【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大3回戦 雨中の熱戦を制し今シーズン最終戦を白星で飾る!! 

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立教大学3回戦
2014年10月15日(水)
昭島市民球場

泣いても笑っても今季最終戦を迎えた。関東大会の敗戦から始まり、悔しさ残る春2位、白熱した予選会、そして掴んだ全日、しかし秋の失速、激動の1年を法大ナインは、有終の美で締めくくることができたであろうか。

勝利の瞬間に笑顔を見せる落合(左)と安本

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
立 大 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 9 1
法 大 0 0 0 0 0 0 3 0 × 3 8 1

(法大)○末次(1勝3敗)、安本-山路
(立大)●中川、谷-奥山

打撃成績

打順位置選手名打数安打打点四死球打率
1 (7) 中村 聖弥(経2) 3 1 0 0 .217
  PH 天海 貴裕(社4) 1 0 0 0 .000
  1 安本 剛史(スポ4) 0 0 0 0 .000
2 (9) 内川 慶一(経2) 4 2 0 0 .333
3 (8) 福井 寛(社2) 2 0 1 .383
4 (6) 橘 廉(社3) 4 2 2 0 .220
5 (4) 落合 大泰(法4) 3 1 0 0 .178
6 (2) 山路 脩平(経4) 3 0 0 0 .163
7 (5) 萩原 幹斗(社1) 3 0 0 0 .213
8 (3) 永田 直(経2) 3 0 0 0 .283
9 (1) 末次 慶一郎(社2) 2 0 0 0 .000
  PH 杉本 篤史(社4) 1 0 0 0 .000
  7 窪田 剛士(経1) 0 0 0 0 .000

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点
末次 8 8 2 2 1
安本 1 1 0 0 0

三塁打:内川(8回)
二塁打:福井(4回)
盗塁:福井③(7回)、落合②(7回)
暴投:安本(9回)
併殺:2

残塁:4

リーグ戦経過(10/15現在)

 法政早稲田明治立教慶應東京試合勝点勝率順位
●● △●● ●◯○ ●● ○○ 12 4 7 1 2 .360 5
○○   ○○ ○●● ○○ 9 7 2 0 3 .777 1
△○◯   ●● ○△△○ ○○ 11 6 2 3 3 .750 2
◯●● ●● ○◯ ○●○ ○○ 11 7 4 0 3 .636 3
○○ ●○○ ●△△● ●◯● ◯◯ 14 7 5 2 3 .583 4
●● ●● ●● ●● ●● 10 0 10 0 0 .000 6

戦評

 試合開始と共に雨が降りだし、最悪ともとれるコンディションの中、先発の末次は粘った。今季は球が抜けることが多い末次であるが、この日はしっかりとコースへと投げ分ける。初回から安打と死球で得点圏に背負うもこのピンチを脱すると、その後は2イニング連続で三者凡退。4回は先頭に二塁打を浴びるも後続を切っていった。5回こそ2死二塁から1番大井に先制適時打を許すも、続く初戦の試合で決勝打を打たれた藤吉を打ち取り、流れは渡さない。雨の影響でぬかるむグラウンドであったが、フライを打たせるなど冷静なピッチングで7回まで1点に立大打線を抑え込んでいった。
 末次を援護したい打線であったが、「序盤はなかなか攻撃の糸口が掴めなかった」と落合が言うように、前の試合でも対戦した立大・中川をなかなか攻略できない。走者こそ出すも盗塁死など相手の好守に阻まれ、得点機を作り出せないまま試合は終盤へ。そして、7回裏ようやく打線が繋がる。先頭の内川が右翼線へ落ちる安打で出塁すると、続く3割後半のアベレージを記録する3番福井が投手の脇を抜く絶妙なプッシュバントを決めると一塁走者の内川は打球の際に三塁へ。さらに福井は盗塁を決め無死二、三塁と決定機を作り出した。ここで迎えるは4番橘。「2年生がチャンスを作ってくれて気楽に入れた」と2ボール2ストライクから浮いた球を右前へ弾き返した。内川が還り同点。福井もホームを狙い、際どいタイミングになるも福井が上手く回り込んでヘッドスライディングで逆転のホームをタッチした。さらにこの回相手の失策でもう1点奪い、逆転に成功する。
 しかし強くなる雨の中、立大も食い下がる。1点を返し、なおもチャンスを拡大して1死満塁。それでも末次は左飛で2死とすると、次打者は立大の主将安随。粘られるも最後は外の球で中飛に打ち取った。山路も「よく頑張ってくれた」と末次を称え、8回2失点の好投でマウンドを降りた。最終回は4年生の安本。先頭打者に安打を許し、暴投、犠打で1死三塁とされてしまうが、この秋安定した投球を続けていた安本はこのピンチにも動じなかった。「コンディションは相手も一緒と思って集中して投げられた」と打者を三ゴロ、三飛に打ち取り、ゲームセット。今季最終戦を白星で締めくくった。

 苦しい秋季リーグ戦であった。全日本選手権が終わってからチームの調子が上がらず、勝てない時期が続いた。開幕4連敗。攻守に精彩を欠く内容的にも悪い試合があり、選手たちも改めて「勝つことの難しさ」を感じていた。そんな中でも、意地が選手たちにはあった。リーグ全体を通してでは福井、内川、永田の2年生らが頭角を現して、堂々たる成績を残した。5位以上になる可能性が消えて迎えた立大戦ではここまで絶不調であった橘、末次が活躍。主将である松田は自身の最終登板を完投勝利で飾り、法大の強さを最後の最後で見せつけたはずだ。最終戦を境に4年生は引退、次世代に伝統は受け継がれる。新チームとなるが、やることには単純だ。この1年の悔しさを活かし、力に変えることだ。元々力のある選手たちが大きく飛躍し、真の力を発揮するとき、常勝軍団法政が帰ってくるはずだ。(芳野史征)

選手のコメント

松田知行(この試合で引退を迎えた主将:経4)

―リーグ戦最終戦が終わった今の率直なお気持ちは
寂しいというか、14年間やってきた野球が終わったと思うと、でも準硬式は楽しかったし、最後結果は奮わなかったですけど、自分の中ではいい野球の終わり方だと思います。

―それでも最終戦、白星で終われました
そうですね。勝って終われたのでよかったです。

―引退試合が台風で2日伸びて迎えましたがどんな心境でしたか
なかなか引退させてくれないな、って(笑) 最後だと思っていた金曜日の練習のあと、空き日に練習があったりしましたが、長く野球ができたのでよかったです。台風で延びたのに今日も雨か、って感じでしたけどいい試合ができました。

―主将からみて最終戦どんな試合でしたか
序盤負けて、5位が確定していた中でも、よくモチベーションを持って戦い切ってくれたと思っていて、最後も垂れずにできていて、これからに向けても大事なことだと思います。

落合大泰(最後の打席で意地のヒット!!)

―最後の試合が終わって今の気持ちは
14年間野球をやってきて、試合が始まる前は「感動とかするかな」とか思っていたんですけど、試合が終盤になってきて終わったときに大学で4年間やりきって良かったなって感慨深い気持ちになって。さみしい気持ちとやりきったなっていう気持ちの二つですね。

―胴上げされていましたが
最高でしたね。ああいう形で胴上げさせてもらって、大学4年間、今までずっと野球やってきて良かったなって思いました。

―今日の試合を振り返って
締まったゲームで、序盤は打撃も奮わなくて糸口を掴めなかったんですけど、終盤で点を取って立教も強いので締まった展開で最後は勝ててよかったです。

―最終打席でのヒットについて
今リーグ戦全然打てなくて、最後の打席で谷っていう好投手から1本打てて、ベンチからも「野球人生最後の打席だぞ」って声もあって。そういうことを噛み締めながら最後の打席でヒットを打てたのがうれしかったです。でも、ベンチのみんなが喜んでくれたのが一番うれしくて、みんな僕の方に手をあげて喜んでくれていたので、自分として打てたことも嬉しかったんですけど周りが喜んでくれたのが何よりもうれしかったです。

山路脩平(好リードで投手陣を引っ張る)

―リーグ戦最終戦が終わった今の率直なお気持ちは
最後のリーグ戦、立教戦をしっかり勝てたので正直ホッとしていますし、最後いい形で終われたと思います。

―引退試合を勝って終われました
やっぱり負けて気持ち悪い感じで終わるよりは、今日逆転勝ちで盛り上がって終われたのは気分がいいですし、楽しくやれてよかったです。

―引退試合を臨む際の心境はいかがでしたか
2日空いたんで、自分としてはピッチャーが、松田が完投したり、末次を多く投げているので期間が空いてピッチャーは楽になったかな、と自分はそれだけですね。

―どんな気持ちでミットを構えていましたか
末次とも安本とも、真剣勝負の土俵でバッテリーを組むのは最後なので、色んなことを思い出しながら今日抑えられるように頑張ろうって思いました。

―今日の末次投手について
よく頑張ったと思います。調子自体はよくなかったですけど粘り強く投げてくれて、天気も悪くてコンディションはかなり悪かったですけど、2点に抑えてくれて、8回もどしゃ降りの雨のなか、球もかなり滑りますけど、1点に抑えてくれて、その時に「最後頑張ろう」って声を掛けたんですけどそれに応えてくれて嬉しかったです。

―最後を締めた同期の安本投手については
彼はリリーフ専門の投手で、この秋はすごくいいピッチングをしていて、自分も「点は取られないだろう」って余裕をもって受けていました

―ピンチもありましたが最後3つ目のアウトを取った瞬間は
先頭が出て二塁に進んで、バントで三塁に進まれて、同点になってもおかしくない状況で安本が凌いでくれて、(アウト取った時は)素直にガッツポーズが出ましたし、いい終わり方でした。

安本剛史(最終回に登板し無失点に凌ぐ)

―試合が終わって今の気持ちは
16年間野球をやってきて、野球人生が終わったなって感じです。いい終わり方だったなって思います。

―胴上げされてましたね
人生初めてで、こんな景色なんだなって(笑)すごい気持ちよかったです。

―今日の試合を振り返って
勝っても負けても、順位とかに影響がない試合だったんですけど、4年間の最後の試合という思いは大きくて、マウンドに立ったときに「これが最後だな」というのは感じましたね。あとはマウンドから後ろを見たら落合が「最後は思いっきり投げろ」みたいなジェスチャーをしてて、それでいい感じに投げることができました。

―改めて最後の登板は最終回のマウンドでした
とにかく末次が本当によく投げてくれて、最後は相手も自分も雨っていうコンディションは一緒と思って集中して投げられたのが、結果として抑えられたんだと思います。

橘廉(7回に逆転のタイムリーを放つ)

―リーグ戦が終わった今のお気持ち
序盤がよくなかったので、最後勝って終われたのはよかったです。最初4番を任せてもらったのに結果が残せなかったのは申し訳なかったです。

―4年生の引退試合に勝って終われたことについては
最後勝つことでみんなが笑顔になれるので、勝つことは今日絶対条件で挑んで勝てて、4年生に感謝の気持ちを込めて全力でプレーできたなと思います。

―今日は7回に逆転のタイムリーを放ちました。あの場面は
2、3番の2年生コンビ(内川・福井)がチャンスつくってくれたので気楽に打席に入れて打てたのかな、と思います。

―打ったときの感触はいかがでしたか
最近打点あげられなかったので、打った瞬間素直に嬉しかったです。

フォトギャラリー

  • 2014101511勝利の瞬間に笑顔を見せる落合(左)と安本
  • 201410153最終打席でヒットを放ち喜ぶ落合
  • 201410151最後は安本が締めた
  • 201410152引退を迎える山路の最後の打席
  • 141015代打で登場の杉本(左)に末次が声をかける
  • 1410151天海も代打で登場
  • 20141015橘はマルチ安打の活躍
  • 1410152決死のスライディングでホームに帰る福井
 

 

 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み