サッカー
 

4年生ロングインタビュー 平加選手×浅田選手

平加涼×浅田大樹 
取材日:2011年12月15日

 今季チームの目標である1部昇格はならなかったが、後期の巻き返しにより、最終節まで優勝争いをすることができた。そんなチームを引っ張ったのが4年生の選手たちである。今回はその中でキャプテンの平加選手と浅田選手に今季を振り返っていただいた。

20111215
4年生GK平加(左)DF浅田(右)

ー最終戦を振り返って

平加 選手みんな、この試合の重要性というのを認識して、ウォーミングアップから試合前までは、良い準備ができていたんですけど、逆に負けちゃいけない、勝たなきゃいけないというプレッシャーを試合中に感じてしまった。最終戦の前からもっと強いメンタルを持たなければいけないと思いました。試合に負けた後は、個人的には後輩たちに申し訳ないという気持ちが凄く強くて、本当に前を向けない状況だったんですけど、手を差しのべてもらって、このメンバーでやれて良かったなという思いになりました。

ー試合前は緊張感はかなりありましたか

平加 そうですね、いつもの試合よりはあったと思います。僕たちは4年生なので、(1部に)上がるか、上がらないかだったんですけど、下の学年にとって今年は1部でやれるかってことで凄く重要な年で、彼らの気持ちも強かったと思います。

浅田 勝てば昇格、負ければ3位以下ということで、1―0でも2―0でも勝てば上がれたんですけど、勝たなきゃいけないというプレッシャーが11人にあったと思うし、4年で出てるのが俺と平加だけで、2人で引っ張るのはキツくて、前線にも欲しくて。俺らはDFとGKなんで、前にもう1人4年がいれば、前を引っ張ってもらって、何とかなったんじゃないかと、今振り返ると思ったりもします。

ーベストイレブン受賞ということで、伸びた部分成長した部分はどこでしょうか?あわせて今季の総括もお願いします

浅田 サイドバックとして上がりを強く意識したシーズンでした。結果として得点力が伸びたと思っています。今季は中断期間の韓国遠征が印象に残っています。走り込みの夏になりました。それと韓国のプロチームにいい試合ができたことで後半戦に向けいい自信になりました。そこでチームのコミュニケーションを深められた気もします。

ー今季のベストゲームは?

浅田 首位決戦だった日体戦ですね。

ー徐々に出場機会を増えたことについて、今季の総括とともにお願いします

平加 前期は就活ということもあったのですが、試合に出れず悔しさがありました。最高学年である以上試合に出ることがチームへの貢献だと思っていたのでものすごく歯がゆかったです。ただその歯がゆさ、くやしさがあったおかげで、腐らず一人のトレーニングでもモチベーションが保てたのだと感じています。今季のベストゲームは自分も同じで後期の日体戦ですね。ピッチには立てませんでしたが、ベンチから見ていて、チームの好調を強く感じ取れました。

ー大学4年間を振り返っての総括をお願いします

平加 自分は浅田と違って4年まで試合に出られなかったので、中学や高校では、一生懸命努力すれば絶対に試合には出られたんですけど、大学では100%の努力をしてもどうしようもない才能みたいなものがあって、そういう意味では大きい壁にぶつかって、もがき苦しんだ4年間でした。でも苦しむ中で、試合に出られなくてもチームに貢献する、この学年をまとめるにはどうすればいいかというのを常に自問自答しながらやってきて、本当に充実していました。これから社会人になっていく中でも、この経験は活きていくんじゃないかなと思います。と同時に、僕は北海道出身なんですけど、九州であったり福島であったり、東京とか、全国から集まって法政大学サッカー部でできたというのは、ちょっと彼女見つけるくらい難しい確率だと思うので(笑)、そういう仲間とやれたというのは大きいと思います。

浅田 僕が入部する前の法政は、本田拓也さん(現・鹿島アントラーズ)とか凄い選手たちがいっぱいいて、それを見て僕も法政に入りたいと思って、最初はグラウンドが土で、雨の日はドロドロになってやってたし、人工芝に変わって、環境は良くなっていって、サッカーの面でも自分は成長できたと思います。でもチーム的にはどんどん順位が下がっていって、最終的には4年で2部を経験して。その中でいろんな指導者に出会えて、今はヴェルディの川勝さんや、水沼さんや、大石さん。そういったいろんな指導者に出会って、僕たちの代は違った考えを持つ指導者の下で毎年サッカーができて、それは良い経験になったと思います。僕は3年で試合に出られない時期もありましたし、正直なんで自分は出られないんだと思った時期もありましたが、それは監督が決めることであって、そういう悔しさを持って4年生になって試合にずっと出られるようになって、チームとしては昇格できなかったけれどベストイレブンに選ばれて、次のサッカーをできる環境にも進めますし、4年間で得たものは大きいと思います

ーこれまでのサッカー人生について(自分にとって最大のハイライトは)

平加 小6の時にバーモントカップで優勝したことです。自分達が地元の少年団のチームだったにもかかわらず、決勝で東京Vのジュニアに勝ったからです。今思うと相手は明大の高木や、流経大の比嘉などが居て、すごいメンバーでしたね

浅田 高校サッカーの東京都予選決勝で、西ヶ丘競技場を埋める大観衆の中、ゴ―ルを決めて、全国に行けたことです

ー今までサッカーに充てていた時間を今何に使っていますか

平加 とりあえず遊んでます(笑)遊ぶ経験も必要だと思うので

浅田 自分も体を動かしつつですが遊んでいます

ー主に誰と遊んでますか

平加 やっぱりサッカー部の仲間ですね

浅田 サッカー部の仲間といるのが一番落ち着きます

ー今後どのような形でサッカーに関わっていきたいですか

平加 自分は北海道出身なんですけど、関東でサッカーをやってきたこの経験を生かして、北海道のサッカーのレベルを上げていきたいですし、お世話になった人達に恩返しをしたいです。

浅田 プロに入って活躍できる選手を目指したいです

ースポホウは大学サッカーを広めるため力不足の所があると思っています。選手側から見て大学サッカーがもっと盛り上がるために必要なことは何だと思われますか

浅田 集中応援はよかった。一回きりじゃなくて、どうにかその回数を増やしてもらえればと思う。

平加 力不足と言われましたが全くそんなことはなくスポホウのみなさんには本当に感謝しています。ただ選手自身が動かなければいけないところもあると思います。本来サッカー部は法政の広告塔にならなければいけない。ビラ配りなどをしたこともあるが、それを継続しなゃきゃ意味がないと思っています。

ー後輩へのメッセージ、どんなチームになってほしいですか

浅田 申し訳無さが残ります。とくに今の三年生には2年連続、しかも最後の年を二部で迎えさせることになってしまったので。ただ、今後OBの一人として、法政が"二部のチーム"になってほしくないという気持ちがあるので、来年こそは必ず昇格を叶えてもらいたいです。 

平加 自分も申し訳無いという気持ちでいっぱいです。ただ、後輩には勝つために何をすべきかよく考えてほしいです。今季は勝つための行動が足りていませんでした。エゴを捨てる、声を出す、とにかくチームに献身的になることです。これはこの一年間で身をもって認識しました。それさえできれば、経験値も高いですし、実力はもともとあるチームなので、一部昇格は達成できるはずです。

 

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