準硬式野球

【準硬式野球】清瀬杯51回全日本大学選抜準々決勝、準決勝 先発尾崎が180球粘投も決勝進出目前でサヨナラ負け...またしてもタイトル奪取ならず

清瀬杯第51回全日本大学選抜
準々決勝 対京都先端科学大
準決勝 対名城大
2019年9月2日(月)
仙台市民球場

清瀬杯大会2日目には準々決勝と準決勝が行われた。準々決勝では春翔一朗(経1)が完封勝利をあげる活躍を見せた。続く準決勝では尾崎海晴(社3)が最終回まで投げ抜くも、サヨナラ負け。決勝進出はならなかった。

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二試合で計6安打を放った堀江

試合結果(準々決勝)

トータル試合結果(準々決勝)

 123456789HE
京都先端科学大 0 0 0 0 0 0 0     0 3 4
法大 2 0 2 1 2 5 ×     12 12 1

※規定により7回コールド
(法大)○春−乘松
(京都先端科学大)●山崎、佐近、毛利ー本間

二塁打:土倉(5回)
併殺:鎌田(4)-土倉(3)

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球打率
1 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 3 1 0 1 .143
  PH4 海津裕太(経4) 日本文理 1 1 2 0 1.00
2 (6) 大石智貴(経4) 静岡 3 1 1 0 .429
  PH7 南太貴(営3) 法政二 1 0 0 0 .000
3 (DH) 堀皓貴(社4)  鳴門 4 2 0 0 .571
4 (9) 佐々木勇哉(社4) 花巻東 4 0 1 0 .125
  9 古屋一輝(経1) 健大高崎
5 (8)3 中川大輔(社3) 日大三 4 3 2 0 .625
6 (2) 乘松幹太(現4) 新田 4 2 2 0 .625
  2 渡邉慶輝(現2) 上田西
7 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 3 1 2 1 .286
  8 八木達也(社2) 日大三
8 (7) 大石悠月(経3) 静岡 2 0 0 2 .167
  6 前川陸(経4) 法政
9 (4) 鎌田航平(社3) 鳴門 3 1 1 0 .333
  5 細木雄斗(社2) 報徳学園
P (1) 春翔一朗(経1) 静岡

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
 7 3 3 0 0  2.00

 

試合結果(準決勝)

トータル試合結果(準決勝)

 123456789HE
 法大 0 0 1 0 1 2 1 0 0 5 10 0
名城大 2 0 0 0 1 0 0 0 6 12 0

(法大)  ●尾崎−乘松
(名城大) 久保、柴田、川瀬、浅岡、○山崎ー角谷

三塁打:堀江 (9回)
二塁打:土倉(2回)
併殺:大石智(6)-鎌田(4)-土倉(3)

打撃成績

打順位置選手名出身校打数安打打点四死球打率
1 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 6 5 0 0 .462
2 (6) 大石智貴(経4) 静岡 3 1 1 2 .400
3 (DH) 堀皓貴(社4)  鳴門 3 0 0 2 .400
4 (9) 佐々木勇哉(社4) 花巻東 2 0 2 3 .100
5 (8)7 中川大輔(社3) 日大三 3 1 2 2 .545
6 (2) 乘松幹太(現4) 新田 3 0 0 2 .455
7 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 5 1 0 0 .250
8 (7)8 大石悠月(経3) 静岡 2 0 0 1 .125
  PH8 八木達也(社2) 日大三 2 1 0 0 .500
9 (4) 鎌田航平(社3) 鳴門 5 1 0 0 .273
P (1) 尾崎海晴(社3) 鳴門

投手成績

 被安打奪三振四死球自責点防御率
尾崎  8 2/3 12 6 6 6  6.23

 

戦評

 準々決勝戦評

 初戦を苦しみながらも勝利し、京都先端大との迎えた準々決勝。今試合は、初戦で湿っていた打線が奮起し終始、試合を優位に進めた。
 
 法大は初回、先頭の1番堀江悠介(経2)が中前安打で出塁すると、打線が勢い付き5番中川大輔(社3)の中前適時打などで2点を先制する。3回にも中川から適時安打が飛び出すなどしてして2点を追加。序盤から試合の主導権を握る。先発は、初戦に登板し連投となった1年生の春翔一郎(経1)。疲れも心配されたが、初回を3人で抑えるとストライク先行の投球を披露し相手打線につけ入る隙を与えない。テンポの良い投球術は、味方打線にもリズムを与えていく。3回以降、毎回得点の猛攻で6回までに12得点の大暴れ。終わってみれば7回コールドで大勝を収めた。

 初戦で課題だった打撃陣の活躍が光った法大。要因として挙げられるのが「先頭打者の出塁」だ。法大は、得点した全ての回で先頭打者が出塁。犠打や盗塁など小技と機動力を駆使して走者を得点圏まで進め、リズム良く効果的に得点を重ねた。春のテンポの良い投球も相まってか打線に火が付き、気付けば大量得点に。法大らしい理想的な試合運びで、準決勝進出を決めた。

(記事:具志保志人、写真:梅原早紀、渡辺光我)

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7回3安打で完封勝利を挙げた春

 準決勝戦評

 準々決勝の直後に行われた準決勝。先発のマウンドには今大会最初で最後の登板となった尾崎海晴(社3)が上った。

 試合は初回から動いた。1回表、尾崎は先頭打者に安打を許すと、1死一、三塁のピンチを招く。その後2者連続で適時打を許し、立ち上がりから2点の先制を許した。

 しかし、尾崎は2回以降落ち着いた投球を見せ、無失点に抑える。尾崎の粘投に応えるかのように打線が動いた。3回には先頭の1番堀江悠介(経2)の放った打球が、相手投手への強襲安打となり出塁、2番大石智貴(経4)が犠打で送り得点圏へ走者を置いた。その後2死まで追い込まれるも、今大会好調を見せる5番中川大輔(社3)が、右翼線への適時打を放ち1点を返した。そして5回にも再び同点の機会を得る。先頭の堀江が中前安打を放つと、大石智の犠打が内野安打となり無死一、二塁の好機をつかむ。3番堀皓貴(社4)が犠打で送り二、三塁にすると、4番佐々木勇哉(社4)が内野ゴロに倒れるも、この間に堀江が生還。同点に追いつく。

 5回に長打を浴び勝ち越しを許すも、6回以降は相手投手の制球難につけ込む形で逆転に成功した。6回には2死まで追い込まれるも、今試合5安打を放った堀江が再び右前安打を放ち出塁。その後は降り続く雨の影響で、相手投手の制球が不安定に。4者連続で四球を選び、押し出しで2点を追加。勝ち越しに成功した。

 7回にも押し出しで1点を追加し、2点差をつけ迎えた最終回。走者を出しながらも、この回までに152球を投げ続けた尾崎が捕まる。2死一塁から2者連続で安打を許し、満塁のピンチを招く。次打者に四球を与え押し出しで1点を返されてしまう。次打者の放った打球が右翼方向に緩やかな弧を描くと、右翼手佐々木のわずか手前にポトリと落下。これがサヨナラ打となり、まさかの敗戦。チーム初のタイトル奪取への道はここで断たれることとなった。

(記事:梅原早紀、写真:磯田健太郎、橋爪優典)

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堀江が4安打を放ち効果的に得点に結びつけたが、勝利を目前でつかみ取れなかった

監督・選手インタビュー

本間隆洋監督

―準決勝を振り返って
まず尾崎がこれだけ頑張って投げた中で、野手陣がもう少し点を取って楽に投げることができる状況を作りたかったです。尾崎が完投したのですが、よくひとりで投げ切ったという一言に尽きますね。
 
―尾崎選手に投げ切らせた理由について
終盤球数が100球を超え、150球を超えという状況は知っていたのですが、大会に入る前から調子が良かったということもあり、「次の回も投げられるのか、投げられないのか」という尾崎の状態をイニングごとに乘松に聞いていました。継投が非常に難しい試合だったと思います。試合の流れが読めない中でずっと(継投を)考えてはいたのですが、少し荒れながらも尾崎に継続して投げてもらった方が試合の流れを保つことができるのではないかと思いました。
 
―尾崎選手の起用について
今日最後のミーティングでも話をしましたが、今年の春先から若干波があった中で、今日の準決勝で180球近い球を投げてですね、本当に気迫ある良い投球でした。本人も春先少し調子が上がらなかったのですが、夏に身体を絞ったこともあり、この試合を経て秋のリーグ戦では昨季よりも良い状態で臨めるのではないかと思います。
 
―初戦と準々決勝を振り返って
そうですね、普段のリーグ戦で対戦しないような相手ではあるのですが、やはり初戦と準々決勝はどのような相手であっても一勝するということは決して楽なことではないと学びました。非常に勉強になりました。
 
―清瀬杯優勝を逃したことについて
今日はたまたまミーティングでもそのような話になりまして、関東学生地区選手権、春季リーグ戦、全日本学生選手権、秋季リーグ戦、関東王座この五冠のうち既に3つを逃してしまっています。ですから残り2つを取りに行こうという話をしました。
 
―昨季リーグ戦、全日予選会、今大会とあと一歩のところで勝利を逃す大会が続いていることについて
おっしゃる通り、練習の甘さが出てしまっていると思います。最後の『際』の部分での強さというものは素質ではないと思います。しっかり練習に打ち込んだり、競技に対する姿勢だったりそのような点でまだ詰めが甘い部分がありました。
 
―今季リーグ戦について
大会前に選手たちへミーティングで伝えたことは清瀬杯で優勝するということは、秋のリーグ戦優勝へ向けて必要不可欠なことだと思います。秋に優勝することが我々の現在の目標であり、切り替えという点においてはあまり心配していません。ですから、また修正をして気を緩めることなく取り組んで欲しいですね。やはり信頼できる選手たちが多くいるので、最後のリーグ戦と、関東王座のタイトルを取って今年の戦いを終えて欲しいと思っています。清瀬杯では部員全員が応援して一丸となって戦ってくれたので、今回と同じように周囲のスタッフを含めた部員全員のためにタイトルを取りたいと思います。

尾崎海晴

―試合を振り返って
一番難しい最終回、気をつけて入っていったのですが、やられてしまい、そう簡単には勝たせてくれない野球の難しさを感じました。
 
―勝負を分けたポイントは
序盤から多く球数を投げさせられていて、それが後半に響いてきたと思います。
 
―8回終了時点で球数は130球を超えていましたが、それでも9回のマウンドに登った理由は
自分でも最後までいける感じがあったので行きました。でもやっぱり序盤での球数の多さが大きく影響したと感じます。どれだけ少ない球数でカウントを整えられるかが大事だと思うので、秋はそこを修正していきたいです。
 
―秋季リーグがもうすぐに始まりますがチームの目標は
このチームでまだ優勝できていないので、秋は優勝して、4年生に気持ちよく卒業していってもらいたいですね。
 
―尾崎選手自身の目標は
春は怪我で離脱することもあったので、秋は全カード投げれるように頑張りたいです。

堀江悠介

―今日を振り返って
久しぶりの公式戦のダブルヘッダーで、前日に(本間)監督からは「野手は(二試合)フルで行くからその気持ちで」と言われていました。なので、自分は二試合通して最後まで集中できたかなと思いますね。しかし負けてしまったのは本当に残念です。
 
―今日の二試合で6安打を放ちましたが、打撃について大会前の合宿で何かつかんだものはありましたか
合宿の紅白戦でホームランを打ったりしていて、清瀬杯に向けてまた調子が右肩上がりになれるような感覚がありました。そしたら本当にその通りになりました。
 
―チームは残念な結果となってしまいましたが、堀江選手自身がこの大会を通じて収穫になったと感じたことは何かありましたか
本当はチームの意識としては全日にいきたかった中で清瀬杯に参加したのですが、清瀬杯もレベルが高いと痛感しました。気を抜いちゃだめなんだ、ということを後輩や先輩と全日にでれなかったから清瀬で優勝しよう、じゃないんだなと言うことを再確認しました。
 
―現在のチームとしての足りない部分は
『際』の『際』というか、練習から挨拶からきちんとして、そういうところで手を抜くことが試合にもつながってくるという話をミーティングでしました。
 
―秋のリーグ戦はどのように戦おうという話をチームでしましたか
すぐにリーグ戦は始まってしまいますが、今まで以上に練習から手を抜かずに気合いを入れて、優勝して、最後になる4年生に花を持たせて卒業していってほしいですね。
 
―堀江選手の秋の目標は
ベストナイン、ですね。そうすればチームとしての結果もついてくると思いますし、僕自身はベストナインを目指して、同時にチームの結果もついてくるのが一番ですね。

春翔一朗

―今日の投球を振り返って
昨日2失点はしてしまいましたが、この大会は調子がよく投げている球自体はよかったのでこの調子を崩さないように臨もうと考えていた結果、球も走り制球もよかったので自分としてはいい形で臨めた試合でした。
 
―夏合宿などを経てこの大会にどのように臨んだか
夏合宿では投手陣全体でやるランニングメニューや自分で合宿中に400球以上投げるというノルマを課せ、投げ込みをしっかりやりました。春季リーグでは後半に疲れてしまうことや、集中力が切れ失点してしまう場面が多かったのですが、この大会は完封できたのは夏合宿のランニングメニューで集中力を養うことができたことや、投げ込みで体力をつけたことが大きいと思います。
 
―大学に入って初の全国大会だったが自分にとってどのような大会になったか
試合に出場していない先輩がいる中、まだ自分は1年生なのにベンチに入れてもらいマウンドに立たせてもらっていることにまず感謝の気持ちと、出るからには自分のできることを全うしてやる気持ちがあります。でもそれは全国大会でもリーグ戦でもその気持ちは変わらないです。投げられることが当たり前ではないということを自覚しながら、自分の仕事をするだけです。
 
―今日の投球での収穫と見つかった課題について
立ち上がりに相手の出方を見て、探り探りに投球を組み立て後半相手の出方がわかってから自分の持ち味が出せたことが今回の収穫です。また追い込んだ時に決める勝負球が甘いので、そこがこれからの課題です。
 
―今日の試合前また試合中、捕手である乘松選手とどのような話をしたか
今日はブルペンで球が走っていたので乘松選手は7割くらいの力でいいということをずっと言ってくれました。そのおかげで力を抜いて投げることができました。
 
―準決勝の試合をベンチで見ていてどうだったか
試合には負けてしまいましたが尾崎投手が目の前であのような投球し、チームの大黒柱としての姿を見せてくださいました。自分もゆくゆくはチームを背負って投げる投手になりたいと思っているので、ものすごく勉強になる試合でした。
 
―最後に秋季リーグに向けて
まずはベンチに入ることからですが、1番手で西村投手が投げている中で自分も1番手は西村投手でも自分でも遜色ないと言われるくらい成長し、個人としての記録を狙います。ただまだ4年生がタイトルを獲っていないので絶対優勝してみんなでまたトーナメント戦を戦いたいと思います。

フォトギャラリー

  • horie R二試合で計6安打を放った核弾頭、堀江
  • norimatsu R正捕手乘松は二試合通してスタメン出場
  • nakagawa R今大会で5番に定着した中川大
  • ozaki R尾崎が180球の粘投を見せるも、勝利は目前でこぼれ落ちた
  • tuchikura R安打を放つ土倉
  • haru R7回3安打完封の快投を見せた春
  • DSC 4137 R尾崎は秋のリーグ戦での雪辱を誓った
  • DSC 0209 R法大は秋に向けて再出発を図る
 
 
 
 
 

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