【フィギュア】関東学生選手権 今後の成長のステップに・・・

第41回関東学生フリースケーティング選手権大会
2013年5月25日
東大和スケートセンター

 5月25日、東大和スケートセンターで第41回関東学生フリースケーティング選手権大会(通称:春関)が行われた。法大からは5・6級女子に中畑美咲(法2)、7・8級男子に服部瑛貴(文2)と渡部幸裕(通2)、そして今年度フィギュア部門の主将を務める長尾麻央(文4)が出場した。

2年ぶりの復帰戦となった長尾

試合結果

総合成績

クラス選手名順位得点
5・6級女子 中畑美咲 21位 35.09点
7・8級男子 渡部幸裕 4位 92.91点
服部瑛貴 7位 78.90点
7・8級女子 長尾麻央 13位 46.62点

戦評

 オフシーズンに積んできた練習の成果を出す絶好の機会となった今大会。法大勢で最初に登場したのは5・6級女子の中畑。大学生になり、初めてシングルの大会に挑んだ。冒頭のコンビネーションジャンプは1つ目は流れよく着氷したが、2つ目で転倒してしまう。後半には疲れも見えてしまったが、柔軟性を生かしたスピンを披露した。
12名が出場した7・8級男子で6番滑走だった渡部。以前入れていた3回転トウループ+3回転トウループより難度の高い3回転ルッツ+3回転トウループに挑戦。「最初のジャンプが決まった時に片手をついちゃって」(渡部)、2つ目のジャンプが2回転となってしまい惜しくも成功とはならなかった。だが、前半はスローテンポなメロディーに合わせ、より洗練されたスケーティングを見せ、終盤は曲の盛り上がりの部分はステップで見せ場を作った。
10番滑走の服部は新プログラム『レ・ミゼラブル』をお披露目。ストーリー性のあるプログラムは、表現力で高評価を得ている服部の魅力を存分に引き立たせている。その一方で右足のけがの影響があり、苦しい演技となってしまった。スピンは3つのうち2つで最高評価のレベル4を獲得したが、ジャンプは回転不足や転倒が見られ点数が伸び悩んでしまった。
そして法大勢ラストは7・8級女子の長尾。今年度フィギュア部門の主将を務める長尾は、一時期体調を崩してしまい、シングルの試合に出場するのは2年ぶりの“復帰戦”となった。3回転ジャンプをプログラムの中に組み込むことはできなかったが、『ブラック・スワン』の曲に合わせ高い演技力を披露。また、終盤のスパイラルは流れ、ポジションともに綺麗で観客を惹きつけた。

今大会は渡部の4位が最高位だった。団体成績は第1部団体男子で3位となったものの、少し厳しい結果となってしまった。しかし、4選手それぞれが目標をもって臨み、収穫や新たな課題を得られた点では大きな意味のある大会となった。本格的にシーズンが開幕するのは10月。それまでにどれだけ成長できるか、期待したい。(河野夏奈)

試合後の選手のコメント

中畑美咲選手(法2)

―演技の感想をお願いします
シングルの大会に出るのが1年ぶりぐらいですごい緊張したんですけど、本番は楽しく出来たので良かったです。
―演技中意識したことはありますか
自分が今出来ることは出し切ろうと思ってやりました。
―初めての春関でしたね
大学生で試合に出るのが初めてだったので最初はすごく緊張したんですけど、同じ部活の人や、他の人が応援してくれたので落ち着いて出来たかなと思います。
―今後の課題をお願いします
練習不足なので次の東日本インカレまでにもっと練習していきたいです。

渡部幸裕選手(通2)

―演技の感想をお願いします
ジャンプは最後まで締めれたんですけど、1つ転んじゃったのがあって、昨年よりは全然良かったんですけど、スピンの取りこぼしがあって全然レベルが取れてなかくて、スピンで順位が1つ違ったので、もったいないことをしたと思います。
―これまでより表現力がアップしたと思いますが
昨年よりも下の点数(=演技構成点)が今回出たので、今シーズンはまた同じプログラムで挑戦してるんですけど、慣れてきて曲の感じも分かってきて表現できていると思うんですけど、まだ足りないのでもっと表現力に磨きをかけたいと思うし、また新しいジャンプも増やしていきたいです。
―今大会までに強化してきた点はありますか
今回新しいジャンプである3ルッツ+3トウループの3回転+3回転をプログラムに入れてきて、最初のジャンプが決まった時に片手をついちゃって。練習だったら締めれたんですけど、本番はナーバスになっていたので、2回転になってしまったんですけど、今回のために入れてきたジャンプです。ジャンプの強化とステップを強化してきたんですけど、今回レベルが取れていなかったので、もう少し見直していきたいと思います。
―今後の課題をお願いします
今5種類の3回転ジャンプを跳べるんですけど、3回転アクセルだけが跳べないので、今年中に立てるようにしたいです。

服部瑛貴選手(文2)

―演技の感想をお願いします
体力もそうですけど、けがのケアもちゃんとしていかないと。右足をかばって演技しているようだと最後まで続かないので、普段からけがしないように、けがしてもちゃんとケアできるようにしていきたいです。
―新プログラム『レ・ミゼラブル』をお披露目しましたね
すごい有名な曲なので、そういった曲をやるのはプレッシャーなんですけど、良い衣装さんに巡り合えて、良い衣装を作ってもらえたので、あとは自分が努力して映画とか衣装に見合う演技ができるようにトレーニングしていきたいです。
―プログラムのテーマを教えてください
とりあえず映画の途中までのサントラなんですけど、それまでの学生運動を演じているので、若々しい気持ちで世間に対抗していくテーマです。
―今大会までに強化してきた点はありますか
ループジャンプとか今まで跳べていたジャンプの確実性や完成度を上げようとトレーニングしていました。ループは2つ入ったので良かったんですけど、体力とかスピンで1つ取りこぼしがあったので残念です。
―今後の課題をお願いします
昨年法政から男子3人出場してインカレ団体優勝できたんですけど今年は2人なので、2人でも学生大会の締めくくりのインカレで表彰台に乗れるように頑張ります。

長尾麻央主将(文4)

―演技の感想をお願いします
一時期体調を崩してしまってシングルの競技から離れてお休みしていたので、またシングルの舞台に戻ってこれてうれしく思いますし、ここに至るまで支えてくれた方々に感謝したいと思います。
―久々の試合で緊張はありましたか
演技構成がこのクラスに出るような内容のものではなかったので、そういう意味では緊張はなかったんですけど、久しぶりということで緊張はしました。
―プログラム『ブラック・スワン』について教えてください
映画『ブラック・スワン』に惚れ込んで滑りたいと思って。映画が出る前から先生が曲を持ってきてくれて、その後公開されて振り付けも始まったんですけど。本当は2年前に用意をしていましたがお披露目する機会がなくて。映画のように主人公になりきって黒鳥の世界を表現できたらと思います。
―演技中意識していたことはありますか
本当は主人公になりきって演技をしたかったんですけど、呼吸のほうが持たなくて。最後まで滑りきることを目標に滑っていました。
今後の課題をお願いします
―今回こうして戻ってくることができたので、新たなスタート地点だと思って、周りの方々にも感謝しながら、ラストシーズンなので競技生活を全うしていけたらと思います。まずは3回転ジャンプをしっかり戻していきたいです。
―今年度のフィギュア部門の主将として意気込みをお願いします
私がお休みしていた期間も先輩や後輩が頑張ってくれて、昨年はインカレでも総合優勝できたので、今年は私も貢献できるように。また、みんなで総合優勝できるよう頑張っていきたいです。みんなで切磋琢磨しながら向上していけたらと思います。

 
 

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