チームまとまらず...神大に完敗 関東大学サッカーリーグ前期 vs神大
関東大学サッカーリーグ前期
VS 神奈川大学
5月19日(水)
会場:横浜市三ツ沢公園陸上競技場
第7節までを終えて1勝1分5敗の11位と低迷している法大。ここ2試合は後半ロスタイムに勝ち越しを許し連敗と苦しい戦いが続いている。この状況を何とか打開したい中で迎えた今節の相手は、同じく下位に沈む10位の神大。勝ち点差をこれ以上広げられないためには是が非でも勝利したい相手だ。会場となった三ッ沢公園陸上競技場は激しい雨に加え、強い風が吹き荒れる悪天候。この悪天候をも吹き飛ばすような、法大選手たちの活躍に期待したいところだ。

試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 2 | 2 神奈川大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
20分 | 神大 | 佐々木翔 | 鈴木将也 |
44分 | 神大 | オウンゴール | ─ |
53分 | 神大 | 小倉大輔 | 鈴木将也 |
警告
時間 | 大学 | 選手名 |
---|---|---|
13分 | 法大 | 川崎将也 |
メンバー
法政大学 監督:水沼貴史 | 神奈川大学 監督:木村哲昌 | ||||
---|---|---|---|---|---|
12 | GK | 土田健太(4) | 21 | GK | 平田 涼 |
5 | DF | 倉田健生(4) | 14 | DF | 大和 葵 |
26 | DF | 平 智広(2) | 16 | DF | 鈴木達哉 |
27 | DF | 畑 共哉(2) | 15 | DF | 成田進太郎 |
36 | DF | 大野瑞樹(1) | 8 | DF | 澁谷 嶽→中村(79分) |
7 | MF | 相原 辰(4) | 7 | MF | 鈴木将也 |
18 | MF | 小檜宏晃(3) | 6 | MF | 佐々木将 |
23 | MF | 川崎将也(2)→山岸(HT) | 27 | MF | 赤松芳美→工藤(84分) |
24 | MF | 米田賢生(2)→風岡(83分) | 10 | MF | 田村 聡 |
11 | FW | 深山翔平(3) | 24 | FW | 小倉大輔 |
37 | FW | 村野和真(1)→深町(HT) | 11 | FW | 村岡拓哉→平塚(74分) |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 平加 涼(3) | 12 | GK | 高橋拓也 |
3 | DF | 片根健児(4) | 2 | DF | 佐藤 拓 |
32 | DF | 木村高彰(1) | 5 | DF | 中村陸真 |
6 | MF | 山岸純平(4) | 17 | MF | 工藤隼人 |
14 | MF | 風岡俊亮(4) | 26 | MF | 中武駿介 |
19 | MF | 浅田大樹(3) | 32 | MF | 平塚拓真 |
8 | FW | 深町伸太朗(3) | 19 | FW | 木原 将 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
痛い失点
この日の法大は前節からスタメンを7人入れ替え、システムもリーグ戦開幕当初の4-4-2に戻して試合に臨んだ。第5節、慶大戦以来となる先制点が欲しい法大だったが先にチャンスを掴んだのは神大。20分、相手CKを一度は深山が頭でクリアするも迎えた二度目、鈴木(将)が蹴ったボールは中央で待ち構えていた佐々木の頭にピタリと合わさり失点。またも先制を許してしまう。対する法大は早く追いつきたいところだったが、攻撃が単調になり、ボールを簡単に奪われる場面も目立つようになってしまう。終盤には神大オフェンス陣に再三攻め込まれるが、ここはDF陣が粘り強く守り追加点を許さない。しかしこのまま前半が終了するかと思われた44分、相手のCKを法大選手がクリアしようと頭で合わせたボールはそのままゴールに吸い込まれ2失点目。嫌な時間帯に追加点を与えてしまう。結局0-2で前半終了。2点を追う厳しい展開で後半を迎えることになった。
見えない出口
法大は後半開始から山岸、深町(伸)を投入しまずは一点を狙いにいく。しかし後半も先に動いたのは神大。8分、ペナルティエリア付近でパスを繋がれ最後は小倉が右足でシュート。これが鮮やかに決まり0-3。鈴木(将)にはこの日2アシストを決められ、反撃の出鼻をくじかれてしまう。一矢報いたい法大だったが3点のビハインドは大きく、その後はチャンスもあまり作れない。GK土田が最後尾から声を出してチームを鼓舞するも得点の気配は無く、時間だけが過ぎていってしまう。33分には前節ゴールを決めた風岡を投入するも時すでに遅し。このままロスタイム2分も経過し試合終了。0-3の完敗に終わった。この日は最下位の拓大も敗れたため、法大の最下位転落は免れた。しかし11位と置かれている状況は依然厳しい。前期リーグ戦も早いもので残るはあと3節。ここからどれだけ勝ち点を積み重ねることができるだろうか。(須賀めぐみ)
監督・選手の試合後のコメント
水沼貴史監督
―試合を振り返って
力なんだろうなとは正直思います。(選手たちが)動けないし、動かないですね。
―メンバーとシステムの変更について
メンバーもやり方も変えてはみたけれどしっくりこない。どんな形でも動けないし、動かない...難しいですね。選手たちにも戸惑いがあるのかもしれないけれど、もっとサッカーをシンプルにボールを持つ、運ぶ、動く、作る、というのを出来ないと厳しいと思います。
―またも3失点
今日もセットプレーから2つ失点してしまって、それが相手の特徴だとはわかっていたので、押さえられなかったことは痛いですね。
―チームの状況があまり良くないが
みんなわかっていることだと思います。ただ自分が言った方が良いのか、選手たちに任せた方が良いのか...。今年は"チェンジオブスタイル"というスローガンでいろいろ変わろうとしてますけど、変わりきれていない人と変わろうとしている人の差かなとは思います。
―国士大戦に向けて
何とか勝ち点を取れるように頑張っていきたいです。
MF 小檜宏晃(3年)
―久々の出場だったが
みんながみんな勝ちにこだわり過ぎていたところがあって、立ち上がりは硬かったなと思います。もっと落ち着いてみんながやればもっといい結果になったと思うんですけど。
―雨による影響
晴れに越したことはないんですね。ボールも滑るので、やはり晴れよりはやりにくい感じはありました。
―3失点という結果について
守れない失点ではなかったというのが率直な気持ちで、セットプレーから2失点、前半にああいう形で失点したので、後半臨む上でモチベーションが低くなっちゃうし、守れる失点だったのでまだまだ詰めが甘かったですね。
―今のチーム状況
今日が終わって、4年生が吹っ切れた部分もあるので、これからはもっと失点をなくして、詰めるとこは詰めて、国士舘戦では勝ち点を取りたいし勝つしかないので頑張ります。
―個人の課題
チームが勝つためには点が必要なので、自分が前でやってる以上は点を取らなきゃいけないですし、チームでもそうですし、自分もやっぱり得点が取れなくちゃ勝ちはないので。
―国士大戦に向けて
出たら出たで、今日みたいな試合は絶対無しだと思うので、堅くなりすぎず、緩すぎず、いい感じの気持ちで取り組めたらいいと思います。絶対勝てるように頑張ります。
DF 平智広(2年)
―今日の試合を振り返って
今日は全然ダメでした。チーム的にも個人的にも試合になっていなかったです。
―チームの雰囲気
結果が出てないので、良くないです。ただ、4年生が中心になってチームを引っ張ってくれているので、下級生がもっとついて行かないといけないと思います。
―フォーメーションを戻した意図
今日の試合の目的が後ろからボールをつないでビルドアップすることで、4ー4ー2の方が回しやすいからです。だけど今日はあまりつなげていなかったので、それが課題です。
―今後の課題
立ち上がりに失点して相手のペースになってしまうことが多いので、前半45分の入り方が今後の課題です。
―次節の国士大戦に向けて
出るチャンスがあれば、後ろは0で抑えて絶対勝ちたいです。
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