水泳
 

【水泳】顔と涙の最終日!第87回日本学生選手権水泳競技大会

第87回日本学生選手権水泳競技大会
2011年9月2日~4日
会場:横浜国際プール

 中央大と中京大に圧倒的な点差をつけられて迎えた、インカレ最終日。“天皇杯奪還”の夢は叶わなくとも、4年生のために、来季のチームのために、法大選手陣は最後まで全力で戦いぬく。千五百㍍自由形には、2010年度日本選手権覇者である東隼平が登場!百㍍背泳ぎでは2選手が決勝進出、個人メドレーは2日連続の表彰台入りなるか。そして八百㍍リレーの結果はいかに?!最後まで 目の離せない大会となった。

最後は笑顔で!

試合結果

予選結果(女子)

種目順位選手名タイム     備考
400㍍個 20位 高畑 えみ 4分55秒72  
  21位 嘉陽 文香 4分56秒31  
100㍍自  5位 神谷 明子 56秒99 決勝 
  37位 村上 栞 59秒20  
 100㍍背 17位 狩野 ひろか 1分04秒05  
800㍍
リレー
12位 国原・神谷
高畑・広瀬
8分26秒56 B決勝

予選結果(男子)

種目順位選手名タイム     備考
400㍍個 4位 内田 裕大 4分21秒81 決勝
  9位 森 洋介 4分23秒53 B決勝
  22位 斎藤 拓之 4分27秒25  
100㍍自 8位 池端 宏文 51秒16 スイムオフの
結果B決勝へ
  14位 生井 義人 51秒30 B決勝
  31位 須田 智博 52秒27  
100㍍背 6位 松原 颯 56秒07 決勝
  7位 深山 元聡

56秒08

 決勝
  24位 小川 将平 57秒67  
200㍍平 13位 山口 大貴 2分15秒47 B決勝
  16位 望月 僚将 2分16秒08 B決勝 
  22位 川畑 祐平 2分18秒37  
400㍍
リレー
6位 小坂・露崎
小林・春日
7分26秒43 決勝

B決勝結果

種目順位選手名タイム     備考
男400㍍個 1位 森  洋介 4分21秒22  
男100㍍自 2位 生井 義人 51秒16  
  7位 池端 宏文 51秒38  
男200㍍平 4位 山口 大貴 2分15秒70  
  8位 望月 僚将 2分16秒68  
 女800㍍
リレー
3位 国原・神谷
高畑・広瀬
54秒35  

決勝結果

種目順位選手名タイム     備考
男1500㍍自 4位 東 隼平 15分18秒29  
男400㍍個 3位 内田 裕 4分19秒79  
男100㍍背 3位 松原 颯 55秒29  
  8位 深山 元聡 56秒17  
男400㍍
リレー
5位 露崎・東
内田・小坂
7分21秒24  

死力を尽くした三日間の激闘

 二百㍍個人メドレーの勢いそのままに、四百㍍でも得点を稼ぎたいところだったが、決勝進出は内田裕大のみにとどまった。レースにすら出られないこともあった昨シーズンを経て、インカレでは二年ぶりとなる決勝。二百㍍を過ぎた時点で日体大の堀畑裕也と藤森太将が抜け出すと、激しい3位争いに。後半型の内田は、三百五十㍍のターンを3位で折り返すと、ラスト五十㍍でさらに加速しそのままフィニッシュ!個人では自身初となる表彰台を勝ち取った!また、この種目のB決勝には森洋介が出場し予選より2秒以上タイムを縮め1位を死守。自己ベストには遠く及ばないものの、勢いのある泳ぎで復調の兆しを見せた。
 百㍍背泳ぎには、二百㍍3位入賞の松原颯とこれがインカレ最後のレースとなる深山元聡の2選手が決勝進出!松原は抜群のリアクションでスタートを切ると、最後は大接戦の中3位でタッチ板を叩いた。深山は予選よりタイムを落とし、8位で大会を締めくくった。
 千五百㍍自由形決勝。昨日の予選を勝ち抜き東隼平が出場したものの、4位という結果に。来季以降も強豪が数多くそろうこの種目だが、次こそは表彰台入りを期待したい。
 大会最後の個人種目となった二百㍍平泳ぎには、決勝進出者こそ出なかったものの、B決勝に主将・望月僚将と山口大貴が出場。初日の百㍍で結果を残せなかった望月は、最後に4年の意地を見せ8位。チームにとっても、彼自身にとっても意味のある1点をもぎ取った。山口は来季以降、チームの平泳ぎ陣を引っ張っていく選手。今大会ではB決勝5位に留まったが、来年は“決勝”で彼の泳ぎを見せてほしい!

届かなかった表彰台

 そしてインカレの最後を飾った八百㍍リレー。各校の声援が響き渡り、異様な空気のなか決勝レースがスタート!一年生ながらトップバッターを任された露崎が8位と出遅れるも、東と内田がなんとか5位まで順位を上げ、勝負は最終泳者・小坂悠真に託された!4年生として、チームのためにも何とか順位をあげたい小坂。決勝出場者32人中3位のタイムで追い上げをはかるも、あと一歩及ばず5位。リレーでメダルを取れなかったのは、2004年80回大会以来7年ぶりと悔しい結果となった。しかし、ギリギリの体力の中最後まで全力で戦い抜いた彼らにはすがすがしい表情が宿っていた。

 シード権獲得ならず…

 女子では唯一、神谷明子が百㍍自由形で決勝に進出!昨年のインカレでは全体19位に終わったこの種目。悔し涙を飲んだあの日から、0.9秒速いタイムで予選を通過すると、飛び切りの笑顔で決勝の舞台へ。決勝では前半で出遅れたものの、ラスト五十㍍で底力を見せ5位入賞!貴重な14点をチームにもたらした。
 最終種目八百㍍リレーは予選・B決勝ともに、国原典子・神谷・高畑えみ・広瀬愛美の4人で泳ぎ切った。B決勝では、国原が昨日のうっぷんを晴らすかのような勢いのある泳ぎで2位で第二泳者・神谷へ。これがこの日4本目のレースだった神谷は、小柄な体で懸命に二百㍍を泳ぎ4位で第三泳者につなぐ。4年生がつないだ“見えない襷”を受け取った高畑は、その期待に応え2位まで順位をあげるも、アンカーの大役を任された広瀬はこわばった表情。それに気づいた神谷が広瀬の耳元でなにか囁くと、吹っ切れたように彼女の顔に笑顔が戻り、いつもの弱気なコメントからは想像もできない、力強い泳ぎを見せた!予選より一つ順位をあげる3位(総合11位)という結果に、神谷と国原は強く抱き合い健闘を称えあった。

新たなスタート 

 男子:3位(306.5点)、女子:11位(93.0点)という結果で幕を閉じたインカレ。男子チームは二年連続の3位に留まったが、総メダル数は昨年より2個増の6個。ベストを更新した選手も多く、来季以降へつながる大会となった。また、中心選手も多く残るため、総合優勝への期待も高まる!女子チームはシード権内から脱落。神谷・国原という大きな支柱を欠いた上に、来季はインカレ前に関東予選を戦い抜かなくてはならない。厳しい戦いが予想されるが、再び“シード権奪還”を目指す。
 聖地・辰巳で開催される、来年のインカレ。会場をオレンジ色に染めるべく、法大は新たなスタートを切る。

選手コメント

内田裕大(四百㍍個人メドレー:3位!)

―個人では3位ということですが
僕実際インターハイも全中も残ったことがなかったので、初めて表彰台に乗って、終わったあと嬉しかったんですが、冷静に考えると三百㍍の時点で守りに入った部分だとか、狙ってたタイムが出せなかったこととか…課題が残りました。あとは、ここまでに8本泳ぐってことはわかってたんで、日体の堀畑選手のように何本もレース重ねてそれでも勝つという、そういった余裕が自分にもほしいです。
―新しい目標は見つかりましたか
個人的な目標なんですが、まだ遠いですけど来年、オリンピックももちろん狙っていきたいです。あとは時期主将なので、この悔しい思いを2年間してるので最後はほんとに勝ちたいですね。勝ちにいくチーム作りっていうのは2年間勉強させてもらったので、それを糧に新チームではしっかり強いチームを築き上げたいなと。
―今年のチームは
今年は4年生がおとなしい人ばっかりだったんですけど、そのなかでも内に秘めたものはあったし、それは僕らも分かってたので、すごいやりやすくしてくれてその分勝たせてあげたかったです。指導係などもしてくれて、色々と成長させてくれた学年でもあるし、学年の色としては僕らも見習わないといけないなっていうのは感じました。
―望月さんはどんな主将でしたか
すごく優しくて、自分ではいつも「水泳の面では足りないから他の部分で」っていうのはいつも言ってくれてたんですけど、そんなことなくて、色んな面で尊敬できたし、リーダーシップは自分はないとかも言ってましたけどそんなこと感じなかったです。望月キャプテンのもと、大差で勝てなかったことは、しかも1日目から正直諦めるざるをえない…でも諦めるってことは僕は最後の8継までしたくなかったので…でも戦えないっていうのが印象だったので悔しかったです。
―法大が他の大学と違うところは
みんな楽しんでいるところです。
僕らの場合は、一番はやっぱりオンとオフの切り替えなので、僕らは楽しむ時は楽しんでやるときはやる。それが僕らのカラーだと思うので、そのカラー自体は変えないように、強いチームにしていきたいなと思います。

松原颯(百㍍背泳ぎ:3位!)

―レース終えて
昨日のリレーの百㍍でいいタイムが出たので、個人は最後の種目だったんで、そのタイムを越えて、いい1日で終われるようにと思って泳ぎました。
―昨日2年生内で松原さんからお話があったと聞いたんですが
2年生の結果がよくなかったので…。僕がえらそうに言っちゃったんですけど、引っ張っていくっていう形でちょっと色々しました。みんな力を持ってるんで、力を出しきれなかったっていうのが残念だったんですけど。また来年しっかりできるように全員でがんばりたいと思います。
―上級生になりますが
引っ張っていくのは4年生なので着いていくんですけど、僕たちもサポートしながらチームを引っ張っていけるようにがんばりたいと思います。
―4年生への思い
僕は、寮でキャプテンと部屋が一緒だったんですけど、すごいお世話になりました。もちろん他の4年生にも。最後はしっかり笑って終わりたいです。

深山元聡選手(百㍍背泳ぎ:8位) 

-今日の決勝を振り返って
インカレ最後のレースでベストを出したかったんですけど、予選よりもタイムを落としてしまって残念でした。ラストがもたなかったのですが、全力は出し切れたので満足はしています。
-4年間やってきてこの種目の魅力はなんですか
努力した分だけ、結果が付いてくるものだと思うので、努力次第で実力が付いてくると思います。
-法政大学水泳部はどんな存在でしたか
インカレでは総合優勝も経験できて、みんなで努力をして来たからこそ出来たことだと思うし、みんな頼りない自分についてきてくれてとても感謝しています。
-同じ種目の松原颯選手に向けて
後輩なのに自分よりも結果をだしているなかでついてきてくれた。これからはチームの中心選手になってチームを引っ張っていってくれると期待しています。
-後輩へのメッセージ
本当に頼りない自分についてきてくれて、とても感謝しています。彼らには頑張ってほしいです。

小坂悠真選手(2日目・二百㍍個人メドレー:2位 

-ユニバの結果について率直な感想を
メダルを取れたことは、まあ良かったと思うのですが、まだ物足りないという感じです。メダルももっと上を狙えると思っていただけに残念な部分もありますね。
-ユニバでなにか収穫はありましたか
安定してタイムを出せるようになった事が収穫ですね。安定してタイムを出すことは難しいことだし、そこは強みになりました。でも、平泳ぎ、バッタ、バックからのターンが苦手でそこを修正していきたいですし、細かい修正点を挙げればきりがないのですが、そういった細かい部分も練習していかないといけないと感じました。
-外国人選手との差は感じましたか
海外の試合には何度か出ているので、特に差は感じないです。ただ、体が大きいなと感じるくらいで、技術的に差は全然ないと思います。
-ロンドンに向けての視界はどうですか
色々と課題や修正点はありますが、良いと思います。ジャパンオープンで優勝した事で自信にもなったし、練習次第ではもっと上にいけると感じました。ただ、高校生など若い選手が出てきているので、ラストチャンスくらいの気持ちで臨みます。
-自信のほどは
自信はあります。それには、練習が不可欠ですけど、まだまだやれる自信はあります

 

フォトギャラリー

  • 31最後は笑顔で!
  • 32森の来季の爆発に期待!
  • 33自身初の表彰台に笑顔の内田
  • 34引き締まった表情の深山
  • 35松原は今大会2つ目のメダル
  • 36主将・望月、敢闘の泳ぎ!
  • 37全力で戦い抜いた女子チーム
  • 38応援席も3日間一緒に戦った
 

 

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