準硬式野球
 

【準硬式野球】全日本選手権直前取材第3弾!チームをまとめる主将・副将対談!

取材日:8月6日(水)
法政大学多摩グラウンド

いよいよ明日8月12日、全日本大学準硬式野球選手権大会(以下全日)の開会式が岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)で行われる。今回は全日直前取材の最終回として昨秋からチームを引っ張り、まとめる主将・松田知行(経4)、副将・落合大泰(法4)に全日へ向けて、チームのことについて、語っていただいた。

主将の松田(右)と副将の落合

選手インタビュー

―まもなく全日がせまってきましたが今の心境はいかがですか

落合:そうですね。僕ら4年生で最後の年で、自分らの代で全国大会、昨年までも全国大会は出ていましたけど、下級生で出るのと最上級生で最後に出るのでは臨み方が違うのがあって、やっぱり最後いつも言っていますけど、体育会一部の準硬式野球部で、相手も真剣勝負で、勝負の世界の中での野球というのは僕も松田も最後で、それを全国大会という一番上のステージでできるので最後は有終の美じゃないですけど、しっかり勝ち上がって・・・やる気に満ち溢れています。

松田:落合も言っていましたけど自分たちの代で(全日に)出れるのは格別でこんなにも違うのか、って思うくらい自分の中では違っていたんですけど、出る以上はずっとそこ(全日)目指して日本一獲るためにずっと練習してきたので、日本一獲りますっていう意気込みでいかないと獲れないと思うので、本当にそういう意味でも甲南大学が去年、一昨年準優勝していて安定して強くて、(勝ったことは)自分たちの自信につながったので、それはプラスになったと思います。

落合:全国大会の結果としても僕らが入る前に準優勝していて、次の年は出れませんでしたけど、翌年1回戦で負けて、次が昨年ベスト8と段階を踏んでいるのでこれ以上の日本一目指してやりたいですね。


―1週間前ということでチームの雰囲気も高まっていると思いますが

松田:そんな変わらないですけど(笑)。

落合:実感が・・・。

松田:試合している中でのまとまりというのは出てきたと思っていて、打“線”になってきたというか、だいたい点取るパターンも自分たちも分かってきて、そういった意味でのチームワークはよくなってきたんじゃないと感じます。

落合:特別意識してる、って言えばしてるわけではありませんけど、1週間前その色々と攻撃パターンを練習してきて、バリエーションが増えてきましたし、どっからでも点が取れるような打線になってきたと思います。ピッチャーの調子も上がってきて、あとは1週間でもっといい雰囲気を作っていきたいです。
 

「二人で、4年生で協力できました」(松田)
 

―これまでチームを一言で言うとどんな感じでしょうか

松田:(少し考えて)「協力」ですね。なぜかというと去年、自分がキャプテンになって就活がすごく心配だったんですよ。今年の4年生は昨年と比べても(練習の)出席率がよくて、みんな忙しい中練習に来てくれたので、自分が行けないときも誰かしら4年生がいる、っていう状況が作れたので、そういった面で「協力」という言葉を選びました。

落合:(じっくり考えて)やっぱ「協力」ですね。

松田:二人で協力ってことですね。

落合:そう、これが言いたかったです。
 

―主将・副将の立場はありますが、松田さんが投手陣のまとめ役、落合さんが野手陣のまとめ役で二人でキャプテンをやっていた印象を受けます

松田:本当に落合の存在は大きかったです。自分が言っても締まらないときも落合が言ったら締まるってこともあって、結構締め役がいるとまとまりますね。内野の要でもありますけど、いるといないじゃまったく違うので、本当に助けてもらいました。

落合:僕もやっぱり松田のリーダーシップをすごくいいな、って思っていて、言うときはしっかり言って、ピッチャーという環境の中で、今までにない経験(ピッチャーと主将の掛け持ち)だと思いますけど、それでもチームをまとめてくれて、先頭に立って言うときは言って、きっちりまとめてくれるので、逆に僕が協力しないといけない気持ちになりましたし、しっかり松田の背中を押して、これまでもそうですけど、全日でもお互い助け合って、いいアドバイスをしてあげればと思います。


―春から見てきてお二人の立場から成長したと思う選手はいますか

落合:1年生、下級生の活躍が目立ちますね。春から入った萩原(幹斗:社1)はよく試合で機能してくれますし、全体的に下級生の活躍で助けてもらうシーンがあって、昨秋4年生が抜けて、そこからチームを作ってきたんですけど、そこから1年生も(チームの)輪に入ってきてくれたのが大きいです。

松田:誰っていうのはいないですね。1年生が結果も出すし、機能してくれるので、ありがたいですね。4年もチーム的にも多く出ている方ではないですけど、若いチームというかこれから期待ができる。そういった面でも自分らは助かっています。
 

「全員が思いを共有して戦ってくれた」(落合)
 

―下級生が多い中での4年生の役割はなんでしょうか

落合:結果もそうですけど、どういう風にチームの方向性をもって、下級生が自発的にじゃないですけど、チームワークがないと(下級生が)4年生を全国大会で勝たせよう、って気持ちにならないと思うんですよ。僕らが最後の全国大会っていうのは僕らしか分からないので、この思いを共有できるような雰囲気作り、「4年生を勝たしてあげたい」って思ってもらえるようなチーム、雰囲気、環境作りができれば、そう考えると今の下級生も「勝ちたい」と思ってくれているのかな。松田もすごく頑張っていますし。

松田:技術的なことより、実際メンバーに入っていない選手も多い中で、練習で声出したり、盛り上げ役とか練習も雰囲気いいですし、自分たちは特に意識していたわけではありませんけど、今考えるとそういうのが役割だったんだな、と思います。
 

―昨秋から主将・副将をやってきましたが、何か苦労したところはありました

落合:僕は内野守ってて、同級生少ないので、そこで苦労って言い方は違いますけど、コミュニケーション図るときに同級生はマウンドに松田、セカンドであといるのは山路(脩平:経4)くらいなので、松田がマウンドいるときはいいんですけど、いないときにどうやってリズムを作っていくのか、4年生が少ない中で下級生とコミュニケーションをとっていって、守備のリズムを作っていくのかが今までは経験がなかったので。今までは先輩がいて、茨田さん(H26卒)という方が守備のリズムを作ってくれていたんですけど、上級生がいない中でどうやっていくか、ですね。

松田:自分は「結果」ですね。キャプテンという立場でチームの勝敗の責任はもちろん、人よりあるので、そういった面で自分がピッチャーということで1試合目任されて、その試合を勝たないといけない、というのであまりリーグ戦でもいい結果が残せなかったので、それが苦労したというかつらかったですね。結果出したいけど、思うようにいかないのが結果ですから。それが一番苦労しましたね。どう見られているのか。人の目を気にするじゃないですけど。
 

―苦労を超えた先にどんなチームが見えましたか

落合:さっきも言いましたけど、本当にリーグ戦で松田と僕が「全国大会いきたい」って話をしていて、熱い思いをもって最後の最後までやったんですけど、その時に下級生がもうその思いと一緒に本当に全日いきたいって気持ちで全員が思いを共有して戦ってくれて、その雰囲気を少なからず作れたと思いますね。そういった意味で「協力」ですね。

松田:笑

落合:ということで収まるんですけど。最後本当に全国大会行きたかったので。

(それがチーム全員で同じ意識でまとまったんですね)

落合:そうですね。
 

「秋を春に生かせたんじゃないかと思います」(松田)


―昨秋から今の立場のお二人ですが、秋と今年で具体的な違いはありますか

松田:(一個上が)結構引退するのが急だったので、「えっ」って感じで、前触れもなく、昨年の今頃、新潟で合宿しているときに「引退する」って聞いて、あとは監督がなんていうかの状況で、あやふやな感じだったんですよ。その合宿最終日に「全日終わったら引退する」って話になって、それからキャプテン決めとかチーム設計始まったので、考えることもなく、突然始まりましたね(笑)。でも今思えば、秋のリーグ戦に新チームでできたことはすごくプラスだったと思うし、他のチームは4年がいる中で、結果は4位でしたけど、早稲田に勝ったり、自信にもなりましたし、他のチームは春から新チームじゃないですか。それを秋から出来たので、先に雰囲気とか、出たことない選手も出たりしていたので、そういうのは大きくて、春にも生かせたんじゃないかと思います。

落合:あとですね。いきなりキャプテン決めになったときに最初松田がキャプテンって決まったんですけど、松田も過去にキャプテンの経験もなくて初めての経験で、秋はチームを作ったんですけど、松田キャプテン、僕の副キャプテンがかっちりハマっていないところもあったので、秋を経験することで松田キャプテン、僕の副キャプテンというスタイルがハマってきて、松田がキャプテンとして自覚をもって頑張ってくれていたので、それが秋との違いじゃないかと思います。春から松田キャプテンで決まって、自覚、行動もすごくキャプテンとして頼れるな、とも思いましたし、その中で副キャプテンとして松田の後押しとピッチャーと野手とのパイプ役とか、春でスタイルが決まってチームが作れたかなと思います。
 

「負けることは考えていません」(落合)
 

―ここ数年の全日を見ると、初戦が難しい試合になると思いますがどうでしょうか

松田:多分明治だと思うんですけど・・・変にリーグ戦っぽくなっちゃ嫌と思っていて、リーグ戦って一回負けてもまだあるじゃないですか。そういう(負けても次がある)ことを考えて一回も負けられない、という雰囲気で、リーグ戦とはちょっと違った雰囲気で向かっていければと考えています。それをどうするかはよく分からないですけど、でも明治に勝ったとしてその次早稲田とかの可能性もあるわけですけど、知ってるチームが出てくるのはよくも悪くもあって本当に難しいと思いますし、全日という最高の舞台ですし、だから変に意識しないで、どうすればいいかな。

落合:でも、知らないチーム、(対戦相手が)明治か関学(関西学院)どっちか分かりませんけど、こっちは明治のイメージでいるんですけど、本当にまったく知らないチームじゃなくて、リーグ戦も何回もやってきてどういうチームか分かっている中で2回戦当たるわけですけど・・・。

松田:自分的には明治きたらいけると思っています。

落合:俺も。

松田:早稲田きてもいけると思います。ぜひきてほしいです。逆に関学とか(どんなチームか)分からないので、その分からないままずるずる0‐0とかで試合が進むと、テンパってしまうので、明治だったら想像がつく試合展開になるかな、と思うので、明治にきてほしいです。

落合:初戦、一番難しいと思いますけど、相手よりも勝ったもん勝ちだと思うので、勝って流れを作りたいです。トーナメントなのでリーグ戦と違って勝てばなんでもいいので。

松田:(2回戦の会場がマスカット補助球場なので)マスカットでやりたいんですよ。補助球場で終わりたくないんですよ。

落合:波に乗れる試合をします。負けることは考えていません。


―全日への秘策は考えていますか

松田:打ち勝つ。夏はバッティングです。ケンコーのボールが変わって、自分たちピッチャー陣は苦労していて、そのボールをいうのはどうかと思いますけど、(他のチームと)条件は一緒じゃないですか。その中でどう抑えていくか、それが課題で、練習中も法政の打線をピッチャー陣抑えられなくて、ボコボコに打たれまくって、大丈夫か、みたいな感じだったんですけど、今日や昨日のオープン戦もそうだったんですけど、でも今日の勝ちはいい経験になったし、ちょっとずつは上がってきているので、いけると思います。

落合:打ち競り勝つ、ですね。


―全国の舞台でやってみたいチームはありますか

松田・落合:(じっくり考える)

松田:3年連続で出ているとだいたいどこが強いのか分かってきて、練習試合もそれにあわせて組んでいますし、日大もそうですし、甲南もですし、やってみたいというよりも倒したい、のは中央です。「強い強い」言われてますし、倒して優勝したいです。


―目指したいチームの形はなんですか

松田:チームの形というよりは「結果」を求めて、結果出せるチームに。

落合:勝つチームです。

松田選手、落合選手、長い時間お付き合いいただきありがとうどざいました!最後に色紙に全日への意気込みを書いていただきました!

(聞き手:芳野史征 カメラ:高橋美帆)

選手のプロフィール

松田知行(まつだ ともゆき):経済学部4年・日本文理高校・投手

チームを束ねるキャプテンと同時に先発の柱を担う。縦に大きく落ちるスライダーと鋭く曲がるシュートを武器に投球を繰り広げる。制球力も高く、四死球は少ない。昨秋からキャプテンとしてメンバーをまとめ、チームの信頼を一身に背負う頼れる主将。

リーグ戦成績 8試合 1勝3敗 47投球回数 33奪三振 11四死球 防御率2.11

落合大泰(おちあい ひろやす):法学部4年・静岡高校・内野手

チームを声と行動で鼓舞する熱き副将。セカンドとして下級生中心の内野のまとめ役であり、打者としては1番バッターを任されている。パンチ力のある思いっきりのいい打撃に加え、選球眼は秀でており、法大打線の切り込み隊長だ。

リーグ戦成績:14試合 54打数 15安打 1本塁打 8打点 四死球7 盗塁6 打率.278

 

フォトギャラリー

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