0-3で敗北となった。バンダム級には2選手が登場した。両者ともに力の差を見せられ、4連敗となった。

DSC 1915試合前に円陣を組む選手たち

 
 後がない法大はライト級に鎌田稔生(文3)、期待のルーキー黒田が出場。鎌田は序盤からボディーで相手を攻めたてる。お互い決定打が打てないまま臨んだ3R。序盤、連打されるも、終盤フックやボディーで反撃し、今日一番の盛り上がりをみせた法大陣営。どちらもダウンすることなく判定へ。一人のジャッジは鎌田につけるも惜しくも敗戦。ここで敗北が決まった。
 なんとしても勝利が欲しい法大。ここで初の1年生が登場。1R、2Rと相手を攻め、3Rでは法大としては初めてのダウンを奪う。しかし、KO勝利とはいかず、運命の結果は審判に委ねられた。長い協議の間、法大応援席からは勝利を確信したファンの「青」という歓声が聞こえる。そんななか、アナウンスされた結果は青。法大初の勝利となった。 DSC 2941左ストレートが相手をとらえる


 黒田の勝利の勢いにのりたい法大だったが、その後の選手は昨年の王者日大に力の差を見せられ3連敗となり、1勝8敗と大敗。しかし、試合後、頴川徳夫監督が「先のみえる試合だった」と話すように結果ほどの力の差は感じなかった。今後も昨年度1部上位チームとの試合が続き、厳しい戦いは予想されるが、今日のように強い気持ちをもって試合に臨めれば、近いうちに法大の初勝利が見られるはずだ。(八木下伸一)

監督・選手コメント

 頴川徳夫 監督

―本日の試合を振り返って
自分たちは昨年2部を優勝して、1部に復帰したのですが、いきなり昨年度の1部王者とやらなくちゃいけないということで大変ではあったのですが、そのためにきつい練習をしてきていて、どの選手も思ったより戦えたので先のみえる試合だったかなと思います。

―普段の練習の様子は
基本的には朝練習は学校の周りを走ったり、ボアソナードタワーの階段ダッシュをしたりしています。午後練はジムでやっていて、スパーリングなどを中心に行っています。

―1勝8敗という成績については
負けた選手も、いい試合してた人は多くいましたし、全選手通じて、気持ちではみんな負けてなかったと思います。

―バンダム級の田中選手の試合ではタオルを投げてのTKO負けでしたが
これはいつも思うことなんですが、もっとはやくに投げてやればよかったかなと思います。あの一発を受けた段階で顔を見ればどんな状態かはだいたいわかるんですが、ちょうど背を向けていたので、遅くなってしまったと思います。本人にも言いましたが、あの一発を受けていなければ、タオルを入れることもなかったですから、あのパンチをガードできなかったことが良くなかったと思います。

―リーグ戦での目標は
今日王者を倒して、全部勝つと言いたかったんですが、負けてしまったので、残りの試合は全部勝ちたいと思います。

―次回の拓殖大学戦に向けて
拓殖大学もチャンピオン級の選手いっぱいいますが、今日の試合見てても、戦えない相手ではないので勝ちにいきたいと思います。

 加藤直 主将

ー今日の試合を振り返って
相手が足を使ってくるということは分かっていたので、つかまえ切れるかなと思ったのですが、全然つかまえられなかったです。自分のボクシングができなかったですね。

ー自分のボクシングとは
バチバチに打ち合って打ち勝つ感じです。

ーリーグ戦初戦でしたが
昨年は2部だったのですが、今年は1部に復帰して「これからまた新しい法をつくっていこう」と言っていて、今日はそのスタートになる試合だったのでブレッシャーのようなものはありました。

―やはり、それはキャプテンとしてでしょうか
そうですね。自分だけやっていれば良いわけではなく、周りも見てなくてはいけないので。チーム力を付けるためですね。

―ご自身が考えるチーム力とは
一人のためにみんなが動く。今日も一人の試合のためにみんなで応援して盛り上げていくことがチーム力だと思っています。

―毎年、法政はそのような雰囲気なのでしょうか
そうですね。みんなが一人の試合のために盛り上がっていこう、というのが法政です。

―それには、ご自身のパフォーマンスも上がると思いますが
応援の大きさや声の大きさによって、やる気があがってくるので、そこら辺は助かっていますね。

―そのような中、相手は昨年王者の日大でしたが
日大相手にどれぐらいやれれば、今後の試合につながるかな、という試合でしたね。

―今後の試合につながるものは見つかりましたか
結果的には1勝しかできなかったのですが、1試合1試合を見れば惜しい試合が多かったので、この先も全然やれるかなと思います。

―1勝を挙げたのは、新入生の黒田選手でしたが
国体チャンピオンなので、活躍してほしいですね。

―普段はどのような練習をしているのですか
週3でスポーリングをやって、あとはマスボクシング(思いっきり当てないで対人練習)を中心にやってますね。練習は週6でやってますね。

―大会前と普段の練習の違いは
大会1週間前になると減量とかがキツイ選手もいるので、練習の量は落とします。減量は練習で体重を落とし、練習以外では食事の制限などをしています。

―減量はかなり大変ですか
そういう人が多いです。自分はそんなに減量はしないのですが、落としている人は多いですね。

―今後の練習で改善していきたい点などは
今日の試合で最後のつめがあまい選手がいたので、改善できるようにしたいです。

―最後に次の試合に向けて
次の試合は絶対に落とさないです。全員で勝ちます。

 

kato主将として勝利をあげることはできなかった

 黒田虎之介

ー今日の試合を振り返って
初めての大学の試合でした。高校のときと比べるとヘッドギアがないので、恐怖と。あと後楽園ホールっていうボクシングの聖地みたいな感じの場所でやるっていう緊張。その恐怖と緊張が混じって自分の動きができなくて。1、2ラウンド目が終わったあとに、監督に「後楽園ホールをもっと楽しめ」って言われて、もっと楽にいこうと思って。それで3ラウンド目に挑んだら、自分の全てが綺麗にはまってダウンがとれて。そこでラストだと思ってスパートかけました。1、2ラウンド目は負けてるなって思ってて、3ラウンド目で巻き返さないと負けてしまうんで。それで死に物狂いでいったら、勝てました。

ー相手の印象
最初のパンチを打たれたときにあっ強いなって。いろんな人から今日の相手は強いって聞いていたので、想像していた通りだなと思いました。

ーこれまでどんな練習を中心にされていましたか
高校のときリードが得意だったので、それを基本に。あとは先輩に色々アドバイスもらいながら練習やってました。

ーリーグ戦での個人の目標は
今回勝てた勢いに乗って、自分が出る試合は全部勝つことです。

ー部としての目標は
残りの試合を全部勝つことです。

ー法大ボクシング部の雰囲気は
楽しいです!先輩も優しくて。優しく教えてくれて。上下関係もあるっちゃあるんですけど、優しく話しかけてくれたりとかするんで。楽しく練習できます(笑)。

ーボクシング部は寮での生活ですか
あ、僕だけ違います。法政のボクシング部の寮はあるんですけど、そこが少し高くて、そしたら監督さんが違う寮を見つけてくれて。プロボクシングジムなんですけど。そこから通ってます。

ー次戦に向けて
ダウンを取りに行けるように。今日の試合より良い試合をできるように頑張ります。

DSC 3147大学デビュー戦を勝利で終えた

フォトギャラリー

  • saito最初に登場した齋藤
  • DSC 2220右フックを繰り出す竹原
  • nakazima力の差をみせられた中嶋
  • DSC 2727無念のTKO負けとなった田中
  • DSC 3147法大唯一の勝利をあげた黒田
  • DSC 2813惜しくも敗れた鎌田
  • nakaharaパンチをよけられる中原
  • moriwaki1年生ながら堂々とした試合をした森脇
 

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