今季締め括る最終戦 2011/2012ジャパンカップ第5戦(最終戦)/スピード

2012年2月17日(金)~19日(日)
2011/2012ジャパンカップスピードスケート競技会第5戦
会場:M-wave 長野市オリンピック記念アリーナ 

第1戦~5戦の総合ポイントを競うジャパンカップ。最終決戦の地は五輪会場にもなったM-Wave(長野)だ。第4戦終了時には4位につけていた中村に表彰台への期待がかかる。さらに、今季チームをけん引したキャプテン小林成がラストレースを迎えた。

銅メダル獲得の中村(写真右)

試合結果

個人成績(1日目)

種目順位選手名タイム
男子1000m 6位 中村 駿佑 1分12秒71
 男子3000m(QS) 7位  大槻 貴弘 4分14秒27
 男子5000m(QS) 17位  小林 成光 7分03秒94

個人成績(2日目)

種目順位選手名タイム
 男子2×500m 3位  中村 駿佑 72秒43
(①36秒33②36秒10)
 男子1500m 28位  小林 成光 1分54秒93

総合ポイントランキング(第1戦~5戦)

種目順位選手名総合得点第1戦第2戦第3戦第4戦第5戦
2×500m 4 中村駿佑 304p 4位 3位 6位 12位 3位
1000m 8 中村駿佑 166p 14位 5位 4位 8位
  37 高村潤 20p 14位 ― 
1500m 25 小林成光 50p 44位 37位 11位 23位 16位
  47  大槻貴弘 3p 65位 50位 42位 28位
3000m 5 大槻貴弘 229p 9位 9位 6位 6位 5位
5000m 23 小林成光 74p 14位 15位 18位 22位 17位

中村自己ベストで銅メダル!

 男子1000m、500mに出場したのは中村駿佑。1000mに関してはインカレ以来のレースということで意識はせず、500mに狙いを定めて臨んだジャパンカップ最終戦。1本目は36秒33と悪くないタイムで6位につける。この時4位と5位、5位と6位は各0.01秒差の接戦。6位といえど表彰台も十分に狙える位置にいた。迎えた2本目。目標としていた100m9秒台、そして35秒には届かなかったが、36秒10で自己ベストをマークし表彰台入りを果たした。500mでは第1戦からコンスタントに上位に顔を出し、総合ポイントランキングでも表彰台が期待されていたが、こちらは第4戦の結果が響き4位に留まった。来季は今シーズンに得た課題をクリアし、目標とする35秒台をぜひ達成してもらいたい。

小林成、納得のラストレース

 約18年間のスケート人生にピリオドを打ったのは、男子5000m、1500mに出場した小林成光。監督からのスカウトで法政に入学し、スケートが好きという同じ気持ちを持った仲間と歩んだこの4年間。最後の1年はキャプテンとしてもチームをけん引し、インカレのポイントにも貢献した。 アップ中には「いろいろなことがあったな」と思いを巡らせたという。ラストレースとなる1500m。懸命に足を動かし前を見る小林。観客席には両親や友人、今大会に出場してない選手も駆けつけ、熱い声援が飛んだ。結果の数字だけ見れば決して良いとはいえないが「自分の思いっきりの滑りができたのでよかった」と納得した様子でレースを振り返った。

 吉本は1月下旬の国体で引退し、天野、小林成もここで引退と、今年の4年生は全員競技生活に終わりを告げ、それの道を進む。しかし4年の月日が結びつけた彼らの絆は今後も切れることなく続いていくのだろう。

選手コメント(1日目)

中村駿佑(営2)

― 今日のレースを振り返って
今回500mのタイムを狙ってきていたんで、1000mは200mだけで500mの感じを掴めればいいかなと思って、200mは結構いい感じだったんでまあ良しとします。

― レース展開は200mを狙っていく組み立てでしたか
200mの通過タイムはトップなんで、明日の500mにつながればいいなと思います。練習をあんまりしてなくて、インカレぶりに1000m滑ったんでこんなもんだと思います。

― ジャパンカップ第4戦は1000mを棄権していましたが
インカレ終わって2週間練習しないで急に国体に出てちょっと怪我して大事を取って休みました。500mもかなり順位が下だったんで・・・。

― 弟(隼人・駒大苫小牧高)も1000mに出場していましたが意識はしましたか
今回は特に(意識してない)。1000m負けたら負けたで別にいいかなと思ってたんで。とりあえず来季の500mにつながるように。

―ワンピースがいつもと違いましたが
ワンピを提供してくれている会社の人にテストで着てくれって言われたんで。それで着て滑りました。

―着た感じはどうでしたか
前のやつより自由な部分が多いんで、動きやすさはあったんですけど慣れてないんできついです。

―明日の500mに向けて
今年一回も(100m)9秒台を出してないんで9秒台と、人生初の35秒台目指して頑張ります。

 小林成光(文4)

―今日のレースを振り返って
5000mが人生最後だったんで、思いっきりやったんですけど最終的にびりっけつでした・・・たぶん(笑)。

―どんなレース展開を狙っていきましたか
最初からガンガン行こうと攻めてたんですけど、結局足が最後に止まってしまいました。

―ジャパンカップ最終戦でしたがどんな気持ちでしたか
最後だったんで一生懸命やろうという感じですかね。

―調子は
良い方だったんじゃないですかね。

―スケートはこれで引退するんですか
これで終止符を打って違う人生を歩みますけど、5000m最後楽しい気持ちで終われたんでよかったと思います。

―インカレパシュート3位について
3位はびっくりしました(笑)。予定以上に。予想では5位か6位だと思ったんですけど、思わぬ収穫でした。3人で。その中にインカレで入賞したことない人が2人いたので、いい経験が出来たのかなと思ってます。

―今年は大槻君が新たにパシュートのメンバーに入っていましたが変化はありましたか
特に変わったことはないですけど、新しい風が入ってきたのかなと思います。(1年生は)3人ともいい子達だったんで、教え甲斐がありましたし良かったんじゃないですかね。

―キャプテンとしてインカレを振り返って
1部残留してよかったかなという感じですかね。毎年スピードスケートは1部に上がったり2部に落ちたりしていたので、2年連続は久しぶりなのでこれを機に1部残留してインカレで上位入賞をして総合優勝をして欲しいと思います。

―明日の1500mに向けて
明日はレースが人生最後なので、思いっきりやるだけです。

選手コメント(2日目)

中村駿佑(営2)

―今日のレースを振り返って
今日はまじでダメでした。本当にダメです。3位ですけど全然です。

―でもタイムはベストですよね
はい、ベストです。でもこの感じなら一本目は35秒間違いなく出せたはずなんで。そういう時に出せないのはちょっと。

―どういった部分が原因でしょうか
一本目は昨日の1000mで200mのタイム良かったのでいけると思って、その気持ちが強すぎて力んじゃいましたね。ひざ下で滑ってましたし。

―では今シーズンを振り返っていかですか
課題の残るシーズンでした。インカレは辛うじて勝ちましたけど、やっぱり常に勝ってないと。大学生で1位でも意味ないです。ジャパンカップに出てるうちは1位とらないといけないですよ。

―500mは昨年よりも結果を出している印象ですが
いや、そうでもないです。毎年地道に成長しているので。(笑) でもいつも調子悪い時にタイム出たり、逆に調子良いときにタイム出なかったりっていうのがよくないです。

―では今後必要なトレーニングはどういった面になりますか
ウエイトですね。1年の時はちょっとやったんですけど、2年のときはできなかったんで。あとここ重要なんで書いておいてほしいんですけど、伊藤マモル教授協力のもとウエイトをし、矢内トレーナーのもと練習がしたいです!(笑)

―来季の目標は
インカレとW杯ですかね。学校の得点に貢献していきたいです。それとどうしても後期は大会で授業出れないんでインカレ優勝したら単位ほしいですね。(笑)

小林成光(文4)

―今日のレースを振り返って
人生最後のレースだったので、結果はよくなかったんですけど、自分の思いっきりの滑りができたのでよかったです。

―気をつけたことなどは
とくにないですけど、全力で滑るのみだったんで、家族とか友達とかが応援に来てくれてたので、最後くらい一生懸命やろうと足動かしました。

―引退レースでしたがどんな気持ちで臨みましたか
アップ中からいろいろなことを思い出していたんですけど、18年間くらいかな、(競技を)やってるんですけど、まあいろいろあったなと思ってアップして、やることって言ったら全力で最後は終われるようにアップして、レースに臨んだんですけど、思い通り全て出し切れたので良かったです。

―法政での4年間を振り返って
楽しかったです。法政大学に入ってよかったなってしみじみ思いました。やっぱりウィンタースポーツで、スポーツやってると他の県にいろいろ行くので、その地に行っては旅行したりとか、最初は先輩方と行ったりして、卒業していくと後輩たちと違う地行ったりとか、4年間全てがいい思い出でした。

―スケート部で成長したと思うこと
高校の時はスケート部っていっても2、3人しかいなかったんですけど、こうやって11人12人ているなかで、みんなスケートが好きで大学までやってきて、そういう仲間と出会えてすごくうれしかったですね。自分に持ってないものを他の人が教えてくれたというか、話している中で「こいつのいいとこはこういうところだな、見習おう」とか。そういう意味では自分の人間性を高めてくれた4年間だったのかなと。

―今年はキャプテンでした
とくに1年間キャプテンになったからといって方針を変えたわけではないんですけど、自分のわがままを聞いてくれたんで、自分の好き勝手やったんですけど、それに付いてきてくれたことが嬉しかったですね。(わがままというのは?)自分は練習に関して色々決めたんですけど、結構無茶な練習メニューを立てたりとかしてつらかっただろうなって思うんですけど、それでも付いてきてくれたので。

―指名された時のお気持ちは
おれでいいのかなみたいな。(笑)でもやるからには最後までやろうとは思ったので。

―4年間で印象に残っているレース
そうですね…やっぱインカレですかね。1番でかい大会なので、そういうところで活躍できたことが大きいですね。

―スケートをしていて辛かったことはありますか
練習に関してはあまり辛いと感じたことはなかったんですけど、練習があると全然遊べなかったんで、(笑)もうちょっと休みがあればもっと遊べたのかなと思うんですけど、サークルとか入りたかったですね!(笑)

―そもそも法政を選んだ理由は
声がかかったので。高校でやっている時に監督から「法政大学に来ないか」って声をかけてもらったので。その時法政以外に声がかかっていなかったので、呼んでもらえるところに行こうと思ったんで入ったんですけど、入ってみてかなり自由がきく大学っていうことで自分に合ってたのかなと。

―監督に対して思うこと
監督は4年間お世話になって、色々迷惑かけたこともあるんですけど監督が呼んでくれなかったら今の自分はここにいないので監督には言葉にできないものがありますね。

―同期の4年生に対しては
”スケートの友達”だったんです、最初の印象は。こいつらと4年間やるんだなっていう気持ちだったんですけど、ずっと一緒にいて友達というか親友というか、そういう仲になったんですごく嬉しいですね。大学はなんか広く浅くみたいな感じがあるじゃないですか。あまり深くは関われないっていうイメージが自分の中であったんですけど、スケートとというものを通して深く関わっていい親友になれたなと。これからも親父になっても関わりたいですね。

―後輩たちにメッセージを
もっと法政大学のスピード部をよくしていってもらいたいですね。また一段と仲の良い大学であり、一緒に上を目指せる仲になっていってもらいたいですね。

―レース中、後輩たちの応援は聞こえましたか
はい。すごく嬉しかったです。

―今後は新たな道を歩んでいくということで、卒業後の抱負を
スケートみたいにその職場で仕事にどっぷりのめり込んでみたいです。一生懸命やりたいと思います。 

 
 

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