その他

【馬術】第66回全日本学生賞典障害飛越競技 出田、ベスト尽くし30位。衛藤も1年生ながら健闘

第66回全日本学生賞典障害飛越競技
2016年10月29日(土)~30日(日)
日本中央競馬会馬事公苑

第66回全日本学生賞典障害飛越競技には、6月の予選で成績を残した出田匠(経4)、三浦里菜(経3)、衛藤みのり(経1)の3選手が出場。入賞はならなかったが、それぞれが力を発揮する結果となった。

4
団体では12位となった法大

試合結果

障害飛越(第1回走行)

選手名馬名順位タイム減点障害減点総減点
出田匠 法泉 0 16 16
三浦里菜 法永 2反抗E
衛藤みのり コジャック 4 24 28

障害飛越(第2回走行)

選手名馬名順位タイム減点障害減点総減点2走行合計減点
出田匠 法泉 30位 3 16 19 35
三浦里菜 法永 0 16 16
衛藤みのり コジャック 40 2 20 22 50

戦評

 全日本学生は最高130cmの障害が控えるコースだ。28日の試走では3人馬とも完走しており状態は良好。ハイレベルな大会でどこまで平常心を保ち実力を発揮できるかがこの大会のポイントだ。

 29日の第1回走行。6月に行われた今大会の予選、関東学生の第2回走行で落馬失権となった三浦里菜(経3)・法永コンビは、2反抗失権と不安の残る結果に。衛藤みのり(経1)は中学3年からのパートナー・コジャックとのコンビで挑んだ。終始落ち着きをみせるが、93.36のオーバータイムで減点4、総減点28で終えた。3度目の出場となった出田匠(経4)は、総減点16で完走した。

 2日目の第2回走行は、三浦が見事完走。「昨日よりは全然落ち着いて回れた」と、昨日の失権から立て直して見せた。法永にとっても苦手な大会だったが、やや疲労を感じさせながらも無事走りきった。衛藤はまたしてもタイム減点があり、総合40位。「信じて跳べば大丈夫だよ」という母からのメッセージも効き、初の130センチ障害に対応したが、「私は基礎が全然なっていない。小さい障害でできないことを高い障害でやっている分、ボロが出ている」と反省。冬の練習での課題克服を誓った。出田は一ケタ減点で終えるかと思いきや、最終ラインで反抗。「あそこで流れが切れてしまった」と、その後の障害を落とし、総減点12に。総合30位となったが「ゴール切るだけでも十分かなと思っていた。今まで(過去3回)では一番良い走行だったかな」と振り返った。

 団体では17大学中12位に終った法大だが、ベストの走行で大会を終えたと言って良いだろう。しかし、もう少し上の順位を狙えたことも事実。細かいミスの修正とメンタル面の強化が、引き続いての課題として浮かび上がった。(伊藤 華子)

 

選手コメント

出田匠 主将

-今大会の内容について
ゴール切るだけでも十分かなと思っていました。2週間前の調整の試合では、10cm低い障害で失権してしまっていたので、完走できるだけでと。人のミスだけは絶対にしないようにイメージして、昨日普通に返って来れたので。今日は昨日よりも良ければいいかなと。途中まではすごく良かったんですけど、最後は人馬ともに気が抜けましたね。あそこで止まってしまった瞬間に流れが切れてしまったので、仕方ないとは思いますけど。

-試走で完走したとのことですが
普通に良かったですね。2週間前も、失権はしましたけど調子は良かったんですよね。

-調子の良さはあった
ありましたね。調整のときの失権もほとんど気にしないくらいの調整はできていましたので。

-反省点は
今日の最終ラインですよね。昨日の1走行目も、馬が止まりそうになっていたので、そこはもう少し気にかけてあげなければいけなかったなと思います。

-改めてこの大会を振り返って
同じ馬で2年生のときから出ているんですよ。2年生の全日本学生で失権して、去年は関東の予選で失権していたので。4年になってこうして完走できて。結果はそれほどでしたけど、途中までは他の大学ともやっていける内容だったので、それだけの十分な手ごたえはあったかなと思いますね。2年前を超える出来だったので。

 

三浦里菜

-昨日は2反抗失権でした
昨日は待機馬場から馬が止まってしまっていて、それで完全に焦ってしまって。中に入って、馬は全然跳ぶ気があったのですが、人が焦っていたのでうまく誘導できずにという感じです、昨日の止まり方も、障害前でビシャーっと止るのではなくて、馬が障害に対してまっすぐ向かうことができなくて、跳べないとなってシューっと切れていってしまったので。今日は先輩(出田)に「冷静に、冷静に」と言われたこともあって、中に冷静に入れるように。減点0は難しいですけど、帰ってこれる馬なので。自分が少し冷静になれれば、昨日も帰ってこれたので。

-試走では帰ってこれていたとのことですが
金曜日(試走)が今までで一番良かったです。そこでも馬はだいぶホットでも、人は冷静になれていたので。

-では、失権は予想外だったのでしょうか
そういうわけでもないですね。人の力不足だなと。冷静な判断ができていなかったので。

-今日の内容は
昨日よりは全然落ち着いて回れました。落ち着いていると、今馬が止まりそうだなというときに少し脚(キャク)を使ってヘルプしてあげられるので。昨日は自分のことに精一杯でそういうことができなかったので。

-今日完走できたことについて
帰ってこれたということが一番ですね。このコースは結構難しくて、昨日も減点0は一人だけでしたし。落としてもいいから、とりあえず帰ってこようと。馬的にも少しコースが難しかったので。

-法永には難関コースの経験がありますね
全く一緒というわけではないですけど、去年は網重さんが最初の方で失敗して終わってしまって、その前の中島さんという先輩は「今まで失敗していた」と言っていたので…

-ひとつ乗り越えた、ということですね
そうですね。

-反省点や改善点は
競技中のことではなくて。後輩の子が馬付きをしてくれているんですけど、今大会あまり動けていなくて。人数が少ない分、他の大学とは違って「選手は選手」「馬付きは馬付き」という風にはできないので、そういうところをきっちりしていければと思います。試合のときだけそうすれば良いというわけではないですし、普段からやっていないとできないでしょうし。私も次期主将なので、そういうことに気づいて下の子に言えるようにならないとなと思います。

-来月には関東女子選手権が控えます
自分が出るかはわからないんです。できれば下の子を出してあげたいという気持ちが強いので、そうなればサポートをしっかりできればと。もし自分が出るとなったら、別の馬になるかもしれないので、女子選手権は全学よりもレベルが低いので、一昨年も日高(=萌 H26年度卒業生)さんが優勝しているので、できればなんとか優勝を狙いたいですね。

 

衛藤みのり

-今大会の内容について
全体的にペースがそこかったのと、自分が間歩(障害と障害の間の馬の歩数)を数えられていなかったこと、馬の少しの変化に気づけなかったことで、4番で止まったりしてしまいました。少しの変化に対応できなかったです。

-「馬の少しの変化」というのは
ペースが遅かったりとかです。馬の跳び方にクセがあるんですけど、自分のことに必死すぎてそういう変化に気づけなかったので、もう少し余裕を持って乗るべきだったなと。

-130cmは初めてですか
初めてです。120cmは何度か跳んでいるんですけど。初めてにしては「まあまあ」という感じですね。

-コジャックも130cmは初めて
初めてですね。

-130cmという高さを跳んで
いつもだったら自分が怖くなってしまうんですけど、今日はそういうことはありませんでした。コースで130cmはなかったので、これからちゃんと乗らないとなと思います。

-「いつも」と違ったのはなぜ
LINEでお母さんとやりとりしていて、「コジャックは高さに怖気づいたりしないから、自分ができることだけはやって、高さはコジャックに任せたら跳んでくれるから。信じて跳べば大丈夫だよ」と。結構気楽に乗れました。

-今後の130cmへの対策は
高さの練習もしないといけないんですけど、私の場合は基礎が全然なっていないので、冬の間は試合がないので小さい障害で基礎を身につければ高さが変わってもちゃんとできると思うので。はじめは小さい障害からコツコツやっていって、レベルを上げていけばいいかなと思います。ひとまず今回は跳べているので、小さい障害でできないことを高い障害でやっている分、ボロが出ているので。基礎を身につけてから高い障害にチャレンジしていきたいなと思います。

-初めての全日本競技大会を終えて
悔しいですね。馬は一生懸命頑張ってくれたのに、何もできなくて。自分が結果を出せないし、内容も良くなかったので、悔しいです。

-今後に向けて
来月に関東女子選手権があります。それは今回に比べたら高さがないので、今回の反省を踏まえた上で試合に臨んでいけるように、調整の内容などを先輩方に聞いてやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • 330位に終わった出田
  • 32走行とも完走という結果に
  • 33度目の全日本学生で、ベストを尽くした
  • 3三浦・法永コンビは、第1回走行で失権
  • 3第2回走行では減点16で完走
  • 3初の130cmコースに挑戦した衛藤
 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み