転倒転倒も、圧倒的強さで栄光掴む 第85回全日本学生氷上競技選手権大会4日目/スピード

2013年1月6日(日)~9日(水)
第85回日本学生氷上競技選手権大会
会場:栃木県日光市霧降スケートセンター

3日目終了時点でスピード部門優勝が確定した法大。さらなる得点を重ねるべく最終種目2000mリレーとチームパシュートに挑むが、最終日にまさかの大波乱。気になる団体種目の結果は?そしてスケート男子総合優勝の行方はいかに。

3走三輪→4走小林

試合結果

種目成績選手名記録備考
男子2000mリレー 7位 中村-藤野-三輪-小林諒 2分32秒02  
男子チームパシュート 7位 大槻・佐藤・三輪 4分44秒78  

スピード部門男子1部対校得点

順位大学名得点
1位 法政大学 45
2位 早稲田大学 34
3位 専修大学 27
4位 明治大学 27
5位 日本大学 22
6位 日本体育大学 20
7位 東洋大学 15

 4日間にわたるインカレも最終日を迎えた。この日行われたのは団体種目のみ。男子2000mリレーでは2組前の日大が大会記録、リンクレコードを共に更新する好走を見せ、最終組に控える法大にも期待が寄せられる。だが、1走・中村駿佑(営3)がスタート直後に靴の刃が氷に挟まり転倒。しっかりと滑り出した時にはすでに半周近い差がついてしまう。絶望的ともいえる状況にも「おかげで楽に走れた」と2走・藤野祐人(文1)が笑みを見せつつ追い上げ、3走の三輪準也(営1)もキレのある滑りで一気に前をゆく早大との差を射程圏内にまで詰める。最終的にアンカー小林諒が(営4)同走の早大まで約1秒まで迫り「抜けるぞ!」と観衆から声が飛び出す程の勢いを見せた。

 続いて行われたのは最終種目・チームパシュート。別名"追い抜き"とも言われる競技で3選手の順番の入れ替わりも見せ所だ。法大は大槻貴弘(法2)・佐藤裕斗(営1)・三輪の下級生によるチーム編成。部門優勝は決まっているものの、最後は表彰台で終えたいところ。序盤から上位に位置づけるラップで順調にペースを刻んでいくが、ラスト2周目のコーナーで大槻が転倒するアクシデント。持ち直すことはできず、リレーと同じく最下位に沈んだ。

 最終日の結果は奮わずも、今季の法大は群を抜く勢いだ。団体種目が無得点にも関わらず個人種目での圧倒的大差により見事、創部以来初となるスピード部門男子総合優勝を飾った。有力ルーキーが加入で単に戦力が強化されただけでなく、その相乗効果によってチーム全体の力と気運が高まったことも勝因だ。
 大学日本一を決める戦いは終えたが、スピード部のシーズンはまだ終わらない。国体に出場する者、各地方競技会へ出場する者と様々。そして中村はW杯、藤野はジュニアW杯と世界ジュニア、三輪は前述3大会全ての出場権を得た。残る後半戦、来季のソチ五輪へ向けても弾みをつけてほしい。(小林彩友美)

 

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