団結力を武器に、5試合ぶりの勝利!関東大学サッカーリーグ後期 VS桐蔭大

関東大学サッカーリーグ戦 第20節 VS桐蔭横浜大学
11月10日(土)東洋大学グラウンド

前節は首位独走の東洋大を苦しめたものの、終了間際の失点で敗戦、目の前で相手の昇格と優勝を見届ける結果となってしまった法大。こちらも勝てば昇格が確定する2位・桐蔭大との一戦で、意地を見せられるか。得点ランク首位を争う法大・松本と、桐蔭大・青木のストライカー対決にも注目が集まる中、果たして・・・。
 

試合結果

トータル試合結果

3
法政大学
前半 0 1
桐蔭横浜大学
後半

得点とアシスト

時間大学得点者アシスト
16分 法大 松本大輝
49分 法大 松本大輝 上星脩大
53分 法大 松本大輝 松田有平
84分 桐蔭大 坪井秀斗

メンバー

法政大学
 
桐蔭横浜大学
 
21 GK 田村昇大 1 GK 島崎恭平
2 DF 大野瑞樹 2 DF 川本俊輔
13 DF 木村高彰 3 DF 野上結貴
19 DF 宗近慧 13 DF 香西克哉
22 DF 岡直樹 19 DF 金子雄祐
15 MF 星雄次→米田(65分) 7 MF 山根視来
32 MF 内山勇輝 8 MF 山崎将→坪井(59分)
20 MF 松本大輝 9 MF 大泉和也
31 MF 松田有平→村野(89分) 10 MF 引間俊也
9 FW 深町健太→上星(45分) 20 FW 福島翔太郎
23 FW 清水道浩 11 FW 青木翔太
サブメンバー
1 GK 今井達也 21 GK 吉田裕司
3 DF 松永亮平 12 DF 久保昌成
5 DF 平智広 5 MF 平山玲央
14 MF 米田賢生←星(65分) 16 MF 能條奏一
7 MF 真野亮二 18 MF 岡本洵
16 MF 村野和真←松田(89分) 29 MF 谷中隆太   
34 FW 上星脩大←深町(45分) 34 FW 坪井秀斗←(59分)

※(カッコ内)は、選手の交代した時間を表示しています。

 
■まずは守備から
法大のこの試合へのアプローチは、慎重に「まずは守備から」であった。プレーが途切れるたびに選手たちが積極的に声を掛けあい、それぞれのポジショニングを細かく修正していく。連動した守備でパスコースを寸断し、相手に厚みのある攻撃を許さなかった。試合序盤は、大きなピンチもないがチャンスもない、と言える時間が続いたが、「いい守備から入れば、いいゲームになる(大石監督)」の言葉通り、流れは徐々に法大へと傾く。
14分、PA内に侵入したFW深町が倒され、PKを獲得。松本がしっかり右隅に流し込んで先制点を奪うと、昇格へのプレッシャーで動きが硬くなる桐蔭大に対し、各エリアでのプレスが決まる場面が増えていった。
それだけでなく、攻撃面でも選手が幅広く動いてパスコースを作り、奪ったボールを少ないパス数でゴール前に運ぶシーンが目立つようになった。追加点こそならなかったが、試合運びに確かな手ごたえを感じながら、法大の選手たちはハーフタイムを迎えた。

後半に入ると、開始直後の4分、法大に追加点が生まれる。テンポよくパスをつないで左から右へ展開、最後は交代出場のFW上星とのワンツーで抜け出した松本が、右足で鮮やかなシュートを決めてみせた。さらにその4分後、松本がMF松田の右CKに頭で合わせ、焦る桐蔭台を突き離す3点目。今季の通算得点を15にまで伸ばすエースのハットトリックに、観衆も喝采を送った。

■「チーム一丸」の勝利

67分には交代出場直後のMF米田がPA内でファウルを犯し、桐蔭大にPKを献上してしまうが、GK田村がこれを見事な読みでセーブ。なおもピンチが続く法大は75分、DF宗近が2枚目の警告で退場。84分にはDFラインの裏を突かれ1点を返されるが、最後まで気持ちを切らさず、10人でゴールを死守。試合は3-1で終了し、法大は5試合ぶりの勝利を手にした。

この日の勝因は、なんといっても選手たちの「声」に尽きる。「守備から入ろう!」と、立ち上がりの集中を喚起する声。攻守が入れ替わる時の「切り替えろ!」という声。ピンチの際に「みんな喋れ!」と気持ちを入れ直す声。これらが90分間途切れなかったことがチームに安定をもたらし、それは今季ここまで見られなかった大きな進歩だった。

中盤の底でアグレッシブに戦い、ピッチの誰よりも声を枯らし続けたMF内山は、「チーム一丸となった結果の勝利」を強調する。このメンバーで戦うのは、残り2試合。今節で掴んだ流れを手放すことなく、昇格を逃した悔しさの消えない最終盤を、団結力で駆け抜けたい。
(深澤 康平)

監督・選手コメント

大石 和孝監督

立ち上がり、相手の背後に(パスを)出すという狙いでやっていて、それが点につながっていいゲームの入りができました。ただ、3-0になって退場者を出してバタバタしてしまいました。いかに勝ってる時間帯に切り替えてボールキープができるか。ゲームプランを変える際の意思統一が課題です。
全体的にはボールに行けていましたし、粘り強さが出ていて、よかったと思います。

これまでと比べて、高い位置でボールを奪うシーンが多いように見受けられましたが。

高い位置でボールに対して前から前からいくよう求めました。前から守備にいかせることによって、チームとしてのコミニュケーションを高めることができます。いい守備から入れば、いいゲームになる。そこを明確にしていくことが大事だと思っています。

ースタメンに4年生が1人(内山選手)だけでしたが、来シーズンに向けたチーム作りが始まっているということでよろしいでしょうか。

気持ちの無いチームは勝てないということです。一生懸命やるのが恥ずかしいという雰囲気を払拭したかった。来シーズンを見つめて、というわけではなく、チームカラーを変えていきたかったからです。決して4年生を排除しようとか、そういうつもりはありません。一生懸命やるやつなら下手でも1年でも、使うという方針です。

ー内山選手は、4年生であり、今季2試合目でしたが。

内山は、Bチームの方でやっていて、マネージャーとか、主務でも頑張っていました。決して上手い選手じゃない。ですが、気持ちがあるやつです。
チームの中で頑張ろうという意識が芽生えている中で、重要な選手だと思い、出しました。


ー途中で入った上星(じょうほし)選手は現チームにいないタイプの選手だなという印象を受けましたが

怪我が多い選手で、春から数えても5回くらい、復帰してはすぐに怪我してという状況を繰り返していました。元々いいものは持っていると思うので、これから怪我せず、鍛えていけば良い選手になっていくと思います。

―今季も残り2節ですが。
全部勝つつもりで。チームカラーも変わってきているので、この勢いで勝っていけたらと思います。

内山 勇輝選手(4年)

―久しぶりの勝利となりました。
桐蔭という2位にいるチームに、できれば3―0で勝ちたかったですが、しっかり勝てたことは大きいと思います。
―この1週間、どのような準備をしてきましたか。
前節、1位の東洋を相手に良い試合はできたが、勝ちきれなかった。そこは課題だったので、勝ちきれるように、全員で声を出して、チーム一丸となって頑張ってきました。
―今日は前半から、攻守においてアクションを起こせていましたね。
上級生、下級生関係なく、全体で声を出し合うことができたから、前からアクションを起こすことができたと思います。
―退場者が出てからの戦いについては。
とにかく全員が体を張って、失点ゼロに抑えようと。1失点してしまったが、それはしょうがないから、その次の失点を絶対防ごうと、全員で声を出していけました。
―チームは今、変化の途中だと思いますが、内山選手自身はどのように貢献したいと考えていますか。
僕たち4年生には残り2試合しかない。後輩に受け継ぐものという意味で、しっかりした姿勢を見せて、何か残していきたいです。
 

松本 大輝選手(3年)

ー今日の試合を振り返って。
もう昇格はできないんですけど、残り3試合全部勝とうとチームでなったんで、個人的にも得点が取れてよかったです。
ー前節で昇格の可能性がなくなってからの一週間チームの雰囲気はどうでしたか。
モチベーションの部分で難しいところはあったんですけど、4年生を中心に今年最後3連勝して終わろうってことになって、そんなに皆が気持ち的に落ちることはなかったです
ーハットトリックについてはどうですか。
1点目はチームがとってくれたPKだつたので責任があったんですけど、決めれてよかったです。
ーこれで得点ランキング単独トップです。
あんまり意識はしてなかったんですけど、ここまできたら(得点王を)取りたいです。
ー今後への意気込みをお願いします。
来年のシーズンが自分にとってはラストなので、残りの試合に勝って来年の糧になるように頑張ります。

米田 賢生選手(4年)

ー今日の試合は快勝でしたが。
勝ったんですけど、どうなるかわからなかったというのが、正直な感想です。

ー個人の出来は。
僕自身は途中から入ったんですけど、悪くはなかったかなと。一人少なくなって、CBに入りましたが、まあそれは仕方ないですね。

ー引退が迫っていますが、どんな心境ですか。
1日1日大事に、4年間やってきたことを練習からやっていきたいと思います。

ー残り2試合への意気込みをお願いします。
部長さんも最後なんで、それに向けて残り2試合連勝して終わりたいです。

田村 昇大選手(3年)

―今日の試合を振り返って。
今日は前の人が頑張ってくれて、早い時間に点をとれて。後ろはもう守るだけだったので。本当に周りに助けられたって感じですね。

―失点はあったものの、チームを救うビッグセーブが多かった。
チームの代表として出場してるので。いつも応援もしっかり頑張ってくれてて、結果ださないとと思っていました。まあ運よく止められて良かったです。

―来期を見据えたスタメンで昇格圏のチームに勝てたことは。
それは自信になりました。4年生も含めてみんな頑張っているので、4年生の分も全力でやりました。

―監督からは。
とにかく自分には声だしていけと。それと、みんな最後まで走りきろうということです。

―残りの試合へ意気込みを。
残留はほぼ決まったので、連勝できるように残り2節頑張りたいと思います。

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2017-09-254 R

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