準硬式野球
 

【準硬式野球】第66回全日本大学準硬式野球選手権大会2回戦 対明治大 4回一気に集中打!投げては末次が完投で宿敵明治を撃破!

全日本大学準硬式野球選手権大会 2回戦
2014年8月14日(木) 対明治大学
マスカット補助球場

いよいよ法大の全日本大学準硬式野球選手権大会(以下全日)が開幕した。2回戦からの登場となった法大は同じ六大学所属の宿敵・明大と全国の舞台で激突。過去、幾度となく死闘を繰り広げてきたライバルとの一戦は如何に・・・。

完投勝利を収めた末次

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 0 0 0 3 0 1 0 0 0 4 10 1
明 大 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 2

(法大)○末次-山路
(明大)●篠原、薄田-吉田

打撃成績

打順位置選手名打数安打打点四死球
1 (4) 落合 大泰(法4) 5 1 0 0
2 (8) 福井 寛(社2) 4 1 0 1
3 (6) 橘 廉(社3) 4 2 0 0
4 (9) 小野 慶典(経2) 4 1 1 1
5 (7) 中村 聖弥(経2) 3 1 0 2
6 (5) 萩原 幹斗(社1) 5 0 0 0
7 (2) 山路 脩平(経4) 3 3 2 0
8 (3) 永田 直(経2) 3 1 1 0
9 (1) 末次 慶一郎(社2) 3 0 0 0

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点
末次 9 6 7 2 1

二塁打:小野(4回)
盗塁:福井(7回)
犠打:山路(6回)、末次(8回)、橘(9回)
犠飛:永田(6回)
残塁:9

戦評

全日の初戦がいよいよ幕を明けた。各選手が口々に「初戦は難しい」と語り、全国制覇へ向け最初の関門であった初戦のマウンドを任されたのは末次慶一郎(社2)であった。

打線が三者凡退に終わり、その裏マウンドに向かった末次であったが、「緊張もあった」と思うようなピッチングを披露できない。初回こそ得点圏のピンチを切り抜けるも、2回に安打、犠打で二塁に走者を背負うと明治・7番吉田に末次の足元を抜けていく先制の中前適時打を許してしまう。さらに3回は先頭に四球、直後初球をヒット・エンド・ランを決められ、無死一、三塁と大ピンチを迎えてしまう。

しかし、ここで崩れないのが末次の真骨頂。続く明治の4番橋本を見逃し三振、その間に1死二、三塁となるも、5番多々野を遊飛で2アウト。その後満塁とするも2回にタイムリーを浴びた吉田を中飛に打ち取り、このピンチを無失点で切り抜けた。

3回のピンチを乗り切ると法大に流れが傾いた。この回先頭の3番橘廉(社3)がフルカウントから左前へ安打を放ち出塁すると、4番小野慶典(経2)は初球を捉える。凄まじい打球音とともに、あっという間に打球はセンターの頭を超えていき、この当たりで橘は一気に生還。同点に追いつく。さらに、1死一、三塁とチャンスを拡大すると、ここで打席には7番山路脩平(経4)。今年打撃好調の男は「読んでいた」。追い込まれながらも狙っていたインコースの真っすぐをジャストミートすると右中間へ鋭い当たりのタイムリーとなる。三塁走者の小野に加え、スタートを切っていた一塁走者の中村聖弥(経2)も本塁に還ってきて、この回3点。一気に逆転に成功した。

リードをもらった後は末次の投球が冴えわたる。制球に苦しんだ序盤が嘘のようにテンポよくストライクをとっていく、”いつもの末次”が戻ってくると、明治打線を手玉にとっていく。4回以降はわずか1安打に封じ込め、そのまま9回を投げ切り、完投勝利。見事初戦を突破し、2年連続となるベスト8進出を決めた。

本当に難しく、法大が苦しんでいた初戦を勝ち切った。対戦相手が同じ六大の明大ということもあり、手の内を知り合っている好敵手を実力で打ち破ってみせた。しかし、打線は4回こそ繋がったがそれ以降は毎回のように得点圏に進めながらも、6回に永田直(経2)の犠飛のみと追加点を上手く奪うことができなかったのがこの試合の課題であろう。とはいや打線の好調さは伝わっており、勝負所での一本が出ることでさらに勢いづくはずだ。

2回戦を突破したことにより2年連続のベスト8となったが、選手にとってはまだまだ通過点。法大は悲願の全国制覇へまず一歩を大きく踏み出した。(芳野史征)

選手のコメント

松田知行(主将)

―初戦突破おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか
素直にうれしいです。自分は試合にも出てなくて何もしていませんけど、末次がよく頑張ってくれて、初戦というすごく難しい試合を勝ててよかったです。

―相手は同じ六大の明治でしたけど、特別な意気込みとかはあったのでしょうか
特別な意気込みというより、本当お互いに手の内が知れている相手だったので、完全な実力勝負というか、お互いのいいところ悪いところ分かった状態で戦うということは本当に実力勝負だと思っていたので。正直末次を先発にしたのは明治は末次を苦手だと聞いていたので、末次を先発にしたんですけど、調子もそんなよくないと思うんですけど、粘りで投げてくれて本当にいいピッチャーだな、と思いました。

―全体的に本日の末次投手いかがでしたか
前半ちょっと投げにくさというか、テンポがあまりよくなくて、調子が悪いプラス緊張もあったかと思いますけど、3回のピンチを乗り越えて、リードした時ですね。リードした時にあいつも気が楽になって、テンポもよくなって、ポンポンいつもの末次のいい投球に戻ってくれたので、前半苦しかったですけど、後半は安心して見てられました。

―打線は4回に集中打を見せました
3回のピンチの次の回だったじゃないですか。だから「流れが絶対くる」って言っていて、その通りになって、流れって怖いと思い知らされました。一瞬でもありましたし。流れだと思いますね。勢いそのままに入った点だと思います。

―後半はチャンスで一本出ない展開は続きました
そうですね。あっちも踏ん張ってきましたけど、ここってときに出せない自分たちの弱さもあったので、明日は2回勝ち上がってきているチームと当たるので、そういうところ(チャンスに一本出るか)が勝負の決め手になると思うので、また宿舎帰ってミーティングするなりして、もう一度気を引き締めて、まだ通過点なので、日本一に向けてやっていきます。

―全体的にいい勝ち方ができたと思います
初戦だからというか、やりにくい感はあって、リーグ戦とはちょっと違う部分もあって大変だったんですけど、絶対打撃の調子はよかったので、「先にとられて、自分たちが序盤とれなくても、焦らずにやっていこう」と試合前から声かけていましたけど、苦しい中でも一回のチャンスをモノに出来たのは大きいと思います。

―明日はマスカットスタジアムでの準々決勝となります
すごくいい球場で試合したいと思っていたので、気合も入りますし、嬉しく思います。

―明日への意気込みお願いします
さっきも言いましたけど難しい初戦をとったので、これで波に乗っていければな、というのはあるのでその流れを止めずにちゃんといい方向に引っ張っていけるように自分もしっかりキャプテンとしてやっていきたいと思います。

落合大泰(副将)

ー今日の試合を振り返って
明治は昨日試合やって連戦で、僕らは初戦でちょっと厳しくなるかなって思ったんですけど、末次をはじめバッテリーが頑張ってくれて、1点という最少失点に抑えてくれて、そういう守備のリズムからバッティングに繋がって、いい試合ができました。

ーその守備からの流れに関して、3回のピンチ(無死一、三塁)を無失点に抑えて4回の攻撃は見事でしたね
無死一、三塁を無失点に抑えたのはすごく大きくて、そこで末次が粘り強く暑い中でもコースとか要所をついて、山路のリードもあるんですけど、バッテリー二人が踏ん張ってくれた試合でしたね。

ーご自身の打撃については
1本しか打てなかったんですけど、明日はマスカットで打ちます。マスカットスタジアムでやりたかったので気持ち入れてやります。

ー初戦ですが緊張はありましたか
明治というのもあるのか、緊張というかいつも通りって感じでした。リーグ戦からやってきたんですけど、あまり全国大会という実感がなくて、勝ったあとに全国で勝ったんだなって思いました。

ー明治戦で意識したことは
トーナメントで、明治が1試合やって勢いづいての試合なので難しさを感じていたんですが、初戦が全部の中で一番大事だと自分の中で思っていたので気合いをいれてやりました。

ー序盤は先頭打者を出しながらの苦しい展開でした
最初の入りって本当に難しくて、公式戦もかなり久し振りですし、でもその厳しい1、2、3、4回を粘って投げてくれたということが大きくて、それが守備のリズムに繋がり、攻撃に繋がり、あの二人はいいバッテリーでした。

ー明日に向けて
ベスト8なので、勢いに乗ったもん勝ちなので自分の野球をして勝ちます。

末次慶一郎(見事な完投勝利)

ー今日の試合を振り返って
初戦だったので緊張したんですけど、尻上がりによくなって3点取ってもらったあたりからテンポも良くなってきて、1点に抑えられて良かったです。

ー2回戦突破して、今のお気持ちは
マスカットスタジアムでやりたかったので、勝てて嬉しいです。

―明治というやり慣れた相手との試合でしたが、バッテリーの山路選手と話したことは
リーグ戦でも何度もやっている相手なので、自分も相手の要所というのを分かっているので、自分のピッチングをしようということだけですね。

ー3回のピンチ(無死一、三塁)を無失点に凌ぎましたが
まぐれと言えばまぐれですけど、抑えられて良かったです。あそこまでが凄くキツくて、3点取ってもらってからは凄い楽に投げられたので助かりました。

ー援護点をもらって意識も変わりましたか
3-1でリードしてもらってるというだけで1点は取られてもいいとなったので、先制されたときはもう1点もやれない状態だったのでその面では楽になりましたね。

ー序盤は先頭打者を出したりしましたが緊張からですか
そうですね。思うようにもいかず、しかも甘いところに集まってしまったので、しょうがないですかね。

ー後半は0に抑えて、完璧でしたね
ボール先行になってしまったんですけど、丸山コーチのほうから「初球甘くてもいいからどんどんストライクとりにいけ」って言われて、それで初球にストライクがとれたおかげで腕も振れて、テンポも良くなって結果0に抑えれたのかなと思います。

ー次の試合に向けて
また出番があるかもしれないので、今日は今日で切り替えて、また次にいけたらなと思います。

山路脩平(勝ち越しの2点タイムリーを含む猛打賞)

―初戦突破おめでとうございます。今のお気持ちはいかがでしょうか
とりあえず勝てたのでよかったと思います。

―2回戦からの登場でしたが試合前どんなことを考えて試合に臨みましたか
相手は明治ということで、リーグ戦から何度もやっている相手だったんですけど、相手がどうってことではなくて、しっかり自分たちの野球やっていこうって。熱い中ですけど、集中切らさずに皆で元気だしてやっていこうって感じでしたね。

―試合を振り返って
末次がよく頑張ってくれたと思います。それが一番でした。

―末次投手は立ち上がり不安定でしたけど、3回のピンチ(無死一、三塁)を乗り切ってリズムに乗ってきましたね
ノーアウトで一、三塁で1点はしょうがない場面でしたけど、末次も集中力を切らさずに、周りの皆もしっかり守ってくれたので、(無失点で乗り切って)流れが変わったと思います。大きかったです。

―そのピンチの直後のチャンス、勝ち越しのタイムリーを放ちましたね
追い込まれていたんですけど、読みが当たったというか、「インコース気味の真っすぐかな」って気がしたので、それが当たって、上手く引っ張ることができてよかったです。

―今日はタイムリー含めて3安打猛打賞です
調子はいいので、よかったです。

―7回はエラーの走者の盗塁を見事刺し、流れを切りました
あれが一番うれしかったです。キャッチャーなんで守備で貢献したいと思っていたので、走者の寶田(慎太郎)は明治で一番足速くて盗塁もすごく上手な選手なので、そのランナーを刺せたのは、向こうに行きかけた流れを引き戻すことができたのでよかったです。

―この勝利で2年連続のベスト8となりました
まあ、目指すのはもっと上なので。これからです。

―明日はマスカットスタジアムでの準々決勝となります
相手がどこであれ、自分たちの野球をやって、みんなでまとまってチーム一体で戦っていきたいと思います。

小野慶典(センターオーバーの同点二塁打)

―今日の試合を振り返って
勝ててよかったです。

―2回戦突破しましたが
素直に嬉しいですね。

―相手が明治でしたが、意識したところとかありますか
場所が違っても六大学リーグと同じように考えてやりました。

戦術や篠原投手対策でしたことは何かありますか
特にないんですけど、前回1回だけ勝負したときに抑えられていたので打ててよかったです。

―3回のピンチを0点に抑えて、直後の4回に小野選手の同点打でしたが
自分は打点をあげるだけだったんですけど、しっかり打つことができて勝利得点に絡めてよかったと思います。

―明日マスカットスタジアムでの試合になりますが
球場が甲子園だったら意識するんですけどね(笑)。他の球場はそんなに意識しません。

―明日はどう戦いますか
相手がどうとか言いますけど、相手のことも大事なのでスコアとかみて研究して臨みたいですね。

―明日に向けて一言お願いします
明日も勝ちます!

 

フォトギャラリー

  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
  • now printing■■■■
 

 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

sigatugou R

定期購読の申込み