【フィギュア】第86回日本学生氷上競技選手権大会

日本学生氷上競技選手権大会
日時:2014年1月7日・8日
会場:北海道帯広の森スポーツセンター

1月7・8日に第86回日本学生氷上競技選手権のフィギュア部門が帯広の森スポーツセンターで行われた。
今大会は渡部幸裕(通2)がけがのため欠場、そのため法大からは昨大会5位入賞の服部瑛貴(文2)が出場した。

苦しい演技となり、肩をすくめる服部(フリー)

試合結果

試合結果

選手名順位得点詳細
服部瑛貴 9位 153.36点(SP:56.82点⑥ FS:96.54点⑫)

戦評

ショートプログラム

7日に行われたショート。渡部のけがにより、一人で臨むこととなった服部は2番目に登場した。序盤の3回転+2回転のコンビネーションジャンプを成功させるも、次のトリプルループは高さが足りず、着氷が乱れて片手をついてしまう。得意とするスピンでも3回中2つでバランスを崩す場面があったが、なんとか持ちこたえた。「点を取れるところで取れなかった」と少し悔しそうに振り返った服部。だが、得点では56.82点で今季の自己ベストを更新、快調な滑り出しとなった。(面田沙彩奈)

フリースケーティング

翌日に行われたフリー。ショートを終え6位につけていた服部は最終グループに入った。同じグループには昨大会準優勝の中村健人(立大)、同3位の坪井遥司(岡山大)といった強豪がそろい、その中で服部は一番滑走での演技となった。
今大会のフリーでは今までプログラムに組み込んでこなかった、6種類のジャンプの中でも難易度の高い3回転ルッツジャンプに挑戦。だが、残念ながら転倒してしまう。その後もジャンプの転倒や着氷の乱れが相次ぎ、立て直すことができなかった。それでも、スピード、ポジションともに完璧なスピンや、技と技のつなぎの細かな振り付けなど、すきのない演技を披露。しかし、「頭が真っ白になっちゃって」と自身も振り返ったように、これまでの試合で見せていたような安定感はなく、演技終了後は肩を落とし笑顔を見せることなくリンクを去った。フリーは96.54点の12位、総合では9位に順位を下げ、2年連続の入賞を逃してしまった。
今季全日本選手権出場を果たせなかった悔しさを晴らしたい思いや、服部一人で「法政大学」の看板を背負わなければならないといったようなことが結果的にプレッシャーとなってしまったのかもしれない。だが、今回の苦い経験を乗り越えたとき、そこには一回り大きくなった服部の姿があるだろう。(河野夏奈)

選手のコメント

服部瑛貴

※ショート後

ー今日の調子はどうでしたか
朝の公式練習でのジャンプの調子が良くありませんでした。難しい種類のジャンプも考えていたのですが難易度を落としてしっかり飛ぶことを心掛けました。

ー試合前にチームメイトからの声掛けやアドバイスはありましたか
初めて法大アイスホッケー部の人が観に来てくれて、他の部門から来てくれることが嬉しかったです。みんなからは「落ち着いて」、「リラックスして」とアドバイスを貰いました。

ートリプルループでは手をついてしまいましたが
上がった瞬間に「高さがないな」と自分で思いました。ジャンプが大きくなくてバランスを崩してしまいました。

ー今日の演技、トリプルループ以外の点はどうでしたか
スピンを2つバランス崩してしまって、マイナスになったと思うのですが、やはり点を取れるところで取っておかないと得点に繋がっていかないので、細かい部分を頑張りたいです。

ーフリーへ向けて
今日初めての会場で、違う会場だと心配な面もあるのですが、気持ちよく滑れたので体力面に不安はないです。1つ1つのジャンプを落ち着いて決められるように頑張ります。

※フリー後

ー今日の演技を終えての感想をお願いします
トリプルルッツに挑戦したのは今回が初めてだったのですが、ルッツを飛んでから頭が真っ白になってしまって…。何も覚えてないし、気付いたら終わってて。内容的にも気持ち的にも申し訳ない演技をしてしまったと思っています。

ートリプルルッツに挑もうと決意したのはいつでしたか
全日本に行けないと決まった時から、(トリプルルッツを)入れないと戦っていけないことは分かっていたので、挑戦しようと思いやったのですが…。ルッツの緊張感とか最終日の雰囲気にも押され、スピードやホッケーからの応援もプレッシャーになってしまっていて、(自分が)弱いなと思いました。

ー今までのプログラムの構成と少し変わっていましたが
今まではルッツをトリプルにしていなかった分、ダブルを飛んだりしていたのですが、今回はアクセル以外のジャンプは全部トリプルで構成しているので、内容も難しくなりました。新しいことに挑戦することは難しいと思いました。

ー最終グループの1番滑走でしたが、6分間練習はどうでしたか
1番滑走を最近経験していなくて慣れていなかったのですが、朝から調子が良くて、構成に入れているジャンプもほぼできてたので、自信はありました。でも6分間練習のみんなの雰囲気に「一段階違うな」と感じてしまいました。その中に自分がいられる幸せと、周りに比べて劣っていると思ってしまう自分がいて…。幸福と屈辱が入り混じっていました。

ー1番滑走ということにプレッシャーはありましたか
1番滑走のプレッシャーはすごくありました。でもそれだけじゃなくて、いつもだったらフィギュアだけで、ホッケーやスピードとは別だったのですが、今回はお互いの試合を見に行ったりして、応援もすごいしてもらっていたので、本当に緊張しました。

ー今日はジャンプに苦しむ演技となってしまいました
本当に、何回転んだとかも覚えてなくて。去年は4分半ずっと法政のチームのためにという強い思いで滑れていたのですが、今回、途中で全然気持ちが入らなくなってしまって、何も考えられなくなってしまって…。自分が何していたかも分からなくて。内容以上に申し訳なさでいっぱいの試合になってしまいました。

ー全日本選手権への出場が叶わなかった分、今大会に懸ける思いも強かったと思いますが
全日本に行けなかったのはすごく悔しかったですし、その悔しさを晴らせるのはインカレしかなかったので、見返してやるという気持ちはすごく強かったのですが…チャンスを生かせない自分に腹が立ちますね。

ー国体には出場されますか
日大の小沼と埼玉代表として出させていただきます。法政代表としてではないのですが、いつも支えてくれる人たちは大学にいるので、チーム法政の一員であるという自覚を持って挑みたいと思います。

ー最後に今後に向けての目標をお願いします
ジャンプの種類のことは前から言っているのですが、それ以上に戦う姿勢、メンタルが自分は弱いので、今日のようにならないでいつも前向きでいられるような人間になりたいと思いました。

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