【サッカー】相手の勢い止められず4失点の大敗 関東大学サッカーリーグ第4節 対東国大

関東大学サッカーリーグ戦 第4節 対東京国際大学
2013年4月27日(土)
会場:法政大学城山グラウンド

「もう絶対に勝つしかないので」と大石監督が語った通り、昇格に向けてはこれ以上負けが許されない法大。今節の相手は昇格組ながら現在単独で首位に立つ東京国際大学。今後の上位進出のためにも、ぜひともここで叩いておきたいところだったが、ここまで全勝の相手の勢いを止めることはできず、4失点の大敗を喫した。

20130427-1 R
ドリブルをみせるFW松本

試合結果

トータル試合結果

0
法政大学
0 前半 2 4
東京国際大学
0 後半 2

得点とアシスト

時間大学得点者アシスト
24分 東京国際大 赤崎俊太 佐伯拓磨
35分 東京国際大 赤崎俊太 若井祥吾
56分 東京国際大 小玉敏之 高橋明嗣
60分 東京国際大 小玉敏之 赤崎俊太

警告

時間大学選手名
75分 法政大 村野和真
90分+2 法政大 田代雅也

メンバー

法政大学
監督:大石和孝
東京国際大学
監督:前田秀樹
21 GK 田村 昇大 (4) 21 GK 今野太祐
17 DF 森保 翔平 (4)→清水(71分) 2 DF 伊東駿太
13 DF 木村 高彰 (4) 3 DF 阿部正紀
27 DF 田代 雅也 (2) 5 DF 川島 將
23 DF 三田 尚希 (3) 6 DF 鹿糠智正
6 MF 星 雄次 (4)→村野(HT) 10 MF 若井祥吾→清水(82分)
28 MF 西室 隆規 (2) 11 MF 高橋明嗣
8 MF 大野 瑞樹 (4) 17 MF 小玉敏行
3 MF 岡 直樹 (4) 26 FW 佐伯拓真
14 FW 松本 大輝 (4) 28 FW 青島秀典→佐藤(72分)
9 FW 深町 健太 (4) 23 FW 赤崎俊太 →福島(66分)
サブメンバー
1 GK 四宮 祐貴 (3) 1 GK 上平雄二郎
2 DF 宗近 慧 (3) 29 DF 斉藤健太
24 MF 白石 智之 (2) 15 DF 加藤龍治
11 FW 清水 道浩 (3)→森保(71分) 8 MF 清水亮平→若井(82分)
7 MF 村野 和真 (4)→星(HT) 7 MF 佐藤領→青島(71分)
10 FW 上星 脩大 (4) 19 FW 谷口貴哉
18 FW 鈴木 貴大 (2) 9 FW 福島遼→赤崎(66分)

※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。

戦評

■巻き返しのために

 今節の相手となる東国大は、強固な守備から繰り出されるカウンターが脅威のチーム。昨季まで埼玉県リーグにいたとは思えない戦いぶりでここまで全勝。2部リーグ唯一の3連勝で、首位につけている。
 対する法大は、ここまで1勝2敗となかなか調子が上がらない。今節は前節の敗戦を受け、若干のメンバー変更を施し試合に臨んだ。CBは木村が今季初出場。また、ここまでボランチでの出場が多かった森保を右SBに起用。今シーズン未だノーゴールの松本はFWにポジションを移し、より攻撃に専念し得点を期待された。

■勢いに抗えず

 試合序盤は、意気込みで勝る法大がボールを保持する。しかし、ボランチの西室を中心にパスを回しはするものの、2トップの深町、松本に効果的なボールを供給できずチャンスを作ることはできない。攻めあぐねる法大に対し、東国大はだんだんとその好調さを見せつける。まずは13分、MF佐伯のクロスを中央で待ち構えていたFW赤崎が頭で合わせる。しかしこれはゴール右へ外れ事なきを得た。続く17分にはCKのこぼれ球を再び赤崎がシュート、ここも法大DFが体を張りなんとか防ぐ。しかし24分、佐伯のスルーパスに抜け出した赤崎にゴールを決められ、とうとう先制を許してしまう。
 是が非でもほしかった先制点を奪われた法大。攻めに転じたいところだったが、相手の強固なブロックの前に思うようなプレーができず、パスミスなども目立ち始める。左SBの三田が再三攻め上がりをみせるが、フィニッシュにはつながらない。ゴールが期待されるFW松本も、低い位置でブロックを形成し、スペースを消してくる東国大ディフェンスの前に、自慢のスピードを活かすことができない。
 一方で攻勢を強める東国大は35分、MF若井が法大DFラインのパスミス見逃さずボールをカットし中央へ。これを受けた赤崎が落ち着いてゴールに流し込み2点目を奪う。なんとか前半のうちに1点を返したい法大は、38分に深町がスルーパスからDFラインの裏に抜け出すもシュートには持ち込めない。結局前半はこのまま終了。2点のビハインドを背負ったまま後半を迎えることとなった。

■失点重ねる

 このままでは終われない法大は、ハーフタイムにボランチ星に代えて村野を投入する。これが功を奏したか、後半開始直後は法大のペースで試合が進む。47分には、エリア手前でボールを受けた深町が左足でシュートを放ち反撃の狼煙を上げる。49分にはその村野から左サイドに流れた西室へ正確なロブパス、西室はそのまま中央へボールを送る。これは一度右に流れるが、大野が拾いグラウンダーのクロスをあげ、これに松本が右足で合わせネットを揺らす。しかし残念ながらオフサイド、一点差に迫ることはできなかった。
 ここで決めきれなかったのが災いしたのか、この後は再び東国大に主導権を握られてしまう。56分には左サイドを崩され3点目を。60分にはFW青島にエリア内でボールキープをゆるし、最後は小玉に決められ4点目を奪われる。
 まずは一点を返したい法大だったが、時間の経過とともに足が止まり始め、プレスのききが悪くなる。するとベンチが動き、森保に代えて清水を投入。大野を右SBに、深町を右MFに下げ、2トップを松本と清水のコンビに変更した。これでリズムを取り戻し始めた法大は73分、前半から再三攻撃参加をしていた三田と松本のパス交換からCKをゲット。村野の蹴ったCKはGKにパンチングで防がれたものの、徐々にいつもの連動性のある攻撃を見せ始める。76分には右サイドの深町のクロスを中央の三田がダイビングヘッドで合わせるが、惜しくもゴール右へ。前線の勢いに感化されるかのように、DF陣も奮闘。78分に迎えたピンチも、GK田村が間一髪で防ぐ。そして迎えた86分、清水のシュートのこぼれ球を松本が拾いシュート、入ったかのように見えたが、バーに嫌われこれも得点ならず。
 結局
試合は、このまま得点を挙げることができずに終了。0-4という非常に悔しい結果であり、なにより上位進出へ向けて厳しい局面に立たされた。

■早くも窮地に立たされる

 ここまで4試合を終え、結果は1勝3敗の勝ち点3。得失点差で最下位に沈んでいる法大。例年、開幕序盤は調子が上がりにくいチームであるが、今季はそれが顕著である。
 この状況にある法大の一番の課題は失点の多さだろう。12失点という記録は現在リーグワースト。1試合当たり3失点を喫している計算であり、昨季一年での総失点数(36点)の3分の1に4試合で達してしまっている。そもそも今節の相手東国大は、ここまでのリーグ戦を観てもそこまで得点力が高いチームとは言えない、そのようなチームに4失点というのは、この問題の深刻さを示している。失点数の少ない2チームが昇格した昨季を見習うならば、早急に改善が必要となるだろう。
 一方、ここまで6得点の攻撃面は、物足りなさはあるものの、そこまで不安があるわけではない。しかし、今節のように守備を固めてくる相手を崩しきれない点は課題として挙げられる。下位チーム相手の取りこぼしが目立った昨季と同じ轍を踏まないためにも、セットプレーの精度を今まで以上に高めるなど、得点パターンのバリエーションを増やせるかが鍵となる。また、エース松本に未だゴールが生まれていないのは気がかりだ。ここまでの試合では、全日本選抜に選出されチームを離れた影響からか、周りとの間に感覚のズレが見受けられる。時間の経過とともにこれが修正され、再び昨季のように得点を量産するようになれば、チーム勝利へ大きな手助けとなるのは間違いない。
 大石体制3年目となる今季、残念ながらここまでは昨季までの積み重ねを活かしているとは言い難い。状況は厳しいとはいえまだ序盤、ここから見事な修正を施し、勝利を積み重ねていってもらいたい。(佐藤 康平)

フォトギャラリー

  • 20130427-1 RドリブルをみせるFW松本
  • 20140427-2 RFKを蹴る西室
  • 20140427-3 R運度量豊富な星
 

 

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