"遠い"連勝。最後まで主導権握れず敗戦。関東大学サッカーリーグ後期 vs拓殖大
関東大学サッカーリーグ戦 第16節vs拓殖大学
10月14日(日)東海大学グラウンド
前節、先発メンバーを大幅に入れ替えたことが功を奏し、見事な内容で亜大に快勝した法大。後期初の連勝を目指して、拓大との一戦に臨んだ。

トータル試合結果
0 法政大学 |
0 | 前半 | 1 | 1 拓殖大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
20分 | 拓殖大 | 内野 裕太 | ー |
メンバー
法政大学 監督:大石 和考 | 拓殖大学 監督:玉井 朗 | ||||
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1 | GK | 今井 達也 | 12 | GK | 大坪 倫之 |
2 | DF | 大野 瑞樹 | 37 | DF | 西本 龍平 |
30 | DF | 田代 雅也 | 13 | DF | 菊野 太紀 |
4 | DF | 樋川 愛輔 | 35 | DF | 小畠 俊貴 |
22 | DF | 岡 直樹 | 6 | DF | 大橋 康史 |
14 | MF | 米田 賢生→高橋(72分) | 34 | MF | 川崎 圭亮 |
28 | MF | 西室 隆規 | 32 | MF | 末松 光 |
16 | MF | 村野 和真→真野(72分) | 19 | MF | 長沢 康平→木野(60分) |
31 | MF | 松田 有平 | 27 | MF | 片 槙吾 |
20 | FW | 松本 大輝 | 14 | FW | 内野 裕太 |
11 | FW | 鈴木 貴大→濱中(72分) | 11 | FW | 本間 優之→西岡(55分) |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 田村 昇大 | 21 | GK | 小林 将也 |
5 | DF | 平 智広 | 2 | DF | 板橋 龍也 |
3 | DF | 松永 亮平 | 33 | DF | 小野 俊樹 |
15 | MF | 星 雄次 | 26 | MF | 谷川 貴也 |
25 | MF | 高橋 健哉→米田(72分) | 31 | MF | 木野 大輔 |
10 | MF | 濱中 祐輔→鈴木(72分) | 30 | MF | 西岡 梧郎→本間(55分) |
7 | FW | 真野 亮二→村野(72分) | 24 | FW | 河野 直登→西岡(92分) |
※(カッコ内)交代した時間を表示しています。
■悪い流れを断ち切れず・・・
法大は、GKに今井、ダブルボランチの右に主将の米田を起用した他は、前節と同じ先発メンバーで挑んだ。序盤から、拓大はロングボールを主にFW内野に競らせ、こぼれ球を中盤で素早く拾って攻撃を仕掛けてきた。これに対し、法大もボールを奪うとサイドに展開。タッチライン際で何とか粘ってボールを繋ぎ、反撃を試みる。11分には、右サイドを突破した松本が中央に折り返し、フリーで走り込んだ米田が決定的なチャンスを迎えるが、シュートはバーの上に外れた。試合が動いたのは20分。PA内での競り合いで、田代が拓大選手を押し倒したとしてファウルの判定。PKを決められ、拓大に先制点を許してしまう。その後は好機を作ることができず前半を終えた法大は、後半に入っても、悪い流れを引きずる。球際の強さや攻守の切り替えで遅れをとり、パスが繋がらない時間が続いた。閉塞感を打破すべく、大石監督は72分に3つの交代枠を一気に使いきり、勝負に出る。
■まだ終われない
賭けとも言える「3枚替え」は効果を発揮する。特に、キープ力に優れる濱中がパスワークを操り攻撃にリズムが生まれ始める。79分には真野が右サイドを切り裂きクロス、濱中が強烈なシュートを放つがGKがセーブしCKに。今度はそのCKの流れから、西室のフワリと浮かせたクロスに田代が頭で合わせるが、枠外。得点こそならずも、可能性を感じさせる一連のプレーだった。しかし、終盤は両チームにファウルが目立つ展開で、なかなか足とボールを前に進めることができず、法大はチャンスを作れない。最後に残されたロスタイム4分も生かせず、無念のタイムアップとなった。
この結果、前節縮めた昇格圏との勝ち点差は、再び10にまで開いた。次節は、「ホーム」である城山で、文字通り背水の陣となる。(深澤 康平)
■監督・選手の試合後のコメント
■MF 米田賢生(4年・主将)
-今日の試合を振り返って
PKでの失点はもったいなかったです。でも今日はチャンスが少なかった。
-(チームとして)パスミスが目立っていましたが。
連動がありませんでした。それがチームとしての課題だと思います。
-途中交代でしたが。
今日は中盤でセカンドボールを拾えなかった。フレッシュな選手を入れたいという監督の意向やゲームプランもあったと思う。
ー次節に向けて
もう負けられないですね。勝つしかないです。
■GK 今井達也(4年)
ー試合を振り返って
PKの部分は見ての通りです。全体的に悪いところは少なかったと思いますが、あと一歩の詰めが甘かったと思います。
-PKは反応されていましたが。
拓殖大の前節の試合から左に蹴ることがわかっていたので読んでいたのですが、少し合わなかったですね。
ー前節は3失点でしたが、今節はPKの1失点のみでした。修正をされたのですか。
とくに何かを修正したのではなく、ただ”勝ち”に対して貪欲にピッチの上で体張ることを大事にしました。もう一段階二段階一生懸命頑張ろうという気持ちです。何かを変える修正するというわけではなく。
■MF 西室隆規(2年)
ー今日の試合を振り返って
PKかどうか判定は分からないんですけど、点を取られた後にチャンスがあったにも関わらず1点2点と決めきれなかったところがまずかったと思います
勝ちたかったです。
ーここまで後期は連勝がまだありませんが
リーグ戦で連勝できるっていうのは1つの強さだと思いますし、やっぱり連勝できないと波に乗れないと思います。
連勝するためには普段の練習の積み重ねだと思うんで、そこからしっかりやっていきたいと思います。
ー途中交代の選手が入ってから少し流れが変わりましたね
3人共みんな上手い選手なんで、入ってから前にいく意識がチームにできました。そこで1点取れれば波に乗れて逆点できたと思います
ー西室選手自身の出来はどうでしたか
ボールを展開して、自分の持ち味である長短のパスっていうのをもっとやれると思うんで、これから頑張っていきたいと思います
ー今後への意気込みをお願いします
まだリーグ戦終わっていないんで、昇格の望みがある限り、チーム一丸となって勝ちにいきたいと思います。優勝したいです
■MF 松田有平(2年)
―悔しい敗戦になりましたが。
そうですね。まだ連勝したことがなかったので、したかったです。最初のPKで(試合を)決められてしまって、非常に残念です。
―前半から左サイドを狙われていた印象があります。守備面で前から取りに行けなくて、オフェンスでもボールを回せなくて、前半はダメでしたね。
―相手はロングボールを多用してきましたが。
MFの所でセカンドボールを全部奪われたというのが、それが全てだと思います。
―攻撃面でパスのテンポが悪かったが、課題は?
前半は、ボールが来てから考えるという感じで、ダイレクトのプレーが少なかった。逆に後半は、ダイレクトでポンポン回すことが出来た。ボールが来る前に考えることが出来れば、もっとよくなる。
―今季はなかなか連勝ができていません。足りない部分は?
前節に大幅にメンバーを入れ替えて、気持ちの面では今日も入っていたと思うんですけど、まだ少し足りない所があるのかなと。修正していきたいと思います。
フォトギャラリー
”3枚替え”で攻勢をかける後半27分
ルックアップし中の味方を探すMF村野
細かいステップで、味方のフォローを待つFW鈴木