ラグビー
 

まさかの敗北で入れ替え戦へ 関東大学リーグ戦

2010/11/28
関東大学リーグ戦
秩父宮ラグビー場

勝てば選手権出場――。滑り出しが悪かった秋のリーグ戦で法大の意地を賭けて迎えた1戦。前半は無失点で抑え、選手権への希望の光が見えた。しかし後半からタックルが決まらなくなってしまい徐々に点差か詰まっていく。トライチャンスをしっかり掴み取ることが出来ずに試合は進み、結果は14−20と待ち受けていたものは入替戦行きという結果だった。

20101128-01
ゲインしトライへつなげたCTB岡本(撮影・舟倉 葵)

試合結果

トータル試合結果

14
法大
11 前半 0 20
流経大
3 後半 20

ポイント詳細

1 4
0 G 0
3 PG 0
0 DG 0
法大   流経大

法政大学スターティングメンバー

No.ポジション氏名学部/学年
1 PR 石澤 輝 社1
2 HO 山森 裕之 社4
3 PR 浅岡 献掌 生2
4 LO 後藤 賢 社3
5 LO 栗林 宣正 現4
6 FL 光安 俊貴 経4
7 FL 川上 龍介 社4
8 NO.8 堀 大志 情1
9 SH 本村 光章 社2
10 SO 髙城 良太 社3
11 WTB 竹下 祥平 情4
12 CTB 近藤 乙輝 社4
13 CTB 岡本 圭二 社2
14 WTB 百武 憲之朗 社3
15 FB 渡邊 拓馬 情2

前半は法大ペースで試合が進み、開始直後にCTB岡本がゲインし波を一気に引き寄せる。その後2分にラインアウトからモールで押し込み、後藤がトライ。難しい位置からでキックは失敗するものの、早々に5―0と先制点を決めた。その後もタックルで流経大の攻撃を阻み、ゴール前のラックなど法大がゲームをリードする。その後も法大の勢いは止まらず、15分には相手の反則を誘い、CTB岡本のPGで8―0とする。その後もPGを決め11-0と着実に点を重ねていく。

しかし、ゴール前のモールやWTB百武のゲインなど依然として法大ペースで試合を進めるものの、チャンスを掴みきれない。前半終了直前の39分にモールでゴール前まで押し、さらに前半終了間際にラインアウトからモールに持ち込むが、あと一息及ばずに11―0で前半を折り返す。

前半の勢いのまま一気に勝利を掴みたい後半。しかし開始直後から流経大に走られ、自陣からなかなか脱することができない。開始4分でラインアウトからモールでのトライを許し、11―5とされる。ディフェンスが機能しなくなってしまった法大はその後も流経大の勢いを削げずに、立て続けにトライを取られ11―15と逆転されてしまった。

しかし逆転の可能性はまだまだある法大。23分にはWTB竹下がゲインし、流経大を振り切りトライしたかに見えた。だがラインを出たという判定を受け、点につながらない。31分には流経大にまたもラインアウトからモールで押し込まれ、11―20と点差を開かれる。このまま負けるわけにはいかない法大は34分の高城のゲインから徐々にペースを巻き返す。その後37分にCTB岡本がPGを決め14―20とすると、FB森谷のゲインなど逆転のワントライを賭けて果敢に攻め込む。ロスタイム41分にゴール前のラックでトライまであと1歩に迫るが、反則を取られてしまい、逆転の最後のチャンスを掴めなかった法大は力尽き、そのまま14―20でノーサイドとなった。

この敗北でリーグ戦7位に甘んじる結果となってしまった法大。勝てば選手権出場だった大一番の試合が、まさかの入替戦決定の試合となってしまった。2部降格は法大ラグビー部の伝統が許さない。法大のプライドを賭けて2週間後の入替戦はチーム一丸となって立ち向かう。

(妹尾 萌菜)

監督・選手のコメント

駒井監督

―今日の試合を振り返って
勝たなきゃいけない試合だったんですけど勝てなかったので…入れ替え戦か選手権かっていうところで最後の最後まで勝てなかったっていうのがうちの今シーズンの弱かったところだと思います。

―一番の敗因は?
前半はFWにこだわり過ぎて、FWのモールでペナルティが結局おきてスコアがとれなかったところが敗因だと思います。

―リーグ戦全体を振り返ってみて
春からもっときちんとディフェンスのところとか、もっと準備をもってきてやればこのようにならなかったのではないかと今は反省しています。

―途中で(ディフェンス)システムを変更して結果が出た試合(関東学院戦)もありましたが
そうですね。伝統のディフェンスを戻しただけであったので、それはこれからやるべきことではないかなと思いますけどね。

―メンバー編成も色々変更されていましたが
結局ラグビーというのは真面目な選手が最後にはいい結果を出すと思うので今回も能力だけで出したっていうのも何人かいたので、やっぱりそういうところでミスしたりするので…私自身も勉強になりました。

―来週はジュニア戦、再来週はリーグ戦の入れ替え戦となりましたが
やっぱり勝ちたいと思うのできちんとやっていきたいと思います。

HO山森主将

―今日の試合について
前半はいい流れでできて、でも取るべきところで取れなくて、後半それが響いて苦しい試合になってしまいました。

―前半のように後半できなかった原因は
一発で簡単に取られて精神的にきつかったんですけど、そこから立て直せないところが自分たちの爪の甘さというか、実力不足だと思います。

―前回課題にあげていたセットプレーはどうでしたか
セットプレーはうまく修正できたんですが、勝利につなげることはできませんでした。

―リーグ戦全体を振り返っていかがですか
(カントー戦から)3試合うまくまとまってきてたのですが、最後にきて序盤での黒星が響いて…今となっては序盤からできていればと思います。

―選手権連続出場が途切れてしまうというプレッシャーがあったと思うのですが
今日の試合に勝つことだけを考えていたのですが、結果的に負けてしまったので、結果を受け止めるしかないです。落ち込んでいても仕方がないので。

―今年はどんなチームだったと思いますか
チームのまとまりを意識してきたんですが、ちょっとしたことでまとまりがなくなってしまった。でもまとまったときいい試合ができて、いいところを出してやれたと思います。

-次の入れ替え戦に向けての意気込みをお願いします
もう勝つだけなので、キャプテンとして勝利に導き、後輩たちが来年も一部でできるようにするのが最後のキャプテンの仕事だと思います。

FL光安

―今日の試合を振り返っての感想をお願いします。
前半はいいかたちで攻撃できて良かったのですが、前半でもっと点がほしかったなと思います。あれだけ攻めて1トライしかできず、11点しか取れなかったので、それが後半にも響いたし、後半の悪い流れに繋がったかなと思います。

―その流れが変わってしまった主な原因は?
前半は入りがよくて、法政のアタックができていたと思うのですが、後半は入りが悪く、それを40分間引きずってしまった感じですね。

―前半と後半ではディフェンス面でもかなり違ってしまっていたのかなと思うのですが?
自分的にはカントー、東海でやっていた詰めのディフェンスをやっていたのですが、今日はそれが中途半端になって、やりきれていなかったなという印象は受けました。

―大東の試合結果は知って臨んだのですか?
チーム的には言わないって言っていたのですが、個人的には知ってやりたかったので、わかっている状況でやりました。みんなは知らなかったと思います。

―今日は勝ちと負けでは天地の差がありましたが、率直に捉えていかがですか?
自分は試合前に大東が勝ったことを知っていたので、自分たちが勝ったら大学選手権に行けるという希望があったので、自分は本当に勝つ気で臨んだのですが、うまくいかなかったですね。

―今日でリーグ戦も終わりましたが、全体を振り返っていかがですか?
今になって考えたら、最初の連敗が最後まで響いてしまいましたね。

―途中からいい雰囲気になったようでしたが?
本当はそのいい状態で開幕を迎えていたら、もっといいかたちになっていたと思うのですが、そこは自分たちのチーム作りが遅くなったことがこんな結果を生んだのかなと思います。

―今年はレギュラーも頻繁に変わり、ジャージの重みを感じることが多かったと思うのですが?
出れない4年生のバックアップや、練習でも出れないみんなが頑張ってくれていたので、そういうやつらのためにもジャージを着ているやつは頑張ろうという気持ちはあったと思います。

―今日は足を痛めたようですが、次への影響は?
ちょっと足首を捻挫しましたが、次には影響はないので大丈夫です。

―次は入れ替え戦に向けて一言お願いします。
技術云々ということよりも、来年1部にいるってことが自分たちが残す財産だと思うので、4年生はそれを自覚して、必ず勝ちたいと思います。

SO高城

―今日の試合を振り返って
前半はいい形ですすめられたんですけど、後半は最初ディフェンスが甘くて詰めるディフェンスができずに相手にトライを許してしまって、うまく流れを掴めないまま最終的に負けてしまいました。

―今日は選手権か入れ替え戦かが決まる大事な一戦でしたがプレッシャーは
まず目の前の試合に勝たないことには始まらないので。選手権になったとしても、入れ替え戦になったとしても、何もなかったとしても、まずは勝たないといけないので、とくにプレッシャーはなかったです。

―相手の印象は
相手のフォワードのディフェンスへの絡みなどがうまくて、自分たちのテンポでできませんでした。バックスは外に展開できたけどうまくテンポがつくれなかったです。

―リーグ戦全体を振り返ってみて
自分は拓殖の途中からしか出てないんですが、最初の2、3試合に比べたら、東海には負けたけどいい流れでできてたので、今日負けたのは悔しいです。

―『IN UNION』というテーマで今季はやってきましたがどんなチームでしたか
試合に出ていないメンバーも応援してくれて、いいチームだったと思います。

―今季はスタメン争いが激しい中、リーグ戦の途中から定着して試合に出場されていましたが、ファーストジャージを着る重みなどは
22人しかきれないジャージだし、同じポジションの先輩もいるので、出るからには全力で法政のプライドを持ってやってました。

―リーグ戦途中で戦い方を変えたそうですが
本当なら春から詰めるディフェンスをやっていればよかったんですが、シーズンの途中からでも、関東や東海でできたのは良かったです。 流経は後半がうまくはまらなくて…。

―入れ替え戦に向けて一言
負けられない試合だし、選手権に行きたかったんですが、全力で戦います。

CTB岡本

―今日の試合を振り返っていかがですか?
前半はもうちょっと取りきれるところで取りきりたかったなって思います。後半はディフェンスがうまくいかなかったです。チームと自分の食い違いが原因だったと思います。

―今日もPGは全て決めましたね。
簡単な位置だったので。

―流経大の印象は?
前半は怖くなかったです。後半は徐々にやっぱリーグ2位のチームだなって思いました。

―今日でリーグ戦が終わりましたが、リーグ戦全体を振り返っていかがですか?
最初から法政らしい戦いができてたらなって思います。それができなかったことがこの結果につながったと思います。

―スタメン争いも厳しかったと思いますが、そんな中スタメンとして定着しましたね。
自分の持ち味が生かせたかなと思うので、そこは自信持って次も練習を頑張ってスタメン取れるようにしたいです。

―今年のチームのテーマが『IN UNION』ということでしたが、チーム一丸となって戦うことはできましたか?
練習から違う学部の人とかも来てやれていたんで、できてたと思います。

―途中で戦い方を変えたことについてはどう考えてますか?
それがいいきっかけになったと思います。法政に合ってたと思います。

―今日入れ替え戦が決定してしまいましたね。
絶対負けられないです。

―いままで選手権に出続けていて今回こういう結果になりましたが、伝統の重みとかは意識してましたか?
やっぱり法政っていうと強いってイメージがあったのでショックです。まずは入れ替え戦なんですけど、それが終わったら3年になるんでチームを引っ張りたいです。

 

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