自転車

【自転車】第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会 2日目 寺崎がTTで悲願のメダル獲得!!

文部科学大臣杯第71回全日本大学対抗選手権自転車競技大会2015
2015年8月28日(金)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場(333.33m)

大会2日目は決勝種目も行われ寺崎がTTで法大最初のメダルを獲得。TPも3日目の決勝に駒を進めた。さらに1、2年生の活躍も光りおおいに大会を盛り上げた。

DSC 1979
自己ベスト更新で見事3位を決めた寺崎

試合結果

ケイリン(KR)予選

 順位 名前(学部・学年) タイム 備考
 4組  1位 菊山将志(人3)  11"30  1/2決勝進出

チームスプリント(TSP)予選

順位  名前(学部・学年) タイム備考 
 5位  菊山将志(人3)・鈴木陸来(文1)・松田幸喜(法1)  1'03"638 予選敗退 

4kmチームパーシュート(TP)予選

 順位 名前(学部・学年)タイム 備考 
 2位 新村穣(法4)・寺崎浩平(営4)・青野将大(法3)・鈴木康平(スポ健3)  4'17"043   決勝進出

1kmタイムトライアル(TT)決勝

 順位名前(学部・学年)  タイム
3位  寺崎浩平(営4)  1'03"940 
 5位  新村穣(法4)  1'04"666

タンデムスプリント(TAN)1/4決勝

 順位名前(学部・学年)   タイム備考 
 2位 白垣良祐(人2)・高橋綜一郎(営1)  11'20  5-8位決定戦進出 

ポイントレース(PR)決勝

順位  名前(学部・学年)ポイント 
 9位 荒井佑太(営2)  11pt 
 

戦評

ケイリン予選

 インカレトラック部門2日目は、会場が濃い霧の中に包まれた中で幕を開けた。2日目は法大から5種目計11名が出場した。先陣を切る1種目目は短距離種目のケイリン。6名中上位2名が1/2決勝進出、残りが敗者復活戦に回る厳しい状況だったが、第4組でエントリーしていた菊山は、落ち着いたレース運びをみせ、序盤からレースを引っ張る。スタートから積極的にレースを展開し好位置につけると、残り半周で先頭に迫っていた菊山が外から追い抜くことに成功し、そのままゴール。堂々の1位で明日のケイリン1/2決勝に駒を進めた。
 

チームスプリント予選

 朝の悪天候から打って変わって快晴のなかで行われたTSP。TSPは、上位2チームが決勝に、3位と4位が3,4位決定戦に駒を進める形となっている。法大からは菊山、鈴木、松田が出場し、1年生2人を含むフレッシュな顔ぶれで臨むこととなった。法大は第7組で出場するが、一走の松田、二走の鈴木ともに自己ベストで繋ぐと、三走の菊山が巻き返し、同じく第7組で出場の朝日大学とほぼ同等のタイムでゴールするも、序盤のミスが響き1’03”638で惜しくも5位。明日のレースには進むことは出来なかった。だが、菊山自身も「手応えはあった」というように得るものは多かったようだ。若いチームだからこそ経験値が必要だ。必ずこの経験を活かし、栄冠を勝ち取ってほしい。

3601

TSPは自己ベストの走りを見せた(左から菊山、鈴木陸、松田)

4kmチームパーシュート予選

 TPは、寺崎・新村・鈴木康・青野といった見慣れたメンバーで走行。昨年のインカレでは3~4位決定戦へ進み、見事3位となり表彰台入りしている種目だ。順番は、新村、寺崎、青野、鈴木。ペースも崩れることなく終盤にさしかかると、新村がちぎれ、三人となりペースダウンするも、4’17”043と好タイムをたたき出す。結果、この種目では頭一つ抜きんでていると思われていた中大のタイムを上回り、決勝戦へと駒を進めた

1kmタイムトライアル決勝

 TTでは、新村、寺崎が出走。新村は、一日目に大会新・学連新記録をたたき出した小原佑太(朝日大)との走行となった。だが、堂々の走りを見せ1'04"666と自己ベストを出した。そのすぐあとに走行した寺崎は、昨年のインカレで同種目3位の堀航(鹿屋体大)とのスタートとなった。しかし、公式戦ではタイムで上回ることのなかった相手に、圧倒的な走りを見せる。終わってみれば、寺崎3位、新村5位と昨年より大幅に順位が上がり、二人とも自己ベスト更新と最後に見合うレースであった。

3664

標高1000mを超える地でレースは行われた

タンデムスプリント1/4決勝

 昨日の予選で7位に滑り込んだ白垣・高橋ペアは、予選の結果により2位の中大と対戦。予選と異なり、1/4決勝からは2チームがトラックで勝負し、先着したチームが先に進める形となっている。序盤はゆっくりしたペースでレースが進行していくが、残り3周となると徐々に両チームともペースを上げ、白垣・高橋ペアはチャンスを伺うと、残り2周で先行する中大の背後に迫り仕掛けると先頭に出ることに成功。最終周も中大の猛攻を退け粘りの走りで先着するが、スプリントレーンから外れてしまい降格。明日の1/2決勝に駒を進めることは出来なかった。明日の5~8位決定戦に回ることが決定した。
 

ポイントレース決勝

 ポイントレースでは、各校一名ずつが出場。法政からは荒井がエントリー。このために菊山とのタンデム出場を断念しただけに、上位にくい込みたいところだ。しかし橋本(鹿屋体大)を始め、小林(日体大)や孫崎(早大)ら一筋縄ではいかない面々が名を連ねる。レースは、逃げができることもなく集団のまま進んでいく。ポイント周回前になると、スプリントでアタックする選手がいるものの、その後すぐにメインに吸収されていくという流れに。そんな中で、第4回目のポイント周回で3位通過。6回目でも4位、8回目は4位とコンスタントにポイントを重ねていく。だが、いざスプリント勝負となると、小林や橋本の力に追いつくことができず。中々1位でポイント通過ができない。そんな中、レースも残り50周を切った地点で池邉(慶大)が単独で逃げる。荒井も集団のトップに位置し、必死で追いかけるも最後の最後で片桐(日本大)、橋本に抜かされ第12回のポイント周回は3位で通過。次のポイント周回では、孫崎、原井(中大)が逃げを形成し、そのままポイントを1位・2位通過する。しかし、ここで落車が発生。橋本が巻き込まれ、棄権かと思われたが、すぐにレースに復帰。それからは、一人が独走し、逃げ、そのあとをメイン集団が追うという展開に。荒井は18回目のポイント通過で見事なスプリントを見せ、2位通過。残りのポイント周回も2回というところで集団は一つにまとまる。最後のポイント周回、何とかポイントをとりたいところだったが、原井が猛スピードでアタック。片桐や荒井らも追走するが、追いつくことはできず。最終ポイント周回は3位通過であった。最終結果は、9位11ポイント。高くはない順位ではあるが、非常に高いレベルのレースの中でポイントを平均的にとれたことは荒井にとって大きな収穫となるに違いない。
 
 インカレも二日が過ぎ、半分が終わった。同時に今年のインカレ初の表彰台入りを果たせた日でもあった。明日はケイリン1/2決勝、タンデムスプリント5~8位決定戦、チームパーシュート決勝戦がある。レースがあるなしに関わらず、今日得たことを次に最大限に活かせる走りができるよう、飽くなき挑戦を続けていってほしい。(宮下尚子・橋爪優典)

選手コメント

寺崎浩平

―1kmタイムトライアルを振り返って
自分の設定したタイムよりは少し遅かったんですけど、一応自分のベストの記録を出せたので、それで三位だったっていうのは相手が上手だったっていうのはあるんですけど、とりあえず最後自己ベスト出せたのは良かったです。
 
―ホーム側で走った堀航輝選手(鹿屋体大)は意識されましたか
すごく意識していて。公式戦でよくホームバックであたるんですけど、一回も勝ったことがなかったので。今回勝ててすごく良かったんですけど、そのあと発走の相馬(義宗・朝日大)くんと野上(竜太・鹿屋体育大)くんが自分の予想より早いタイムを出してきて。結果的に三位でした。
 
―表彰式の際、野上選手と話されていましたが、何を話されていたんですか
そうですね、ちょっとふざけた話を(笑)。彼とも、同じ種目をやっているので、何回か喋る機会はあって。「相変わらず強いな」そんな感じです(笑)。
 
―走る前、緊張は
それは、全然していなくて団抜き(チームパーシュート)も1~2位決定戦に残れていたので、自分の足の調子としてもそんなに悪くないというか良い部類だったので。スタートさえ失敗しなければそれなりのタイムは出るっていう、自分の中で自信があったので。そんなに緊張はしていなかったです。
 
―今日のコンディション
100点で。
 
―チームパーシュートについて
ほぼほぼ設定タイム通りの結果が出たかなと思うんですけど、最後の三周で思ったよりスピードが落ちてしまったので、明日また走るので。うまいこと修正できたらいいなと思います。
 
―合宿ではやはり、チームパーシュートを主に練習されていたんですか
はい。
 
―仕上がり具合はどうでしょうか
まあまあですね(笑)。
 
―レース間は何をされていたのですか
チームパーシュートの疲れを専属のマッサージの方にとっていただいたり、1km(タイムトライアル)用にギアの変更をしたりしていました。
 
―明日のチームパーシュート決勝戦に向けて
タイム的には、予選は向こうが上だったんですけど、法政大学生として、最後の集大成として、優勝できたらいいなと思います。
 

新村穣

―チームパーシュート2位、おめでとうございます
ありがとうございます。
 
―仕上がり具合は
仕上がり具合は、70パーセントくらいだと思います。メンバーのコンディションは合宿の時より上がってきていると思うんですけど、それがタイムに結びつかなかったのは...練習の時と同じくらいのタイムしか出なかったので。そこはチームワークが足りなかったのかなと思います。
 
―ラップタイムを聞いたときはどう思われていますか
ラップタイムは、目安としてメンバーに言ってもらってるんですけど、もちろん早ければいいと思うんですけど、早すぎればまとまらないこともあるので。今回は特に標高が高かったので、思ったよりスピードが出ていて。あまりタイムを気にしすぎないで走れたのかなと思います。
 
―今日のコンディション
80点くらいです。
 
―マイナス20点分の要因は
やっぱり少し故障明けだったので、今まで間隔が少し違ったんですけど、でも3分で治るようなことではないので(笑)。それも個性だと受け止めて。気持ちを切り替えて走れたので、それは良かったと思います。
 
―今日のレースでは終盤でちぎれてしまいました
チームパーシュートは四人で走るので、大体どの周回でどの選手がどういうタイミングでくるか分かっているので、そこは声は出さないですけど、意志疎通とか、仲間の動きとかを見れば(誰がどこでちぎれるか)分かると思います。
 
―走る順番はいつごろ決められたのですか
直前ではないですけど、合宿の段階である程度順番を決めていて。自分は4年間一走目をやってるんですけど。もう頼りきられているので(笑)。
 
―一走目に求められるものとは
一走目が大きく構えて、みんなにきつくないけど、ちゃんと良いペースに乗せてあげることが一番大切だと思うので、みんなが嫌がらないような走り方をしながら、なおかつちゃんとリズムに乗せてあげるような意識をしています。
 
―走る前、緊張は
適度にしていたんですけど、練習のときも結構優勝が狙えるタイムが出ていたので、どちらかというとタイムを出したいなという気持ちのほうが強かったと思います。
 
―レース間は何をされていたんですか
結構時間の間隔が少なかったので、次の種目に影響がないように疲れをとって、そのあとはちょっとお腹が空いていたので軽く食事をして、あとはそんなに焦らないで自転車との呼吸を合わせるみたいな…調整をしていました。
 
―何を食べられたんですか
ゼリーとバナナです。
 
―1kmタイムトライアルを振り返って
室内と外のバンク合わせて自分の大会の公式のベストタイムが出たので、最初から自分の記録を超えてなおかつ万が一寺崎くんに勝てたらいいなとは思っていたんですけど、そんなに甘くはなかったです(笑)。結果的に表彰台はとれなかったので、まだまだだなあと、練習が足りないなと思いました。
 
―一緒に走る相手が小原選手(朝日大)でしたが意識していましたか
昨日、最初大会のスタートリストを見たときに「あぁ、きた…」と思ったんですけど(笑)、でも実際ウォーミングアップとかをしているときにはもう自分の記録と自分の自転車しか見えていなかったので、ホームに人がいることとか何も考えずに走れました。
 
―緊張されていましたか
いや、1kmのほうは全くと言っていいほど緊張していなくて、自分らしい走りができたんじゃないかと思います。
 
―明日のチームパーシュート決勝戦に向けて
一年生の時から、チームパーシュートは一走を続けてやってきたので、インカレという舞台で橋本英也選手、原田(裕成)選手に負けない走りをして、なおかつ残りの三人も信じられる仲間なので、いい記録が出ると思います。

荒井佑太

―今日のレースを振り返って
ポイントレースのインカレメンバーに初めて選ばれての試合だったので積極的にということは頭にあったんですけど、前半はペースを押さえて後半が勝負ということは分かっていたんですけど、勝負どころでスプリントのキレがなかったのが敗因かなと思います。
 
―ポイント通過で一着が獲れませんでしたが全体のレベルは
普段TRSとかで出ない選手も出ていて情報も少ない選手もいましたし、そういう意味ではだれが勝ってもおかしくないレースだったので、すごくやりにくかったですね。
 
―インカレ初のポイントレースでプレッシャーは感じましたか
プレッシャーはあまり感じていなくて、周りの方々にも楽しんでやれと言われてリラックスして試合に臨めました。
 
―周りの声援は聞こえましたか
指示だったりは冷静に聞けていましたね。
 
―今後もポイントレースに出場されますか
今回のインカレでできなかったことを改めて、一からやって来年また出番が回ってきた時には一着を狙えるように頑張りたいです。
 
―次のレースは
10月の新人戦です。まだ決まってはないんですけどポイントに出ると思います。

白垣良祐

ー昨日(予選)を振り返って
予選上がれたので良かったとは思いました。タイムをもっと出せたかなと思います。ー試合直後「全然見えなかった」と口にされていましたが、あれは
ヘルメットがちょっとずれて、前が見えずに下だけ見て走っていた感じだったので(笑)。そこがなければもっとタイムが出たかなって感じはしました。

ー今日(1/4決勝)を振り返って
対戦には勝ったんですけど、ラインを外しちゃって、失格になってしまって。降格になって、明日は5~8位決定戦になりました。悔しいですけど、仕方がないので切りかえて明日走りたいと思います。

ーあの反則はどういったものなのですか
スプリント状態になったときに、先頭の人はスプリンターレーンを絶対に外しちゃいけないんですよ。外に外れると後ろの人が危なくなるので。それがちょっと外れていたみたいで。

ー作戦は
特にはないです。自分たちが練習してきたことをやれば、どこにでも勝てると思っていたので。

ー飛び出すタイミングはどのように合わせているのですか
普通は「せーの」で合わせてます。
対戦のときはばれないように 、自分が「はい」って言った後、三回ペダルを回して、立ちこぎするって感じです。

ーインカレ初出場ということですが、緊張などは
最初はしたんですけど、応援のおかげですごい緊張がほぐれて。すごい楽しく走れたなっていうのを実感しました。

ー今回の競輪場の走り具合は
高いところにあって、気圧が低いとスピードにのったりしたら、そのままスピードでどんどん進んでいくので、すごく良いバンクではあるんですけど。まだ出来立てなんで、競技場的には重いです。でも高地ということで補ってるんではないかなと思います。全然悪いバンクではないです。

ー5~8位決定戦に向けて
気を落とさずに、5~8位の中で1番を狙って頑張りたいと思います。

鈴木陸来

―チームスプリント5位で予選敗退という結果について
三人とも(1走:松田、2走鈴木陸、3走菊山)ラップタイムで自己ベストが出せたので、悔いはないです。
 
―上位4チームが大会新記録でしたが
自分たちもタイムは良かったんですけど、他のチームがそれ以上に仕上げてきて、対抗できなかったので来年同じ土俵で戦えるように強くなりたいです。
 
―どのような目標でレースに臨みましたか
三人で悔いのないようにと話し合って、ガチガチにならないように楽しく走ろうと思っていました。
 
―初めのインカレで緊張はされましたか
はい、高校の時とは違って出られる種目が限られているので、自分がインカレに出ているんだという重さは感じましたね。
 
―3走の菊山選手の走りはどうでしたか
菊山先輩は1時間ぐらい前にケイリン走ったばかりできついかなと思ったんですけど、20秒フラットぐらいで帰ってきてくれて最高の走りでしたね。
 
―なかなか短距離で結果を残せない法大ですが
中長距離は層が厚いんですけど、短距離はあまりなので菊山先輩、松田、鈴木玄人と自分で短距離も強い法大に来年はしていきたいです。
 
(取材:竹内大将、野口愛優、宮下) 

フォトギャラリー

  • DSC 1979自己ベスト更新で見事3位を決めた寺崎
  • 4114新村も5位入賞を果たす
  • 4303今年のインカレ最初のメダル
  • 3522菊山は圧巻の走りで決勝進出
  • 3860優勝の期待が高まるTP(左から鈴木康、青野、寺崎、新村)
  • 4392惜しくも1/2決勝進出を逃す(左から白垣、高橋)
  • 4435荒井はポイントを重ねるも表彰台には届かなかった
  • 3601自己ベストの走りを見せた(左から菊山、鈴木陸、松田)
 

 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

2017-06-267 R

定期購読の申込み