水泳
 

【水泳】大会1日目レポート JAPAN SWIM 2012(ロンドン五輪代表選考会)

第88回日本選手権水泳競技大会 競泳競技 兼 第30回オリンピック競技大会代表選手選考会
2012年4月2日~8日
会場:東京辰巳国際水泳場

ロンドンオリンピック代表をかけた戦いの火蓋がついに切って落とされた。初日の見所はなんといっても主将の内田を始め、有力選手が揃う男女個人メドレー。2月に行われた短水路で表彰台入りの東も400m自由形に登場し、スタートダッシュをかける。

個人メドレー4位の森

試合結果

予選結果(女子)

種目順位選手名タイム     備考
 100㍍バ 19位 岡田 愛  1分01秒19  
 400㍍個メ 35位 高畑 えみ  4分54秒65  
  39位 嘉陽 文香  4分55秒47  
 400㍍自 34位 木屋川内 万穂  4分23秒21  

予選結果(男子)

種目順位選手名タイム備考
400㍍個メ  5位 森 洋介  4分17秒97 決勝
  7位 内田 裕大  4分18秒93  決勝
  26位 斎藤 拓之  4分26秒20  
400㍍自  5位 東 隼平  3分52秒60  決勝
  15位 露崎 真基 3分55秒07  
  27位 池田 翔 3分57秒42  
  42位  春日 祐太 4分01秒84  

決勝結果

種目順位選手名タイム     備考
男400㍍個メ  4位 森 洋介  4分17秒43  
  8位 内田 裕大  4分23秒26  
 男400㍍自 7位 東 隼平  3分53秒19  

予選

 4年に一度の戦いが幕を開けた。まず行われたのは男子400mメドレー。内田裕大(経4)、森洋介(経3)、斎藤拓之(人3)が出場。この春のアメリカ合宿でいい練習が積めた様子の斎藤だが、まだレースに成果を表すことができず予選敗退。言葉の端々に悔しさがにじんだ。また、同じ組でのレースとなった内田と森は共に決勝進出。内田はベストを叩き出し好調ぶりをアピールした。

 男子400m自由形には東隼平(経2)、露崎真基(経2)、池田翔(経3)、春日祐太(経4)ら4人の出場。前半抑え、後半上げる展開を狙った露崎は思うようなレース運びができずに予選敗退。池田は日高(中京大)、宮本(鹿屋体育大)というハイレベルな選手に挟まれてのレース。遅れることは想定内であったが「あまりいいレースができなかった」と振り返った。今年最上級生となった春日は納得のいく泳ぎとはならなかったが本命の1500に向け意気込んだ。決勝進出は東のみとなったが、3人ともまだ1500mが控えており、こちらに期待したい。

 女子は100mバタフライに岡田愛(人4)が出場。後半追い上げ19位に入るが惜しくも予選敗退。個人メドレーの嘉陽は上がり調子であっただけに思うようなタイムが出ず、メンタル面の弱さを課題として上げた。同種目の高畑はレース前のハプニングによるアップ不足が響いた。しかし気持はすでにメインの200m個人メドレーに向いている。また新入生の木屋川内は出場したのは女子400m自由型。ジュニアオリンピックがつい先日終わったばかりで疲れもある中、力強い泳ぎを見せた。

 決勝

  法大から内田、森の二人が出場となった400m個人メドレー決勝。ファイナリスト全員が大学生以下というフレッシュな顔ぶれがそろった。1コースの内田は序盤の遅れが響き、持ち味のラスト100mの自由形でも上げきれずメインの種目で8位という悔しい結果に。翌日の200m自由形に気持を切り換える。隣のコースとなった森は得意のバタフライで果敢に攻めトップで100mを通過。「まだまだある」と切れかけた気持ちを奮い立たせると中盤上げてきた他選手らにのまれた後も粘り、最後の自由形で追い上げをかける。結果は4位だが3位とは約5秒の大差に。トップ3が五輪派遣標準を切るダントツの強さを見せつけた。

 400m自由形に出場した東は前半いつものように説教的なレースを展開しようとするも250mあたりから思うように伸びず空回り。「ストローク数がいつもより少し多くて、水がかかる感じがしなかった」と話す。力を入れて取り組んでいた400mの残念な結果に無念の表情を浮かべた。残す200m自由形、1500m自由形で再起を図る。

選手コメント

森洋介(男400個メ:4位)

―予選、決勝振り返って

もっと出ると思ったんですけど、こんなもんなんですかね。ちょっと攻めて派遣標準のCは切りたかったので16秒7くらいですかね、1秒…0.5~7くらい足りなかったんで、ま、2個メもあるので2バタはちょっとその2個メのための調整って感じで出るのでそんなに上げるつもりはないんですけど、2個メを僕はメインでやってきたので。あと5日間の中で調整しっかりして、また上げていきたいなと思います。4個メより。

―今日も最初から得意のバタフライは飛ばしていましたね

僕の持ち味なんで、バッタからいくの。まあでもたぶんもっと抜け出せてもよかったかなと思いますけどね。まだまだですね、その辺は。インカレまでにしっかり調整したいと思います。

―自由形でも最後追い上げましたが

もっと上がるはずだったんですけど、ちょっと最後浮きましたね!バッタの後半泳いでる時点で、ああこれきついなってのがあって、でもだいぶ気持ち的にも成長したというか、いつもそこで今までだったらきついきついきついで下がってたんですけど、まだ、まだまだあるって自分で言い聞かせて、また戻していくというか立て直していけたので、それはよかったのかなと思います。気持を切らさず泳げたってことですかね。

―そういった泳ぎができるようになったきっかけは

どうですかね、去年の今頃これ出てないのでちょうどやめたいっていう風に言ってた時期で、コーチももちろん八塚監督や法政の選手のみんな、先輩とか後輩にはほんとにチームに迷惑かけて。まあそこから、このチームでやってくって決めたので、高校まではよくて、法政に入学して、でも大学入ってから結果も出せてないしチームに貢献してなくて不発に終わっているので、どうにか今年こそは優勝取りに行くってことで。僕も3年生になったのであとは4年生を支えて1、2年を引っ張るって立場にもなるのでしっかりしていかいとなっていう責任感も僕の中であったり、それで後輩に示しのつくような行動をしようってことで、気持ちも持たせてるというか、気持ちをそこから上げてったってことですかね。

―予選から決勝で修正した点などはありますか

いやもう特にないです。久々のレースだったので。インカレから長水路は泳いでいなくて、ずっと腰も痛くてケガとかもあったんですけど。年明けからも六大も出てないですし、東京都選手権も出てないので、半年ぶりだったので、楽しんで自分の中でも泳いでたって感じなので予選から全力で行って、決勝もどれだけ上がるかって試して泳いだっていうか、本当に自分のことを楽しみにして泳いだっていう形の大会だったので、決勝に向けてどうとかよりも久々のレースだから楽しもうって感覚で泳げたことですかね。もちろん代表も狙えるんだったら、というか狙ってましたし、意識もそこにはありますけど、一番は楽しむというのがメインで泳ぎました。

―この4位という結果はご自身としてはどういう風にとらえているのでしょうか

3番との差も多いし2番との差も7秒もあるわけだから僕はそんなに悔しいとは思いませんけど、そこはもし僕が3番で10秒台だったら、0.2、3で負けたっていうんだったら悔しいでしょうけど全然もう足元にも及ばなかったのでそんなに悔しいっていうのはないですね。まだ2個メもありますし、これで全部終わるってわけでもないし、インカレもありますし、来年もあるので僕はそんなに重くはとらえないです。

内田裕大(男400個メ:8位)

―初日いきなりメインの種目でしたが、予選決勝と振り返っていかがでしたか

予選いけると思って、まあベストですけど全然だめで、決勝は正直この有様だったので何もいえないです。

―決勝はどういった部分に気をつけて泳ぎましたか

予選でいつもより前半よかったので、そこ意識しつつ、遅かった部分は修正していこうと思ったんですけど、うまくいかなかったですね。

―最近の調子はいかがでしたか

試合なかったのでわかんなかったんですけど、予選の時点でベスト出たのでよかったんじゃないかなと思いますね。

―今日は緊張などもあったのでしょうか

自分ではしてないと思ったんですけど、周りからは結構してるんじゃないかって言われたので、してたんですかね。あんまり自分では意識してないんですけど。

―アメリカに合宿に行かれたということですが

いろいろ水泳以外の面も成長できたし、最高学年なので就活もあるんですけど、犠牲にしていってるので、水泳しっかり仕上げました。

―明日は200m自由形が控えていますが意気込みをお願いします

決勝こんな感じだったので、ちょっとしっかり切り替えて2フリ頑張ろうかなと思います。

斉藤拓之(男400個メ:予選26位)

―今日のレースを振り返って

結構タイムが出ると思ってたんで、ちょっと悔しいですね。

4年に1回の選考会なので、普段より気持ちは試合に向けた気持ちは強かったんですけど、自分の今までやってきたことを120%出せるようにって思って、レース臨んだんですけど、ちょっと思い通りの結果が出なくて…。

―冬場合宿に行かれたと思いますがどういった点を強化しましたか

やっぱり基礎体力の向上と、とにかく技術力を高めにいったので、自分でも思うような練習ができていて自信にはなったんですけどまだちょっとレースに繋げることができないので、今度からはそこを重点的に、レースをイメージした練習がいつでもできるようにしていきたいと思います。

―秋から所属が法政に変わりましたが

自分の中で今一つ殻をやぶれない部分があったので、環境を変えて気持ちも変えて。チームでやるのでいいところも悪いところもあるんですけど、そういうところに自分の身を置いて少しでも成長できたらなと思って。

―次のレースに向けて一言

自分の100%の力が今全然出せてないので、100%のパフォーマンスができることだけを考えてレースに臨みたいと思います。

東隼平(男400自:8位)

―いよいよ五輪選考会始まりましたが、今回どういう気持ちで臨みましたか

いやもうベストは出したいと思って臨んだんですけど、こういう悲惨な結果に終わってとても悔しいです。

―予選、決勝と振り返って

いやー、決勝空回りしちゃいましたね。決勝に向けて整えるべきところが逆に悪くしてしまったので。予選から泳ぎがあまりよくなかったので、決勝修正しようと思ったんですけど、ストローク数がいつもより少し多くて、水がかかる感じがしなかったので、その部分を改善しようと思ったんですけど、このような形で終わってしまったので、とても残念です。

―短水路後はどういう風に調整してきましたか

もう気持ち入れなおして頑張ろうと思ったんですけど、なかなか2月の合宿の時みたいにはなかなか体が動いてくれなくて、そういうところにも原因があるのかなと思います。

―ではあまり調子はよくなかったということでしょうか

そうですね。短水路のあとは一回調子落としてしまって、いい練習できないまま終わっちゃったので。

―最後に明日の2フリに向けて一言お願いします

気持ち切り替えて、残りの2フリと1500はしっかり出るように、集中して頑張りたいと思います。

―次のレースに向けて

次は春の六大学があるので、チーム対抗戦にもなってきますし、チームで戦う初めての試合なので頑張りたいなって思います。

 木屋川内万穂 (女400自:34位)

―今日のレース振り返って

今日はJO(ジュニアオリンピック)が数日前までやってて、その疲れも残ってる中での今日で、調整も久しぶりっていうこともあったのでタイムが予想できなかったんですけども、でもやっぱそれにしてもちょっとベストよりだいぶかかってしまったので、納得のいく結果ではないですね。

―法政として出場する初めてのレースでしたがどんな気持ちで臨みましたか

そうですねやっぱ初めてということもあって、しっかりとタイムを出して結果を残したいという気持ちもあったんですけど、やっぱそれに繋がらなかったので、これからタイムを出して行かなきゃいけないなと思います。

―練習はもう大学でやっているのでしょうか

はい。

―法政の雰囲気はいかがですか

法政は入学する前からもそうだったんですけど、雰囲気がすごく好きで魅力的で入りたいっていうのもあったんで、今は初日で人数も少ないんですけど、いい形では来てると思います。

―同期のみなさんの印象はいかがですか

まだそんなに集まって何かするということはないんであれなんですけど、人数も多いので雰囲気よくやっていけたらいいなと思います。

―では次の六大学に向けて一言意気込みを

六大は対抗戦でもあるので自分が活躍していいところまで行けるように頑張りたいと思います。

 

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