スケート

【スピード】第90回日本学生氷上競技選手権大会2日目 昨日に続き中村&長距離勢が活躍!阿部も気迫の滑りをみせ入賞!!

第90回日本学生氷上競技選手権大会2日目
2018年1月7日(日)
軽井沢風越公園スケートリンク

1日目は52得点を獲得し、2位と好スタートを切った法大。2日目は5000mと1000mが行われた。
5000㍍では田中笑太(営2)の5位に続き、大竹拓三(文3)、安済修哉(営2)もポイントを獲得した。1000mでは昨日に引き続きエースの中村隼人(営4)が好記録を叩き出し、3位で表彰台に上がった。また阿部啓吾(営4)も昨日の雪辱を果たし5位と入賞を果たした。

DSC 0534
阿部は昨日の雪辱を果たした

試合結果

種目成績

種目成績選手名記録
5000m 5位 田中笑太(営2) 6分46秒10
8位 大竹拓三(文3) 6分52秒19
9位 安済修哉(営2) 6分53秒63
1000m 3位 中村隼人(営4) 1分10秒39
5位 阿部啓吾(文3) 1分11秒20
25位 上水隆生(営1) 1分18秒27

順位表

順位 大学名 500m 1500m 10000m 5000m 1000m 合計得点
1位 日本大学 44 13 39 46 48 190
2位 法政大学 8 20 24 27 28 107
3位 専修大学 26 8 16 14 18 84
4位 高崎健康福祉大学 24 26 0 0 9 59
5位 明治大学 8 10 17 23 1 59
6位 東洋大学 14 0 18 19 6 57

※上位6校のみ掲載 
※得点が同じ場合、上位者が多い学校を上位とする
※各距離15位までの選手が得点。1位20点、2位18点、3位16点、4位14点、5位12点、6位10点、7位9点、8位8点...15位1点となる。

戦評

 インカレ2日目。5000mは、同じリンク上で2組がレースを行うカルテット方式で行われた。出場した安済修哉(営2)と大竹拓三(文3)は11組目と12組目で、同じカルテットでの滑走となった。安済はスタートからスピードに乗ると、好走を披露。最後の3周でラップを落としたものの、6分53秒63と自己屋外ベストを更新した。大竹も32秒台でラップをキープ。安定した滑りを見せた。「ラスト3周まで力が残っていた」という大竹だが、スピードを上げようとしたタイミングで風が吹き、ラストスパートをかけることができなったという。しかし、6分52秒19と安済よりわずかに早いタイムでゴールし、8位で入賞を果たした。次に登場したのは、昨日10000mで4位と好成績を残した田中笑太(営2)だ。表彰台が期待される中で5000mに臨み、6分46秒10で自己屋外ベストを更新した。しかし日大の伊藤貴裕が6分30秒19をたたき出すなど、ハイレベルな戦いの中で結果は5位。目標としていた3位には届かなかった。5000mでは出場した3選手全員がポイントを獲得。この3人で走る明日のパシュートに期待がかかる。
 
 続いて行われたのは1000m。トップバッターで登場した上水隆生(営1)は、最初の200mで18秒03と、スタート時の加速に苦戦した。スピードに乗り切れず、タイムは1分18秒27で25位。初出場のインカレでポイントを獲得することはかなわなかった。続いて阿部啓吾(営4)が出場。自身が専門種目とする500mでは、納得の滑りができず悔しい思いをした。このままでは終われないと、気合を入れ臨んだ1000m。200m時点で16秒69と良いスタートを切りスピードを掴んだ。最後まで全力で走り切り、タイムは1分11秒20。「順当にいって15位に入れるかどうか」だったという1000mで5位と大健闘を見せた。最後に登場したのは、昨日の1500mで優勝を果たしたエース・中村隼人(営4)。同走の日大の松井大和にわずかにリードされるレース展開であったが、ラスト1周の400mで中村が追い込みをかける。最後のストレートで抜いたかと思われたが、わずかに及ばず。タイムは1分10秒39で3位。2位の松井とは0.03秒の差であっただけに少し悔しさが残ったが、2日連続で表彰台に上がる活躍を見せ、主将としてチームに大きく貢献した。
 
 今日のレースで法大は、合計55ポイントを獲得。昨日、同ポイントで並んでいた専大に23ポイントの差をつけた。本日で個人種目はすべて終了し、残されるのは団体種目の2000mリレーとチームパシュートである。この勢いそのままに勝利をつかめるか。法大のさらなる活躍に期待がかかる。(飯島愛未)

選手コメント

中村隼人 主将

―今日のレースを振り返って
現状今シーズンを振り返ってみれば妥当な順位なんですけど、2位とはコンマ1秒も差がなかったので最後勝ちきれなかったのが正直悔しいです。

―2日連続での表彰台です
学校対抗を照準にやってきてキャプテンとして最低限の仕事はできたかなと。

―同走の松井選手とは激しい争いを展開しました
スタートの時点で相手は500の早い選手だったので、コーナー出口で失格しないかという心配があったんですけど、そこを乗り切ればうまく戦えるかなと思っていたのでイメージ通りの展開ではあったんですけど、最後勝ちきれなかったのは実力不足かなという感じです。

―5人が大会新記録を更新するレースとなりました
リンクの標高が高いですし、風も吹いていたので滑るのか滑らないのかわからない状況だったんですけど、チームメイトの阿部が自己ベストを更新して頑張っていたのを見て自分もすごい熱くなるものがありました。天候に左右される部分もあったんですけど、学校対抗でみんなそれぞれの誇りをもって滑っているというのが、タイムが出た要因だと思います。

―同学年の阿部選手の好走には刺激を受けますか
まさかそんなタイムで滑るとは思ってなかったので(笑)。すごいタイムが出るんじゃないかなとそのときは思ったんですけど、後続の選手達がそんなにいいタイムじゃなかったんで、頑張ったんだなと。

―「主将としての仕事」をテーマにあげていましたが
できたとは大きな声では言えませんが、最低限のことはできたかなと。

―明日の目標と意気込みは
リレーは選手がいないので、上位に食い込んでいくのは苦しいと思うんですけど、うまくバトンを繋いで最高の形でゴールできるように、そしてその後パシュートも控えているのでいい形で繋げるように全力で滑りたいと思います。

阿部啓吾

ー今日のレースを振り返って
自分自身も予想していなかったような順位でとても嬉しいです。

ー良かったところは
昨日の時点で、500mが8位という成績であまり良くない結果に終わってしまったので、今日は自分の全てのものを出し切るという姿勢でレースに臨んだところですかね。また。今回優勝した山田(将也,日大)選手にアドバイスをもらったことですね。

ーそのアドバイスとは
200mから600mの間のラップを25秒台で行けば入賞はできると聞いて、その通りに走りました。あとは風の影響もあって良いレースができました。

ー今日のレースプランは
最初の200は落ち着いて滑って、その後の400はラップを狙って滑って、最後はみんな足に負担がくるので全開で走ってということを意識しました。滑っている時に集中していたことに加えて、中村コーチにも「落ち着いて滑れ、浮かずにしっかり氷を捉えて滑れ」と言われたので、それを忠実に守ることができたレースでした。

ーリンクの状態は
ここのリンクは他のリンクに比べて、コーナーが少し急なので短距離の選手には回りにくいというかスピードが出すぎてしまうので、膨らんでしまうとかバランスを崩してしまうことがあるリンクですね。リンクの状態は良いんですけど、風の影響も大きくて風に煽られて体が浮いてしまうとバランスを崩してしまうので、そういう影響を受けてしまう選手は多かった印象です。

ーけがに関しては
痛み止めを毎朝晩飲んでいて、それでも痛みは感じるんですけど、次の大会まで期間が空くのでここで壊れてもいいというくらい自分の全てを出し切りました。

ー今日でインカレの個人種目は最後でしたが
初日に狙っていた表彰台を逃してしまって、それで勢いにのれない中、隼人が優勝したり10000も健闘してくれて、今日も5000で3人が諦めずに走ってくれいたので4年生として情けないなと思っていました。なのでこのままでは終われないし、自分がやってやるぞという気持ちで滑りましたね。

ー専門種目ではない1000mで5位でしたが
今季の成績でいえば、順当にいって15位にはいれるかどうかというところで、誰からも期待されていなくて、今朝中村コーチに「役立たずだ」くらいの厳しい言葉をかけられましたし、「500で取れていればな」と言われて悔しかったので、名誉挽回という気持ちでいきました。その気持ちが結果に繋がりましたね。

ー他の選手から声をかけられましたか
自己ベストで去年1分12秒7っていうのをエムウエーブで出したのですが、そこからはみんなも予想しない1分11秒20っていうタイムで会場も湧いてくれましたし、応援してくれた人たちも喜んでくれたので自分も嬉しかったです。あとは速いなって言われましたね。

ー明日のリレーの目標は
法政は短距離の選手が揃っているわけではなく、長距離の選手が2人入ってしまうので、日大や専修や高崎健大とか短距離専門の選手が多いチームが多い中で、自分たちの団結力を見せて、バトンもうまく繋げて3位以内を目指したいと思います。

大竹拓三

 ―今日のレースを振り返って
昨日は不調の中でいいレースができたと思っていて、今日も昨日くらいの順位をねらっていました。でも自分の頑張りどころを間違えたというか、あまり良くはなかったですね。体力的にはラスト3周くらいまで力が残っていたので、そこからもう一つギアを上げようかと思ったんですけど、ちょうど上げようと思ったところで風が吹いてしまいました。それで足が動かなくなってしまったので、そこを考えていなかったのがミスだったと思います。

―ペース配分としては
余力を残そうと考えていたのですか 入ってみたら体力が残っていた、という感じで、そこまで残しておこうと考えていたわけではないです。流れでそうなったので、最後に上げようと思っていたんですけど、ちょっとタイミングが合わなかったですね。

―安済選手のタイムとは僅差でした
一緒のカルテットで200m先くらいに見えていたんですよね。最初結構速かったので、安済良いんじゃないかなと思っていました。まあ最後に落ちるというのはいつも通りなのでわかってはいたんですけど、二人でそこそこの良いタイムは出せるかなと。安済も昨日の結果があまり良くなかったので、それを見たら今日は本当に頑張ってくれたんじゃないかなと思います。

―昨日の10000mのレースを振り返って
とりあえず今シーズンは本当に調子が悪くて、苦しんでいる中だったので不安しかなかったです。自分でもよくあそこまで頑張ったなと。今日も朝起きて体がボロボロなっていて、そんな中で自分でも本当によく頑張ったなと思いますね。自分は今まで、調子の悪いシーズンは必ずといっていいほど、大きい大会で走ることができなかったんです。でも今回はあそこまで調子の悪い中で、このインカレという大きい舞台で頑張れました。順位は去年よりだいぶ落ちてしまったんですけど、そこに関しては成長したんじゃないかなと思います。調子が悪いなりにも考えられたので、とりあえずここまでは合格点という事にしておきたいです。

―頑張れた要因は
インカレなので(笑)。やっぱり1500mで隼人先輩が優勝したのを見て、なんというか感動しました。やっぱりインカレは他の大会とは違うんだと気づかせてもらったんで、自分もやらないといけないなと思いました。それが昨日の10000mにはつながりました。

―先輩からアドバイスなどはもらいましたか
それはないです。いつも通りです。あまり気負わないようにと先輩たちも考えてくれて、普段通りにしてくれているんだと思います。

―4年生との最後のインカレになります
自分もインカレは3回目ですけど、やっぱりそれ以上に先輩方はインカレの重みを知っているのだと感じますね。事前の調整だったりとか、大会での頑張りとかを見ていてそう思います。けがとかがあったりして、思うように結果が出ていないと思うんですけど、その中で普段の大会とは違う頑張りを4年生には見せてもらっています。それのおかげで下級生が今頑張れていると思います。態度や成績で引っ張っていってくれていて、尊敬します。

―インカレへ向けた調整は
チームとしてはオリンピック選考会に出た人と、出ていない人がいるので、それぞれ別のメニューを隼人先輩が組んでくれました。自分の競技のことでも頭がいっぱいだと思うんですけど、その中で2パターンのメニューを考えてくれてここまで持ってきてくれたというのは、本当にすごいなと思って、尊敬しています。

―明日へ向けて
リレーは失格がないようにですね。自分は出る中では一番タイムがないので、とりあえず引っ張ってもらって、失格がないようにということだけを心掛けています。あとパシュートは安済も自分もリレーをやった後ですし、(田中)笑太も10000も5000も滑った後で、みんな体がボッロボロの状態で滑ると思います。なのであとは気持ちですね。いつもの練習を信じてやるしかないので。頑張ります。

安済修哉

―今日の滑りを振り返って
昨日ダメだった分今日挽回しようと思って、アップも力が抜けていい感じで滑れたので、5000mもその感じで滑りました。

―昨日の滑りを振り返って
あんまり体が動かなくて、スピードに乗り切る前にレースが終わってしまった感じでした。

―不調の要因は
昨日の朝のアップはそんなに悪くなかったんですけど、それで大丈夫かと思ったらそれっきりになっちゃいました。

―昨年12月の全日本学生からの調整は
そのあとのジャパンカップに出場して、オリンピック選考会は出なかったので、大竹先輩と一緒に長野で練習してました。

―8位の大竹選手と僅差での9位になってしまいました
屋外ベストが出て、風も吹いてくれたので、納得していいのかはわかりません。賞に届かなかったのは悔しいですけど、ポイントは取れたので悔しさ半分納得半分という感じです。

―長距離勢は入賞ラッシュです
ムラがあってもどの大会でもだいたい入賞してくるので、それはすごいと思います。

―1500mでは中村選手が初優勝しました。中村選手の凄さは
大きい大会にピークを合わせて最高のパフォーマンスができているところです。一緒にいられるのもあと少しなんですけど、できるだけ盗んで自分のものにしたいです。

―中村選手はどんな主将ですか
すごく頼りがいがあって練習を引っ張っていってくれる人で、ずっと頼りにしていました。

―明日の2種目、目標と意気込みは
2種目とも表彰台を目指して頑張ります。

上水隆生

 ―今日のレースを振り返って
めちゃくちゃ調子が悪かったです。1000mは最初のスピードが重要なんですけど、全然スタートで加速ができなくてうまくいかなかったです。

―1人での滑走でしたがやりづらさは
あんまり相手とかは意識しないので、そんなに感じなかったです。

―昨日の1500mのレースを振り返って
自分のタイムとしては、外リンクではベストに近いものがでたんですけど、周りの人を見ているとそれ以上に速くてちょっとやばいなと。

―タイムが出やすい良い状態のリンクでした
そうみたいですね。自分は調子が悪くてよくわからなかったです。

―調子が悪いとのことですが
前まで良かったんですけど、今は疲れがたまってきていてあまり良くないです。

―1500mでは中村選手が優勝しました
最後まで足がとまらないのですごいなと思ってみていました。押しただけ進んでいるような感じなので。

―4年生はどんな先輩でしたか
自分は本当にどうしようもない後輩なんですけど、それでも見捨てずにしっかりと細かいところまで面倒を見てくれました。すごい尊敬できる先輩です。

―法大に入学したこの1年の収穫は
高校の時は、あまり技術のこととかよくわからずにやっていました。大学に入ってからは速い選手の滑りとかを見たりしたり、スケーティングのこととか学べることが多かったです。

―これからの自身の課題は
やっぱりスケーティングですね。自分はコーナーがすごい苦手で、いつもそこで減速してしまいます。直線はある程度ましにはなったんですけど、コーナーがまだまだ全然だめです。

―今後の個人の目標は
ジュニアとM競(エムウェーブスピードスケート競技会)が室内リンクでの大会なので、そこに向けてしっかり調整していきたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 0534阿部は苦手の1000mで5位
  • DSC 0622連日の表彰台となった中村
  • DSC 0383安済もポイントを獲得した
  • DSC 0419気迫を振り絞り入賞の大竹
  • DSC 0446田中は今日も長距離勢で一番の成績を残した
  • DSC 0497本職でない出場も良い経験になるはずだ(上水)
  • DSC 04895000mで表彰された大竹(左)と田中
  • DSC 0551声援に応える阿部
 
 
 
 
 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

 1men

定期購読の申込み