準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対東大3回戦 1年生バッテリーの活躍で今季3つ目の勝ち点を奪取!!単独首位でリーグ前半戦を終え、残る2カードへ闘志を燃やす

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対東大3回戦
2019年5月7日(火)
早大東伏見グラウンド

1勝1敗で迎えた東大戦。先発は第2戦で大学リーグ初勝利を飾った春翔一朗(経1)。法大打線は初回から得点を重ね点差を広げる。春は完封ペースで投げ続けたものの、9回に1失点。惜しくも完封勝利はならなかったものの、今季2勝目をあげ法大は単独首位で前半戦を折り返した。

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好投を見せた春

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
東大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1  4
法大 2 0 2 0 0 1 0 1 × 6  10  1

(法大) ○春−堀尾
(東大) ●布施、萩野、楠ー中村

二塁打:中川大(1回)、堀江(4回)、石下(8回)
盗塁:佐々木(3回)、堀(6回)
併殺:石下(6)ー土倉(3)

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球打率
1 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 3 1 1 1 .275
2 (8) 中川大輔(社3) 日大三 4 2 2 1 .353
3 (9) 佐々木勇哉(社4)  花巻東 5 2 0 0 .250
4 (4) 鎌田航平(社3) 鳴門 4 0 1 0 .242
5 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 3 1 0 1 .276
6 (7) 堀皓貴(社4)  鳴門 4 0 0 0 .303
7 (2) 堀尾浩誠(社1) 報徳学園 4 1 0 0 .222
8 (6) 石下隆浩(スポ3) 宇都宮北 4 3 0 0 .750
  (1) 春翔一朗(経1) 静岡 2 0 0 1 .167

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
9 3 3 4 0 2.94 

 

戦評

  5月の連休が終わりを告げたものの、肌寒い気温の中行われた対東大カード3戦目。優勝に向け猛追してくる早大、慶大を振り切るためになんとしても勝利し勝ち点をつかみ取りたい一戦だ。

 試合の主導権を早々に握ったのは法大だった。まずは初回、先頭の堀江悠介(経2)が四球で出塁すると、相手投手が一塁への牽制球を悪送球。これを見た堀江は一気に三塁へ到達し、好機を作る。ここで打席には大石智貴(経4)の欠場で2番に打順を上げた中川大輔(社3)。投じられた4球目を振り抜くと、打球は左翼越えの適時打に。その後も相手の失策につけ込む形で加点。2点の先制に成功する。3回には先頭の中川大の四球に佐々木勇哉(社4)が安打で続き、無死一、三塁とし、鎌田航平(社3)の右翼への犠飛とバッテリーミスでさらに2点を加える。相手投手が変わった6回にも先頭の堀皓貴(社4)が敵失で出塁し、続く打者の連打で無死満塁。1死後、1番堀江の右翼への犠飛で1点を奪う。9回にも先頭の石下隆浩(スポ3)が左中間への二塁打で出塁し、中川大のこの日2本目の適時打で生還し6点目。先制、中押し、ダメ押しの点を効果的に奪い、相手のミスにつけ込んだ隙のない野球で東大を突き放す。

 先発バッテリーは春翔一朗(経1)と堀尾浩誠(社1)の若い2人。しかしながら浮き足立つことはなかった。「ストライクをどんどん取らせることを意識した」と話すのは女房役、堀尾。その言葉通り、直球と変化球を混ぜながら東大打線に大きな好機を作らせず、8回まで1安打に封じ込める。9回には2死から四球と連打を許し完封を逃すも、きちんと後続を断ち6-1で勝利。勝ち点を奪い、頂点へのコマをまた一つ前に進めた。

 平日開催となったこの日。本間隆洋監督は不在、センターラインの大石智と乘松幹太(現4)を欠き、先発バッテリーは1年生。何が起きてもおかしくない状況だったが、軸となったのは普段は控えの選手たちの存在だ。先発マスクの堀尾は、公式戦で組むのは初となる春を強気にリードし、遊撃の石下は持ち味である堅実で華麗な守備を披露し、思い切りのいい打撃で4打数3安打。代役以上の活躍を演じきり、期待に応えた。この2人の活躍は、チームに1勝以上の特別な価値をもたらしたと言っても過言ではない。法大という大きな木は、決して腐らない強靱な根の存在に支えられている。

(記事:磯田健太郎、写真:山崎有馬)

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第2戦に続き活躍を見せた中川大

 Pickup Player!~春翔一朗~

 今季リーグ戦期間中では、対戦カード終了時に、法大準硬式野球部の選手特集を行います。第3回目の「Pickup Player!」では、第2戦でリーグ戦初勝利を挙げ、第3戦も先発を務めた春翔一朗(経1)選手にフォーカスしました。ぜひ、ご一読下さい!

 東京六大学準硬式野球春季リーグ戦。法大の開幕試合となった明大1回戦のマウンドに立ったのは春翔一朗(経1)だった。「(マウンドに立ってみて)高校野球とは異なる緊張感や緊迫感が新鮮でした」と落ち着いた口調で語ったルーキー春は、初回から自身の持ち味であるテンポの良さを生かして堂々と8回までを投球。6失点と完璧な投球には及ばなかったものの、優しい春風が吹き、桜散る球場の真ん中で、新戦力到来と言わんばかりの存在感を示した。

 「大体、1年ぶりの公式戦のマウンドでした」。試合後はどこか清々しい表情でこのように語った春。高校時代は大石智貴(経4)、大石悠月(経3)らと同じ静岡高校で野球漬けの日々を送った。3年時に出場した第90回選抜高等学校野球大会では、2回戦で駒大苫小牧高校にわずか84球で完封勝利をあげる、まさに『春一番』の好投を見せたことも。しかし、春夏連続甲子園出場を目前にして、少しずつ痛みを感じていた右ひじのけがが悪化。急ピッチで治療を行うも夏の全国高等学校野球選手権静岡大会では満足な投球が出来ず、4回戦敗退。時を経て気持ち新たに法大のユニフォームを身にまとい上ったマウンドは、春にとってどこか懐かしい場所だったのかもしれない。

 法大準硬式野球部に興味を持った契機は、意外にも春の地元である静岡県浜松市で昨年行われた全日本学生選手権(全日本)で法大の試合を観戦したことだった。真夏に繰り広げられた全日本で、春は準硬式野球の魅力を知る。また、社会人野球でプレーすることを視野に入れ、高校卒業後は試合経験を増やすことができる環境を模索。そして法大準硬式野球部の門をたたいた。

 東大第2戦では3回途中から継投し、持ち前のテンポの良さを発揮。大学リーグ初勝利を飾ると、続く第3戦も先発のマウンドに立ち、東大打線を3安打に抑え2勝目をあげた。あの夏の日に観た全日本のマウンドを目指して着実に経験を積んでいる。春の成長はまだまだ止まることはないだろう。

(記事:梅原早紀)

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東大カードで大学リーグ2勝をあげた春(写真は開幕戦の明大1回戦)

選手インタビュー

石下隆浩(安定感のある守備と3安打で勝利に貢献)

-今日の試合を振り返って
大石(智貴、経4)さんがいなかったから(負けた)とは言われないように精一杯頑張りました。

-東大の印象は
隙を見せるとつけ込まれる、賢い野球のイメージです。

-スタメンはいつ告げられたか
昨日の練習終わりです。

-大石智貴選手欠場の理由は
就職活動ですね。

-早大東伏見グラウンドは人工芝だが守りやすさに違いは
打球が弱まるので、とても守りやすいですね。

-内野陣で取り組んでいることは
大石さんが中心となって、一つ一つのプレーを大事にすることを意識していますね。

-1年生バッテリーは見ていてどうだったか
2人とも落ち着いていて安心感があって、本当に頼もしいです。

-チームの雰囲気は
試合になったら主力の選手が中心になって盛り上げてくれますし、練習も全日を目指して声を出して集中してできています。

-今後に向けて
自分のできることを丁寧にやりながら、結果を出せるように頑張りたいと思います。

堀尾浩誠(今季2回目の先発マスクを被る)

-今日の試合を振り返って
春の投球がしっかりしていて、打たせて取る投球ができていました。1,2戦目は打たれることが多かったですが、被安打を少なく抑えられましたね。

-東大の印象は
はじめはよく打つチームでまっすぐに強いという印象だったのですが、それを踏まえて変化球を交えながらリードしました。

-スタメンはいつ告げられたか
日曜の試合後ですね。

-乘松幹太選手欠場の理由は
就職活動です。

-先発の春選手と組むのは初めてだがリードで意識したことは
テンポ良く、ということと、ストライクゾーンに構えていい音で捕る事を意識しました。

-春選手の特徴は
制球が良くて変化球も多いので、そこを生かすように配球を組み立てました。

-正捕手の乘松選手は自身にとってどのような存在か
いつも学ぶことが多くて頼れる選手なので、自分も本当に見習わないと、と思います

-完封の目前で失点してしまったが
完封はしたかったですが、1番は勝てて良かったですね。

-今後に向けて
これからも乘松さんが抜ける可能性がないわけではないですし、打撃で貢献できていないので、しっかり準備してチームに貢献したいです。

フォトギャラリー

  • haru R好投を見せた春
  • sasaki R調子は上向きの佐々木
  • tuchikura R打線の主軸を担う土倉
  • kamada R犠飛で打点をあげた鎌田
  • ishioroshi R攻守にわたり貢献した石下
  • nakagawa2 R第2戦に続き活躍した中川大
  • horio R今季2回目の先発出場の堀江
  • haru2 R今季2勝目をあげた春
 
 
 
 
 

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