【準硬式野球】関東王座決勝 VS中大 全日王者に挑んだラストゲーム!惜敗も見えた希望!!

第34回関東地区大学・社会人準硬式野球王座決定戦 決勝
2012年11月10日(土)VS中央大学
東京海上日動多摩総合グランド

ついにこの日がやってきた。法大準硬野球部にとってこれが泣いても笑っても今年最後の公式戦。昨年の秋から3季に渡りチームを引っ張ってきた4年生にとって最後の試合である。そして最後の相手は全日王者・中大。果たして最後を勝利で飾ることが出来たのか。

関東王座準優勝にも「悔いはなし」

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
中 大 0 1 1 0 0 1 0 0 X 3 5 1

(法大)●大谷、松田‐佐藤
(中大)○小河原、清水、笠継‐福澤

メンバー

打順位置選手
1 (9)→7 縣 悠太
2 (6) 金子 明信
3 (8) 宮川 拓実
4 (3) 茨田 桂太
5 (7) 大塚 直
  9 横山 翔
6 (DH) 舟木 大河
  PR→DH 橘 廉
7 (5) 阿久津 航太
8 (4) 鈴木 捷平
9 (2) 佐藤 裕太
(1) 大谷 亘輝
1 松田 知行

戦評

 法大のマウンドに登ったエースの大谷(スポ3)は初回、2三振を奪うなど三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。しかし2回に先頭を安打で出すと、ミスと四球で無死満塁のピンチを招く。何とか2死までこぎつけるも、続く打者に押し出し四球を与え1点を先制されてしまう。3回にも1死満塁のピンチを背負うと、犠飛により1点を失う。4回は走者を出しながらも無失点で切り抜けるが、6回に1死から死球で走者を出すと、2死三塁から適時打を浴び追加点を許してしまう。大谷は7回を投げ被安打5、失点3という内容でマウンドを降りた。

 一方打線は6回までヒット2本に抑えられる苦しい展開が続く。しかし7回、この回から変わった相手投手の乱調により、1死満塁のチャンスを作り出す。何としてでも得点したい場面であったが、佐藤(経1)が三振に倒れると、続く縣(社3)も左飛に倒れ無得点に終わる。8回も三者凡退に抑えられるなど中大投手陣の厚い壁を破ることができない。

 大谷の後を受けた松田(社2)は走者を背負うも8回裏を無失点に抑え、最後の攻撃に望みをかける。

 迎えた9回表。2死から意地の安打で阿久津(社4)が出塁すると、次に打席に入るはこれまでチームを率いてきた主将・鈴木(社4)。振りぬいた初球は投手から一塁手へと渡り、試合終了。惜しくも準優勝でこの大会を終えた。

 関東一に輝くことはできなかったが、最後まで法大らしい粘り強い野球を見せた。この試合で4年生は引退し、新たなチームが始動することとなる。リーグ戦春秋連覇を成し遂げたが、チームへ残された課題はまだある。先輩たちの思いを受け継いで。法大準硬野球部はさらなる高みへ突き進んでいく。(武藤 海)

選手・監督のコメント

本間監督

―今日の試合を振り返って
今日は一番いい相手と最終の公式戦をさせて頂いたっていうことは今年1年の頑張りかなと。最高の対戦相手・中央大学さんに試合をさせて頂いたっていう感じですかね。

―今年の4年生はどうでしたか
「和」をスローガンにしてそれがいい形で出て、春秋、関東王座と他大の4年生が引退する中ここまで試合が出来たのは、4年生の「和」が下級生に響いて下級生がそれにこたえてくれたからじゃないかと思います。

鈴木(3季に渡りチームをまとめた)

―今日の試合を振り返って
負けてしまったんですけど、中央大学の力が判りましたし、そんなに力の差がないのかなと思いました。失点は自分たちのミスだったので、そこが新チームの課題かなと思います。

―相手投手はどうでしたか
よかったですね。

―今日最後の試合でしたが何を意識して臨みましたか
4年生同士で勝ち負けは気にせず思いっきりやって悔いのないように話し合っていて、最後楽しくできたので悔いはないです。

―4年間を振り返ってどうでしたか
3年の秋からキャプテンをやって、4年の時は春秋優勝して本当にみんなが付いてきてくれたので感謝しています。

―3年の秋で主将をやるとなった時の気持ちはどうでしたか
1年の時からこの代は自分が引っ張っていかなければいけないと判っていたので、特に戸惑いはありませんでした。

―では、主将をスムーズに引き継ぐことができましたか
いや、最初は大変なことばかりで秋はなかなか結果も付いてこないでみんなをまとめる立場は大変だなと実感しました。春のリーグ戦でもう一度チームを作り直したことでいい結果につながったのかなと思います。

―主将で一番悩んだことは
自分が指示をしても返事が返ってこなかったり、何回も同じことを繰り返したりしていて最初はみんなまとまりがなくて困りました。

―今はどうですか
今はもうミーティングを繰り返す中で返答や同じことを言わせるなと指示を出しているので、いい雰囲気が出来ています。

―主将をするにあたって意識していたことは
やっぱりコミュニケーションですね。野球は個人スポーツではないのでチーム力が高くないと勝てないと思ったんで、チームの「和」を大切にして部活だけではなく、日常生活でもコミュニケーションが取れるように心掛けました。

―スローガンの「和」は達成できたと思いますか
学年関係なくみんな仲良く出来ているので達成できたと思います。

―このチームはどんなチームでしたか
高校の時に中心選手だった人が多いので、自我が強くまとめるのが大変でした。

―4年間での成長は
4年生になるまでは守備固めで出ることが多かったんですけど、4年になって全部試合に出られるようになって試合の流れを判断してこういった声を掛けるとかゲーム内での指示がしっかり出せるようになったと思います。

―練習の思い出は
新潟の合宿で6㎞の山を登るのがとてもきつくて。猿や熊も出てくるので。(笑)

―後輩へ
春秋優勝したので、リーグ戦でこれからずっと法政の名前が1位にあればいいと思います。

阿久津(攻守の要)

-現役最後となる試合を終わっての率直な感想
今日の試合が最後ということで、割り切って楽しもうと思っていました。

-相手は全日優勝校の中大でしたが
練習試合では勝ってますし、強いイメージはありましたが、やってみなければ分からないという気持ちではいました。

-今日も2安打、関東王座では当たりが出ているように見えましたが
最後ということが奮わせてくれて、いい結果が残せたのかなと思います。

-昨年の秋から代替わりされて、1年半やってきたこのチームを総括して頂いていかがでしたか
よくついてきてくれました。最後まで問題はありましたが、良いチームになったと思います。

-後輩の選手たちにメッセージをお願いします
僕らは全国で1回戦負けだったんですけど、来年は主力が残って優勝を狙える力があると思うので、自分も応援に行くので頑張って欲しいです。

木村(頼れるムードメーカー)

-現役最後となる試合を終わっての率直な感想
正直中央は強かったですけど、勝ち負け関係なく、後輩との最後の試合を楽しく集大成として締められたと思います。結果よりもまず楽しかったです。

-チームの関東王座での戦いぶりはどのようにご覧になっていらっしゃいましたか
秋は投手の大谷だけでなく、打って勝ってるイメージがあったので、そのままの流れでいけたという印象はあります。春は全日へのプレッシャーで固くなっていた面もあったんですけど、秋は楽しく(プレーが)できていたと思います。

-昨年の秋から代替わりされて、1年半やってきたこのチームを振り返って頂いていかがでしたか
去年の秋は3位で接戦の弱さが課題として浮き彫りになったんですけど、全日に出たいという思いが強くて、自分は就活で冬はあまり参加できなかったんですけど、鈴木を中心にまとまっていって、連覇も出来ました。

-後輩の選手たちにメッセージをお願いします
メンバー的にはぶっちぎりで六大学1位だと思いますし、勝たなきゃつまんないのは2、3年は分かってると思うので。その中でも、法政らしさを忘れずに頑張っていて欲しいです。

大谷(今日の借りを来季返すことが出来るか)

ー今日を振り返って
相手は日本一の大学だし、すごく強いチームだとわかっていたので、ちょっと気負いながら入ってしまったのかなと思いました。

ー相手は全日優勝の中大でしたが、印象はどうでしたか
去年のオープン戦でやったときには苦手という意識はなかったので、そういう意識では入ったんですけど、そつのない攻撃というか、ミスを逃さない攻撃が相手はうまく、そういう点で一枚上手でした。

ー今日で4年生は最後の試合だったのですが、4年生はどうでしたか
歳も1つ上で、お世話になった人もたくさんいるし、みんなが自分を信頼してくれて、自分も4年生を信頼して、いい関係ができていたのかなと思います。すごいさみしいし、大きな穴ですけど何とか、自分たちが今年の4年生の代わりにはなれなくても頑張りたいです。すごい引っ張ってってくれる人たちだったので、今後は、自分たちがうまく引っ張っていければいいと思います。

ー4年生との思い出とかはありますか
そんなに先輩後輩という関係ではなかったし、接しやすい方ばかりだったので、日ごろが楽しかったです。時には怒られたりはしましたが、いい関係でできたのがよかったです。

ー来年は4年生という立場になりますが
今まで自分は、1年の頃から引っ張ってもらってきたので今度は自分たちが引っ張る立場だし、最上級生という立場になるので、自分たちの色を出して、チーム作りができればいいと思います。

ー改めて今年1年間を振り返ってみてどうでしたか
リーグ戦に関しては、連覇できたことというのは大きいことですが、全国には差というものを感じたのでその差をどのように埋めていくのかや、細かいところを詰めていく必要があるのかなと思います。

ー秋のリーグ戦は改めてどうでしたか
みんながすごい打ってくれて、自分がふがいないピッチングをしたのにもかかわらず、勝ち星をたくさんつけてもらったので、今度は自分が引っ張っていって、試合を作っていきたいです。

ーこの1年で見つかった課題とか収穫とかありますか
課題は、ミス・押し出し・死球からの失点が多いところで、収穫としては、今までに球種とかなど、ピッチングが幅広くなったところです。

ー目標とする準硬のチームはありますか
自分たちの色を出していければおのずと強いチームになっていくと思いますし、選手各々の能力を見ても、劣っているところはないので、自分たちが目標とされるチームを作れればいいかなと思います。

ー来年に向けての抱負をお願いします
最上級生ですし自覚を持ってリーグ戦はキッチリ勝って、今年の全国では力の差を見せつけられたので、全国で勝てるチームにしたいです。

茨田(4番としてさらなる成長に期待)

ー今日を振り返って
チームとして、人間性の差というか、相手は無駄な動きがないしチームとしてしっかり行動できているというところで、点差以上の差を感じました。

ー相手は全日優勝の中大でしたが、印象はどうでしたか
一人一人の、野球に対する姿勢というのが自分たちと差が明らかになっていたので、強いチームというのは、人としてもしっかりしているのだなと思いました。

ー今日で4年生は最後の試合だったのですが、4年生はどうでしたか
今まで最後まで残ってくれた4年生が、常に引っ張って練習では厳しかったのですが、普段はみんなを楽しませてくれるようなメリハリのあった4年生でした。自分たちの代はメリハリがないといわれているんで、そういう面ではきちっと締めるところは締めていきたいです。

ー4年生との思い出とかはありますか
明大との優勝決定戦のときに、自分はヒットも出ずに、いいところがなかったのですが、最後に、4年生のみなさんがつないでくれて自分たちを引っ張ってくれて全国大会に連れて行ってくれたというのがあって、4年生は、チームにすごく必要な存在でした。

ー来年は4年生という立場になりますが
今までたくさんの試合に出させてもらって経験を積ませてもらったので、やるときはやるというメリハリの強いチームにしていきたいと思います。

ー改めて今年1年間を振り返ってみてどうでしたか
自分たちも、全国に出るというレベルではあると思うので、そこで勝てるようなチームにしていきたいなと思いました。リーグ戦優勝というので満足してしまったところもあったと思うので、やるからには全国で上を目指して結果を残したいと思います。

ー秋のリーグ戦は改めてどうでしたか
全日負けて、悔しい思いをして、入りも決してよくはなかったと思うんですけど、試合が始まれば、みんな負けず嫌いで絶対勝つという気持ちが強いので、この冬をどう過ごすかによって変わってくると思うので、やることやって、次につなげていきたいです。

ーこの1年で見つかった課題とか収穫とかありますか
収穫とすれば、相当強い打線になるし、大谷もいいピッチングするし、来年も結構メンバーが残るので、強いと思います。課題としては、一人一人の意識の甘さ。誰かがふざけるとだれるときはだれるという流れができてしまうので、中央のように浮足立たずにしっかりとしたチームにしていきたいです。

ー目標とする準硬のチームはありますか
人間性をきちっとするところです。社会に出ても大事だと思うので、オンとオフをきちっとつけたいです。

ー来年に向けての抱負をお願いします
全国で結果を出せることが目標です。

佐藤(1年生ながら投手からの信頼厚い)

ー今日の試合を振り返って
やっぱ中央は強かったですね。

―打線が抑えられましたね
ピッチャーが3人ともスピードがあって、変化球のキレもあって。キャッチャーの人もインコースにどんどん使ってきて。抑え込まれちゃいましたね。

―キャッチャーの立場から見て相手打線の印象は
大谷さんと松田さんはバッターに劣っているとは思っていなかったので。抑えることは出来たと思うんですけど、こっちのミスを見逃さずに点を取ってきましたね。小さなミスから取られてしまいました。

―7回のチャンスの場面で監督に何て言われていたのですか
自分がこの大会で全然当たっていなかったので、代打を出すなり、スクイズをするなり策はありますかと(自分から)言ったんですけど。7回だったんで1点取っておけば終盤に響くかなと思って。三塁ランナーの橘は足も速いし満塁からでもスクイズのサインをって言ったんですけど「(スクイズは)ない」と言われて。だけど(一死満塁の場面で打てる)自信がなくて。自分が安易に手を出してゲッツーを打つよりも、次の縣さんに任せた方が点が入るかなって。

―この一年を振り返っていかがでしたか
4年生に引っ張っられてたっていうのがずっとあって。自分がいくらミスしても4年生が全部取り返してくれて。普段の練習から非常にやりやすかったですね。

―一年生で入ってきて法政のチームにはどういう印象を受けましたか
個性が強いチームだと思うんですけど、やる時はやるっていう。まとまりがないって言われる時もあるんですけど、ここぞっていう時のまとまる力はすごいものがあると思います。

―オンとオフの切り替えがはっきりしているチームですか
そうですね。オフの方が長いんですけどね(笑)。でもやる時はやる先輩たちでしたね。

―先輩との思い出などはありますか
自分は春の合宿から加わっているんですけど、やりやすい環境を与えてくれました。(鈴木)捷平さんがチーム思いなんで、それがチーム内に伝染して(普段の練習が)やりやすかったですね。

―鈴木さんはチームのことを常に考えている人ですか
そうですね。一番チームを思っていると思います。

―来年度に向けてお願いします
冬の期間で一回り成長して、チームを引っ張っていけるような存在になりたいです。

大塚(今シーズン大ブレイク!)

―今日の試合を振り返って
全日を優勝している中央は強かったです。

―中大の印象は
きちんとした動きをしてくるなと思いました。

―4年生と最後の試合でしたが
勝てなかったですけど、法大らしい元気のあるプレーができたと思います。

―今年を振り返って
今の4年生と「和」をテーマにチームワークの良いチームになったなと思います。

―来年は最上級生となりますが
春秋連覇を成し遂げた今年のようなチームにしたいです。

宮川(今季は3番打者として活躍)

―今日の試合を振り返って
4年生が最後ということで楽しくやれればいいなと思っていました。負けてしまったんですけど、準優勝することができてよかったと思います。

―全日優勝の中大が相手でしたが
しっかりやってくる強いチームだなと思いました。勝ちたかったですね。

―今年を振り返って
個人的にまだまだバッティングに関しても課題があるなと思いました。

―来年は最上級生なりますが、どんなことを目標にやっていきたいですか
リーグ戦優勝できるように頑張りたいです。

 

フォトギャラリー

    • 11101関東王座準優勝にも「悔いはなし」
    • 11102押し出しの四球を与え悔しがる大谷
    • 11103この試合2安打を放った阿久津
    • 11104金子も最後までチームを支えた
    • 11105木村はチームのムードメーカー
    • 111064年生の最後のシーズンが終わった

 

 

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