ラグビー

【ラグビー】関東大学リーグ戦 対流経大 「掴んだものを逃してしまった…」強豪相手にアタック躍動も逆転トライ許し悔しい敗戦

関東大学リーグ戦
2017年9月10日(日)
浜川競技場

 ついに開幕した関東大学ラグビーリーグ戦。昨年リーグ戦2位相手にテンポのいいアタックを仕掛け得点を重ねるも、ディフェンスでは外国人選手を止められず失点も多かった。シーソーゲームの末、最後に逆転トライを許し、惜しくも初戦を黒星で終えた。

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 リーグ戦開幕とともに新ジャージもお披露目

試合結果

トータル試合結果

49
 法大

35

前半 26 52
 流経大
14 後半

26

 

ポイント詳細

5/2 4/4
5/2 G 3/3
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:北島,斉藤,北島,萩原,萩原/吉永,斉藤
G:萩原(5)/萩原(2)

※前半/後半

法政大学メンバー

No.ポジション選手氏名学部/学年出身校
1 PR 黒田圭汰  社4 報徳学園
2 HO 川越藏  現3 高鍋
3 PR 土山勇樹   社3 東福岡
4 LO  山根陵  現3 大津緑洋 
5 LO  ウォーカーアレックス拓也  社2 東福岡 
6 FL 吉永純也  経1 東福岡
7 FL 増田和征  経4 京都成章 
8 NO.8 斉田倫輝  経4 仙台工業 
9 SH 中村翔   経2 東福岡 
10 SO  奈良望  社3 秋田工業 
11 WTB 北島遥生  現4 常翔学園
12 CTB  呉洸太  社3 大阪朝鮮 
13 CTB  杉本悠太郎  経4 國學院久我山 
14 WTB  斉藤大智  現1 黒沢尻北
15 FB  萩原蓮  経3 東福岡
16 Re  菊田圭佑  経1  仙台育英
17 Re  大澤翔舞 営4 長崎北 
18 Re  金子崇  社4 東福岡 
19 Re 山下憲太  社1 長崎海星 
20 Re  田口祐也  経4 清真学園
21 Re 根塚聖冴  経3 京都成章 
22 Re  長利完太  経3 桐蔭学園
23 Re  安藤慧  経2 國學院栃木

  

交代選手

時間(分) 退
 後半00 北島 安藤
後半15 増田 山下
後半28 中村 根塚

 

 

リーグ戦 結果  

日付 対戦校 会場 結果
9月10日(日) 15:00 流経大  浜川競技場 ●49-52
9月24日(日) 15:00 東海大 秩父宮ラグビー場  -
10月9日(月) 11:30 中大 上柚木公園陸上競技場  -
10月22日(日) 11:30 大東大 シラコバト運動公園陸上競技場  -
11月3日(金) 11:30 関東学院大 上柚木公園陸上競技場  -
11月18日(土) 14:00 拓大  御勅使南公園 
11月25日(土)14:00 日大  江戸川区陸上競技場 

 

戦評 

昨季はリーグ戦7位と屈辱を味わった法大フィフティーン。島津新体制で挑むリーグ戦の初戦の相手は昨年リーグ戦2位の流経大だ。外国人選手らの強烈なアタックをいかに封じるか。是が非でも勝ちたいところだ。

試合開始早々からトライの取り合いとなる。先制したのは流経大。パスをインターセプトされ、一気に自陣へ。最後は外国人のWTBのムセケニエジタナカ(流経大)にトライを決められる。追いつきたい法大は前半分、相手SHのハイパントキックをFLの増田和征(経4)がキャッチ。SOの奈良望(社3)が敵陣で大きくゲインし、大外にいた左WTBの北島遥生(現4)に飛ばしパス。21の状況を作り、最後は北島がそのままディフェンダーを交わしてトライ。萩原蓮(経3)のゴールも決まり7‐5とする。
14分には奈良らBK陣で右サイドに展開。最後はリーグ戦初出場のルーキー斉藤大智(現1)がトライを決めた。ゴールも決まり14‐5。その後LOナエアタタウムア(流経大)にラインアウトからの一次攻撃で突破を許し、トライを決められるが、同21分、増田らFWの鋭いゲインから左サイドに展開し最後は大外にいた北島が再びトライを決める。ゴールも成功し、21‐12。相手LOのタウムアに再びトライを決められるも、同30分に左サイドでゲインを重ねたのち右サイドに展開。すると萩原がボールを持ち相手ディフェンダーと31の状況を作り、パスするフェイクで相手を交わし、そのままトライ。自らゴールも決め28‐19とする。相手WTBタナカに4本目のトライを決められるが、同38分、相手ボールのキックオフを取ると、同30分のトライと同じような形で、BK陣がディフェンスラインを突破。再び萩原がトライとゴールを決め、35‐26とする。選手が注目してほしい選手とあげたルーキーのFL吉永純也(経1)が強烈な低いタックルで相手外国人FWを倒すなど期待が持てる形で前半を終えた。

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トライ、ゴールともに得点を重ねたFB萩原

迎えた後半。「シーソーゲーム」そんな言葉がふさわしい後半となる。ここまで2トライと活躍してた北島が安藤慧(経2)と開始時に交代する。

試合序盤は自らのペナルティなどでディフェンスに追われ続ける。何とか防いできたが同15分、さらに同20分と連続トライを許し35‐40と逆転を許す。流れを変えたい法大は同26分。相手のスクラムペナルティから得た敵陣5mラインアウトからポイントを作る。ここまでキックや攻守で貢献し続けたCTB呉洸太(社3)がゲイン。最後は吉永が初トライ。ゴールも決まり42‐40とする。だが、同30分法大のハイタックルで相手に左サイドのラインアウトを与えトライとゴールを許し42‐47となる。同40分、相手のラインアウトがノットストレートとなり自陣から攻めこむが、法大のノックオンで相手ボールの右サイドスクラムに。しかし相手BKの一次攻撃時、法大のタックルで落としたボールを斉藤が拾い独走。「がむしゃらだった」(斉藤)と誰も追い付けない快足を飛ばし、逆転トライ。ゴールも決まり49‐47。島津監督のガッツポーズをはじめ、首脳陣、選手、法大を応援してる皆が喜びを爆発させた。

IMG 4283決勝かと思われたトライを決めCTB呉と抱擁するWTB斉藤

「奇跡のジャイアントキリング」かと思われた。だが、最後の最後に悪夢が待っていた。相手キックオフのボールを法大がノックオン。自陣の10mライン付近で左サイドのスクラムを与えると右サイドの大外にいたWTBのタナカにパスが渡る。三人のタックルを交わされ、決勝トライを献上。49‐52でノーサイドを迎えた。

終始ペナルティでボールを失い、二人の外国人選手にトライを決められたことが痛かった。手に収めかけた勝利がするりとこぼれた法大。痛い敗戦だが、二人のルーキーのトライ、昨季課題だったFWのセットプレーの強さ、BK陣のアタックなど収穫も多かった。

次戦は昨季リーグ戦王者の東海大。ディフェンスを修正し、秩父宮で「ジャイアントキリング」を次こそ起こしてみせる。(藤原陸人)

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あと一歩のところで勝利を逃し、悔しさの表情をにじませる選手たち  

インタビュー

 島津久志監督

ー今日の試合を振り返って
勝ちたかったですね。掴んだものを逃してしまったという感じでした。ずっとディフェンスに特化した練習をしてきたんですけど、中々それができずにいて。もう少しディフェンスを頑張って失点を減らせれば勝てたなと思いますね。結果的には外国人2人にやられてしまったという感じです。でもあれだけゴール前に持っていかれても防げたシーンもありましたし、そういった良かったことは良かったことで伸ばしながら、反省すべき点はしっかり反省していきたいと思いますね。

ー良かった部分として大きかったのは
アタックはよかったんじゃないかなと思いますね。スペースを突くようなアタックを春からずっと練習してきたので、そこが要所要所で出ていましたね。あとはフィジカル面、体力面、走る部分はやってきて良くなってきたと思うので、そこも引き続き頑張っていただければと思いますね。

ーアタックは中でも萩原選手がいい働きをしていたかと思われますが
そうですね。手首を痛めていて出れない時期もあったんですけど、そんな中で復帰後は頑張ってくれてますね。彼は飲み込みが早いんですよね。BKコーチの遠藤がぱっと言ったことをすぐに出来てしまうような、ラグビーセンスを持っているのでそこが少しずつ積み重なっていって、今こうして活躍できているのだと思いますね。

ー東川主将が不在でも増田選手など4年生がチームを引っ張っている姿が印象的ですが
チームを一生懸命引っ張ろうという姿勢が見えてますし、実際に引っ張ってくれていますよね。主将がいなくてもチームの雰囲気はいいですね。まあでも東川が陰で支えてくれているので、それがいいんじゃないかなと思いますね。

ー次戦、東海大戦で重要になってくるのは
今日の流経大以上に攻撃力があるチームでしょうから、それをどうやって抑えられるのかというところがキーポイントだと思いますね。

 

 増田和征(経4,FL)

ー試合前、チームの雰囲気はいかがでしたか
試合前に関してはすごく良い雰囲気でしたし、今までとは少し違った気合いの入ったアップだったんじゃないかなと思います。

ーご自身のコンディションはいかがでしたか
バッチリでした。

ー前半は先制されたもののすぐに取り返す流れでしたが振り返っていかがですか
自分たちのアタックはすごくこの試合を通してすごく自信になりましたし、あとは取り合いの部分を無くしてどれだけディフェンスで前に出られるかというところが課題になってくるかなと思います。

ー増田選手を中心に今日は多くゲインができていた印象があります
特にBKがよく機能してくれていて、今までハードに練習してきた成果が出たんじゃないかと思います。

ー前半をリードしての折り返しになりましたが意気込みなどはどのようなものでしたか
「0-0の試合が始まった時のようなフレッシュな感じで行こう」と言って、気を抜かずにやっていこうという風に話していました。

ー流通経大は外国人主体のチームでしたが、体の強さなどプレーで感じたことを教えてください
特に何かで負けているっていう意識は無くて凄くハードにヒットする部分もあったので、去年からはまた一つ成長できたのかなと思います。やっぱり機能してくる中で外国人を使ってくると、こちら側もタックルがずれてしまったりするところでディフェンスの薄さが出てしまったと思うので、そこはもっと重厚さを身につけたいです。

ー相手のディフェンスはいかがでしたか
向こうはかなり前に出てくるチームだったんですけど、しかし組織的ではなかったので、そこのギャップを上手く突いて崩せたかなと思います。

ー後半はリードを守り切れずに敗戦となりましたが、そこから見つかる課題などはありますか
後半に関してはペナルティと自分たちのタックルに関するところが課題になります。ディフェンスにおいては我慢しきれずに自分たちがペナルティをしてしまったりとか、飛び込むタックルが多かったりっていうのが、最終的にリードを守り切れなかった原因かと思います。

ーリーグ戦は結果的には黒星発進となりましたが、チームのまとまりはどのように感じましたか
全然ネガティブになることは無くて、ここから勉強することも非常に多かったので、これを次に続けていけるようにと思います。

ー今日の試合で特に良かったと思う選手はいらっしゃいますか
吉永純也と杉本悠太郎、この二人は後半も集中力を切らすこと無くずっとハードにプレーし続けてくれたんじゃないかなど思います。

ーゲームリーダーとして主将が不在でけが人も多いですが、それについてはいかがでしたか
主将がいないことは確かにちょっと痛いところではあるんですけど、それでも自分が思うようなチームができればなと僕は思っています。

ー次戦の東海大戦に向けて意気込みをお願いします
今日の課題をしっかり修正して、次は秩父宮なのでお客さんもいっぱい来られると思うので、おもしろいゲームができるように頑張っていきたいと思います。

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今季も増田の力強いゲインは健在だ 

 

 土山勇樹(社3,PR)

ー昨年リーグ2位の流経大と対戦して
コンタクトの面では自分たちもウエイトトレーニングに取り組んだおかげで負けていなかったのですが、自分たちのミスが響いて失点につながったのでリアクションを早くすることを意識して次の試合に臨みたいです。

ー試合中のゲインで優位に立つことができた要因は(夏までとの違いは)
昨年より体重を減らし、筋肉量を増やしたのでそのぶん体が自由に動かせるようになってしっかり当たることができるようになりました。

ー今季スクラムの感触はいかがですか
昨年の経験からスクラムは体重だけでないということがわかったので筋肉量で押し勝つことができました。

ータックルについて振り返ると
コーチからは頭が下がって飛び込んでいると言われてしまったのでタックルについてはまたこれから練習で意識していきたいです。

ーセットプレーで優位に立てたシーンもありました
ラインアウトは相手の分析をして、相手を想定して練習することができたのでその結果が出たのではないかと思います。

ーこれから先の試合に向けて
練習でやったことが試合にも出ると思うので、その時できる最高の練習をし、準備をして臨みたいです。

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待望の復帰を果たした土山の体を張ったプレーに注目だ

 

 萩原蓮(経3,FB)

3点差の負けとなった今日の試合を振り返って
自分たちのミスから失点に繋がってしまいましたね。別に負けるような相手じゃなかったと自分達も思ってるので、そこが一番悔しい部分ですね。

やはり、今回の負けは後半のペナルティの多さが原因か
そうですね。

今日はFBで敵陣でプレーするためなどのキックの制度が良かったですが
エリアを取るっていうことに関しては良いキックだったかなと思います。

ラスト1プレーで再逆転されましたが
(トライを)取ったあと、「マイボールをキープしよう」という話だったんですけど、キックオフで相手ボールになって、そこから相手に流れを持ってかれてしまっいましたね。

WTBとの連携を振り返って
(流経大が)結構キックを多様してくるチームということだったので、練習してきました。やったことが出来たので良かったです。

2トライ、7ゴールの活躍でしたが、1本目のトライを振り返って
(味方が)抜け出してくれたので、しっかりサポートしてトライを決めようと思ったので、皆がつないでくれたトライだと思います。

2本目も同じような形でトライを決めましたね
そうですね。(味方が)抜けたので、サポートしただけです。

このアタックの形はBK陣のなかで、練習していたのですか
相手がつめてくるディフェンスしようとしてて、練習からこのアタックの形はやってて、(味方がディフェンスを)突破したあとの味方のサポートも意識してました。

相手のBK陣は外国人選手もいましたが、その選手を試合前にキーマンとしていたのですか
あげてましたが、最後に11のディフェンスで勝てなかったことが悔しいですし、これからの課題です。

ハーフタイムで話したことは
前半からミスが多かったので、そのミスをなくそうというところです。

BK7トライとアタックは機能してましたが
アタックは良かったんですけど、(自分たちの)ペナルティからトライを取られることが多かったので、チームとしてもペナルティを少なくすることが課題です。

次回の東海大戦への意気込みを
チームに貢献して一生懸命体を張ります。

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アタックの核として活躍を見せた萩原

 

 斉藤大智(現1,WTB)

ー今日の試合を振り返って
最初、均衡した中で自分達のラグビーを貫き通そうと思ったんですけど、取られたり取ったりという繰り返しの中で、最後自分達の詰めが甘くて取られた試合で悔いが残りました。

ー1年生としてリーグ戦初出場でしたが、試合前の気持ちはいかがでしたか
1年生で出させて貰えるって本当にあまりないことだと思うので、その中で出るという形で緊張したんですけど、思いっきりやってみようって言う気持ちがあって、やってみたんですけどなかなかレベルが高くて自分のラグビーはまだまだだなってのが確認できました。

ー前半のリーグ戦初トライを振り返って
先輩たちが繋げてくれたボールなので、あれは自分のトライじゃなくて、先輩たち含めての全員でのトライだと思ってるので、感謝の気持ちでいっぱいです。

ーハーフタイムにはどんなお話がありましたか
ディフェンスの組織的なところで崩れてる部分があるという指摘があったので、特に自分がバックスのラインのディフェンスを崩してると言うことだったので、自分からしっかり直すように心掛けました。

ー後半のトライを振り返って
がむしゃらで何も考えてなくて、ひたすら点を取りたいっていう気持ちで一杯でした。

ー最後の失点を振り返って
自分があそこでしっかり止めていればトライに繋がらなかったと思うんで、本当に自分のせいで悔しいです。

ー対面に居た外国人選手の印象
身体がデカくても下に入れば絶対に倒せるってのがあったんで、そこでしっかり懐に入ろうということを心掛けました。

ー昨季リーグ戦2位のチームに7トライの接戦でしたが
7トライ取ったっていう事はすごく内容的にはいい聞こえだと思うんですけど、やっぱり勝つってのが前提だったんで、上手くできなかったのは、不足があるのでそこは謙虚にしっかりとまだまだ足りないというのを法政のラグビー自体が受け止めなきゃいけないっていう感じですね。

ー次戦に向けて
次また試合に出させて貰えるって機会があったならば、自分が今回学んだ事をしっかり活かして、チームのために貢献できるようにしっかりと身体を張っていきたいです。

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 1年生ながら2トライを奪った斉藤

 

フォトギャラリー

  • 2017910 170910 0077リーグ戦開幕とともに新ジャージもお披露目
  • 2017910 170910 0072流経大を追い払うWTB北島のランニング
  • IMG 3888チームとして最初のトライに喜ぶ選手たち
  • IMG 3855SH中村はテンポの良いゲームを作り上げた
  • IMG 4016FB萩原(左)のトライに喜ぶ杉本(中央)、斉藤(右)
  • IMG 4061この日タックルでも会場を沸かせたFL吉永は心強い存在だ
  • 2017910_170910_0068SOで出場した奈良も強力BK陣のひとりだ
  • IMG 4312FB萩原はキッカーとしても100%の成功率で得点を稼いだ
 

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