【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第9節 vs朝鮮大 終盤のPKで痛い敗戦
JR東日本カップ2013 関東大学サッカーリーグ戦2部
第9節 対朝鮮大学
2013年5月26日(日)
朝鮮大学校グラウンド
前節は関学大に敗れ、またしても連勝はおあずけとなった法大。この敗戦を払拭したい法大は、同じ下位に沈んでいる朝鮮大との試合に臨んだが、終盤のPKを決められ今季6敗目を喫してしまった。
トータル試合結果
0 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 1 朝鮮大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 1 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
86分 | 朝鮮大 | 朴 利基 | - |
警告
時間 | 大学 | 選手名 |
---|---|---|
15分 | 法政大 | 森保 翔平 |
43分 | 法政大 | 西室 隆規 |
70分 | 朝鮮大 | 韓 勇俊 |
82分 | 朝鮮大 | 金 大伸 |
メンバー
法政大学 監督:大石 和孝 | 朝鮮大学 監督:金 載束 | ||||
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21 | GK | 田村 昇大(4) | 1 | GK | 李 在根 |
13 | DF | 木村 高彰(4)→白石(HT) | 2 | DF | 李 永照 |
2 | DF | 宗近 慧(3) | 15 | DF | 趙 顕一 |
27 | DF | 田代 雅也(2) | 22 | DF |
慎 鏞紀 |
5 | MF | 岩渕 貴哉(4) | 23 | DF | 安 泰永 |
28 | MF | 西室 隆規(2)→高橋(87分) | 6 | MF | 任 良太 |
17 | MF | 森保 翔平(4) | 7 | MF | 尹 昌洙→金(77分) |
23 | MF | 三田 尚希(3) | 17 | MF | 高 志煌→姜(89分) |
16 | MF | 松田 有平(3) | 21 | MF | 康 貴成 |
14 | FW | 松本 大輝(4) | 14 | FW | 朴 利基 |
18 | FW | 鈴木 貴大(2) | 16 | FW | 韓 勇俊→高(74分) |
サブメンバー | |||||
12 | GK | 袴田 祐人(3) | 18 | GK | 朴 将誠 |
8 | DF | 大野瑞樹(4) | 24 | DF | 鄭 壮輝 |
3 | MF | 岡 直樹(4) | 11 | MF | 金 大伸→尹(77分) |
6 | MF | 星 雄次(3) | 12 | MF | 姜 光→高(89分) |
24 | MF | 白石 智之(2)→木村(HT) | 9 | FW | 高 尚人→韓(74分) |
15 | FW | 高橋 健哉(3)→西室(87分) | 10 | MF | 周 祐慶 |
9 | FW | 深町 健太(4) | 19 | FW | 朴 翔惟 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
■チャンスは作るも
法大のシステムは今節も3-5-2。中盤は前節から星に代わって岩渕が先発で出場した。中盤に人数をかけたこともあって、序盤から法大はパス回しがうまくいく。法大は21分、左サイドをパス回しで崩すと、最後は三田がシュートを放つが、これはGKがキャッチ。32分には松本が左サイドをドリブルで突破するが、シュートまで持っていけない。その2分後、岩渕が中央エリア外からボレーシュートを放つが、わずかにゴール左へ逸れてしまう。前半終了間際の44分にも法大にビッグチャンスが。ロングボールを松本が頭で落とし、鈴木が左足でシュート。これもわずかにゴール左へ。何度か惜しいチャンスは作るも、法大はゴールを奪えず、前半は終了した。
■終了間際に悪夢
法大は木村を下げて白石を投入、森保を一列下げて右サイドバックにして、4-4-2の布陣で後半に臨んだ。前半とは打って変わって、後半は朝鮮大に試合を支配される展開に。62分、FKから相手選手にフリーでシュートを打たせてしまうが、ボールは枠外へ逸れ、難を逃れる。その10分後、ロングボールを森保が頭でクリアしたが、ボールは自陣ゴール上へ。あわやオウンゴールとなりかけた。その後も相手選手のヘディングシュートがポストに直撃するなど、何度もピンチを迎えた法大だが、なんとか守り切る。このまま試合は終了するかと思われた86分、エリア内で三田がハンドを犯してしまい、朝鮮大にPKを与えてしまう。これをゴール左下に決められ、0-1。その後法大は反撃を試みるも、ロスタイムに途中交代で入った高橋のシュートがクロスバーを叩くなど、運にも見放され試合は終了した。
■気持ちを!!
9節を終えた時点で、法大は2勝1分6敗で11位となっており、降格圏内で前半戦を終えることとなった。昨季の終盤戦は、実に流動的で、攻撃的なサッカーを法大は見せていて、今季に期待を持たせる形でシーズンを締めくくったはずだった。しかし、今季その面影が感じられない。出場しているメンバーは、昨季終盤とそれほど大きく変わっていないにも関わらずだ。「気持ち」、今季大石監督がよく口にしている言葉だ。今季は試合中のミスがきっかけで勝ち点を落とすことが多いが、そのミスを断ち切り、反撃しようとする気持ちの切り替えがうまくいっていないように感じる。昨季終盤の好調の原動力ともなっていた内山勇輝さんはこう話していた。「全員で声出して、練習中からそうなんですが、やろうとする姿勢、“頑張る”っていう姿勢が最後出てきた結果、最後の3連勝につながったのかなと。きっかけとして“サッカー”が変わったかというと、今まで通りだと思います。戦術的な部分は特に変わっていません。最終的なところは気持だったのかなと思います。」この不調を脱するには「気持ち」が鍵となってくるはずだ。リーグはしばらく中断するが、この期間でチームがどう変わるのか。1部昇格を掲げていた法大の反撃を期待したい。(池田 勇介)
コメント
大石監督
―今日の試合を振り返っていかがですか
運がないという感じですね。もっと気持ちを出さないとダメだと思うし、前半に決めれるところで決めないと、こうなっちゃうのかなと。今は自信のない状態だけど、これを破っていく気持ちの強さをつけていく必要があると思います。後は練習するしかないです。今日もミスが多かったけど、ほとんどイージーミスだったので、練習でそこを改善していきたいと思います。
―前半の3バックに変えて、後半は4バックでしたが
攻撃的に行きたかったので、中盤で余っていた選手をサイドに押し出して、4トップにしました。
ー前半戦ここまでを総括して
最初に自信を無くしてしまって、自分たちで落ちていっちゃう。ミスをして点を取られちゃったとしても、その後に取り返すぞっていう気持ちを見せられなかったですね。吹っ切れずに、悪い方へ気持ちが傾いていく悪循環に陥っている。メンタルの問題ですよね。だから運とかも、メンタルの部分で持って来るものなので。後は4年生がどれだけ引っ張っていけるかですよね。今4年生が中心となってリーダーシップを取れない状態なので、これをどうするかというのも問題です。チームでガキ大将的な選手がいないので。
―リーグ戦はしばらく中断しますが、この期間でチームをどう立て直して行きますか
とにかくトレーニングするしかないですね。イージーミスが多いけど、これは練習でしか改善できないんでね。そこに尽きると思います。
西室選手(2年)
―今日の試合を振り返って
中断前の最終戦ということでしたが、勝つという結果が出せなくて悔しいです。
―今日はなかなか攻めきることが出来なかったという印象を持ちました
ボールを保持する時間が少なく、縦のボールを蹴りあう展開になってしまった。押し込まれた時に、それでも前に出る余力が残っていなかったので、攻めきれずボールを失ってしまったなと。
―サイドからの崩しに関しては
もっと自分がみんなの近くに寄ってサポートできれば、ワンタッチ、ツータッチで相手を剥がして、リズム良く攻撃できた。そこは練習していくしかないですね。
―前節に比べて、守備の局面での出来はどうでしたか
もっとボールに行くことを試合前から言われていたので、セカンドボールもファーストボールも行けていた。守備は前よりは改善されていると思う。でも点を取らないと勝てないので、もっと攻撃に厚みを加えて、質を高めていきたいと思います。
―今後に向けて
下位にいるのは、法政にいるのにもったいない。法政のプライドを持って、巻き返せるように練習したいです。
松本選手(4年)
リーグ戦まだ前期終わっただけなんで、後期全勝する勢いでひとつでもいい順位にいけるように頑張ります。