準硬式野球

【準硬式野球】第70回全日本大学選手権大会 準々決勝 対中京大 「まだまだ実力不足」力負けで準々決勝敗退 多摩の地で再出発を誓う

第70回全日本大学選手権大会 準々決勝 対中京大
2018年8月22日(水)
静岡県 浜松球場

1、2回戦を制した法大の相手として立ちはだかったのは中京大学。勝てばベスト4となる試合で勝負を分けたのは総合力の差だった。重ねた序盤の失点と淡白な攻撃で敗北を喫し、全日本選手権はベスト8止まりの結果となった。

 

☆ハイライト
1回戦
対大阪経済大(6×−5)の詳細はこちら

2回戦
対北星学園大(12-1)の詳細はこちら

syugou
準々決勝敗退となって肩を落とす法大ナイン

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
中京大 0 2 3 0 0 0 0 0 2 7 12 1
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1

(法大)●竹内、尾崎−乘松
(中京大)○村松、黒住−牧

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球打率
1 (3) 佐々木勇哉(社3) 花巻東 3 0 0 1 .385
2 (8) 八木達也(社1) 日大三 3 0 0 0 .143
  PH 三輪達也(社4) 桐蔭学園 1 0 0 0 .000
3 (7) 鳴川宗志(社4) 鳴門 4 2 0 0 .500
4 (9) 石橋優一郎(法4) 徳島北 4 0 0 0 .182
5 (5) 鎌田航平(社2) 鳴門 3 0 0 0 .500
6 (DH) 堀皓貴(社3) 鳴門 3 0 0 0 .111
7 (6) 大石智貴(経3) 静岡 3 1 0 0 .222
8 (2) 乘松幹太(現3) 新田 3 0 0 0 .125
9 (4) 三品勇人(社4) 報徳学園 3 0 0 0 .250
 

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
竹内 2 4 1 1 2 3.00
尾崎 7 8 3 3 5 7.45 
 

戦評

  1回戦は総力を結集した末に勝利を収め、2回戦は圧倒的な戦力の差を見せつける。ここまで法大は"自分たちの野球"を披露し一発勝負のトーナメントを駆け上がってきた。しかし勝てばベスト4となるこの試合で法大は攻守ともに持ち味を出せず精彩を欠いた。

 試合は序盤から動いた。2回表、中京大の攻撃。先発竹内悠(社4)が簡単に2死を奪うも、次打者から三連打を浴び2点を先制されてしまう。試合の流れをどうにかつかみたい法大。ここでベンチが早めに腰を上げる。先発竹内を早々に諦め、尾崎海晴(社2)を3回表からリリーフとして投入する。しかし相手の先頭打者に二塁打での出塁を許すと、四球と左前打でランナーをため、右翼線への二塁打でさらに3点を奪われる。この後徐々に尾崎は調子を取り戻すが、9回にも2失点。四死球や安打による出塁後の確実な進塁、そして好機での安打をことごとく許し、2人の投手で計7失点を喫する。

tenn最終回にダメ押しとなる適時打を食い勝利を決定づけられてしまった

 今大会を通して勝利の原動力となった打線も、今日は元気がなかった。「相手投手の術中にはまった」。副主将三品勇人(社4)の語る通り、相手投手の多彩な変化球と制球、堅実な守備の前に目立った好機はほぼないと言ってよかった。記録した3安打のうち2安打は2死から主将鳴川宗志(社4)が記録したものであり、8回裏に大石智貴(経3)が三塁線を破る二塁打で初めて二塁を踏むも、これも2死からであり後続は続かず、苦しんだ投手陣を援護できないまま完封負け。やはり序盤の5失点は大きく、悲願の全日本選手権での日本一の夢は重ねたゴロアウトの山の前に消え去った。

 

 関東の雄として臨んだ今大会。謙虚でおごらない選手たちに慢心などなかったはずだが、春のリーグ戦から選手たち、本間(隆洋)監督ともに口にしてきた"つなぐ野球"はこの試合では鳴りを潜めた。またリーグ戦ではほぼ鉄壁であり、打線が沈黙するときは粘り強く我慢してきた投手陣も相手打線を食い止められず、ベスト4の前に散った。非常に残念、かつチームの問題点が多く露呈した試合となった。しかし反省はしても後悔はしている場合ではない。大会を通して1、2年生の台頭や新たな力の存在も見て取ることができた。チームの問題点改善のためには出来るだけ早い再スタートとチームの見直しが急務である。9月1日からの秋のリーグ戦に向け、橙色の選手たちは前を向き、また違う山に向けての歩みを進める。

(文:磯田健太郎:写真:具志保志人)

 

監督・選手インタビュー

本間隆洋監督

―今日の試合を振り返って
完敗ですね。またまだ実力不足というのが本音です。

―相手が格上でした
バッテリーの力を含めてディフェンス力や攻撃力といった全ての面で格上だったと思います。

―2回で竹内選手を交代させました
あれは、乘松からの進言もあって球もきていなかったですからね。やはり投球練習の時から見ているのは、乘松なのでやはりああいう形で2点入った時点で短期決戦なので早めに判断が後手に回らないようにすぐに代えましたね。

―代わった尾崎投手について
立ち上がりが少し悪かったですけど、尻上がりに良くなってくれましたので彼も2年生ということを考えると、これからのリーグ戦に生かしてくれるのではないかと思います。後半は、どんどん良くなってきたので修正能力みたいなものを発揮してくれたのかなと思います。

―打線も奮いませんでした
何もかも全てが実力不足です。練習を一からやり直しですね。中京大学さんは力強かったですよね。

―最後のミーティングについて
新潟胎内での合宿、静岡に入ってからの練習、この選手権と振り返っての話ですね。説教もあり、アドバイスもあった中でお前ら変わったよねっていう話をしました。それを多摩に戻って継続できるかどうかという事を言って、これをとにかく継続していこうよという話をしました。4年生はリーグ戦で来年に向けての財産を残してくれとも言いましたね。

―変わったというのは具体的に
正直もう開会式の入場行進がバラバラだったので、1から見直せと言ってアップから全てを見直せと話しましたね。

―今大会の総括
スタートは、期待値の低い学年でしたが最後は踏ん張ってよくここまで持ちこたえてくれたなと思いますね。これは鳴川、三品、学生コーチの松田、内田といった学生スタッフの頑張りが大きかったですね。

―4年生について
秋残るメンバー、残らないメンバーその辺の選択が迫られてはいるのですが、最後4年生が一枚岩になってくれましたね。ベンチ入りしてる、してないに関係なくチームを支えてくれたそういう学年だったと思います。

 

鳴川宗志(今試合チーム唯一の複数安打を記録)

ー今日の試合を振り返って
中京大の方が力があったというか、本当に完敗だったという印象でした。

ー投打共に不振だったゲームのように思えたが
そうですね、打つボールを見極めて1球1球しっかり選別していこうとみんなで話し合ったんですけどうまくいかなかったです。

ー今日は今大会の中でも大事な試合だったと思うが試合前に全体で共有していたことは
今まで準備の部分で試合には入っていけていたのでそこは継続していこうとチームに話しました。

ーご自身はチーム3安打のうち2安打を放ちました
チームになんとか勢いをつけようと思って打席に立っていました。

ーリーグ戦へ向けての課題は
本間監督もおっしゃっていたように、メンバー外の仲間たちのことも思ってちゃんと試合に出場するように考え直していきたいです。

ーリーグ戦へ向けて一言お願いします
自分たち4年生が後輩たちにしてあげることができるのは秋のリーグ戦が最後だと思うので、しっかり見本としてもらえるようなプレーをしたいです。

 

三品勇人(守りの要、副将としてもチームを牽引!)

-今日を振り返って
点差を見ても内容を見ても、完敗でした。

-試合前に選手間で話していたことは
開会式からチームの雰囲気が良くないと本間(隆洋)監督からご指摘を頂いていたので、ウォーミングアップの時からその点を大事にしようとチームに対して口酸っぱく言っていました。そのおかげもあってか、試合に対しても積極的に入っていけました。

-今日の試合の勝負のポイントは
やはり序盤に5点を奪われてしまったということの影響がありました。また、こちらの野手陣が相手投手の投球の術中にはまり、相手のリズムで野球をしてしまったということもあったと認識しています。

-中京大と法政大のチームの差は
負けて言うのもなんなのですが、お互いに実力の差はそうないと感じました。ただ、投手が打たせてとって、野手がしっかり守るという基本的な部分が相手の強みだったと感じました。

-副将として今大会を振り返って
主将の鳴川(宗志、社4)が春から結果を残していたのに対して、自分は下級生のうちからレギュラーとして試合に出させていただいているにもかかわらず春先から不調が続く時期がありました。しかし、練習での態度はきちんとやろうと自分で意識していたので、そのような点からチームに少しは影響を与えられたかなとは思っています。

-今大会での1、2年生の台頭を含め、下級生に対して思うことは
スポーツ推薦で入学して来た選手を中心にいい選手は沢山います。しかし、高校での実績や過去の成績による貯金はすぐに消えてしまうと思うので、今の環境に腐らず各々がきちんと自覚を持って練習に励んでほしいですね。

-今後のリーグ戦に向けて
最後のリーグ戦なので悔いなく、そして全員が活躍してリーグ優勝を狙いたいです。

 

 

フォトギャラリー

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  • narukawaマルチ安打と一人気を吐いた鳴川
  • ooishi唯一の長打となった大石
  • ozaki尾崎は後半持ち直した
 
 
 
 
 
 

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