【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第10節 vs東学大 1点を守り切り勝ち点3獲得
JR東日本カップ2013 関東大学サッカーリーグ戦2部
第10節 対東京学芸大学
2013年9月4日(水)
古河市立古河サッカー場
チームの不振もあって、前半戦を11位で終えた法大。満を持して臨んだ後半戦初戦、法大は開始早々に松本のゴールで先制し、その1点を最後まで守り切って勝ち点3を獲得することに成功。昇格に向けて、上々の出だしとなった。
試合結果
トータル試合結果
1 |
1 | 前半 | 0 | 0 東京学芸大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
4分 | 法政大 | 松本大輝 | ー |
警告
時間 | 大学 | 選手名 |
---|---|---|
35分 | 東学大 | 荒木啓太 |
57分 | 法大 | 高橋健哉 |
82分 | 法大 | 星雄次 |
メンバー
法政大学 監督:大石和孝 | 東京学芸大学 監督:西園聡史 | ||||
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1 | GK | 四宮祐貴(3) | 12 | GK | 須賀健太 |
17 | DF | 森保翔平(4) | 5 | DF | 廣木雄磨 |
2 | DF | 宗近慧(3) | 4 | DF | 脇本昇成 |
27 | DF | 田代雅也(2) | 2 | DF | 大里康朗 |
30 | DF | 永戸勝也(1) | 20 | DF | 京田寛治 |
5 | MF | 岩渕貴哉(4) | 15 | MF | 菅佑也→冨澤(88分) |
28 | MF | 西室隆規(2)→星(55分) | 8 | MF | 佐々木陽次 |
9 | MF | 深町健太(4)→白石(79分) | 23 | MF | 平田惇 |
16 | MF | 松田有平(3) | 19 | MF | 荒木啓太→五十嵐(HT) |
14 | FW | 松本大輝(4) | 9 | FW | 岡卓磨 |
15 | FW | 高橋健哉(3) | 13 | FW | 中村風太→遠藤(69分) |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 田村昇大(4) | 22 | GK | 岡島秀 |
8 | DF | 大野瑞樹(4) | 3 | DF | 成田一輝 |
13 | DF | 木村高彰(4) | 25 | DF | 冨澤右京→(88分) |
6 | MF | 星雄次(3)→西室(79分) | 32 | MF | 藤野友則 |
7 | MF | 村野和真(4) | 18 | MF | 五十嵐亘→荒木(HT) |
24 | MF | 白石智之(2)→深町(55分) | 11 | MF | 遠藤真→中村(69分) |
18 | FW | 鈴木貴大(2) | 7 | FW | 山崎直之 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
■電光石火の先制劇
雷雨の影響で30分遅れでスタートしたこの一戦。試合は開始早々動く。4分左サイドの松田が中へスルーパスを送ると、DFラインを自慢のスピードで抜け出した松本がGKとの1対1を制し、法大が早い時間帯でゴールを奪うことに成功する。その直後にも、左サイドの松本からの折り返しに深町がシュートを放つなど、法大は序盤からペースを握っていく。守備でも、田代が危険なクロスボールをクリアするなど、集中した守りで相手にチャンスを作らせない。キレのあるドリブルを見せる松本や、果敢に攻撃参加する森保を中心に多くのチャンスを作り出したが、追加点は奪えず、前半は終了した。
■久しぶりに勝ち得た勝ち点3
後半に入っても法大は積極的な攻撃を見せる。52分、法大は中盤でパス回しをすると西室、松本と繋ぎ、最後は高橋がシュートを放つもこれはGK正面に。徐々に東学大もチャンスを作り出していき、12分にはエリア内での混戦から何度かシュートを放つが、法大守備陣が懸命に跳ね返し、ゴールを死守する。18分には、スルーパスから危険な場面を迎えるが、GK四ノ宮が果敢な飛び出しでピンチを防ぐ。雨が降ったり止んだりの不安定な状況が続く中、法大は追加点は奪えなかったものの、集中した守備で東学大に最後までゴールを許さず、後半戦初戦を勝利で飾ることに成功した。
不調に陥り、勝ち点を取りこぼし続けた前半戦、反撃するも1回戦で敗退することになってしまった総理大臣杯から、チームは生まれ変わった。前半戦課題が浮き彫りとなっていた守備陣、この試合では最後まで集中を切らさず無失点に抑えた。パスは回せるものの、シュートまで持っていけないことの多かった攻撃面でも、素早くゴール前までボールを運び、シュートで終える場面が多く見られるなど、チームは夏を通して大きく成長した。2位駒大が今節負けたことで、法大との勝ち点差は11と縮まった。悲願の昇格に向けて、全勝を目指す法大。「次勝たないと今日勝った意味が無くなる」と大石監督が語るように、次節の駒大戦は本当に重要な一戦となる。(池田 勇介)
コメント
大石監督
―後半戦初戦を勝利でスタートしました。今日の試合を振り返って
そうですね。内容的にはいまいちなところがありましたが、精神的な強さというものが出てきたなと思います。前半戦だったら1-1に追いつかれてもおかしくないゲームでしたけど、その辺が少し成長したかなと思います。後半戦全勝するためにはこういうゲームが必要になってくると思うんでね。前半戦あまりにも簡単に失点を許してしまっていて、守備から入るのが大事だと思っていたので、最初の試合としては良い試合が出来たと思います。
―今日は無失点で終えましたが、守備陣への評価は
マークの置き所などに少し不安はありますけど、シュートをあまり打たせなかった所も含めて、よく耐えてくれたなと評価したいです。
―もう1点取れていれば、もう少し楽な展開になっていたと思いますが
そうですね。決定的な場面もありましたから、そこを取れていたらという思いはあります。でもこちらも危ない場面が2回ほどあったので、しっかりそういうところを修正して次に繋げていきたいなと思います。次勝たないと今日勝った意味が無くなるので、次の対戦相手の2位駒沢も今日負けているので、絶対に勝って勝ち点差を縮めたいですね。昇格のためには、後半戦は連勝するするしかないので、今日みたいなゲームを続けていきたいですね。
―今日の水を多く含んだピッチコンディションはどうでしたか
法政にとっては良くなかったです。ここは芝も長いし、いつも人工芝の短いボールがよく走るところでやっているので、そういった意味では最初に選手に早く慣れるように言いました。うまく対応してくれて良かったです。
―総理大臣杯が終わってから合宿などはありましたか
総理大臣杯が終わってから、静岡へ遠征に行きました。そこで清水エスパルスとやったりして、試合をこなしました。
―その遠征ではどういった点を重点的に強化しましたか
守備が課題だったので、前半戦全然出来ていなかった「ボールに行く」ということを徹底しました。ボール保持者に厳しくプレスに行って、早くボールを奪うということを重点的にやりました。攻撃のほうでは、相手の裏を狙うということ。松本大輝のストロングポイントも裏への抜け出しが速い所なので、それをフルに生かそうということでやってきました。チームのやり方もシンプルに、以前のようにパスで繋いで繋いでじゃなくて、スキがあればダイレクトプレーで一発狙うことを意識してやらせました。