【準硬式野球】VS慶大1回戦 投手戦で延長突入...打線がつながらず勝利を逃す
六大学準硬式野球春季リーグ戦
2011年5月31日(火)VS慶応義塾大学1回戦
法大多摩グラウンド
雨で延期に次ぐ延期となった最後の試合の慶大戦。立大戦で勝ち点を落としたことで、上位への道を絶たれた法大は有終の美を飾るため彼らは試合に挑んだ。今季は得点力不足が課題として挙げられている法大。見事その課題をクリアし勝利することができるのか。
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0 |
慶 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 2 | 12 | 0 |
(法大)大谷、●松田(1敗)‐櫻山
(慶大)増田、小西、○小野(佑)‐浅井
メンバー
打順 | 位置 | 選手 |
---|---|---|
1 | (9) | 縣 悠太 |
PH | 山内 悠大 | |
9 | 横山 翔 | |
2 | (8) | 宮川 拓実 |
3 | (6) | 阿久津 航太 |
4 | (3) | 茨田 桂太 |
5 | (9) | 西森 雄紀 |
6 | (5) | 金子 明信 |
7 | (2) | 櫻山 大樹 |
8 | (4) | 鈴木 捷平 |
9 | (1) | 大谷 亘輝 |
1 | 松田 知行 |
リーグ戦結果
法政 | 明治 | 慶應 | 立教 | 早大 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 | ●○● | ● | ○●● | ●△● | ○○ | 12 | 4 | 7 | 1 | 1 | |
明 | ○●○ | ●○● | ●● | ●● | ○○ | 12 | 5 | 7 | 0 | 2 | |
慶 | ○ | ○●○ | ○○ | ●● | ○○ | 10 | 7 | 3 | 0 | 3 | |
立 | ●○○ | ○○ | ●● | ●● | ○○ | 11 | 6 | 5 | 0 | 3 | |
早 | ○△○ | ○○ | ○○ | ○○ | ○○ | 11 | 10 | 0 | 1 | 5 | |
東 | ○○ | ○○ | ○○ | ○○ | ○○ | 10 | 0 | 10 | 0 | 0 |
法大の先攻で試合が始まった。先制のチャンスが訪れたのは2回表。この回の先頭打者4番・茨田(スポ2)がヒットで出塁。7番・櫻山(経4)の安打、8番・鈴木(社3)の死球で2死満塁とする。このチャンスで迎えた打者は大谷(スポ2)。自らのバットで得点が期待されたが、ここは慶大バッテリーに打ちとられてしまった。
続く3回、1死から2番・宮川(経2)がヒットで出塁する。3、4番もそれぞれの役割を果たし、2死二、三塁のチャンスで5番・西森(社4)が見事タイムリーを放ち先制することができた。
先発の大谷はリズムよく慶大打線を抑える。さらに野手もここぞという場面で良い守備をみせ、法大が1点をリードしたまま試合は進んでいく。このまま逃げ切れるかと思ったが、そうはいかいなかった。6回裏、2死まではリズムよく抑えていた大谷。ところが2番打者にヒットを打たれると続く3番に三塁打を放たれ同点に追いつかれてしまった。
今季の法大は勝ち越すだけの力が足りない場面が多い。この試合も同点に追いつかれてから力投する投手を助けられずに9回を迎えた。なんとか追加点の欲しい法大は代打に山内(経3)を送る。山内は期待に応え安打を放つが得点にはいたらなかった。その裏もきっちり守り、延長戦に突入した。
更に1点の重さが際立ってくる延長戦。両者一歩も譲らなかったが12回から大谷に代わり松田(経1)が登板する。毎回安打を許すが、守備の助けもあり無失点で抑えていた。ところが、14回ついに捕まってしまう。四球で出塁され、安打などもあり1死満塁というピンチに陥った。ここで得点を許すとサヨナラ負けになってしまう。なんとか守り切りたかったがライトへの犠牲フライで惜しくも慶大に敗れてしまった。松田は1年生ながら健闘したが初黒星となってしまった。
有終の美を飾れるのか。選手たちはそれぞれの思いを胸に慶大2回戦を迎える。(壬生ちえみ)
選手のコメント
鈴木(安定した守備とバッティングでピンチを救い、チャンスを生んだ!!)
―試合を振り返って
ピッチャーが1点に抑えていたので、野手が何とかしてあげたかったです。
―今日2安打ですが打撃の調子は
調子はいいです。
―セカンドは守ったことがありますか
高校1年生の時に守っていました。内野ならどこでも守れます。
―1番の長所は守備ですか
守備には自信があります!
―明日の試合に向けて
野手がピッチャーを助けてあげられるようにしたいです。
大谷(力投も虚しく勝ち越しできず)
―試合を振り返って
みんな頑張ったと思います。でも、負けという結果は結果なので2戦目を頑張っていきたいです。
―調子はどうでしたか
いい方でした。だから、ヒット2本で1点はもったいなかったです。
―失点したボールは甘く入りましたか
ストライクが入らなくて、入れにいったボールが高めに入ったのを逃さず打たれました。相手バッターがよかったですが、置きにいってしましました。
―夏、そして秋に向けてのチームや個人の課題はなんですか
チームはバッティングが課題だと思います。点取れないと勝てないので。守備は守ってくれるので、秋は点が取れれば勝てると思います。個人では、スタミナがなくて途中で気持ちが切れてしまうところがあるので、そこを直していければいいと思います。
松田(ピンチで登場。苦しい場面でマウンドを任された)
―試合をふりかえって
延長戦でずっと大谷さんが投げてたんですが、登板経験の少ない自分が投げれたってことがありがたかったです。試合自体は負けてしまいましたが、そういう経験ができたので嬉しかったです。
できれば勝ちたかったんですが…自分の力不足です。新チームにシフトしたら勝ちたいなと思います!!
―緊張はしましたか
特に緊張はありませんでした。ちょっと力んでしまったところもあったんで自分で思っている以上にプレッシャーがあったのかなと思います。
―バッティングは
初球いけたと思ったんですけどね。恥ずかしいんですが、苦手なのでこれから練習して打てるようになりたいです。
―準硬式野球をやってみてどうですか
高校の時と比べて自分たちで野球やってるって感じが強いです。楽しくやらせてもらっています。以前より野球が好きになりました。