準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大3回戦 あの男が帰ってきた!!優勝への山場、昨春王者立大を撃破!!土倉ただいま弾!!!約1年半ぶりのスタメン起用に応える!

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大3回戦
2018年4月30日(月)
早大東伏見グラウンド

今カード、いや今季の明暗がかかった試合と言っても過言ではないだろう。優勝へ向けてなんとしても負けられない立大3回戦。先日の試合で代打出場し安打を放った土倉のソロ本塁打に加え、好調の主将鳴川の適時打などで勝利を収め、今季を最高の結果で折り返すこととなった。

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土倉はスタメン起用に結果を出した

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
立 大 0 0 0 0 0 2 1 0 0 3 10 2
法 大 0 2 0 0 2 0 1 0 × 5 9 0

(立大)●濱崎、松原−木村一
(法大)○竹内、尾崎−乘松

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球
1 (3) 佐々木勇哉(社3) 花巻東 5 0 0 0
2 (8) 堀皓貴(社3) 鳴門 3 0 0 0
  8 中川大輔(経2) 日大三 0 0 0 1
3 (7) 鳴川宗志(社4) 鳴門 4 2 1 0
4 (9) 石橋優一郎(法4) 徳島北 2 0 0 0
  9 大石悠月(社2) 静岡 - - - ---
5 (5) 土倉徳(社3) 遊学館 4 3 2 0
6 (6) 大石智貴(経3) 静岡 4 1 1 0
7 (2) 乘松幹太(現3) 新田 4 1 0 0
8 (1) 竹内悠(社4) 藤代 1 1 0 1
  1 尾崎海晴(社2) 鳴門 1 0 0 0
9 (4) 三品勇人(社4) 報徳学園 2 0 0 0
本塁打:土倉(2回)
二塁打:鳴川(5回)
 

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点
竹内 6 1/3 9 1 1 3
尾崎 2 2/3 1 5 0 0
 

戦評

 綺麗な放物線を描いた打球が左翼後方へと飛んでいく。ベンチの歓声とともに雄叫びをあげてダイヤモンドを一周した。お帰りなさい。まさに、そのような言葉がふさわしい活躍だった。

 立大との3回戦。この対戦カードの前までに両者2カードを連取。前半の天王山とも言える大事な一戦だった。また法大が東大と慶大から勝ち点を取っているのに対し、立大は昨季Aクラス入りしている明大、早大から勝ち点を奪っている。それを考えると、法大にとっては絶対に負けられない一戦だった。

 試合は、竹内悠(社4)と濱崎の両エースが先発。先制点を取って主導権を握りたい法大は、2回裏。この回の先頭は、2016年秋季リーグ戦以来、約1年半ぶりにスタメン起用された5番土倉徳(社3)。その4球目だった。右足を軸にして振り切った当たりは、フェンスオーバー。文句なしの自身リーグ戦初となるソロ本塁打で法大が1点を先制した。ここから法大は勢いに乗り、この回さらに1点を追加。土倉は5回裏にも追加点となる左前安打で猛打賞と大暴れ。5回終了時点までに4−0と法大が試合を優位に進めた。

 しかし試合後半、立大が反撃に出る。6回表、ここまで走者を出すものの粘りの投球で無失点に抑えてきたエース竹内だったが相手5番打者に2点適時本塁打を浴びてしまう。続く7回も立大の勢いを止めることができない。連打で1死二、三塁のピンチを作ってしまう。ここで本間隆洋監督が勝負に出る。竹内に代えて、尾崎海晴(社2)をマウンドに送った。尾崎は、1点を失うものの140kmを超える豪速球で快投を披露。この交代が功を奏し最大のピンチをしのぎ切った。「気持ち良かった」と話すように尾崎は、残りイニングも力強い球で2回2/3を5奪三振。見事に法大が勝利し難敵立大から大きな勝ち点奪取となった。

 試合後、本間監督は 「苦しい試合をものにした学生たちは、よく頑張ってくれました」と選手を労った。前日、代打で安打を放った土倉を主将の鳴川と相談し思い切ってスタメンに抜擢。これが大きな勝敗を分けた。まさに『土倉劇場』で勝利を手にした今試合。それでも、まだ昨季2位、3位の明大、早大戦が控えている。リーグ戦2連覇、さらには全日出場へ。リーグ戦後半も法大の戦いから目が離せない。(具志保志人)

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ベンチで喜びを爆発させる土倉

 

Pick Up

準硬式球でMAX144km!? 今季は中継ぎの柱へ。豪腕、尾崎海晴

 「あの直球、何キロ出てるんだろうな」。尾崎がマウンドに上がると、観客席はこんな言葉が飛び交う。今日も同じだった。今試合6回までを2失点に抑えた竹内が先頭から走者を許し、1死一、三塁の場面で尾崎がマウンドに立つ。「初球を大事にしていた」という本人の言葉通り、初球を丁寧に投げ込んだ。得意のフォークや最速144㌔の直球を交えて、この回1点を失ったものの反撃の余地を与えなかった。8回からは尾崎の独壇場。8,9回共に三者凡退で抑え、優勝への鍵となる立大戦を白星で飾った。

 今季は石橋錬(社1)や西村勇輝(経1)などの1年生ルーキーが活躍を見せる中で、あたたかく、それでもどこか寂し気にベンチからマウンドを見つめる尾崎の姿があった。「自分の先発としての出番は確かに減りましたけど、1年生が気持ちよく投げられるように」。この言葉には昨年の自身の姿と照らし合わせた感情があるのかもしれない。昨春の開幕カードであった東大2回戦。尾崎は1年生ながら6回を2安打無失点で抑え、初先発初勝利を飾る鮮烈なデビューを果たした。中継ぎとしての登板が多い今季に関して「高校時代はもともと2番手だったので元の役割に戻った気持ち」と前向きにチームと後輩のことを思いやる。

 高校時代は徳島の名門鳴門高校で投手として活躍。在学中には3度の全国高等学校選手権に出場するという球児の誰もが羨む経歴を持つ。3年の夏には明徳義塾に0-3で敗れはしたものの、尾崎は8回からマウンドに上がり、持ち味の直球で無失点に抑えベスト8という結果を残した。

 最後の打者のバットが空を切ると、尾崎は頬を緩め整列に向かった。ベンチから向かってきた先輩達にポンと頭をたたかれると、それは満面の笑みに変わった。「出番があるときにしっかり結果を出したい」。強く語るその姿は、昨年の鮮烈なデビューからまた一回り成長したようだった。2度目の春は、成長の春。豪腕尾崎から目が離せない。(梅原早紀)

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今季は中継ぎとして奮闘する尾崎

 

監督・選手インタビュー

本間隆洋監督

―今日の試合を振り返って
苦しい試合をものにして学生たちは、よく頑張ってくれたと思います。

―試合前に何か話されましたか
やはり得点云々の前に守備ですね。当たり前のことをきちんとやれるようにと送球一つにしてもですよね。要は、昨日の勝ち越しの点数が野選なので、きちんと球を相手に送球するような部分についてはやって当たり前の部分なので、しっかりやっていこうよと話しました。特別なビックプレーは要らないよと。当たり前のことをやって必ず粘ってればうちに勝機は見えてくるからとは言いましたね。

―この勝利で優勝に大きく近づいたと思います
試合終了後に学生には言ったのですが、そう思うのではなくて残りカードが、うちは明大、早大さんで立大さんは慶大、東大さんなので、どこがどうではないですけど有利不利っいう意味では、うちの方が不利なのかなと。今日と同じような試合が明大さん、早大さんと続いていくから気を緩めないようにという話はしました。楽な試合は1試合もないぞとそういうことですね。

―約1年半ぶりにスタメン復帰した土倉選手の活躍がありました
本当にこれで上手く乗ってくれればねとは思います。今年のチームは、打線を入れ替え入れ替えとする中で誰でもチャンスは与えてあげたいのですが、その中で久しぶりにスタメンに復帰して、すぐにものにしたというのは彼の日頃の努力ですね。試合に出てない時の過ごし方が今日の試合の中に表れたのかなと思います。

―特に立大戦は頻繁にマウンドやネクストに声を掛けに行っていたように思えました
いや単純に内容が苦しかったので、他愛のないことなのですがここは、とにかく粘れという意味もありましたし作戦の面でここはこれでいくからと。特に打者を送り出す時ですよね。そういう意味では、まめに声を掛けながらお互い行き違いがないように心掛けてやったつもりです。

―チームが好調の一方で三品選手、堀選手といった辺りが元気のないように思えます
三品については、信頼していますので。本人には悪いんですけど、攻撃面ではあまり期待していないというかディフェンス面でセンターラインを大石と2人で守りきってくれれば三品の仕事は大半オッケイですね。堀の場合っていうのは試合後に言いましたね。無理承知でやってることなのだから引きずるんじゃないよと。とにかく使っているのはこっちなので無理を承知でやってるわけですから引きずらないようにやっていってくれればと思いますね。

―竹内選手の粘投、尾崎選手の好救援がありました
竹内は、彼の投球の真骨頂と言いますか最後ああいう形で降板にはなったのですが、十分に試合を作って次につなげる試合を見せてくれたので。後は尾崎ですとか、それに続く投手がどう出てくるかが大事ですね。

―次に向けて
明大さん、早大さんは当然シーズン序盤よりも調子を上げてきていると思いますので、今年の持ち味である粘りを見せて競った中で勝ちきるという試合を最後まで続けたいなと思います。

 

鳴川宗志(首位打者のタイトル獲得へ、今日もマルチ安打を記録)

―今日の試合を振り返って
うちらしいというか、1点、2点をしっかり守って全員で勝ち抜いたという印象です。

―優勝へ近づいてきたと思います
この試合の前から、この試合に勝ったら優勝に近づくっていうのが分かっていたので、強い気持ちで挑んでいました。

―苦しい試合展開の中で、よく声を掛けているように思えました
1打席、2打席で打てなくても、まだ次があるぞという声を掛けていましたね。

―打撃も好調だと思います
打撃が好調で、首位打者というのも正直頭にちらついていますね。ですが、今は1打席、1打席を大切にしようっていう気持ちがあります。

―監督から主将としてだけでなく、ひとりの打者としてチームを引っ張っているとお話がありました
4年生が少ない中、後輩たちが頑張っているので、自分だけじゃなく副将の三品であったり、他のベンチ入りの4年生であったりが、いつもチームをまとめることに関して協力してくれているので、自分は打撃の方にも集中できていると思います。

―後輩が頑張っているという中では、3年生が元気のように思えます
そうですね(笑)。3年生めちゃめちゃ元気があるので、ある程度良い意味で自由にやらせてます。

―次に向けて
今日勝って勝ち点を取ったのですが、まだ優勝の可能性が確実に決まったということではないので、しっかり次勝ち点を取ってもう一回気を引き締めていきたいと思います。

 

土倉徳(スタメン起用に応え、先制ソロを含む3安打と好調を見せる!)

ー今日の試合を振り返って
連戦の中でも山場の山場で、しかも起用して頂いたので、チームの成績もありますが個人的な結果も求めながら試合に臨みました。

ースタメンはいつ以来か
リーグ戦のスタメンは1年の秋以来ですね。

ー本間監督からは土倉選手のことは代打での起用を信頼しているというお言葉を頂いたが
監督から信頼されていると思われるのは嬉しいですし、使われたら期待に応えるだけです。

ー昨日は代打での出場、今日はスタメンでの出場だったが、心がけていることの違いは
スタメンの時は守備もあるので様々なことを考えながらやっているのですが、代打の時は打席だけなので、なんとしてもヒットを打とうという気持ちで打席に立っています。それくらいですね。

ー捕手からコンバートした三塁での出場が増えているが
実はまだ完全にコンバートではなくて、監督からも捕手と三塁どちらもできるようにと言われているのですが、とにかく出たところで結果を出すだけだとは思っています。

ー同学年で捕手で出場する乘松に対して思うことは
お互いに助け合っている感じですね。投手が不調なら僕から声をかけたり乘松から声をかけたり。ライバルというよりは2人で協力しながら投手を助けています。

 

尾崎海晴(難敵立大打線の追い上げをピシャリ!チーム1の豪腕2年生投手)

ー今日の試合を振り返って
今日は終盤の相手が勢いづいている時に投げて。今季は調子自体はそこまで悪くなかったんですけど監督からアドバイスをいただくことが多くありました。主に制球の面でアドバイスいただいて、僕自身はそこまで自分の制球は良くないとは思っていないですが最近意識して投げるようにしています。

ー7回から登板し8、9回には三者凡退、4奪三振と非常に良い内容でした
フォークが良い具合に落ちたので気持ちが良かったですね。あと直球もストライクに入ったので内容としてはすごく良かったと思います。

ー開幕からここまでの調子としては
初戦の東大戦で5回に3点を取られてしまったのでちょっと(最初は)悪いイメージがあったんですけど、中継ぎでピシッと抑えて改善していきたいと思っています。

ー今季中継ぎとしての登板が多く見受けられるが
高校時代も中継ぎとして投げていたのでその経験が生きていると思います。

ー1年生投手が活躍する中で2年生としての役割は
1年生は良い感じに投げることが出来ると思うので僕ら上級生が出番のない時はありますけどしっかり(どんな時でも)結果が出せるように頑張っていきたいと思っています。

ー次カードに向けて一言お願いします
次の明治はいつも初回点を取られるという悪いイメージが自分の中になるので、先発なら初回や中継ぎとしてならイニングの初回などに気をつけたいです。しっかり準備をして頑張ります!

 

 

フォトギャラリー

  • tutikura3先制のホームイン(土倉)
  • tutikurs土倉の豪快なスイングが戻ってきた
  • narukawatatti鳴川を迎え入れるベンチ
  • ozaki後半戦も豪速球を見せてくれ(尾崎)
  • takeuti竹内は。エースの仕事を果たした
  • ooisi大石は貴重なダメ押し打を放つ
  • narukawa絶好調鳴川、勢いそのまま首位打者へ
  • maunndo本間監督も今カードは、しきりにマウンドへ
 

 

 

 
 
 
 
 

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