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【サッカー】第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント準々決勝 対専大 「全員の力」でつかんだ大金星!いざ準決勝へ!

第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント
2014年8月14日(水)
ヤンマースタジアム長居(大阪府)

1回戦で大体大を2-1で下し勢いに乗る法大。準々決勝の相手は関東1部リーグで3連覇中で、今大会関東予選でも順当に首位通過を果たした専大。仲川輝人を始めとする攻撃陣を相手にいかに勝利をもぎ取るかが注目となったこの試合。相馬将夏(スポ4)の執念のゴールを守り切った法政が、見事に大金星を挙げて準決勝進出を果たした。

試合後勝利に沸く選手たち

試合結果

トータル試合結果


法政大学
0 前半 0 0
専修大学
後半 0

得点とアシスト

時間大学得点者アシスト
53分 法大 相馬将夏 三田尚樹

警告

時間大学選手名
18分 専大 星野有亮
80分 専大 小口大貴
81分 法大 山口廉史
93分 専大 私市一樹

メンバー

専修大学
監督代行:岩渕弘幹
法政大学
監督:長山一也
1 GK 福島春樹 1 GK 四宮祐貴
2 DF 北爪健吾 27 DF 山田将之
3 DF 萩間大樹 26 DF 伊藤航希
6 DF 河津良一 22 DF 田代雅也
5 DF 小口大貴 2 DF 永戸勝也
8 MF 星野祐亮 25 MF 西室隆規
7 MF 北出雄星 28 MF 柳沢拓希
25 MF 浜上大志 8 MF 三田尚希
10 MF 仲川輝人 18 MF 鈴木貴大
11 FW 前澤甲気 6 FW 星雄次
13 FW 平信翔太 9 FW 相馬将夏
サブメンバー
28 GK 蔦颯 12 GK 林翔太
4 DF 中嶋優佑 3 DF 宗近慧
15 DF 飯田貴敬 13 DF 藤本貴士
24 MF 沓掛元気 5 MF 山口廉史
16 MF 私市一樹 15 MF 黒柳駿
17 MF 中村駿介 14 MF 白石智之
20 FW 中島健太 30 FW 高徳勇輝
19 FW 佐藤遵樹 11 FW 安藤央
00 FW 深澤知也 15 FW 高橋健哉

※詳細は公式発表(JUFA関西)をご覧ください

戦評

 2回戦ではFW澤上擁する大体大を2-1で退けた法大。準々決勝の相手は関東リーグ3連覇中の専修大学との対戦になった。法大は怪我で離脱した清水道浩(経4)に代わり相馬将夏(スポ4)をスタメンで起用。それ以外は第一戦のメンバーと変えず、チームの勢いそのままに勝利を目指した。

 この試合、長山一也監督が伝えたテーマは「先に」。先に準備し、多様な面で先手を取ることで専大に対して受け身にならないサッカーを目指した。それが功を奏したか、法大は試合序盤から互角以上の戦いで進めていく。前試合同様、両サイドハーフの星雄次(社4)と三田尚樹(現4)が運動量豊富にピッチを駆け回り、何度も好機に絡む働きを見せる。最初のチャンスは5分。三田の右からの左CKは一度クリアされるも、左サイドに流れたボールを再び三田が中央へクロス。専大GK福島がこれをキャッチしきれず、こぼれ球を相馬が押し込むが惜しくもサイドネット。相手のミスを確実に生かすことはできなかった。
 専大はFW仲川を中心とする攻撃陣が法大ゴールを狙うが、DF田代雅也(社3)をはじめとする守備陣が粘り強く対応しチャンスを作らせない。ラインを下げず積極的な守備から攻撃を展開し能動的にアグレッシブな戦いぶりを続ける。そして19分に再びビックチャンスをつかむ。三田の左サイドからのクロスをGKが処理しきれず、中央に走りこんできたフリーの星にボールがこぼれる。無人のゴールではあったが、バウンドをうまく処理しきれずシュートは枠の上。先制点とはいかなかった。その後も法大が押し気味に試合を進めるが、得点は奪えないまま前半が終了した。

 後半開始と同時に、専大は2枚替えで流れをつかみにかかる。しかし、法大の波は途切れることはなかった。そして52分、待望の先制点が生まれる。高い位置のプレッシャーから三田が右サイドでパスカット。そのまま中央へ走りこんでいる相馬へスルーパスし、一対一の場面を作る。GKの飛び出しが早く難しい状況ではあったが、相馬はなんとか右足で押し込み値千金の先制弾を決めた。ゴール後はベンチへ駆け寄り、負傷離脱した「4番」(FW清水の背番号)のユニフォームを掲げた。まさしく「全員の力」でもぎ取った一点だった。
 その後は負けられない専大の意地の猛攻が続く。63分にはFW佐藤が右サイドを突破しクロス、FW前澤が頭で合わせるがこれは辛くも右に外れた。その後も隙をついてはゴールを脅かした。法大は両ボランチを交代しプレスのききを高めようとするが、専大のパスワークを前になかなかボールを奪うことはできない。それでも75分、途中出場のMF白石智之(経3)がドリブル突破からミドルシュートでゴールを狙うなど、決して守りに専念せず得点を奪いに行く姿勢を見せた。
 このまま時間は進み、アディショナルタイムは3分。守備陣は走り続け粘り強く対応し、シュート体制に入った相手に対しては体を投げ出してブロックに行く。攻撃陣も奪ったボールをうまく前線へ運び巧みに時計を進めた。そして鳴り響いた主審の笛。2部の法大が1部3連覇中の専大を下す大金星を獲得した瞬間だった。

 試合後喜ぶ選手たちが真っ先に向かったのはベンチ入りを果たせなかった選手たちがいるスタンド。声を出し続けた仲間の中には、初戦で負傷離脱し骨折の重傷を負った清水もいた。「出ている人も出ていない人も全員で法大サッカー部」という長山一也監督の言葉通り、90分間絶え間なく走った選手、応援し続けた選手、部員全員の力が合わさってこその勝利だった。
 しかし、価値ある劇的な勝利にも、選手たちはすでに次の試合へ切り替えている。「僕たちの目標はあくまで優勝。次の準決勝へ向けて準備したい」とは決勝点をあげた相馬。まずは次戦の愛知学院大に勝利し、決勝進出を手にできるかに目線は向いている。初戦・2戦目と強豪相手につかんだ勢いそのままに、長山法大が「全員の力」で準決勝へ臨む。(佐藤康平)

監督・選手コメント

長山一也監督(囲み)

―粘り強く戦い、勝利をもぎ取った
みんなが2月(長山監督就任後)からここまで、練習から、生活面からすごく謙虚にサッカーに向き合ってきて、その積み重ねがこの粘り強さになったかなと思います。率直に素晴らしいゲームでした。

―就任後変えたことは
まずは生活面でした。最初は寮の玄関は汚く、食堂では使ったものや飲んだものがそのまま放置してある状況だったので。人のことを思いやるということはサッカーにも通じることですし、たとえばパス一つをとっても相手のことを考えられたパスが一番なわけですから。そういった面から指導、OBから後輩たちへ教えたということですかね。プロの選手はそういったことができていますし、彼らの将来においてももちろんそういったことができる必要がありますので。選手たちは真摯に受け止めて実行してくれました。

―星選手を今大会前においている理由は
やはり前への推進力という部分です。シュートまで自分一人で持ち込める選手ですし。それに、後ろの選手はそろっていて、山田もSBとして成長してくれたので、前におくことができました。星はどこでもできるので、彼をどこでつかうかという問題がありましたが、2回戦で2ゴールしてくれて、やはり前で勝負してもらおうという意図ですね。

―山田選手のSB起用について
最初は2回戦の澤上選手に対しての期待だったんですが、思いのほか攻撃面でも活躍してくれて。トーナメントでは勢いが大事だと思うので、そのまま使いました。

―前期リーグと違い勝ち切ることができたが、今までと一番何が変わったか
応援がとても力強い後押しをしてくれたりといった、チーム全体としての結束力が高まったことですかね。こっちへ来る前にも全体で練習をしましたが、その中で「出場するのはお前らだけだけど、法政のサッカー部はここにいる全員で一つなんだよ」ということを伝えました。今日は宗近もベンチから大声で鼓舞していましたし、そういった声がピッチにいる選手たちがぎりぎりのところで頑張れる原動力になったのだと思います。そういうチームになってくれて、応援を含めて一つになってくれて本当に良かったです。

―自身が現役時代に決勝で敗れて、そのリベンジの気持ちも
そうですね。そこの気持ちはもちろんあります。でも、その前に準決勝をしっかり戦って、その勢いのまま決勝も勝ちたいと思います。

GK四宮裕貴

―今日の試合を振り返って
相手は関東一位で突破してきたチームで、自分たちはぎりぎりで突破してきたチーム。なので、チャレンジャー精神をもって挑もうと考えていたので、それを全員で体現できたので良かったです。

―自身のプレーについては
自分は初戦何もできていなかったので、専修は攻撃が厚いですし、やってやろうという気持ちで臨みました。

―チームとしてどのような気持ちで臨んだか
優勝することしか考えていなかったので、食ってやろうという気持ちで試合に入りました。

―ディフェンス陣が共有していた約束事は
10番(仲川輝人)のところと、GKからのロングフィードがつながるということだったので、立ち上がりからGKからの一本でやられないように気を付けてはいました。それ以外はいつも通りということだったので、いつも通りの守備をできるよう心がけていました。

―CBのコンビがリーグと違うが
宗近がけがで離脱してディフェンスラインに4年生が自分だけだったので、伊藤だったり田代だったりどの選手だとしても自分が動かして守ろうと考えていたので、問題は全くないです。

―次節に向けて意気込みを
絶対に勝ちます。

相馬将夏

―見事なゴールでした
押し込まれている展開で、なかなかシュートできる展開ではありませんでしたが一本は取ってやろうと狙っていたので入ってよかったです。4年生の雄次(星)とか三田とかが良いプレーをして注目されていたので、負けてられないという気持ちがあって、初戦出場できなかったこともあり、今日スタメンといわれたときに必ずやってやろうと思っていました。

―キーパーと交錯するような形だったが
キーパーが出てくるのはわかったので、コースを狙う余裕はなかったですが、股を狙ったら狙い通りに入ってという形でしたね。

―ゴールを決めた後は飾ってあった「4番」(初戦で負傷した清水選手のもの)のユニフォームを掲げていた
初戦で清水がけがをしてしまって、彼は4年間真面目に取り組んでいましたし、1.2年生の時は同部屋だったこともあり共に生活をしていたので、彼のためにも頑張りたいという気持ちがありました。今日の試合で勝って、試合後清水が泣いているのを見て、自分も少しもらい泣きしてしまいました。(笑)

―終盤はかなりきつかったのでは
相手はさすがにボール回しがうまいですし、最初から配分を考えずに全力で取り組むつもりだったので、その分最後はきつかったですね。

―これでベスト4に進出した
僕らは立ち上げのときに総理大臣杯優勝という目標を掲げて始動したので、まだ、目標は果たしていません。明日一日しっかりと調整して、愛知学院大に勝利し、決勝でも勝って優勝します。

MF西室隆規

―専大相手に勝利を収めた
相手が1部の1位ということもあり、チーム全体で「食ってやろう」というモチベーションがありました。その気持ちが一つになったことが、勝利につながったのかなと思います。

―自身のプレーについては
守備のところでは相手を見てしっかりと対応できたので、思うようにカットすることなどもできました。ですが、攻撃の面については自分のストロングポイントを出していかなければいけないと感じています。

―中1日の連戦で体力的にも厳しいのでは
それはどこのチームも一緒なので、その中で僕らはこの総理大臣杯に向けて全力で走るトレーニングに取り組んできましたから、その姿勢というのが出てきたと思いますし、そこまで気にしてはいないです。

―柳沢選手とのコンビに関しては
ヤナギとはコミュニケーションをとりながら、守備のバランスを特に意識しています。お互いにしっかりと補えるようにしています。

―中盤の選手は体力面で厳しい面もあったのでは
正直、やはり専修さんのボール回しはうまかったと思います。ただ、ああいったプレーを自分たちが今後できるように、自分がそこの中心になることができればボランチとしての価値がより上がっていくのではないかなと思います。

―準決勝に向けて一言
中一日チーム全体で、出る人でない人いろいろいますが全員がしっかりと準備をして、観ている人が楽しめるサッカーができれば結果はついてくると思うので、自分がもし出たらもっとストロングポイントを出して頑張りたいと思います。

DF田代雅也

―今日の試合で意識して臨んだこと
そんなに気負わずに、相手をリスペクトし過ぎないことですかね。自分たちは失うものがないですし、スローガンとしては「アグレッシブにやろう」というものがあるので、そういうものが試合の第一の目標でした。試合に出ていたからかわからないですが、うちのほうがチャンスが多かったと思いますし、セカンドボールの出だしや拾った回数もうちのほうが良かったですし、後半も入りが良ければいけると思っていました。

―山田選手の成長に関して、CBからみてどうか
やる回数を増すごとに攻撃参加の回数や守備の貢献が非常に高くなっていっていると思います。ポテンシャルの高い選手なので。SBとしても十分にプレーできていますし、それに加えて高さがあるので、チームに大きな力を還元してくれていると思います。

―これでベスト4に進出した
あまり上を見すぎずに、自分たちはうまいチームではないので一つ一つ勝つことを意識したいと思います。次もひたむきな気持ちで戦いたいと思います。

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