スケート

【フィギュア】第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 宮田フリーで追い上げ3位、法大3人目の全日本出場決定!

第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会
201511月21日(土)~23日(月)
笠松運動公園アイススケート場

全日本ジュニアは、東西日本フィギュアスケートジュニア選手権大会において選考された選手と、全日本ノービス上位選手による全国大会である。法大からは宮田大地(文1)が出場した。
SP4位から追い上げ、最終結果は3位と表彰台入り。上位の選手にはシニアの全日本フィギュアスケート選手権に参加する資格が与えられるため、宮田も服部瑛貴(文4)、渡部幸裕(通4)に続き今年12月25日~27日に行われる同大会への出場が決定した。

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SP4位から追い上げ3位に!

試合結果

最終結果

クラス選手名学年学部順位得点
ジュニア男子 宮田 大地 1 3位 178.38点(SP:60.94点④、FS:117.44点④)
 ※SPはショートプログラム、FSはフリースケーティングの略。丸数字は種目別順位
 

戦評

SP

 タイプライターを静かにたたく振りから始まる。宮田のショートプログラム、「シンドラーのリスト」。宮田自身好きな選手だと語る、アメリカのフィギュアスケーター、ジョシュア・ファリス選手から影響を受け決めたプログラムだ。冒頭、今季なかなか決めることができなかった3ルッツ+3トゥーループを見事着氷させる。その後も2アクセルを決め、要素を確実にこなしていった。気持ちのこもったステップでさらに、観客をスケーティングで描く世界へと引き込んでいく。順調な滑りだしを見せていたが、ここで小さなミスがあった。3フリップ着氷後バランスを崩しフェンスにぶつかってしまう。観客も思わず身を乗り出し見守る中、宮田はすぐに態勢を立て直し滑りだした。クライマックスへ、スピンのレベル取りこぼしもあったが演技をまとめあげ、宮田は「ホッとした」笑顔でリンクをあとにした。結果は60.94点と4位、表彰台圏内だ。フリースケーティングでの巻き返しに期待がかかる。

FS

 ショートプラムとはまた違った世界観を見せる、フリースケーティング「ブレイブハート」。13世紀末、スコットランド独立をかけイングランドへ戦いを挑んだウィリアム・ウォレスが主人公の映画から、荒々しく力強いスケーティングで表現する。下を向く独特の姿勢から始まり、3回転の連続ジャンプ。余裕のある高いジャンプに、観客からは拍手が起こる。東日本選手権では、2つ目に4トゥーループを入れたが、今回は正確性を重視し3フリップで挑んだ。しかし、この2つ目のジャンプが抜けるアクシデント。「心は慌てていた」と演技後振り返るこの場面、焦る気持ちを表には出さず続くジャンプを、3フリップ+2トゥーループのコンビネーションジャンプにし立て直していく。後半も疲れを見せず、最後までスピード感のある演技で観客を圧倒した。点数はフリー自己ベストを更新し117.44点、総合結果では3位と目標だった表彰台入りを果たした。全日本への出場権も手にし、次は「4回転を入れたい」と意気込んでいる。ショートプログラムとフリースケーティング、宮田の描く世界観はどちらも違うが、何か観客の心へと響くものがある。大技の習得はもちろんだが、全日本選手権ではその独自の表現力にも注目していきたい。(梶山麗)

選手コメント

宮田大地

(SP後)

―今日の演技の感想をお願いします
良かったです。いや、フリップ失敗してしまったのとレベルがあんまり取れていなかったので、もう少し取れたら良かったなと思います。

―3フリップは着地後バランスを崩したように見えました
そうです、そのパターンです。明日は修正できたらいいなと思ってます。

―今回の演技では、冒頭の3回転の連続ジャンプが綺麗に決まりましたね
はい!良かったです。

―今回、東京都から少し離れた茨城県開催ですが
はい、でも東京に来てから近場ばっかりなので。福岡とか新潟だったら飛行機乗ったり、電車乗ったりして大変ですけど、車で行けるので。

―演技直前は何を
音楽聞いてました。

―どんな音楽を
最近は大原櫻子ちゃんの曲です。かわいいですよね!(笑)あとは、back numberとかですかね。

―演技後笑顔が見られましたが
すごく緊張していたので、少し失敗しちゃったんですけど最低限の失敗で済んでホッとして。

―ショートプログラムの「シンドラーのリスト」は、ジョシュア・ファリス選手(アメリカ)の昨年のフリースケーティングの影響を受けて決められたとのお話しですが、参考にしているところは
「目線」です。ジョシュア選手は目線が高いので、良いなと思って参考にしてます。

―明日のフリースケーティングに向けて
頑張ります!初めての全日本ジュニアも笠松だったので。

―運命感じますね
そうですね!(笑)。今まで、ハードワークしてきたので自信もって頑張りたいと思います。

(FS後)

―今日の演技を振り返って
2本目のジャンプが抜けて焦ったんですけど、まとめることができて良かったです。

―今回4回転は
やっぱり完成度がまだまだだったので、入れずに勝負しようとコーチと話して。勝ちたかったので、今回は入れずに挑みました。

―2回目のジャンプが抜けてしまっても、慌てたように見えませんでしたが
慌ててないように見えるだけです(笑)。心は慌ててました。

―東日本ジュニア選手権後、今回の大会まで追い込むとおっしゃっていましたが具体的には
精神的にも、身体的にも追い込みました。練習ではひたすら曲かけして試合と同じように反復練習を繰り返しました。

―今回特に、ライバル視していた選手は
やっぱり同年代の中村優選手(関大)とか、鎌田英嗣選手(明大)とかですね。同学年なので勝ちたいって思いがありました。

―演技前「ガンバ!」と声援が多く聞こえました
嬉しいですね、そうやって言ってもらえて頑張れました。

―今日も演技直前は音楽を
今日は大原櫻子ちゃんの「明日も」を聞いてました。昨日は「瞳」とかバラード系を聞いて、今日はテンポが速い明るい系の曲を聞きました。

―緊張は
してました!

―コーチからアドバイスは
ちゃんと練習してきたから、自信もって行けと。

―演技中意識していたことは
ジャンプもそうなんですけど、東京来て基礎から練習し直したのでスケーティングを。

―東京に来ようと思ったきっかけは
スケートを続けるにしても大学4年間、その後の人生も長いじゃないですか。それを考えるとやっぱり親元離れて自立して、一人暮らしすることで成長できる部分もあると思ったので。あとは、4回転とか3アクセルの大技ができない壁があって。2アクセルと3アクセルじゃアドバンテージが2倍くらい違うので、3アクセルを教えるのが上手い重松先生のとこに移って、無良崇人選手とか中村健人選手を指導していた先生なんですけど。

―大技を練習していく中で、重松コーチから言われていることは
4回転はトゥーループジャンプがすごく好きで、1番好きなんですジャンプの中で。アクセルは足を出して、4回転では腰が回らないように、跳び急ぎ過ぎないようにと。

―全日本に向けて
やっぱり4回転をプログラムに入れられるように頑張りたいと思います。4回転を入れて練習していきます。

―4回転を入れて体力は
体力は今までずっと練習してきてもつんですけど、集中力がもたないです。色々気を付けるところがあるので。

―改めて意気込みを
目標であった全日本ジュニアの表彰台に立てて、すごく嬉しいですけど今シーズンの最大の目標は世界ジュニア出場なので、ここを通過点として全日本に向けてもっと追い込んでハードワークしていけたら良いなと思ってます。

フォトギャラリー

  • 1SP4位から追い上げ3位に!
  • 3スケーティングにも磨きがかかる
  • 4スピンも軸が安定した
  • 5笑顔でSPを終えた
  • 6緊張はうかがえないが、していたという
  • 74回転が見れるのは次だろうか
  • 2次は先輩2人と同じ全日本の舞台へ
  • 8表彰式の様子
 

 

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