準硬式野球

【準硬式野球】第67回全日本大学準硬式野球選手権大会1回戦 対札幌医科大北海道1位を撃破し初戦を突破!「日本一」へまた一歩前進

第67回全日本大学準硬式野球選手権大会 1回戦 対札幌医科大学
2015年8月20日(木)
県立石川球場

「日本一」をかけた各地区から強豪が集まった。第67回全日本大学準硬式野球選手権大会がついに開幕。実力校揃いの関東地区を勝ち抜いた法大の初戦は北海道リーグ1位の札幌医科大学。試合は7-2で快勝し、明日の2回戦に駒を進めた。

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室木は地元での凱旋登板で勝利をあげた

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
札医大 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 10 5
法大 0 0 4 0 0 0 3 0 × 7 11 0

(札医大)●石谷、井澤-秋山
(法大)○室木、秋山-佐藤


二塁打:萩原(3回、6回)、橘(7回)、小野(7回)、前川(7回)
盗塁:中村(2回、7回)、小野(5回)

 

打撃成績

打順位置選手名打数安打打点四死球
1 (5) 萩原幹斗(社2) 4 2 1 0
2 (4) 藤口帝(社2) 3 1 0 1
3 (6) 橘廉(社4) 5 2 0 0
4 (9) 小野慶典(経3) 4 3 3 0
  9 内川慶一(経3) 0 0 0 0
5 (7) 中村聖弥(経3) 3 1 2 0
6 (2) 佐藤裕太(経4) 3 0 0 0
7 (3) 永田直(経3) 4 0 0 0
8 (1) 室木大(経2) 1 0 0 0
  PH 前川祐樹(社3) 1 1 1 0
  PR 窪田剛士(経2) 0 0 0 0
  1 秋山駿介(経2) 0 0 0 0
9 (8) 甲本裕次郎(社2) 3 1 0 0

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点
室木 7 5 6 0 0
秋山 2 5 1 1 2

 

戦評

 「日本一」を目指す戦いがついに始まった。各地区を勝ち抜いてきた24チームが金沢に集結。強豪ひしめくこの大会、狙うは優勝ただ一つだ。初戦は札幌医科大学。自力で勝りながらも、本間監督の「実力を限られたイニングで発揮できるかは別の問題」という言葉通り、勝敗は全く分からない。今後を占う初戦、チームに勢いをもたらすためにも大事な一戦となる。

 春季、試合序盤から相手を圧倒してきた法大。しかし相手投手の速球、そしてタイミングを外す変化球に対応できずチャンスを作れない。対して法大は室木大(経2)をマウンドに送る。気迫の込もったストレートと外に逃げるスライダーで打者に的を絞らせず。試合が動いたのは3回。先頭の室木が敵失で出塁すると続く甲本裕次郎(社2)が確実に犠打で進塁させる。ここで打席に立つのは1番萩原幹斗(社2)。2球目を振り抜くと鋭い打球は三塁線を抜け二塁打に。二塁走者室木が生還、先制点を挙げる。その後、敵失と四球で1死満塁の好機を作ると4番小野慶典(経3)が右前2点適時打を放ち、3点目。さらに中村聖弥(経3)の犠飛で1点を追加し、4ー0。パーフェクトピッチングを続ける投手室木を援護する。

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先制適時打の萩原を迎える法大ベンチ

 追加点を狙う法大。再三ランナーを得点圏に進めるもあと1本が出ず、足踏みを続ける。室木は5回2死から始めての走者を負うが、その後の打者をシャットアウト、得点を許さない。するとしばらく沈黙していた打線が奮起。7回、小野の中越え適時二塁打で5点目を挙げると、佐藤裕太(経4)の遊ゴロの間に6点目、代打・前川祐樹(社3)の適時二塁打で7点目を奪い、試合をほぼ決定づける。
 8回からは、無失点に抑えた室木に代わり、けがの不安を抱える秋山駿介(経2)が登板。四球と安打でピンチを招くが、併殺でしのぐと、最終回もマウンドに上がる。しかし4連打を浴び、1失点。なおも1死満塁とピンチが続く。ここで9番打者の遊ゴロの間にもう1失点。しかし、一塁走者をフォースアウトした二塁手藤口帝(社2)が併殺を狙い、三塁に送球。このボールが逸れ二塁走者が一気に本塁を狙う。素早く対応した萩原の好返球と佐藤の巧みなタッチでランナーをアウトにし、3点目は許さずスリーアウト。最後こそ焦りが見えたが7ー2で大事な初戦を突破した。

 明日は法大と同じく厳しい関東地区を突破した東海大との試合となる。今日は相手のミスに助けられた部分が大きかったが、次はそうはいかないだろう。日本一まであと4勝。チーム一丸となって全国の強豪に挑む。(今井惇基) 

 

監督、選手コメント

本間隆洋監督

―初戦お疲れ様でした
お疲れ様です。応援してくださる皆様に何とか1勝を届けることができたのでホッとしています。

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
立ち上がり、選手は口には出さないにしてもやっぱり相手を甘く見ていた部分はあったのかなと思います。いざ試合が始まった時点で相手ピッチャーが球威のあるボールを投げていたので若干選手もネジを締め直したというところはあると思います。

―初戦の難しさというのはありましたか
そうですね。うちのチーム自体で浮ついた空気というのはありました。試合終了後のミーティングでも話したのですがまだまだメンタル面が弱いチームですので、なんとなくフワフワした感じと言いますかね、ベンチ内もそうですし、あったと思います。

―この試合、相手のミスに助けられた面もあると思いますが
本当にその通りですね。明日は東海大学さんですが、そうはいかないと思うますので、今日のことは全く白紙に戻して、もう1回きっちりとした得点パターンでゲームを作っていく、そういう試合にしたいと思っています。

―今日の室木投手の起用については
昨日佐野とも話をして、当然二回戦が東海大学さんということも考えて決めました。末次と室木、双方にヒアリングをした上で佐野の方にも確認を取らせまして先発は室木ということになりました。昨日の開会式直後からそういう形では決めてましたので予定通りですね。

―その室木投手のピッチングはいかがでしたか
高校時代慣れ親しんだところで、気持ち的に余裕があったのではないかなと思うのですが、良くやってくれて助かりました。

―リリーフで登板した秋山選手の起用とその健康状態については
若干ショートリリーフでも投げられるかどうかという確認という面もあります。キャンプ中ノースローでの調整などある程度慎重にやっていましたので。ロングリリーフは無理にしてもショートイニングなら大丈夫かなと感じました。

―この試合で見つかった課題は何ですか
打線のつながりですね。あとはバントを1本で決めるだとかベースランニングだとか、まだまだ一つ一つが甘いですね。次の試合から気持ちが入ってくるのだと思いながらも全部が課題だと思います。

―全日前は合宿でしたがいかがでしたか
特に3年生が自覚を持ってやってくれたと信じてはいます(笑)。何のための合宿だったのかというのをここで発揮してもらいたいので、まだまだ物足りないといった感じです。

―この先勝ち進めば連日の試合となりますが
特に作戦などもないです。うちはリーグ戦を勝ち抜いてきたあのメンバーがベストメンバーですので、ピッチャー陣は春よりいかに強力になっているか、野手陣は投手陣をどれくらいフォローできるかですね。試合に出ているメンバーがどれだけ春よりも成長しているか、成果を発揮できるかどうかが優勝に繋がってくるのかなと思いますのでやることは春から変わらずですね。

―まずは明日の東海大戦、意気込みをお聞かせください
とにかくやるべきことを選手全員がやって、その上で圧倒的な点差をつけて勝ちたいなと思っています。

 

橘廉(3出塁でチャンスメイク)

―今日の試合全体を振り返って
まず室木がテンポよく投げてくれたのが良かったです。ただ打撃陣がまだ調子が出てきていないのが不安なところですが、次から繋ぐことを意識して1点ずつしっかり取れたらなと思います。

―橘選手個人としては2安打の活躍でしたが
個人的には悪くはないとは思うので、明日にも繋げたいです。ただ今日は打点がなかったので、打点も意識して走塁も絡めながらやっていきたいです。  

―現在調子は悪くないということでしょうか
そうですね、悪くはないと思います。

―4年生ということで練習に参加できないこともあると思いますが、練習量などに不安はありませんか
後輩より半分くらいだとは思いますけど、自分なりに時間見つけてやっていました。オープン戦もたくさんあったので、オープン戦に出て実践不足にはならないようにしていました。

―今回の全日での個人的な目標は
4年生で出ているのが裕太(佐藤)と2人なので守備をしっかりやっていきたいですし、自分は3番なので出塁して、走者がいる時は返すなどしっかり活躍できたらと思います。

―チームとしての目標はやはり優勝ですか
そうですね、まだないので。自分たちはベスト8が最高なので、まずはそこを目指して、そこから優勝を目指したいですね。

―4年生として最後の全日にかける思いも強いのでは
そうですね、かけている思いもありますけど、学生生活最後なので一丸となって全力で、チームとしてやっていきたいです。

―次の東海大戦に向けて意気込みを
手ごわいと聞くので、初回から焦らず、それでいて自分たちの攻めの姿勢を忘れずにやっていきたいです。

 

小野慶典(走攻守すべてに活躍)

―初戦突破おめでとうございます
勝てて良かったです。

―守備でのファインプレーもありましたね
守備ではチームに迷惑を掛けないように意識してやっているので、今日は迷惑掛けなくて良かったです。

―打撃では以前より打球に伸びが出るようになりましたね
新潟合宿で振ってきましたし、調子もどんどん上がっているので、やってきたことが生かされているなと思います。

―相手バッテリーを完全に欺いた盗塁については
不意を突いた盗塁ができて良かったです(笑)

―新潟合宿で具体的に取り組んだことは
フライが多かったので低く、強い打球を飛ばすように練習しました。それが生かされて良かったです。

―全日での自分の役目は
打点を挙げることです。ホームランも打ちたいです。  

―明日の東海大学戦にむけて
相手も強豪なので、10割の力を注いで絶対勝ちます。

 

前川祐樹(代打でダメ押しの適時打)

―初戦を突破した今のお気持ちは
3年生が中心に試合に出てて4年生が抜けたりしてるんですけど、自分は最初からスタメンで出ることはないですが、初戦の固さもありながらもしっかり点も取れたので良かったと思います。

―貴重な代打でのタイムリーをなりましたが
本当はもっと引っ張ろうと思ってたんですけど、でも代打ってやっぱり一球勝負なので打球としては良かったので、次もそういう集中出来ている打席っていうのをずっと続けていけたらいいなと思います。

―代打での起用が多いということで、1打席で結果を残さなければならない難しさなどはありますか
ありますね。4打席あると例えば打ち損じて凡退しても切り替えられるんですけど、代打だとひとつの打ち損じがその日(の打席が)終わりになっちゃうので、どうしても集中してないと結果が出せないと思います。

―1打席という限られた中で結果を残すためにしていることは
ずっと試合に出ている訳では無いので、体をいつも動かしている訳では無くて、例えば終盤の自分がここで出されるなっていう場面をちゃんと意識して準備を心掛けています。

―直前まで新潟の方で合宿をされていましたが、どのような調整をしていましたか
質よりも数をこなすといった感じで、山もしっかり走りましたしバットを振る数も普段よりも多かったし、普段法多摩(法政大学多摩キャンパス)では出来ない練習を新潟では積んできました。あと、時間もしっかり一日中取ってということで、法多摩だとどうしても半日しか練習が出来ないので一日しっかりとみっちり濃い練習が出来たと思います。

―現在のご自身の調子は
紅白戦などもあったんですけど、凄く調子が良かったので自信を持って打席に立てました。

―全日での目標は
今年は特に全国制覇出来るチームだと周りからも言われていますし、OBの方も遠いところから駆け付けてくれているので、その期待に応えられるように、全国制覇出来るようにやります。

―明日の試合に向けて一言
明日も好球必打で頑張ります。

 

萩原幹斗(好守でチームを引っ張る)

―初戦を無事に突破しましたね
序盤は結構難しい展開だったんですけど、勝てて良かったです。

―初戦を勝つ難しさはありましたか
そうですね。1巡目は(タイミングが)合ってなくて思ったよりピッチャーが良くてちょっと(相手を)舐めてた部分もあったと思うんですけど、2巡目からしっかり点が取れていい試合展開になったので良かったと思います。

―先制適時打となるヒットを放ちましたが
1巡目はみんな(タイミングが)合ってなくて、(2打席目で)チャンスで回ってきたので重い試合を何とか自分たちのものにしようと思って打席に入りました。

―今日の試合ではそのヒットを含む2本の長打が出ていますが、ご自身の調子はいかがですか
新潟での合宿からやってきてバットも振り込んできたので、大きいのは狙わずに短打で塁に出ることが自分の仕事だと思います。

―合宿では、どのような調整をしてきましたか
バットを多く振り込んで、一日練習だったので練習する時間も多かったですし連係プレーとかも確認できました。

―守備の方でも安定感が光っていましたが
元々守備の方が得意なので、ピッチャーを助けれたらいいなと思ってます。

―明日の試合に向けて一言
絶対勝ちます!(笑)

 

室木大(5回途中まで完全試合)

―先発での勝利おめでとうございます
ありがとうございます。全日の初戦で先発できたこともうれしいですし、そこでしっかり勝てたこともうれしいです。

―地元での勝利ということになりましたが
投げ慣れているマウンドなので、またこの球場で試合ができてうれしいです。

―新潟合宿で取り組んだことは
投げ込みと走り込みですね。

―明日の東海大学にむけて
末次さんが先発するとは思いますが、自分もいつでも行けるように準備していきたいです。

―次回の登板への心持ちは
終盤に真っ直ぐの球威が落ちて、ヒットを打たれることが多くなっていたので、より感覚を研ぎ澄まして減り張りをつけたピッチングをしていきたいと思います。

―5回途中まで完全試合のペースでしたね
意識はしていました。こういう機会はなかなかないので、打たれたのは悔しいです。

―春季よりストレートに磨きがかかっているように見えました
フライアウトが多くなったので、自信が持てるようになりましたし、今日の奪三振は全てストレートだったので真っ直ぐにも自信が持てるようになりました。

 

フォトギャラリー

  • muroki1 R室木は地元での凱旋登板で勝利をあげた
  • ono1 R4番小野は3安打の固め打ち
  • hagihara1 R先制適時打を放った萩原
  • fujiguchi1 R藤口は堅実な守備でチームに貢献
  • tachibana1 Rシュアな打撃を見せた橘
  • maekawa1 R前川は起用に応える適時打を放つ
  • nakamura1 R勝負強いバッティングを見せる中村
  • koumoto1 R広い守備範囲を誇る甲本
 

 

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